お礼・ご案内

先日、募集期間半ばにして

クラウドファンディング目標金額である300万円を達成することができました。

ご支援頂きました皆様へ、厚く感謝申し上げます。

誠にありがとうございます。


目標金額達成を記念して4点のリターン品を追加し、

次の目標金額を350万円に設定させていただきます。


今後の「五島百景」に関わる様々な費用に使わせていただきます。

展示だけでなく、記録映像の制作(機材・人件費)やテーマ曲の作成、グッズの作成などです。


五島の魅力をより多くの方々に知って頂けるよう情報発信し、

応援して下さる皆様へ魅力溢れるコンテンツをお届けできるように活用させて頂きます。

どうぞよろしくお願いいたします。



追加リターンのご紹介

※詳細はリターンの選択画面をご参照よろしくお願いします。

● 1.000円 ①「五島百景」ポストカード3枚セット
②山本二三美術館「五島百景展」チケット1枚+送料無料

● 1.500円 ①「五島百景」クリアファイル2枚セット
②山本二三美術館「五島百景展」チケット1枚+送料無料

● 2.000円 ①「五島百景」トートバッグ1点
②山本二三美術館「五島百景展」チケット2枚+送料無料

● 3.000円 5名まで 画集の色校正用に本番印刷機で印刷されたシート3枚セット



はじめに

これまで『天空の城ラピュタ』『火垂るの墓』『もののけ姫』『時をかける少女』等、数々の名作アニメーション映画の美術監督として、多くの人々の心に残る背景画を描いてきた山本二三(やまもとにぞう)。2010年より故郷の長崎県五島列島を描くライフワークの作品群『五島百景』に取り組んできました。様々な仕事の合間を縫って制作を続け、ついに2021年1月4日に完成を発表しました。


目次

・山本二三が「五島百景」を描き始めたきっかけ

・ついに五島百景が完成

・五島百景の絵で五島列島をご紹介

・五島百景 五島列島展とは?

・支援金の使い道

・新型コロナウイルス対策について

・最後に

・リターンのご紹介

・実施スケジュール

 

山本二三が「五島百景」を描き始めたきっかけ

実家の前で。父と母、叔母。


子どもの頃から絵が得意だった山本二三は漠然と将来は絵の仕事ができたらと思っていました。ある日、小学校の体育館で『わんぱく王子の大蛇退治』というアニメーション映画を見て「こんな綺麗な世界があるのか」と衝撃を受けます。(その作品の助監督は高畑 勲氏でした。)中学卒業後、単身で五島を離れ、岐阜県の工業高校で建築を学びます。


15歳。石材会社に入社のころ。右から寮監、姉、山本二三、父。


16歳。石材会社の学生寮の前で。


東京に出て専門学校に通いながら、アニメーション背景画の会社に勤め始めました。写真は22歳の頃で背景画の仕事に就いて2年目です。『マジンガーZ』の背景を描いていました。この後、日本アニメーションに入社して宮崎駿監督と出会います。1978年、NHK初のアニメシリーズ『未来少年コナン』は宮崎 駿氏の初演出作品で、24歳の山本二三にとっては初の美術監督と転機になった作品でした。


33歳。『天空の城ラピュタ』制作時のスタジオジブリにて。


厳しいスケジュールの中、自分のパートが終わったのは徹夜明けの誕生日。「さんざん苦しい33歳。」などと冗談を言っていました。その後も高畑 勲監督や宮崎 駿監督らと共に作品を作り上げました。全速力で走り続けるような忙しい毎日。参加した様々な作品は分かっているものだけで100を越えます。


2006年、『時をかける少女』(細田 守監督作品)の美術監督として総務大臣賞を受賞。

50代も後半に差し掛かった頃、これまでを振り返ってみました。家族のことや自分のルーツのこと。そして、気づきました。


“自分は故郷のことを何も知らない…。”


子どもの頃は自転車で周れる範囲の五島しか知らなかった。実は農業を継ぐのが嫌で五島を飛び出したのでした。申し訳ない様な、後ろめたい気持ちもあった。それから、カメラを片手にいろんな所を周りました。雄大な大自然。キリスト教と仏教が共にある文化的背景。古びた、何気ない路地…。


五島の魅力を初めて知ることとなりました。そして、2010年に決意しました。


“五島の絵を描いて魅力を広く伝えよう。”

“40年近く培ってきた背景画の技術を100枚の絵に込めよう。”

