CODEGYM 鶴田:

2020年の秋ごろから、私たちが運営しているプログラミングスクールの無料カウンセリング窓口に、ある共通した内容の相談が増えてきました。

「コロナの影響で、大学を辞めました」「プログラミングを勉強すれば、大学中退しても就職はできますか?」

サービス業を中心に経済への影響が大きい中、学費の負担が難しくなって辞めた方。辞めようか、悩んでいる方。オンライン授業に切り替わった中で、高い授業料を払う意義に疑問を感じ、辞められた方。海外留学の計画が、完全に白紙になってしまった方。たくさんの声が、全国から寄せられていました。

将来を担う学生が、自らのキャリアに悩んでいる。こうして相談に来てくれるのは、氷山の一角で、もっとたくさんの人が、キャリアに悩んでいるかもしれない。

そう思って、大学生や、高校生の世代の方に、プログラミング教育を通じたキャリア支援ができないか。そんなことを漠然と考えていたら、このプロジェクトを共同主催することになったNPO法人CLACK(クラック)の平井くんから、お話がしたいというメッセージが届きました。平井くんは、様々な困難を抱えている高校生に無料でプログラミングを教える活動をしている方でした。


NPO法人CLACK 平井:

実は、CODEGYMさんのことは以前から注目していました。ISA(出世払いに近い形)を日本で初めて導入し、未経験からエンジニア就職するまで支援をしているプログラミングスクールということで、いつか一緒に組めないかなと思っていました。

そんな中、CODEGYMさんが今回の非営利でのプロジェクトを計画していると耳にしました。これまで困難を抱えている高校生を支援してきたCLACKとして協働で行えば、よりよい形の支援ができるのではないかと思い、共催という形で今回のプロジェクトを実施していくという意思決定をしました。



コロナウイルス感染拡大の影響は、世界経済・日本経済だけでなく、学生のキャンパスライフそのものを変えてしまいました。報道されている通り、多くの高校生・大学生が慣れないオンライン授業を強いられ、体制が整っている学校と、そうでない学校とでは、教育格差も大きくなっています。学習だけでなく、「友だちができない」といったコミュニケーションの課題も多くあります。

経済的に影響を受けた家庭では、中退・退学を余儀なくされてしまった方や、高校から大学進学を見送ったという世帯も多く、未来を担う若い世代に対する教育サポートは十分とは言えません。 実際に、2021年4月に大学進学を考えていた方の声として、将来の見通しがわからないから、実務的なスキルを身に着けようと専門学校に進路を切り替えたという声も聞きました。

CODEGYM は、これまで意欲があり可能性のある方に対し、日本初のISAを採用したプログラミング教育と就労支援を行ってきました。NPO法人CLACK は、これまで高校生を中心にプログラミング教育を無償で提供する活動を行ってきました。今回、EduTechスタートアップと、NPO法人という2つのチームがタッグを組んで「IT・Web業界が一致団結し、コロナの影響を受けた学生に教育支援を行い、エンジニアを育てる」呼びかけを行います。

IT業界として、未来のエンジニアを育成するために、出来ることを取り組んでいきたいと考えています。


新型コロナウィルスの影響により本人もしくは両親の経済的な状況の変化が学生の学びやキャリアに影響を与えています。また、オンライン授業など学び方が変化し、そのあり方が問われています。

