おかげさまで開始15日で目標に達成いたしました。ネクストゴールに挑戦しますっ!

 実は立木観音前には、6年前から「なぞなぞ掲示板」という掲示板を設置しています。

 本堂の真裏にあたるここには、毎月「なぞなぞ」を掲示しています。 なぞなぞの答えは本堂の正面に貼ってあります。 毎日登校と下校で2回ずつお寺の前を通る子どもたちに、どうかお寺と縁を持って欲しいと思い、始めたものです。

 ご覧の通り、ベニヤ板に単管パイプで足をつけただけのもので、なぞなぞにはビニール袋をかけてガムテープで貼っています。この機会に、なんとかして、この掲示板を風雨がしのげるアルミ製のガラス扉付掲示板に変えたいと願っております。

 ネクストゴールとして、さらに50万円を設定し、30万円で「なぞなぞ掲示板」を、そして、子ども達の未来の夢を願う「絵馬掛け」を20万円で建てたいと思っております。どうぞ引き続きのご支援をお願いいたします。

(令和3年5月26日)


はじめに

 道路が通るために切り倒されそうになったイチョウの大木が、根がついたままに彫り上げる「立木観音(たちきかんのん)」という全国でも大変珍しい仏像に生まれ変わろうとしています。

 東日本大震災犠牲者の慰霊と地域のこどもたちを見守るであろう、この観音さまを完成させるために、今、多くの皆様のご協力を必要としています。どうかご厚意をお寄せくださいますよう、よろしくお願いいたします。


流山市と東日本大震災 

 「水と緑と歴史の町」と呼ばれる流山市は千葉県の北西部に位置し、明治の初めには県庁が置かれるなど、大変栄えた地域です。都心まで電車で30分ほどですが、豊かな自然がまだまだ残っており、市の鳥にもなっているオオタカが生息していることで知られます。

 主な名物は、流山市が発祥の地である白みりん、いわゆる「本みりん」です。みりん風調味料しか知らない方には、ぜひ味わっていただきたい逸品であります。

 その中心部にある円東寺は、江戸時代初めに建てられた歴史ある寺ですが、ここ100年もの間、空き寺でした。しかし現住職がやってきてから、様々なイベントを行い、地域交流をはかってまいりました。平成22年から地元の畠山誠之氏(岩手県出身、元中学校校長)を招いて開かれた仏像彫刻教室もその一つです。

 その最中、平成23年3月11日、東日本大震災が起きました。多くの方々が犠牲となり、今でも行方不明者が多数おられることは皆様ご存知の通りです。流山市にも姉妹都市である福島県相馬市などから被災者の方々が避難してまいりました。

 震災被災地ご出身の畠山講師は故郷のために何かできないかと毎日考えたそうです。

震災で倒壊した円東寺境内の石灯篭 2011.3.11



立木観音像造立プロジェクト

 日本全体が悲しみに沈む中、震災でいのちを落とした多くの方のために、大きな仏像を彫ろうと畠山仏師と教室受講生が立ち上がりました。ちょうど同じころ、本来なら伐採されるはずであった円東寺の大イチョウが、道路計画縮小のため、根と幹の部分を残せることが分かりました。 それならば、根がついたままの「立木仏」を彫れるのではないかと夢が大きく膨らみました。

イチョウに対し、これまでの感謝を述べる 2013.11.16

 立木仏とは、日本古来の「霊木信仰」を元とし、根がついたままの自然の立ち木に、そのまま仏像を彫り出すもので、仏教と神道の合わさった全国でも非常に珍しい形の仏像です。その後、話し合いを重ね、慈悲の仏である観音様、なかでも3月11日を忘れぬために十一のお顔を持つ十一面観音様がふさわしいだろうと思いがまとまりました。


いよいよ観音さまを彫り始めることに 2013.12.3

 また、足元をくぐる「胎内巡り(たいないめぐり)」トンネルを掘り、特別な日にそこを通り抜ける行事を継続的に行いたいと考えています。巨大立木仏であり、なおかつ、胎内巡りができる、全国にまたとない仏像が今まさに出来あがろうとしています。


これまでとはすっかり変わった周辺の様子と観音さま 2014.11.28



流山市と子育て

 流山市は「母になるなら流山市 父になるなら流山市」のキャッチコピーが象徴するように、子育て支援に大変力を入れております。子育て世代から人気のある街としての評価も高く、3,40代を中心に人口が年々増えている全国でも注目の市です。

