日本では毎年2万人の方が自らの命を絶って亡くなっています。
その大部分が『孤独』に起因していると言われ、命を絶った人の数は、氷山の一角でしかなく、日本だけでも数100万人の人が、今 まさに『孤独』で苦しんでいます。 


「誰かが少しでも話を聞いてあげていれば・・・」
孤独に起因する悲しい事件が発生するたびに、ニュース番組で必ずキャスターが発する言葉であり、聞いたわたしたちもそう思う言葉です。

 わたしたちが孤独問題に気づいたのは、昨年4月に発出された緊急事態宣言がきっかけでした。
 「テレワークで1日だれとも話していない」
 「深夜を過ぎても、寝付けずに苦しい」
 「オンライン飲み会をやりたいけど、現実には人を集められない」
連日テレビで放送された孤独で苦しそうな姿。

このとき、合わせて報道された日本の孤独の実態に、衝撃を受けました。
核家族化、高齢化、マンション文化、いじめ、引きこもり、ネット文化、おひとり様文化が急速に進み、孤独で苦しむ多くの人が自ら命を絶っている状況はご存知の通りです。

失業、貧困、ドメスティックバイオレンス、引きこもり。

原因は様々ですが、「相談する相手がいない」ことで、悩み、ひとりで煮詰まってしまい、出口が見つけられないまま、重く、苦しく、沈み込んでしまっています。

■孤独に対する解決策

ネット化による孤立と孤独の進行はもう止めることができません。

では、どうやったら解決できると思いますか?

報道では、様々なボランティアの人たちが、孤独で苦しむ人たちから電話の相談を受けている姿が流されていました。しかし、年々増え続ける相談者の電話に、「もう1対1での人力では追いつけない」と事態の深刻さを語っていました。人が対応する人海戦術ではもう限界です。

わたしたちは、「解決には、『ネットを使って孤独と孤独をつなぎ、孤独でなくさせる方法』しかない」と考え、4月に新しいネットワークシステム『ヴィルタナ』の開発に着手しました。


『ヴィルタナ』は、「画像と音声」で人をつなぐネットワークシステムです。
 ・話を聞いて欲しい人は、タイトルと説明を書いてルームを作る。
 ・参加したい人は、並んでいるタイトルを見て、話したいルームに参加する。

これだけで画像と音声がつながり、それまでつながりが無かった人同士が、すぐに会話を始められます。

「こんな感じ」
「こんな色」
「こんな形」
言葉では表せないものも、画像で伝わります。
笑ってくれる相手の笑顔もわかることで心が軽くなります。

もちろん、こういったシステムですべての「孤独」を解消できるとは考えていませんが、かなりの部分が救われると思っています。
「やれることは、やりたい」
そう考えて開発を進めてきました。
しかし、β版を作り上げた時点で資金が尽きてしまいました。

ヴィルタナのβ版はこちらから入っていただくことで、動作を確認していただけます。

 

■『ヴィルタナ』の開発計画

現在のヴィルタナは、まだまだバグも多く、
 「自分の話を何人くらい聞いてくれるか知りたい」
 「この人がルームを作ったら入りたい」
 「またあの人と話がしたい」
 「この人たちに話を聞いて欲しい」
など、ユーザーが自分の希望を叶えるための機能がまだ何もありません。これらの機能は、わたしたちだけではできず、外部のシステム開発会社にお金を出して開発してもらわねばならない部分が数多くあります。

・ユーザー利用環境の記録プラットフォーム構築:
  5月~7月(外注費の見積金額:610万円)
・ユーザー利用環境の登録機能実装:
  8月~9月(外注費の見積金額:270万円)
・正式リリース:10月
※その他費用:画面デザイン費、公募テスト費等=90万円

総額970万円。消費税とCAMPFIREの手数料を含めると、1,329万円が必要な状況です。
力を貸してください。

■突きつけられたもうひとつの課題

開発を進める中で、様々なひとから
「そんなシステムに入りたいと思うかなぁ?」
という疑問の声を聞くようになりました。

孤独に苦しんでいる人が
「そういう人たち向けのネットワークシステムがありますよ」
と言われたら・・・。

多くの人が「そんなところに入りたくない」と拒絶してしまうという心の問題です。


なんとかその壁を乗り越えて入っても、外の世界が頭をよぎるたびに「自分は落ちこぼれた中にいるんだ」という居心地の悪さを感じるでしょう。

作っても使ってくれる人はいないかもしれない

「システムを作れば解決するという問題ではない。作れば使ってくれるという前提が間違えている」。わたしたちは「今、無駄なプログラムを作っているんではないだろうか・・・」と、目はディスプレイに浮かぶプロムラムを追いながらも、頭の中ではこの問題が大きく膨らみ、悩みました。

開発を止めるわけにはいかない。でも、この問題を解決しなければ何の役にも立たないものになってしまう。
システムの開発を進めながらも、この問題にひっかかったわたしたちは、解決策が見いだせないまま、β版の完成が近づくにつれ、日に日に焦りが大きくなりました。