“これからの修行として、更に技術を高めていこう。”


今からでも遅くない。絵を描くことで五島のことをもっともっと深く学んでいこう。それが、『五島百景』を描くことになったきっかけです。


アトリエで井持浦教会の絵を描いている様子。



ついに「五島百景」が完成

2010年に始まった山本二三のライフワーク「五島百景」は、様々な仕事の合間を縫って約20回の現地取材とアトリエでの制作を続け、約10年をかけてついに2021年1月4日に完成を発表しました。各地の取材では現地の方々に支えられ、多くの素晴らしい景色と出会うことができました。五島列島の雄大な自然や歴史的・文化的な建造物、生活の音が聞こえてきそうな路地等、多岐にわたる対象を描いています。締め切りがないライフワークですので、その絵をどこまで描いて終わらせるのかを山本二三自身が決めるという難しさもあり、大変ながらも充実した時間だったそうです。



実は最初は出身地の五島市だけを描くつもりで開始したのですが、「他の島も描くべきでは」という周囲の意見があり、途中から加えました。取材のスケジュールや予算の都合で結果的に五島市が多くなってしまいましたが、できる限り様々な島へ行き、観光名所にこだわらず、山本二三という画家の眼で描画地を選んでいきました。


山本二三のアトリエにて。現在67歳。



五島百景の絵で五島列島をご紹介します

「高浜と頓泊」(五島百景より)(C)山本二三

福江島の高浜は真っ白い砂浜とマリンブルーに澄みきっている。日本の渚100選にも選ばれました。青年の頃、山本二三はここへ泳ぎにきました。帰りがけ、母からもらった大切な腕時計を砂浜に忘れてきたことに気づきました。探しに戻ってみると潮が満ちており、元いた場所は海の中でした。腕時計を失くしてしまったことは、ずっと母に言えないままになってしまいました。


「奈良尾神社のアコウの樹」(五島百景より)(C)山本二三

中通島の奈良尾神社のアコウの樹は樹齢650年を超え高さ25m、幹周り12mで日本一の大きさで国の天然記念物です。根っこが二股に分かれ、この下をくぐって神社へ繋がる参道を歩くことができます。地元の人々に愛されるこのアコウの樹は、下をくぐる人々を長い間見守ってきたことでしょう。


「旧野首教会」(五島百景より)(C)山本二三

今は無人となってしまった野崎島の旧野首教会は「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として世界遺産に認定されています。数々の教会を設計した名建築家、鉄川与助の仕事です。こちらは野首・舟森集落に住んでいた17世帯の潜伏キリシタン達が、貧しい生活をしながらも作り出した資金で建設を依頼した教会。禁教時代に長く厳しい弾圧を受けながらも守り抜いた教会はその重厚な荘厳さと五島の歴史を今に伝えています。


「城ヶ岳」(五島百景より)(C)山本二三

城ヶ岳は宇久島の中心にあり、島内で一番高い場所です。頂上の展望所からは東に平戸島、北に生月・大島・壱岐・対馬が見える素晴らしい眺望です。五島列島は海底火山の噴火でできた島々で、穏やかな入江とゴツゴツとした岩肌、高低差のあるダイナミックな景色が魅力的です。



「五島百景 五島列島展」とは?

日本初、五島列島全体を美術館に見立てて、様々な島に「五島百景」の絵を展示するプロジェクトです。福江島の山本二三美術館の他、様々な島の公民館等の施設を使用する予定です。離島に住む人々にとって船や飛行機で美術館へ出かけるのは大変なことで、高齢者や子どもであればなおさらです。そんな方々にも「五島百景」をご覧いただきたく、絵の方から島々へ伺います。現時点では以下の島に展示の予定です。

※どの島にどの絵が展示されるかは現在、検討中です。展示会場のセキュリティーや作品管理の状況により、原画及び高精細複製画による展示を検討しています。



  • 時:2021年4/29(木)〜6/13(日)(予定)
    ※新型コロナウイルス感染症の状況を見て、場合によっては本展が延期となることもあるかもしれませんが、時期を変えて必ず実施いたします。延期となった場合もリターン品はお送りいたします。

場所(予定・詳細発表後日):
福江島(山本二三美術館)、奈留島、久賀島(久賀島観光交流拠点センター)、椛島(椛島地区公民館・伊福貴診療所)、中通島(有川港ターミナル・ホテル マルゲリータ)、小値賀島、宇久島

