みなさんこんにちは!
横浜関内は馬車道にあるシェアオフィス・コワーキングスペース「mass×mass」を運営する森川と申します。

まずはこちらのページに目を止めていただいて、ありがとうございます!

マスマスは横浜・関内で地域とつながるシェアオフィス」「チャレンジする人を応援する」をブランドコンセプトに今年で10周年をむかえるコミュニティプラットフォームです。

昨年春から私たちの暮らしを根本から変えてしまうCovid-19の蔓延の中で、現時点でもまだまだ不安な状況が続いています。“働き方”“暮らし方”が大きく変化しているのを肌で感じる中、少しでも前を向いたりポジティブになれる“場”と”きっかけ”を作れないか?

10年間、コワーキングスペースを運営しさまざまな起業家と出会い、場づくりをしてきた私たちだからできる新しい機能を実装したいと思いプロジェクトを企画しました。


ここ横浜・馬車道に
私たちの生き方・働き方を考える《LOCAL BOOK STORE》をつくりたい。


主な機能は3つあります。

1つ目は、1棚1オーナー制度のみんなが本を持ち寄り、みんなで運営する本屋&図書館。
2つ目に、ローカルクリエイターのプロダクトを紹介・販売もできるPOPUP SHOP
最後に、ドロップインで訪れた人や入居起業家同士、気軽に会話が生まれるTEA BAR。


クラウドファンディングの目的はこのプロジェクトを通じて、みなさまからのご支援をいただきながら、横浜や全国の仲間とつながること。

ぜひ一緒にこの“場”づくりにご参加いただけたら嬉しいです。ご支援何卒よろしくお願い致します!


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目次

01 チャレンジを応援するプラットフォームとしての10年

02 あたらしい生き方・価値観と出会う場所

03 個のバイブスをサポートするコミュニティとは?

04 3つの機能で、これからの時代の生き方・働き方を考えるよう

05   「デザインの力をローカルに」つくり手たちが集う、マッチング拠点

06   最後にひとこと

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マスマスは1Fのコワーキングスペース・2Fのシェアオフィスの空間に、現在約90社の方々にご入居いただいている、コミュニティプラットフォームです。

1Fに併設されているワークショップスタジオではたくさんの“学び”のプログラムが実施されてきました。

“ソーシャルビジネス”という、地域や社会の課題をビジネスの手法で解決する起業家を生み出すための場として、ここで学び、ここからビジネスをスタートさせた方も多いかもしれません。

僕自身も、マスマスで実施されたiSB公共未来塾を通じてこの場と出会ったひとりです。


この10年で「社会的な」「持続可能な」といったキーワードを掲げてビジネスを展開する方々が本当に増え、多くの起業家が活躍しています。東日本大震災を経て、それぞれの世代がより良い社会のためにどうしたらいいのか?考えはじめ、少しずつ社会も変化しはじめているのを感じます。


そして、昨年のコロナによりその変化が一気に加速しています。

これからの時代、私たちの生き方・働き方はどう変化していくのか?


これからは起業家というカテゴリだけではなく、フリーランスや副業&兼業を実践する新しい働き方、セカンドキャリアを歩み始めたシニア世代、学生など、
全ての世代が混ざり合い、学び合い楽しみながらチャレンジできる街が、豊かな街になる。

そのためのきっかけを生み出すSHOPを作りたいと思います。




マスマスに入居していただいている方々の多くは個人事業主や起業家。職種もデザイナー、エンジニアやクリエイターまで。本当にさまざまなキャリアの方々ばかりです。

特に、ここ数年は数枚の名刺を持つような“パラレル”なキャリアを持つ方々も多く、スタッフの僕らでも驚いてしまうほど。中には長野と横浜の両方で拠点を持ちながら二拠点居住をする方も。

地元の廃業予定の駄菓子屋を引き継いで、町田の団地の中で子どもたちに囲まれながら設計事務所&駄菓子屋を運営する人、マスマスを通じてシェアオフィス&コワーキングの魅力に触れて、神奈川県の二宮町でコワーキングスペースを立ち上げる人。

マスマスと出会ったことで、人生が大きく変化した方もたくさんいらっしゃいます。

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※こちらのプロジェクトレポートで、マスマスを通じて新しいチャレンジに挑戦しているみなさんなどを随時ご紹介予定です!