 いみじくも円東寺立木観音様の目の前は、流山市立おおたかの森小学校、中学校の通学路であり、すぐ隣は私立保育園です。新しくできる観音様には、地域を天災から守るとともに、子どもたちの健やかな成長をお見守りいただきたいと願っております。

 そのためにもオープニングセレモニーである開眼落慶法要の際に、大勢の子どもたちに稚児行列をしていただき、より深いご縁を結んでもらおうと考えております。

円東寺はなまつりに集まった子どもたち 2018.4.8


現在のプロジェクト 

 こうした皆の願いを込められた立木観音様は 平成25年(2013)から彫り進められ、やがて8年を迎える現在、ついにその御姿が完成しようとしております。

 ここから先の作業は、仕上げに入るため、何としてでも御姿をながく護るための御堂を建てねばなりません。そこで、皆様からの応援をお願いする次第です。

足場に乗って高所でノミをふるう畠山誠之仏師



プロジェクトで実現したいこと

・伐採される予定であった大イチョウを根のついたまま用い、十一面観音像を彫り上げる

・観音像の御堂を建立する
 御堂の建設にあわせて、立木観音像の足元をくぐることが出来るトンネルを作成いたします。これは胎内巡りともよばれ、観音様と一つになることができる大変ご利益のあるものです

・令和4年(2022)3月6日(日)に観音像開眼と御堂の落慶法要を行う。支援者へのリターンとして法要へご招待もありますので、遠方の方もぜひご列席ください

・今後も、胎内巡り参拝や子どもたちの健やかな成長を願う行事を行い、定期的に立木観音さまと縁結びをしていただく



  • リターン品の説明

・人気イラストレーター田中ひろみさんデザインのオリジナル御朱印帖

・今回限定の特別御朱印

・観音様の余材を用いた腕輪念珠

・観音様の余材を用いた記念御守り

・稚児行列参加

・落慶法要(令和4年3月6日)ご招待

・流山発祥の白みりんを用いたクラフトコーラや地域の名物店の餃子

・流山の地酒

・切り絵作家による、都心に一番近いローカル線「流鉄流山線」各編成の切り絵

・観光農園で収穫体験

・堂内芳名(御堂と共に、後世まで支援者のお名前を顕彰させていただきます)



稚児行列とは

 平安時代にまでさかのぼる伝統的な行事です。かつては修行として行われていましたが、現代では、かけがえのない命を恵まれたお子さんが、仏さまとのご縁をいただける、またとない機会になっております。行列のあとに、僧侶がお子さまお一人お一人に、頭上に仏さまの聖水をいただく「灌頂(かんじょう)」という儀式を行い、健全成長と守護祈願をいたします。

 七五三とは違い、お寺では本堂落慶や新住職就任などの大行事が無いと行われないものであり、地区で数十年に一度あるかないかの大切な行事になります。参加されたお子さんやご家族にとって貴重で得難い経験となることでしょう。

 また今回は特別に、立木観音さまの足元をくぐる、胎内巡り(たいないめぐり)を体験いただけます。



ご協力いただいている皆さんの紹介

田中ひろみさん 【オリジナル御朱印帖デザイン】


奈良市観光大使、「丸の内はんにゃ会」代表、「高野山・熊野を愛する100人の会」メンバー。これまでに約70冊の著書を執筆され、テレビ、雑誌などで人気のイラストレーター&文筆家さんです。


飯田信義さん【流鉄流山線各編成・切り絵】

 切り絵を使った行灯を流山本町だけで100ヶ所以上に設置し、新たな街の名物となりました。令和元年6月にはまちづくり功労者国土交通大臣表彰、11月には流山市表彰を受賞されています。

作品と飯田信義氏 浅間神社の御神輿
2014年 パリ 日本人現代作家21人展 出品作品

富士山
2015年 ロンドン HYPER JAPAN Christmas Market MIYABI パビリオン 出品作品

 今回、流山市民の愛すべき足であり、都心から一番近いローカル線『流鉄流山線』の切り絵を特別に制作くださいます。流鉄流山線は全長わずか5.8㎞の単線で、窓口だと昔懐かしい硬券を購入できることなど鉄道マニアの方にも人気です。

 2021年現在、『あかぎ』『若葉』『なの花』『さくら』『流星』の5編成が運用されており、本プロジェクトでは、それぞれの車両につき1点限りの特別制作をお引き受けいただきました。

昔の流鉄流山駅

流鉄ホームページ


吉田茂さん【どすこい餃子】

 吉登の四股名で大山部屋の力士として土俵に上がっていましたが、網膜剥離により引退。
地元、流山市に戻り夜学に通いながら惣菜屋『浜あげ』を開店。開店以来30年余り地元流山で人気の
名物『どすこい餃子』はボリューム満点!通常の約2倍の特大ジャンボサイズ!