主催:五島市、五島市教育委員会、山本二三美術館

共催:新上五島町、小値賀町、佐世保市

後援:長崎県



支援金の使い道

額装費、複製画制作費、作品輸送料、作品保険代、リターン制作費等に使用させていただきます。



新型コロナウイルス対策について

※新型コロナウイルス感染症の状況を見て、各自治体が必要と考えられる対策を考慮し、実施いたします。状況により本展が延期となる可能性もありますが、時期を変えて必ず実施いたします。延期となった場合もリターン品はお送りいたします。



最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。
長引くコロナ禍に対して、様々な状況の方々がご心配やご不安を感じていることと思います。五島の山本二三美術館も2度の休館指示、観光客の激減から苦しい状況が続いており、五島列島の人々も同様だと思いますが、この先どうなるか見えないことに不安を覚えざるをえません。本展開催予定の5月頃はどんな状況になるか分からず、延期になる可能性を念頭に起きつつ多くの関係者と打ち合わせを進める中で、「果たしてこの選択で良いのだろうか?」と自問自答することも少なくありません。

しかし、山本二三の「五島百景」が10年という歳月をかけて、このタイミングで完成したことは事実です。このタイミングで完成したことはただの偶然かもしれませんが、そこには意味を感じ、見出したいという気持ちがあります。絵画はウイルスを撃退することはできません。衣食住の様な生活の必需品でもありません。では、この時にあって「五島百景」の絵にできることは何もないのでしょうか。そんなはずはありません。ここにひとつの新聞記事があります。「五島百景」が完成したという記事を読んでの読者の声です。そこにはこう書かれていました。

故郷が五島である私にとって個展開催はとてもうれしく、「わが故郷は百景の中に描かれているだろうか?」と気になって紙面に目を凝らしました。すると「奈良尾神社のアコウの樹」という風景画の作品タイトルがあり、私は思わず懐かしさが込み上げ、さまざまな思い出が脳裏に浮かんできました。(中略)奈良尾神社は昔から地元で鎮守の森としてあがめられています。小学生の頃の夏休みに、神社の参道をまたぐように幾つもの根を張った木の下をくぐって、境内でラジオ体操をしたり、友達と日が暮れるまで遊んだりしました。(中略)コロナ禍が少し落ち着いたら、孫を私の故郷に連れて行き、迫力のあるアコウの樹を見せてあげたいです。

この投稿は山本二三にとっても本当に嬉しい声でした。「五島百景」の絵を通して、希望と言うと大げさでしょうが、未来に向けた前向きな気持ちを伝えることができるのではないだろうかと実感したそうでうす。こんな時だからこそ、少しでも良いニュースが伝えられたら、とも感じたそうです。

健康や衣食住がまず重要であることは言うまでもありません。しかし、それだけで人間が生きているわけではありません。希望や、未来に向けた前向きな気持ちが人の生活にどのような影響を与えるかは皆様ご存知のことと思います。五島の方に限らず、本展の趣旨にご賛同いただける方はご支援をよろしくお願いいたします。山本二三という美術家の67年間、眼と体を通して生まれた「五島百景」。山本二三の集大成とも言えるこの作品たちを支える一助となっていただけましたらありがたいです。



リターンのご紹介

※詳細はリターンの選択画面をご参照よろしくお願いします。

<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
※新型コロナウイルス感染症の状況を見て、場合によっては本展が延期となることもあるかもしれません。

● 1.000円 ①山本二三美術館 ポストカード3枚セット
②山本二三美術館「五島百景展」チケット1枚+送料無料

● 1.500円 ①山本二三美術館 クリアファイル2枚セット
②山本二三美術館「五島百景展」チケット1枚+送料無料

● 3.000円 ①五島百景画集1冊
②山本二三美術館「五島百景展」チケット1枚+送料無料

● 5.000円 ①五島百景画集1冊 ②ポストカード3枚セット ③クリアファイル2枚セット
④山本二三美術館「五島百景展」チケット1枚+送料無料

● 10.000円 100名まで ①五島百景画集1冊(あなたのお名前の画集掲載)
②山本二三美術館「五島百景展」チケット2枚+送料無料

● 30.000円 30名まで
①五島百景画集1冊(あなたのお名前の画集掲載&山本二三の直筆サイン入り)
②ポストカード3枚セット ③クリアファイル2枚セット
④山本二三美術館「五島百景展」チケット3枚+送料無料

