25年間子供たちと取り組んだ「一行詩」。子供たちの思いを記録として本にしました。コロナ禍の今だからこそ、一度読んでほしい本です。
父よ いつも心配しています。どうですか?体の調子と髪の量。(大学生)
先生よ あの子は良くて、わたしはアカン。なんでやねん!?(高校生)
息子よ 好きなこといっぱいやれ。嫌いなことも ちょっとはやれ(父)  

はじめまして。姫路市の大学で講師を務める後藤桂子と後藤奈々子です。
25年間続けてきた、生徒・学生・保護者・先生方との一行詩づくり。そこからすくい上げたホンネのつぶやきと関わりを、母と娘で編集しました。「これまで見えなかった、見ようとしなかったものが見えてきた」「いつの間にか自分が変われた」そんな不思議な力がある本です。
1人でも多くの人に届けたい!伝えたい!そんな思いで今回、クラウドファンディングを立ち上げました。

私が一行詩を始めたのは1994年。姫路市内にある中高一貫のミッションスクールで、国語教師として卒業文集を編んだ時でした。「普通の作文だと内容が似通ってしまう・・・何か生徒の個性を引き出す方法はないか・・・」ちょっとした思いつきでした。詩は1~3行程度で、両親や友人・先生など身近な人に宛てたメッセージの形を取りました。続けていると、保護者が一行詩で返信してくれたこともありました。次第に、死別した父へ、家族を捨てて出て行った母へ、不登校だった自分自身へ、誰にも言えなかった複雑な感情も言葉にしてつづられるようになりました。

・「お母さん」って呼びたいけど呼べない。だって私をゴミのようにすてたんだもん (娘から母へ)
・天国でもお酒飲んでますか? (娘から父へ)

この一行詩を使い大学で講師をしていた2年前の夏、脳梗塞を患い、他の大学に勤める娘の奈々子が講義の代行をしてくれました。
これを機に娘も一行詩の活動に係わることになりました。

       (学生たちと書いた一行詩の数々)

母の続けてきた“一行詩”の活動。傍で見ていると“きれい事”に思えた世界でした。でも講義を代行して自分がその世界に入ってみてはじめて、一行詩の不思議な魅力を実感しました。

スマホよ そろそろ持ち主離れてくれないと、勉強できない。 (大学生)

彼女よ ラインが面倒くさい。(大学生)

大学生の一行詩に如実に表れているように、SNSがスマホ利用の中心となった今、誰もが発信者であり、表現者です。「人とつながる・情報とつながる・アイデアとつながる」これがSNSの醍醐味であるとすれば、「自分とつながる」が一行詩の醍醐味と言えるかもしれません。       

本として手に取ってもらい、読んでもらう。一行詩を伝えるにはアナログですが、まずは本にする、活字として読んでもらうことがスタートだと思いました。

生徒・学生・保護者・先生方と取り組んできた一行詩の活動の記録です。
膨大な量の一行詩のほんの一部にすぎませんが、母娘でまとめて一冊の本にしました。表題の『わたしが素直になれるとき』がすべてを表しています。クスっと笑えて、ホロっと泣ける。読者の方それぞれの、大切な人・もの・こと・場所に、思いを重ねて読んでいただけると幸いです。

2019年5月、プロスキーヤーでクラーク記念国際高等学校校長の三浦雄一郎さんの「夢への挑戦」という講演会に参加し感銘を受けた私は講演後、アポもなしに「先生、これ読んで下さい」と一行詩の原稿と走り書きの手紙を渡しました。思いもかけず翌日、先生から直筆のサイン入りメッセージが届きました。そのメッセージが本のオビになりました。

(三浦雄一郎氏からのメッセージ)

出版にあたっては、参加してくれた生徒や学生たち、保護者の方々や先生方はもちろん、その他にもたくさんの方からのお力添えをいただきました。
本の表紙にさせていただいた地元の和紙人形作家の荒木富佐子さん、挿入絵を描いていただいた上月有希子さん、一行詩出版のきっかけを作っていただいた路上詩人・上山光広さんからは「書」をいただきました。

ご協力いただいた方へ返礼品をご用意しました。

※上記の返礼品と一緒にご協力いただいた方々に一行詩の投稿先をお知らせします。

本やDVDを見て、「私も一行詩作ってみようかな」と思っていただけた方は、一行詩とそれに込めた思いや背景を投稿してください。写真や動画を使った作品も大歓迎です!!また、著者や投稿者・協力者と繋がるZoomによる座談会、題して「一行詩で本音トーク」へもご招待します。
                               ※投稿及び参加はすべて任意です。

【最後に】

現在進行形で、様々な場所で様々な人の様々な想いが一行詩になっています。
日常の中から溢れ出る一行詩を、『みんなの一行詩』(仮題)として作品化することが
今後の母娘の目標です。


みなさまのご協力を、何卒よろしくお願いいたします。

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