はじめに・ご挨拶

前回のCAMPFIRE クラウドファンディングで皆様の御支援ご協力により「中野TRF(ゲーセン)」の営業の継続が可能になりました、心よりお礼を申し上げます。

この度じょにお元店長が復帰する事が決まりました。しばらく療養しながらになりますが完全復帰を目指し、定休日を無くせるように体制を整えます。復帰に伴い配信、イベント運営の活性化を図ります。

じょにお元店長復帰に伴い6月のGUILTY GEAR最新作「GUILTY GEAR -STRIVE-」に向けて本館及び新館拡充(配信・設備)計画を従来より強化させたいと思います。


このプロジェクトで実現したいこと

中野TRF(ゲーセン)に"APM3筐体"を新規導入し『GUILTY GEAR -STRIVE-』などの最新作をゲーセンでプレイ出来る環境を作ります。


プロジェクト内容

今後の永続的な安定運営および中野TRF発展の為にAPM3導入資金として【300万】を設定させて頂きたいと思います。中野TRF存続及び発展の為、今一度皆様からの御協力、御支援を宜しくお願い致します。


資金の使い道

APM3筐体を4台購入、オールネット新規契約諸費用など 約200万
APM3の配信設備・高速回線工事費・その他運営費用・CAMPFIRE手数料など  約100万


リターンについて

★1,000円 CAMPFIRE内メッセージでお礼、活動報告の支援者限定公開が読めます 

★5,000円 中野TRF応援コース①
当店HPに支援者のお名前(ハンドルネーム) を当店が続く限り掲載します。※備考欄に掲載用のハンドルネーム(10文字以内)をご記入ください。

★10,000円 中野TRF応援コース②
支援者のお名前(ハンドルネーム)を集めて1枚のポスターにして当店の店内に掲示、当店が続く限り掲示します。 ※備考欄に掲載用のハンドルネーム(10文字以内)をご記入ください。

★13,000円 中野TRF応援コース③

【中野TRF応援コース①+②】のセットになります。当店HPに支援者のお名前(ハンドルネーム) を当店が続く限り掲載します。支援者のお名前(ハンドルネーム)を集めて1枚のポスターにして当店の店内に掲示、当店が続く限り掲示します。 ※備考欄に掲載用のハンドルネーム(10文字以内)をご記入ください。

★30,000円 中野TRF応援コース④

オリジナルキャラの「Tシャツ」 (S,M,L,XL) シャツの色指定は出来ません(1種類です)+【中野TRF応援コース①+②】のセットになります。当店HPに支援者のお名前(ハンドルネーム) を当店が続く限り掲載します。支援者のお名前(ハンドルネーム)を集めて1枚のポスターにして当店の店内に掲示、当店が続く限り掲示します。 ※備考欄に掲載用のハンドルネーム(10文字以内)をご記入ください。 ※オリジナルキャラの「Tシャツ」(S,M,L,XLよりお選び下さい)※中野TRF応援コース④はリターン商品の発送の為、お届け先情報 が必要になります(国内限定)

100,000円 『企画持ち込み』 当店で開催可能なお好きな企画を持ち込めます。新館1日貸切りでのイベント、又は本館にて特別開催(複数台可)★ ★本人不在でも大丈夫です、遠方の方が企画だけ投げるのもOK!★★詳細はメールか現地でのやり取りとなります。 ※前回のリターンでは『サイバーボッツ大会の定期開催』という企画を実行しております。(企画の実行は当店主導になるので、支援金額以外の経費・費用は掛かりません)


実施スケジュール

資金の目途が立ち次第導入準備に入り、2021年 6月11日発売予定の『GUILTY GEAR -STRIVE-』 をメインとした「新作をゲーセンでプレイ!」  を開始したいと思います。

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【ゲームセンターと格闘ゲームへの思い・大会文化の未来への継承】

 ~四半世紀をゲームセンターに捧げて~

中野TRFオーナーの喜多と申します。

中野TRFは2004年より、サブカルチャーのメッカ中野ブロードウェイで営業を開始した格闘ゲームに特化したビデオゲーム専門店です。TRF(東京ランキングファィターズ)という店名は格闘ゲームの持つ競技性の素晴らしさを育て発信していきたいという思いを込めて付けました。


少し思い出話をさせて頂きますと…私自身は幼少期からゲームセンターのビデオゲーム、その進化と共に歩んで参りました。当時ビデオゲーム黄金期の中で、様々な魅力的なタイトル、そして最先端の技術が競合する世界に心捕らわれた私は成長と共に“EXCHANGER”というグループでベーシックマガジンを中心に活動するハイスコアラーとなりました。