そのような中、プログラミング学習を通じて自ら学び、自らで未来を切り開いていく力を身につけて欲しいと考えています。

引用:朝日新聞 DISITAL 2020年11月29日 
「(ひらく 日本の大学)コロナ禍で困窮、休退学 190大学、増加見込む 朝日新聞・河合塾共同調査」




引用:東洋経済2020年12月9日
通学できず心が限界、深刻化する大学生の孤立今年に入って休学や退学を考えた人が3割


引用:HRプロ編集部 2020年10月23日 
「新型コロナの流行により約8割の企業が「新卒採用に影響あり」。オンライン化への対応など課題は山積か 」



新型コロナウィルスの影響を受けた学生向けにプログラミング教育とキャリア支援を無償で行います。

【 対象者 】

・2021年4月1日時点で、日本で就労可能な満16歳以上22歳以下

・コロナ禍における何らかの事情で、学校生活・進路・中退/退学・休学・留学キャンセル等、勉強やキャリアを考える上で影響が出た方

※ 入校の受け入れにあたり、男女比率 5:5 を目指していきます。
※ 受講はすべてオンラインで行われ、就職活動のエリアも全都道府県で実施します。地域不問。


カリキュラムは、ハーバード大学とMITが提供しているオンライン履修サービス「edX」を通じて、Harvard's CS50 から2科目を採用。CODEGYM は、この教材を用いた履修証明取得を支援する上で、日本語での翻訳サポートや、課題等の取り組む上での学習コーチングを行います。

受講生が最終課題まで取り組むことで、ハーバード大学およびedXから、単位の履修認定証明書を得られ、就職活動に利用することができます。

週20-25時間相当 x 6〜8ヶ月間、計800〜1,000時間相当のプログラミング学習に取り組むことで、
日本の平均的な四年制大学と同等レベルの、コンピュータサイエンスの知識、コーディングスキルの習得を目指します。また、毎週3人1組でのグループワークを行い、ピアラーニングを通じた協調性などを育むほか、ハッカソンなどチーム開発の経験も積み、新卒エンジニアとしてのポテンシャルを満たします。


今回のプロジェクトの費用は、総額で約2,000万円を見込んでおり、別途スポンサーを集めるほか、本クラウドファンディングを通じて、300万円の活動資金の調達を目指します。

皆様からご支援いただいた資金は、新型コロナ緊急学生キャリア支援プロジェクトの支援にかかる教育コスト・教材費の「実費」に充当し、大切に活用させていただきます。

※ 私たちは新型コロナウイルスによる影響が学生に与える影響が当面は続くと考えています。このため、本クラウドファンディングで集まった活動資金は、継続して支援を続けるための資金として活用させていただきます。

■ 含まれるもの:GODEGYM Academy に対応するスタッフの人件費および本事業に間接的にかかわるスタッフの人件費のうち、取り組みにかかる費用のみを按分して算出したもの。

■ 含まれないもの:法人全体に関わる費用全般を除外しています。具体的には、事務所家賃や水道光熱費・法定福利費等・保険料・委託金などが除外対象です。


3月中旬 プレスリリース( 応募受付の開始 )

〜3月下旬  応募受付

3月下旬 〜 4月上旬 選考期間と入校ご案内

4月中旬 ( 4/17頃 ) 学習開始 ( -24週間 )

9月下旬 〜 10月 卒業制作 の DemoDay (協賛企業賞あり)
        ハーバード大学 CS50, CS50Web の履修認定申請
        卒業生の就職活動の開始

2021年10月 内定者インターン、23卒の学生インターンなどの活動開始

2022年  4月 22卒学生/当カリキュラム卒業生が、正社員として入社


<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


認定NPO法人フローレンス 代表理事 駒崎弘樹

様々な方の食糧支援や現金給付は少しずつ増えてきましたが、実際に職を手に入れるところまでの支援を行う取り組みはまだまだ不足していると感じています。
僕自身も、子ども支援や若者支援に長年携わってきた身として、エンジニア育成に実績のあるCODEGYMと困難を抱える10代を支援してきたCLACKが株式とNPOのセクターの壁を超え、協力して事業を行なっていく今回のプロジェクトは非常に応援したいと思っています。



<5,000円>

  • 御礼メッセージ

  • 活動報告のメッセージ

<10,000円>

 5,000円の内容に加えて、

  • 特設サイトへのお名前の掲載 
    ※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前(ID / ニックネーム可)をご記入ください(希望者のみ)

<30,000円>

  5,000円の内容に加えて、

  • 特設サイトへのお名前の掲載 
    ※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前(ID / ニックネーム可)をご記入ください(希望者のみ)