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入居者の皆さんがよく言われるのが、

“こんなに多様な生き方・働き方をする人たちと、出会えたことが本当によかった。
自分ももっと自由に、やりたいと思ったことはひとまずチャレンジしたい。”
というもの。

まずはトライしてみて、そのチャレンジが得た気づきを次のチャレンジに活かす。
そしてそれぞれのチャレンジを、コミュニティ全体でサポートし合う。


そんなカルチャーがある場所です。


▲写真は横浜の水源林である丹沢・山北町の間伐材を使ったシェアオフィス「TENTO」。今回は元々2FにあったTENTOを1Fに移動させる改装も一緒に行います。


この“場”が持つカルチャーを、さらに多くの方に感じてもらいたい。
今回のプロジェクトはこのカルチャーをさらに拡張するために企画しました。




コワーキングの運営を通じて、様々な生き方や暮らし方と出会えた10年でした。

特に2015年から続けてきた毎月第一金曜日に開催してきたマスマスカフェを通じて、本当にたくさんの方々と出会い、対話の時間をご一緒してきました。

▲マスマスカフェの様子。とにかく、毎回テーマも変われば、集う人も変わる。ローカルから働き方、デザインまで。時代の今を少しでも解像度高く感じれるナイトイベント。


これまでに、あたらしい価値観やサービスを創り出す起業家や、
ローカルで活躍する若手経営者やクリエイター、
難民支援のNPOの取り組みや徳島の小さな町のブリュワリーが立ち上がった経緯など、

全58回、ご登壇いただいたゲストの方々も総勢102名、参加いただいたお客様の数は約2,000名以上。

本当にたくさんのみなさまにマスマスに足を運んでいただけました。
コロナ禍だからこそ、あの時間の貴重さを改めて感じています。

このマスマスカフェがあったからこそ、
全国のローカルの皆さんと共に語り、
時には出かけてい行き、その町の魅力や歴史に触れ、
本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。

現在トークイベントは、コロナ禍のためオンライン配信でのイベントに切り替えつつ、
今現在も不定期ながら継続しています。


>ローカルにどんなコミュニティがあると嬉しいのか?


少し自分の話をさせてください。

2009年の時に白血病を経験し、生き方や働き方について一度リセットする経験をしました。そして、先の見えない闘病中に「そもそも、自分はどう生きたかったのか?本当はどんな暮らしがしたいのか?」を、じっくり考える機会になりました。


その後、漠然とした未来への不安を抱えながら、できることを1つ1つやってみようと地元横浜に戻り独立を決めた時、同じタイミングがマスマスが立ち上がり、ホームページをつくる手伝いしたことが、最初の関わりです。

“人間が変わるには3つの方法しかない。
一つは時間配分を変える、
二番目は住む場所を変える、
三番目は付き合う人を変える。”


という言葉がありますが、

まさに、当時の僕はマスマスを通じてあらたなコミュニティと出会い、
新たなリスタートを切ることができました。


このコミュニティでは、自分がやりたいことを口に出せる。恥ずかしいと思うことも全然ない。
なんなら、そのやりたいことに対して、えっそれだけ!? それじゃあ、地域や社会は全然良くならないじゃん。せこって声が聞こえてくるほど。


▲マスマスカフェの後半はだいたいこんな感じに。定期的に、今考えていること・これからやりたいこと・最近の振り返りができること。それがコミュニティの醍醐味。


個のやりたいことは尊重しながら、その意味や価値について議論する。
意見をぶつけ合いながら、それぞれの考え方やアイデアが少しずつ成形されていく。


いろんな価値観、レイヤーの人たちが例え100人集まっても、それだけでは何も始まらない。

気軽に想いを語れて、
それに対して本気で雑談してくれるコミュニティこそ、
個の時代に機能するコミュニティだと思います。

最近では、ステイホームが続きアジェンダの決まったオンラインMTばかりでは、
やっぱり新たな意欲や斬新な企画も生まれにくい。

これまでは起業家などの入居者向けにカルチャーを届けてきたマスマスが、
もう一歩地域に開き、新たな接点を生み出すチャレンジをしてみたい。


そのためのSTOREを作りたいと思います!