● 100.000円 10名まで ①「五島百景」高精細複製画1点(山本二三の直筆サイン入り)
②山本二三美術館「五島百景展」チケット5枚+送料無料

● 120.000円 10名まで ①「五島百景」高精細複製画1点(山本二三の直筆サイン入り)
②五島百景画集1冊(あなたのお名前の画集掲載&山本二三の直筆サイン入り)
③ポストカード3枚セット ④クリアファイル2枚セット
⑤山本二三美術館「五島百景展」チケット5枚+送料無料

● 232.323円 3名まで ①山本二三描き下ろし「雲の原画」(山本二三の直筆サイン入り)
②五島百景画集1冊(あなたのお名前の画集掲載)
③山本二三美術館「五島百景展」チケット23枚+送料無料

● 100万円 1名まで
①山本二三描き下ろし風景画「あなたの心の故郷を描きます」(山本二三の直筆サイン入り)
②高精細複製画1点(山本二三の直筆サイン入り)
③五島百景画集1冊(あなたのお名前の画集掲載&山本二三の直筆サイン入り)
④ポストカード3枚セット ⑤クリアファイル2枚セット
⑥山本二三美術館「五島百景展」チケット1枚+送料無料


実施スケジュール

2021年3月1日~3月31日 クラウドファンディング期間
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2021年4月29日~6月13日 「五島百景 五島列島展」開催
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2021年5月頃 ポストカード、クリアファイル、五島百景画集のリターン発送予定
2021年7月頃  「高精細複製画」を含むリターン発送予定
2021年12月まで  「雲の原画」リターン発送予定
※「あなたの心の故郷描きます」のリターン発送は描画地が決定し、3ヶ月後を予定しています。


■ 特定商取引法に関する記載
◯ 販売事業者名: マウンテンブック(山本二三美術館 五島市指定管理)
◯ 事業者の所在地:〒853-0017 長崎県五島市武家屋敷2-2-7
◯ 事業者の連絡先:Tel: 0959-76-3923 メール: yamamoto-23@air.ocn.ne.jp
※こちらでは当該製品に対するお申し込み、質問等は受け付けておりません。
◯ 商品の販売価格・役務の対価:各リターン記載のとおり
◯ 対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり
◯ 申込期限:当ページ記載のプロジェクト終了期限どおり
◯ 代金の支払時期:
各プロジェクトが募集期間内に成立した時点で、支援金の決済が行われます。コンビニ払いは、コンビニエンスストアで所定の方法により支払いが完了した時点で、決済が行われます。銀行振込(ペイジー払い)は、ATMまたはネットバンキングにて所定の方法により支払いが完了した時点で、決済が行われます。auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い、ドコモ払い、PayPal、FamiPay、PayPayは、各決済画面により支払いが完了した時点で決済が行われます。
◯ 支払方法:
クレジットカード払い(Visa/Mastercard/JCB/Diners Club/American Express)/コンビニ払い(全国の主要コンビニエンスストア)/銀行振込(銀行ATM・ネットバンキング)/auかんたん決済/ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い/ドコモ払い/PayPal/FamiPay/PayPay。お支払いの手数料に関して、コンビニ払いの場合 350円(税込)が、お客様のご負担となります。また、銀行振込ご利用の場合は、所定の振込手数料がお客様のご負担となります。
◯ 商品引渡しまたは役務提供の時期:各プロジェクトが募集期間内に成立した場合のみ、支援金の決済が行われ、約定されたリターンを得る権利が発生します。なお、リターン毎の発送(履行)時期は各プロジェクトの記載・連絡に準じます。諸般の事情により遅延・遅配が生じる場合は、プロジェクトオーナーより記載・連絡されるものとします。
◯ キャンセル・返品: 利用規約記載のとおり、お客様都合による返品・キャンセルはできませんのでご注意ください。尚、製品到着後に破損や初期不良がある場合には交換させていただきますので「メッセージで意見や問い合わせを送る」から、または納品書記載の連絡先までお問い合わせください。
※上記以外の事項に関しては、お取引の際に請求があれば遅延なく提示いたします。


  • 2021/04/15 14:36

    「五島百景 五島列島展」まであと2週間となりました。山本二三美術館では展示会に向けての準備の真っただ中です。さまざまなリターン品をご用意しておりますが、一番最初に完成したのは・・・「五島百景トートバッグ」です!(300個限定)五島列島の北側に位置する野崎島は現在はほぼ無人島となっていますが、鹿...

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