“友人たちと競い合う楽しさ”を知ったのもゲームのお陰でした。

毎日、巣鴨、西荻キャロット(ナムコ直営店)の仲間たちとゲームのハイスコアを競い、多くの時間をゲームセンターで過ごしながら、ぼんやりと「将来はゲームセンターを経営したいな…」などと考えていたものです。

その夢は年を重ねると共に強くなり。本気でゲームセンターを将来経営したいと考え、18歳から始めたタイトー店舗でのアルバイトを経てシグマ(ゲームファンタジア)に就職し計10年間の店舗勤務経験を経て、10坪の狭い店でしたが荻窪で“EXC”というビデオゲーム専門店を1998年に開業。

そして開店から数年後、最初のアルバイト店員“ヒゲ君(B‐17)”の勧めでギルティギア・ゼクスを入れた所から私の人生がガラリと変わったように思えます。

ギルティギア・ゼクス は当時格闘ゲームに興味の薄い自分でも感動するくらいのグラフィックの美麗さ、そして格闘ゲームとしての完成度の高さ! 売り上げも凄いゲームでしたが、大会を開いた時に感じた、今までにない競技性の高さ、競技プレイ人口の多さ、そして個性あるプレイヤー達の織り成す魅力ある試合に一瞬にして心を鷲掴みにされました。

今まで個人、個人でハイスコアを競い合い戦ってきた自分の世界に、「対人戦で生まれる人間関係」という楽しさが加わり一気に人生が豊かになった気がしました。

その内「自分は強い対戦ゲームのプレイヤーにはなれないけど彼らが楽しめる“場”を作りたい」と考え…そこからギルティギアとの長い付き合いが始まったのです。

弱いながらもギルティギア・ゼクスのサミーズカップ全国大会予選に参加。楽しみ、盛り上げていこうとしていた20年前のあの頃…

それから遮二無二大会を盛り上げ、様々なイベントを企画し荻窪EXCのギルティギア・ゼクス 大会は半年後にはピークを迎えます。

わずか10坪の敷地に150人以上が集まり常連の“マゴ(現プロゲーマ)”、“K.I(北斗の拳闘劇覇者)”の他に“パチ氏 (現ARC)”などサミーズカップ全国大会に出場するような有名プレイヤー達がこぞって参加してくれ大変に盛り上がりました。

今でもあの時の熱狂を思い返すと胸が熱くなります…

ギルティで盛り上がった荻窪EXCはアルカディアにも大きく掲載され、カリスマ堂に認定された。

しかし、それと同時に「いくら盛り上げても店舗としてのキャパシティーが足りないとプレイヤーやギャラリー達が楽しめないので無いか?」

そのような矛盾を感じ始めた自分は棲み分けで「格闘ゲーム専門の2号店が出せないだろうか?」と考え、中野ブロードウェイの四階の一角に2店目の中野TRFを2004年10月9日に開店しました。当時4階は閑散としていましたが逆に「大会がやりやすいかもな」とプラスに捉えました。

中野TRF内装完成直後開店前夜の中野TRF初来店のお客様は
荻窪EXC常連の興ノ助君

翌年のGWメルブラ大会
では参加者180人が
中野TRFに集結

そして開店当初から今まで紆余曲折ありながらも、現在まで中野TRFを続けて来ました。しかし昨年コロナによる影響で売り上げが3割ほどに激減し、私はいける所までは続け、限界が来たら「良い思い出と共に店終いしようと…」そんな考えでいました。今にして思えばコロナ禍の先が見えない状況に、いささか悲観的になっていたのかもしれません。

今年に入ってから、じょにお君が久々に顔を見せてくれ「店を辞め療養中だけど治ったら、またゲーセンで働きたい! 休んでいる間にTRFでお手伝いがしたい」と熱意を語ってくれました。

当初は今後の見通しも立たず店の存続だけを考え、1人でひっそりとやって行くつもりで断りましたが、それから数日後にRAK(ラク) さんも店に会いに来てくれ、二人とも連日通いつめて話をしメールでもやり取りをする内に、彼等のゲームセンターとギルティに対する熱い思いに触れ「現状を少しずつでも変えて行かなければダメだ!」と考えを改めました。

現時点では二人に「将来的に必ず報いる事の約束は出来ない」ということを伝えた上で、協力してもらう事になり、じょにお店長、RAK技術本部長と共に「最後まで足掻きに足掻いて店を盛り上げて行こう!」と今は決意を新たにしています。

そして、今までの皆様の支援とお力添えでなんとか中野TRFの当面の存続は可能とはなりましたが、未だに予断を許さない状況なのが現実です。現状を良い流れに改善し、安定した運営をしていく為に恐縮ではありますが三回目の支援のお願いをさせて頂きたいと思っております。