<50,000円>

  30,000円の内容に加えて、

  • 受講生の卒業制作発表のオンライン配信(2021年秋を予定)
    ※場合により職員とのオンライン交流会に変更となる場合があります。
    ※メール・メッセージにて詳細な日程 / オンライン会議URLをご案内いたします。オンライン接続環境(パソコン等)をご準備ください。
    ※ご視聴にあたってのお願い
     ・各拠点からの配信となります。途中、雑音など入る可能性がありますがご了承ください。
     ・通信状況により音声や映像が乱れる場合がございます。ご了承ください。

<70,000円>(企業様向け)

  50,000円の内容に加えて、

  • CODEGYM Academy特設サイトへの企業ロゴ掲載
    ※メッセージにて企業ロゴをアップロードできるフォームをご案内いたします。

<100,000円>

 70,000円の内容に加えて、

  • 授業参観への参加(期間中1回 / 2021年秋を予定 )
    ※メッセージにて詳細な日程 / オンライン会議URLをご案内いたします。オンライン接続環境(パソコン等)をご準備ください。
    ※ご視聴にあたってのお願い
     ・各拠点からの配信となります。途中、雑音など入る可能性がありますがご了承ください。
     ・通信状況により音声や映像が乱れる場合がございます。ご了承ください。

  • CLACK,LABOT両代表とのオンライン交流会
    ※メッセージにて日程調整のご案内いたします。

<300,000円>

 100,000円の内容に加えて、

  • インタビュー記事の配信
    ※メッセージにて詳細な日程 / オンライン会議URLをご案内いたします。オンライン接続環境(パソコン等)をご準備ください。

<500,000円>

 300,000円の内容に加えて、

  • 受講生と同じカリキュラムを全期間を通じての"聴講"
    (※ 個別サポート, 転職支援はありません。)

<900,000円>(企業様向け)

 500,000円の内容に加えて、

  • 卒業生のデモデイに審査員として参加可能

  • 卒業生との交流会へ参加 ( 2021年秋を予定 )


※システム上プロジェクト公開中にご寄付者の把握が出来ません。お手数ですが、備考欄に「お名前(所属)」をご記入いただけますと幸いです。本備考欄は外部には非公開です。情報等記載されたくない方は「特になし」とご記載ください。
※代表とのオンライン交流会のリターンご選択の方は、交流会の内容のご要望等ございましたら、ぜひ備考欄にご記入いただけますと幸いです。
※本クラウドファンディングでの寄付は寄付控除の対象とはなっておりません。




本プロジェクトは CODEGYM を運営する株式会社LABOTとNPO法人 CLACK による共同主催プロジェクトです。


株式会社LABOT( CODEGYM運営会社 ) について

ー Founder message ー

" 教育業界へ新たな価値観の提案。「教育による人の成長」に対する投資事業 "

創業者の鶴田は、10代からこれまで数多のサービスを企画・開発し、上場企業へ数億円規模の事業譲渡も経験してきましたが、いずれも数百万人が利用する人気サービスとしての手応えはあったが、社会の仕組みが変えられるインパクトには至らなかった。2009年に上京してから丸10年経ち、28歳になり第一子を授かったことも自身の起業家としての価値観に影響を与え、今回新たに立ち上げた LABOT では、過去7年のスタートアップ2社の成功/失敗の経験、日本の消費行動に変化をもたらしてきたメルカリ社でのプロジェクトマネージャーの経験と、同社のマザーズ上場を目に焼き付けており、これを活かしていきたい。創業からおおむね5年後(2024年)を目標に、店頭市場公開を目指し、10年、20年後にふさわしい新たな価値観を世に提案していきたい。創業事業として手がけるのは、これまで何十年も変化していない「教育」の領域でチャレンジ。子供の頃の夢である「教師」を叶えながら、経営者として次のステージに進みたい。
CODEGYM 代表 鶴田浩之