①本屋|ブックマンションスタイル
まず最初に、小さな本屋の集合体。
みんなで本を持ち寄り、みんなで運営する本屋&図書館を作ります。


オーナー一人ひとりの顔が見える本屋さん。
コワーキングの会員さんも、そうでない方もみんなが参加できる本屋です。


多様な働き方や生き方を選んでいる人たちの本棚と出会うことで、
悩んでいることがあったとしても、その悩みを柔らげてくれたり、
飛び越えられる本との出会いがある。

マスマスに入居している起業家・クリエイターはもちろん、
全国各地のコワーキングスペースを運営する方々にも一箱オーナーに参加してもらえたらと思っています。

“たまたま訪れた大学生が、本棚を通じてある地域を知り、春休みに行ってみる。
そこから交流が始まり、卒業後にその街に移住。
ゆくゆくはそこで起業しちゃった。”

“お母さんと一緒にきた子どもが、この本屋を通じてあたらしい分野に触れ
将来なりたい職業を決める。”

とかとか。
そんな本屋さん、めちゃくちゃワクワクしませんか?


今回参考にしたのは吉祥寺にある「ブックマンション」https://twitter.com/BookMansionと、焼津&沼津にある「みんなの図書館|さんかく」https://www.sancacunumazu.com/

マスマスでもイベントにお越しいただいたり、普段から親交のあるブックマンションの中西功さんと、昨年静岡県沼津市にオープンした『ぬましんCOMPASS』にインストールされた、“マスマス・TENTOぬまづ”の下のフロアにこの春オープンする「みんなの図書館|さんかく」をプロデュースする土肥潤也くんにサポートいただきます。

お二人のそれぞれのスタイルを混ぜ合わせた、ハイブリッド型の本屋・図書館を目指します!

◯みんなの本屋さん|料金
>入会金:12,000円(税込)
>月額賃料:4,000円(税込)

▲左:吉祥寺ブックマンションの中西さん、右:焼津 みんなの図書館|さんかくの土肥くん



②ローカルの作家さんとプロダクトに出会えるPOPUP ギャラリー

マスマスでは「まちなか社食」という、地元の飲食店さんのお弁当を販売するプロジェクトを8年続けてきました。現在コロナ禍で数は減少してしまいましたが、最盛期では1日120食を販売するほど、行列ができる人気店です。

この「まちなか社食」を拡張して、さまざまなプロダクトを展示・販売ができるPOPUP SHOP空間をつくります。(これは今まで使っていたLOCAL FIRST WAGONをメインで活用)

横浜や神奈川の作家さんが作った器や、全国各地のコワーキングスペースで活躍するデザイナーが地域の職人さん達と作ったプロダクトをそのご本人と職人さん達が実際にお店立って販売できる場所へ。


ふとしたきっかけで、一度も訪れたことのない町の作家のプロダクトを手に取り、その街の風景や暮らしの話につながる。なんとなしに聞いた、その町で取り組む“ゼロ・ウェイスト”の活動について知ることで、次の休みを利用してその場所に訪れてみる。


そんなきっかけがたくさん生まれるPOPUP SHOP & ギャラリーをつくります。



③人と人が出会い、語らう TEA BAR

これまでのマスマスカフェは、非日常の月一回のイベントでしたが、今回つくるTEA BAR空間では、日常的に人が集い語らう場をつくります。


入居者さん、ドロップインで仕事をしにきてくれた方、イベントに訪れた方がコーヒーや時にはビールを片手に雑談ができる場所に。毎週水曜日の15時を恒例のTEA TIMEとして設定、そこに集う方々がみんなで語らう時間をつくります。


そしてたまにはローカルのさまざまなビジネスの実践者をお呼びして・・・

バーカウンターに立ってもらう少人数のイベントも企画予定です。

※本物のBarではなく、イベントオーナーと来場者がカウンターを挟んで対話できる場づくりを想定しています。


そして今回カウンターに使用させていただくのは、奈良県の奥大和ビールの杉カウンターと同じ木材を活用させていただくことになりました。ビール好きの皆さん、ぜひ遊びに来てください!