 具も皮もすべてが手作り、野菜・肉・皮・原材料全てが国産100%。合成着色料・合成保存料は一切使用していない安心安全、まさにこだわりの餃子です。ぜひご賞味を!


さとうえみさん【クラフトみりんコーラ】

 

〈クラフトみりんコーラ制作者プロフィール〉

さとう えみ Emi Sato

料理講師/栄養士/製菓衛生師

短期大学(栄養士資格取得)卒業後、辻製菓専門学校へ。製菓衛生師資格を取得し洋菓子店へ就職。(株)大阪ガスクッキングスクールに転職し、約10年間、料理教室の企画・運営、メニュー開発に従事。結婚を機に退職し、流山市に転入。

京和ガス料理教室での仕事を始め、「食を通じたまちおこし活動」に協力したり、出産したり、様々な転機が訪れ2019年6月に独立。


他、多数のご協力をいただいております。


  • 工事計画と概算

 観音像の開眼法要と御堂の落慶法要の補助(約40万円)、稚児行列(約60万円)などの費用に充てます。
 御堂建築は令和3年6月からはじめ、10月末に完成予定。その後、観音像仕上げを行います。稚児行列と開眼落慶法要は2022(令和4)年3月6日(日)14時を予定しております。


・観音堂建設費用 1500万円

・稚児行列、開眼落慶法要費用 150万円

・記念品等 100万円

合計1750万円



これまでの活動

 本来ならば、お堂の建設には多額の資金を必要とするところ、畠山仏師の旧友である岩手県の須藤建業様が、このプロジェクトを聞きつけ、一切の使用木材をご寄附くださいました。このありがたいできごと、さらには円東寺の檀家さん方からたくさんの現金をお寄せいただき、お堂建設に向け既に準備が始まりました。東日本大震災犠牲者の供養と、今後起こりうる災害からの安全を祈念するためにもこの計画をなんとしてでも成功させたいと願っております。


住職のプロフィール

 私、増田俊康はサラリーマン家庭に生まれ育ちましたが、叔父である師僧に導かれ出家しました。平成16年に円東寺住職を拝命してから毎月、写経会、お寺ヨーガの会を開催。年末には、フリーマーケット「市の谷の市」を開き、地域の交流をはかってもいます。花まつり、ラジオ体操会、盆DANCE(盆踊り)、地蔵盆おこもり会(夏休みお泊り会)など子ども向け行事多数。地元では青少年補導員として22年間に亘り奉職。現在は保護司。間に、小学校PTA会長などを歴任。

 また、大道芸人PRINCOちゃんの名前で近隣の幼稚園や小学校などの各種施設、地域のお祭りなどでパフォーマンス活動をしています。

最後に

 お寺に行って仏さまに向き合ったとき、どのようなご縁を感じるでしょうか。令和の時代に新しく作られる「立木観音」様に、完成前から積極的に関わることは、皆様と深い結びつきを生みます。今回のプロジェクトが皆様にとって、マイテンプル、マイブッダをお持ちいただく絶好のチャンスになることを願っております。 

 

延命山 円東寺住職 増田俊康 金剛合掌九拝


<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。



  • 2022/03/14 18:22

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2022/03/10 14:09

    おかげさまで3月6日、流山立木観音開眼ならびに御堂落成慶讃法要を無事に終えることができました。皆様へのリターン品を順次発送させていただきます。複数種類をご支援いただいた方は、リターン品到着の日がまちまちになりますのでご了承ください(3月中の発送完了を目指しております)。これから毎年3月11日午...

  • 2022/01/04 15:13

    あけましておめでとうございます。おかげさまで、流山立木観音プロジェクトの「観音堂」がほぼ出来上がりました。あとは、内部の細部仕上げを残すのみです。なぞなぞ掲示板も設置済、屋根に宝珠もつきました。仏師さんは本日から仕事始め。急ピッチで観音像を彫り進めています。3月6日(日)14時から、予定通り「...

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