発想は突然降りてきました。

システムの骨格がほぼ出来上がった3か月前の昨年年末12月。
「特殊を特殊で無くしてしまえばいい。一般的なものにしてしまえば、何の抵抗もなく、居心地の悪さも感じない」

コーラはもともと咳止め用の飲み薬でした。それが「おいしい」と感じる人が増えて世界中に広まった飲み物です。

ヴィルタナも、一般のひとが普通に使うシステムであれば、なんの抵抗も感じることはありません。

わたしたちは、それまであった「ひとりじゃない」「孤独の悩み」などの文字をすべて削除し、トップページは「話したいテーマに参加しよう! 聞いて欲しい話で募集しよう! 」という一般向けの言葉に変えました。

■検証

「表面の文言を変えただけで、一般の人も使ってくれるか?」

わたしたちの希望的な推測ではなく、実際に検証し、ダメなら現実を真摯に受け止めなくてはなりません。
バグと不足機能の洗い出しを目的として行うβ版の公募テストで、わたしたちはヴィルタナの「孤独を救う」という目的は伏せ、「画像と音声のオンラインSNS」として参加者を公募し、2度に渡り、合計65名の方に体験していただきました。

そしてテスト後に、感想を伺いました。

「とても楽しく利用することが出来ました。」

「日曜日の夜に、とても楽しい時間が過ごせました。」

「もう少し話していたかったです。」

「終始楽しく会話することができて、とても貴重な体験でした。」

「話しやすく楽しかったです。」

「楽しい時間を共有することができました。」

 ・・・

返ってきた言葉に思わず目頭が熱くなりました。新たに発覚したバグや予想外の不足機能もてんこ盛りでしたが、わたしたちは「これで行ける!」と拳を握りました。

■寄せられた「使いたい利用シーン」

公募テストでは、これだけでなく、様々な「利用したいシーン」が寄せられました。

<悩みを聞いて欲しいとき>

<老人の孤独問題>

<テレワークでの孤独>

<深夜、寝付けなくて苦しい>

<オンライン飲み会やりたいけど、ひとなんて集められない>

<スポーツ観戦やゲームを大勢で楽しみたい。ひとりではつまらない>

<ドラマなどのTV番組>

<趣味の話がしたい>

<気になることを議論したいとき>

<ヒマを持て余してしまっているとき>

<今すぐ人手が欲しいとき>

<見ながら、見てもらいながらのオンライン教室> 

<災害での孤立>

<ライブ後にファン同士で盛り上がる>

■今だからこそ可能となった画像と音声のネットワークシステム

画像と音声を使った多対多のネットワークシステムは、4Gから5Gへ成長しつつある今だからこそ、スマホや一般家庭での通信速度が数十~数百Mbpsという大容量通信ができるようになった今だからこそ可能となった技術です。
お金が無いひとも使えるフリーのWiFiスポットがあちこちに設置され、小学生でもスマホを持つ時代です。ヴィルタナは、もちろん利用は無料で、課金アイテムなども一切無い無償のシステムです。

■日本にいる外国の方の孤独問題も

日本には、片言しか話せず、相談できる人がおらずに苦しんでいる外国の人も多いです。 ヴィルタナは、画像が使えることで、言葉が通じない外国の人とも身振りや手振りでコミュニケージョンを取ることができます。

■リターンについて

もうお金は無いので、リターンとしてモノを差し上げることができません が、今回リターンとして
 ・お礼のメール 
 ・『ヴィルタナ』の『起動支援者ページ』にお名前を掲載
 ・『起動支援者ページ』にお写真を掲載
 ・『起動支援者ページ』にバナー広告を掲載
 ・『起動支援者ページ』のお名前やバナー広告から、お好きなサイトへリンクを張る
 ・『ヴィルタナ』の運営へのご参加
をご用意しました。

孤独を救うネットワークシステムの試みとして、ヴィルタナはまだまだ試行錯誤の部分がたくさんあり、多くのひとの意見を必要としています。運営に加わっていただけると助かります。

どのリターンも、おひとりで複数ご購入できます。

ご支援をお願いいたします。

■毎週土曜日、夜22:00。

わたしは『ヴィルタナ』に、『ヴィルタナの現状と未来』というルームを作って、約30分間、皆様とお話しするようにいたします。

『ヴィルタナ』の使い方は簡単です。

こちらの『ヴィルタナ』ヘルプページから、使い方のすべてが見れます。

ヴィルタナ・ヘルプ

初期設定さえ済ませてしまえば、通常は、簡単な「ルームを作る」「ルームを探して参加する」の2つだけの操作になります。

ルームを作る

ルームを探して参加する

いかにシンプルで、だれでも直感的に使えるかを知っていただき、土曜の夜わたしが作るルームに参加していただけると嬉しいです。

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※本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

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