今回の<LOCAL BOOK STORE>を通じて、やりたいことがもう1つあります。
それは「デザイナー」を地域の企業やプロジェクトにもっと混ぜ合わせていくこと。


今デザインをなりわいにする人たちが、組織やサービスにいることの価値が大きく膨らんできています。コワーキングスペースやシェアオフィスにいるWEBデザイナーやディレクター、
そしてコピーライターや映像ディレクター、
プロジェクトマネジメントを行うクリエイティブディレクターなどなど、

今彼らが担う役割の重要性が急速にアップしています。


コロナ禍において、コミュニケーションがリアルからスマホに移動する中で、1つのクリックやいいね!をデザイン・設計できる人材が、ビジネスやサービスを次のステージに引き上げてくれます。

本を通じて、ご来店いただいた方に必要であれば、
どんな”つくり手”と出会いたいのか?どんな対話を望んでいるのか?
横浜やかながわの、同じエリアに住む最高のデザイナーを紹介、お繋ぎして
良質なアウトプットに繋げていく。

その結果、ここ横浜・かながわのビジネスやサービス、社会的な活動が加速していく。
そんな機能を加えていきます。


これからは、つくれる人材がローカルを未来を変えていく。
横浜エリアのつくり手たちが広く活躍できるプラットフォームとしての役割も担います。

なので、デザイナーさんにもぜひ自分のZINEを見せる場として本屋を活用していただけたら嬉しいです。

▲3年前に訪れたポートランドのコワーキングスペース。つくり手達が活き活きと働き暮らす、バイブスを強く感じた旅になりました。


  

この時代、これまでの“正解”が必ずしもこれからの“正解”ではない時代になりました。


高齢化や人口減少、格差社会と気候変動、そしてコロナ。
数え上げれば、無限にあるように感じる地域&社会課題。
これらが一気に解決するということは、難しいかもしれません。

そんな課題とともに生きながら、私たちはどこでどう生きたいのか。
また、自分たちの世代だけではなく、次の世代に何を残していけるのか?


今は目の前の仕事を1つ1つ着実にこなしながら、
今よりもっと良い未来を残すために、何ができるのか
その選択肢を数多く知ること、触れることが大切だと思っています。


これまで日本社会では“会社”“家族”というコミュニティがさまざまな役割をになってきました。
そして、時代の変化と共にそれらのコミュニティの力が弱まり、あらたなコミュニティの存在を求めるようになってきています。

佐渡島庸平さんの本「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.」の中で、
SNSが発達して、人と人がどんどん繋がる自体、知り合いも増えて、情報交換も忙しくなっている、けれど、孤独は増しているのではないか。
この時代だからこそ、リアルの場を大切にしながら、
SNSも活用しながら、本を通じたコミュニティ作りにチャレンジしたいと思います。
そしてこの“LOCAL BOOK STORE”が、
いつしか全国のコワーキングスペースにどんどんインストールされていくことも願いつつ。

さまざまな可能性に触れて、未来の生き方・働き方を描くヒントを見つける場所。
ぜひこのプロジェクトの仲間にそして応援していただけたら、本当に嬉しいです。

ご支援よろしくお願い致します!



“LOCAL BOOK STORE”は、マスマスの10周年のプチリニューアルと合わせて工事を行う予定です。
今回のプロジェクトはあくまで、お店側にかかる費用のみのご支援のご依頼です。

また、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

設計はマスマスの元入居者であり、町田で空間設計&駄菓子屋を営む「MARCH AND STORE」の除村さんにお願いをさせていただきました。


・本棚造作                       419,000-
・Barカウンター造作     554,500-
・ギャラリースペース    283,000-
・ネオンサイン        200,000-
・椅子&電気工事&照明等   343,500-
・クラファン手数料        200,000-

合計: ¥2,000,000-




2月末工事開始
3月上旬Barスペース、ギャラリースペース改装
3月下旬:本屋空間改装
3月下旬:完成
5月GW明け:BOOK STORE オープン予定




今回ご用意させていただいたリターンは11種類となります。

シンプルにご支援いただけるプランからお得なコワーキングスペース利用券、横浜の空気感を自宅でも感じていただける横浜ビール飲み比べセット、盛りだくさんのリターンをご用意しました。

ご興味のあるリターンを見つけていただけると嬉しいです!

最後までお読みくださり本当にありがとうございます。




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