NPO法人CLACK について

ー 理事長message ー

僕がCLACKを立ち上げたのは自分自身の経験があったからです。 僕が中学の時、親の自営業の廃業や離婚があり、そのせいで高校時代にはお金が理由で様々なことを諦めないといけませんでした。自分の家にお金がないこと、ひとり親家庭でしんどい思いをしたことを相談できる人もいませんでした。 それでも、なんとか国公立大学に進学でき、今までできなかった様々なことにチャレンジしてきました。 特に「自分と同じような境遇で今しんどい思いをしている子どもに対しできることはないか」という想いを持って活動したのが「ひとり親家庭の子どもへの学習支援」でした。 活動の中で、生活困窮、虐待、発達障害、いじめ、大人への不信感で苦しむ中高生たちと出会い、少しでも彼ら・彼女らが将来に希望が持てるようになるための手助けをできないかと試行錯誤していました。そうして辿り着いたのが、プログラミングという手段を通した支援です。 対面で継続的に寄り添いながら、プログラミングを学ぶ機会を提供する。まずは少しずつでも自分の将来に希望が持てるように。そして、自分自身で人生を切り拓いていけるように。 何度困難にぶつかっても立ち上がろうと思える「たくましさ」 人の痛みがわかり人に寄り添える「やさしさ」 彼ら・彼女らが、そんな「たくましくてやさしい人」になり、同じようにしんどい思いをしている子ども達の等身大のロールモデルになってもらえたらと願っています。 CLACKでは、そのために必要な これからの時代で不可欠になるITテクノロジーの素養を身につける「プログラミング教育」 身近なロールモデルに触れ、自分の進みたい道を模索する「キャリア教育」 によって伴走して行きます。 今の世の中、まだまだチャンスは平等にあるとは言えません。経済状況や環境によって、CLACKが対象とする生徒は、他の子どもよりチャンスは少ないのかもしれません。 しかし、今の日本は多くの人の努力によって、お金や繋がりがなくてもチャンスへ取り組める場面が増えてきています。だから、そのチャンスが来たときに、まず生徒たちがそのチャンスに気づき、そしてそれを逃さず掴めるようにCLACKはサポートしていきます。
NPO法人CLACK理事長 平井大輝



CODEGYM 代表 鶴田浩之
僕は10代の頃、将来の不安や閉塞感に悩んでいたときにプログラミングと出会い、ものづくりを始めたことが、自分に自信がついた最初の原体験となりました。プログラミングを学ぶことは、単にスキルを身につけるだけではなくて、その試行錯誤の過程を繰り返すなかで得られる「諦めない力」や「達成感」、そして問題を推論して仮説を立てて考える思考は、社会人になって仕事をする上でも役に立つものだと確信しています。

コロナの影響によってキャンパスライフは大きく変わってしまいました。

日本にどの地域に住んでいても、どんな家庭環境で育っても、誰もが「機会」にアクセスして、挑戦できる。そのためにクラウドファンディングの力も借りて、支援者様からの想いを背負いながら、目の前の一人ひとりの受講生が学習に集中できるようサポートしていきたいと思っています。


NPO法人CLACK理事長 平井大輝

僕自身、高校時代は生活費や受験費用をアルバイトで稼ぎ、大学時代は、奨学金をもらいながら自分で学費を支払ってなんとか大学を卒業できました。

 CLACKで関わっている高校生、大学生からも新型コロナの影響による不況によって、将来の就職に大きな不安を感じている声が僕の元にもたくさん届いています。

今回のプロジェクトは、そうした新型コロナの影響を受け、新卒就職の門戸も狭くなった学生たちにとっての新たな選択肢を提供できると信じています。

クラウドファンディングを通して、一人でも多くの学生に希望と将来を切り拓くチャンスを届けるために、このページを読んでいただいた皆さんにご協力いただけると幸いです。




また女性ITエンジニアが少ない現状を改善すべく、ジェンダーギャップの解消に向けた取組を行います。



このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください