はじめに・ご挨拶

長崎県対馬。四方が海に囲まれ、9割が深い森に覆わる、原始林が残る島には、ここでしか味わえない自然の恵みがあります。それが滋養強壮に優れた対馬ニホンミツバチの蜂蜜です。その秘密は、対馬ならではの「蜂洞(はちどう)」と呼ばれる養蜂箱。一般的な養蜂箱は人工的な巣を用意しますが、「蜂洞」は、丸太をくりぬいただけ。蜂たちが自然に巣を作るのを待ちます。海に囲まれた対馬には、一般的な養蜂で使うセイヨウミツバチは繁殖せず、昔ながらのニホンミツバチしかいません。彼らは警戒心が強く、人工的な養蜂箱には寄り付きにくいのです。ニホンミツバチはいろいろな花の蜜をためてくるため、対馬では「百花蜜」(ひゃっかみつ)とも呼ばれます。この貴重なものを守るため皆様に保護の一翼を担ってもらいたくこのプロジェクトを立ち上げました。


このプロジェクトで実現したいこと

セイヨウミツバチの養蜂場と違い対馬では昔から山中や軒先の自然の中に巣箱(蜂洞)を設置しニホンミツバチが自然に住み着くのを待って蜂蜜の採取を行っています。ニホンミツバチは、すこしずつしか蜜を集めないので、人間が蜜をとるタイミングは一年に一回だけです。
一年を通して野山のいろいろな花から蜜を集めてきて、そのブレンド蜜を私たちは味わっているのです。単花蜜に対して、ニホンミツバチの蜜は「百花蜜」と呼ばれ、とっても貴重で高価な蜂蜜です。

現在、200本余りある巣箱も老朽化し、使えないものが多くあり、その他にもニホンミツバチの天敵である外来種のツマアカスズメバチや国内のオオスズメバチなどからも守ってあげ、絶滅寸前の日本ミツバチを守り、昔から薬として食してきたハチミツを安定的に提供してゆきたい。

その為にもぜひ皆様のご協力をいただき日本固有の在来種であるニホンミツバチを守る手伝いをお願いいたします。 


これまでの活動

ニホンミツバチは滋養強壮に良い「百花蜜」と呼ばれる蜂蜜を与えてくれました。孤島で陸から遠い対馬では薬の代わりに長年重宝され蜂と共に暮らし、先祖代々受け継がれた蜂洞を修理清掃し守ってまいりま蜂洞と呼ばれる日本ミツバチの巣箱は西洋ミツバチの巣箱と違い、1本1本丸太をくり抜いた手作りのものを使用します。
本来、自然下では主に樹木の洞に巣を作る日本ミツバチの習性を利用します。
蜂洞はそうした彼ら好みの環境を人工的に再現することで、管理しやすい環境へ誘致、営巣させる装置なのです。
そもそも蜂洞にニホンミツバチが入るかどうかは最終的に蜂まかせな部分も大きいので、設置場所やその年の気候によっては蜂が寄りつかないものも多少なり出てくるものらしい。しかし、ガラガラな蜂洞が増えてきているこれは対馬産ニホンミツバチに蔓延するある病気が原因となっているのだそうだ。
「サックブルード病」というウィルス性の伝染病である。
これが一つの巣で発症すると、その巣を壊滅に追いやりつつ近隣の巣へと次々に感染していく。
これを防ぐために新しい蜂洞の設置や管理を行い日本ミツバチを守ってきました。

ところがさらに追い打ちをかけ近年、ニホンミツバチの生息を脅かす“外敵”ツマアカスズメバチ が現れ、対馬市などが駆除に乗り出す騒ぎになってきました。。
これまで、対馬市内において環境省、長崎県、対馬市や有志により、本種の分布域のモニタ リング、防除手法の試験、巣の撤去等の緊急対策を行い分布拡大の抑制に努めてまいりました。
このようにニホンミツバチを病気や外敵から守り絶滅の救い続けてまいりました。


資金の使い道

資金の用途として日本ミツバチの生態を守るために以下のことを行ってゆきます。

1、巣箱の作成
  巣箱は対馬独特の蜂洞と呼ばれる丸太のくり抜きで作成します。
  老朽化したものを交換するために新たな蜂洞を作成いたします。
  1体約6,000円230体作成      1,380,000円

2、設置場所の整備         
        400,000円

3、台石、屋根等の設置費
        650,000円

4、外敵駆除
        670,000円

5、その他
        100,000円

 合計
      3,200,000円


リターンについて

日本で売られている蜂蜜の全流通量の1%である貴重な対馬産天然無添加蜂蜜、対馬の銘菓かすまき、

ニホンミツバチの蜂蜜で作った焼き菓子などを用意させていただきました。
蜂蜜に関しては完全に天然物の為収穫が年に一度しかなく10月に採取したものを11月初旬からのお届けとなります。
おいしくて滋養に良い天然無添加ニホンミツバチの『百花蜂蜜』を楽しみにお待ちください。


実施スケジュール

3月より  資材の確保及び巣箱の作成
      設置場所の草刈り及び整地の実施(台石の設置作業)

4月    完成した巣箱の設置及び管理
      外敵駆除用の罠の設置

5~9月  巣箱周りの手入れ清掃等

9月後半~11月   蜂蜜の収穫及び出荷の作業


最後に

私たちは古来より受け継がれた養蜂方法でニホンミツバチを育てると共に貴重な文化や食品が失われないよう努力し対馬の大自然の恵みとともに生きております。
この貴重なものを守るためのご協力をぜひお願いいたします。

対馬は福岡より飛行機で30分程で来ることができ、自然豊かな土地になっております。

養蜂探索ツアーなどもありますので機会がありましたら一度訪れてみてください。

貴重なお時間本プロジェクトをご覧いただきありがとうございました。


<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/05/04 09:30

    皆さんからの協力で作成した蜂洞です。一本一本手作りで作成します。なかなか立派な作りでしょ。ニホンミツバチが沢山住み着いて美味しいハチミツを取らせてくれます。是非頼みにしていて下さい。

  • 2021/05/04 09:00

    天敵の巣がないことが確認されたら今度は新しい巣を作らせないように蜂洞設置場所の周辺の刈払いと清掃になります。皆んな総出で蜂洞の周りを綺麗にしました。

  • 2021/05/02 23:00

    4月中旬ニホンミツバチの天敵である外来種の「ツマアカスズメバチ」がすお作っていないかの確認の見回りを行いました。大きな巣はできていませんでした。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください