僕は【Gジャン】が嫌いだった


着丈が短く、太い袖、広すぎる肩幅…

何処をとってもアンバランスで…

メジャーブランド

高級メゾン

ヴィンテージブランド

どこもかしこも。


何より着心地が良いGジャンにはお目にかかった事がない。

Gジャンってそう言う物でしょう?

と言わんばかりだ。


でも。

アイテムとしては持っていたい。


だからこれを造りました。

同じ様に思っている方も多いはず。

Gジャンなんて買った事ないわ。

そんな方に是非着て頂きたい。


¥27,500〈48/ショール〉


永遠のスタンダードであるが故に進化が止まったGジャン


Gジャン嫌いだった僕が

嫌だった箇所を全て見直し

全く新しい価値観を持つGジャンを造りました。



きっと、この着心地は経験した事がない。



毎日着てしまう使い慣れた道具の様な服


がコンセプトの

【chairmade】と【union nade】を

展開する僕は、

元・テキスタイルプランナーであり

現・縫製所工場長


このGジャンは双方の経験から導き出した至高のアイテム。


縫製風景


【何をおいても窮屈なのが嫌…】

【どうして中途半端に肩幅広いの…】

【袖だけ異様に太くない?…】

【着丈…短いよ…】


ラグラン袖を採用する事で、

格段に向上した腕の可動域と

前後の脇切り替えを無くす事で

着用時のストレスを軽減。

身頃・袖共に程よいシェイプながら

ゆとりがあります。



前後一体化した身頃が
不要なゴワつきをなくし
軽やかな着心地を生み出しています

背中心はセルビッチ
左右を折り込まず叩き合わせる事で
軽やかで違和感のない着心地を実現。
セルビッチがポイントにもなっています


〈工場の本音①〉
脇に切り替えがない…
縫う箇所が減ると考えがちですが、
縫う側としては縫い難くて仕方がない。
通常、小さい物から組んで行くのが、
最初から大きい身頃を取り廻す必要が出る。
1番の難所が背中心。
ただでさえ難しい乗せ継ぎを袖の付いた状態で縫い合わせ。
均一な幅で縫うには修練が必要です。



更に装飾として扱われがちなフロントプリーツを

最も効果的に機能する様にモディファイ。

フロントボタンを閉じていても、両腕を広げた際に

プリーツがアコーディオン状に開き足りない運動量をカバーします。


センタープリーツがアコーディオン状に
広がり、運動量を補います


《工場の本音②》
アコーディオン状に開く…なんてとても面倒。
可能なら既存のデザインに倣い、

ミシンで簡単に2本を留めてしまいたい。
断然早いし、リベット代もばかにならない。

何よりリベットを打つ位置は1点づつ違うため
縫製途中でやりたい工程なのに、
完成しなければ位置も決められず。
手間ばかりが掛かる。



袖にも秘密が…

切り替える全てのパーツは前身側が短く後身側が長くなっています。

人体の構造と可動頻度を熟慮し、肩・肘が動き易い様に

立体構造になっています。


左袖のパターン
右が外側・左が後ろ内側
脇下(中央)の切り替えは外側が短く
後の切り替えは外側が長い
自然な立体構造になる所以です

《工場の本音③》
Gジャンの型紙は前後同寸が基本。
巻縫いやインターロックを使用するため
前後差があっては縫えない。
この型紙は全て前後差が2センチ。
非常識な程の≪イセコミ≫が入る。
こんな13オンス、しかも糊の付いた生地で
均一にイセコミするのは至難の業。
1箇所だけでも3工程余分に掛かる。
普通なら断るか、散々文句を言うか、
型紙を変えさせるか、
3倍工賃をもらうか…だ。
この製品は仕方なく最後ので折れた。


《CAMPFIRE限定版》

今回は特別バージョンを限定40着

¥30,000にてご用意しました。


¥30,000《CAMPFIRE限定版》
〈48/ショール〉
レギュラー衿タイプも選択出来ます


希少な岡山産セルビッチデニム

と言っても大半は流通している物。

¥27,500リターンに使用しているのも

流通している生地。 (その中では最高峰)

限定版に使用する生地は

流通ラインナップにならなかったテスト反。

今後、流通する事のないであろう希少性の高い生地。

40着制作したら終了です。 

ビンテージ感あふれる緑味のインディゴと

流通版とは異なる逆配色のセルビッチ。

とても味のある良質な13.5ozです。(諸々テストしましたが品質には問題ありません)



【特別には特別を】

このリターン製品については、個々の希少性を高めるため

ステッチ幅を固定せず、自由に縫製しています。

お選び頂く各オプションと1点づつ異なる縫製で

文字通りの【一生モノの1点モノ】です。


縫製強度を損なわない様に
注意しながら1着づつ自由に縫います


《工場の本音④》

均一で安定した製品を心掛ける国内縫製工場において、
「適当に…イイ感じで…」は禁句。
クオリティの安定を妨げる縫製法はしない。
【自由に】なんて言語道断。
品質・強度を維持しながら1点づつ変えるのは
成熟したスタッフでも難しい。



以上

【生地】【型紙】【縫製】それぞれに

拘りがふんだんに詰まったこのGジャンを

是非皆様にお届けしたい。


きっと、手にした方に寄り添う【使い慣れた道具】となると思います
これ以上ない程の技術を集約しています。この機会に是非。



ただひとつ

このGジャンに袖を通すとほかのGジャンはもう着られない
本当に着られない。僕がそうだから。




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