【三回目のクラウドファンディンをお願いするにあたって】

~ゲームセンターの未来・可能性の継承~ 


二回目のクラウドファンディングの終わり際に、じょにお店長の就任が決まり話会いましたが、当初はTRF本館と新館に現状ある設備や資材を、やり繰りする事で盛り上げて行く方針でお願いし、APM3の導入は全く考えていませんでした。

しかしながら、何度も じょにお店長と対話を続けて行く上で、最近のゲームセンターと対戦ゲームを取り巻く環境の変化に懸念を抱くようになり、また今後の店の存続を図る意味でもAPM3の導入にはかなりのメリットがあるように感じはじめました。

以下、APM3導入および中野TRFの今後の存続の支援をお願いしたい思いを知って頂ければと思います。



【第一項 ギルティギア第一人者という人材を活かす為に】

ギルティの第一人者「じょにお店長がいる中野TRFで新作ギルティギアをお客様に遊ばせてあげられないだろうか?」、「有能な人材がいるのに能力をセーブさせ、お客様に楽しい環境を提供しないのは何か違うのではないか?」と考えました。現在、中野TRFはブロードウェイからの要請で平日は20:00以降でしか大会ができなくなり、コロナの影響で人を集める事も社会情勢的に難しいという厳しい状況ですが、それを考慮した上で人数を調整した大会や配信などで盛り上げていければと思っております。

そして当然ながら、じょにお店長の能力を最大限に活かす為に、また彼の楽しみであり生きがいでもある、新作ギルティでの運営が出来る環境を整えてあげたいというのもあります。

同時に、業務用を中野TRF本館、家庭用を新館で使い分けて少しでも格闘ゲームの競技人口を増やす試みをしていきたいと考えております。初心者~上級者まで幅広く対応可能な「ゲーム寺子屋(初心者に手ほどき)、ゲーム道場(より強くなりたい方向け)、コーチング業務(更なる高みに登りたい強者コース)」のようなプロゲーマー予備軍のアマチュア選手層増加の手助けと教育システムも企画、導入していきたいと考えております。格闘ゲームが再び競技人口を増やす為には“格闘ゲームを“楽しむ”教育システム”が、これからの格闘ゲーム業界に必要だと感じているからです。

とは言え堅苦しいだけで無く、野球で言えば少年野球、草野球、高校野球、社会人野球、プロ野球の様に同じ野球でも様々レベルに応じた楽しみ方が出来る様に模索していければとも考えています。



【第二項 衰退の流れにある格闘ゲームへの憂い】

現在のゲームセンターや家庭用を含むゲーム業界を見る限り「格闘ゲームが衰退しつつある」という流れを感じ、そんな状況を憂いています。

最近はどこのゲームセンターも格闘ゲームにスぺースを割いてある店舗が少なくなって来たと思います。eスポーツシーンへの配慮(アーケード先行販売だと日本のプレイヤーが強くなりすぎてしまい差が出てしまう為等)故の家庭用先行もしくは同時発売。結果、家庭用が重視される中でのインカム(売り上げ)低下などが原因だと思われますが、これは店舗運営が苦しくなるだけでは無く。格闘ゲームのプレイ人口の減少にも繋がる由々しき事態だと思います。

「既に格闘ゲームは他の衰退したジャンルと同じ道を歩んでいるのではないか?」そんな現状を感じ、それに歯止めを掛けたく思っております。

更に格闘ゲームのプロゲーマを見ても、ここ数年間は同じ顔触れのプロが多く、他のFPS等のジャンルに比べ圧倒的に「若者が少ないな?」と感じる部分があり、これでは新旧世代交代のドラマも生まれず業界も盛り上がりません。店を運営していてもひと昔前の様に若い子や学生達が来店しなくなった様に感じます。若者の格闘ゲーム離れは想像以上に深刻なのです。若者がいないという事は下の層が育ってないのでいずれジャンルが廃れる時が迫ってきてるという事でもあります。人気YouTuberやVTuberを見ても格闘ゲームを題材(対戦相手が必要なので動画的に配信し難いとかがあるにしても…)にしてる配信者が少ないのは寂しい限りです。

格闘ゲームの楽しさを知ってもらえるチャンスは新作が出た時の発売日からの初動が大事だと考えております。「それなら家庭用でもいいのでは?」と思う方もいらっしゃると思いますが、“ゲームセンターという場(店)”で注目度の高さを使い発信・布教していくアドバンテージは今だに大きいのではないでしょうか。

そして、どのジャンルにも共通する事ですが“楽しみながら学べる場”が大事と思います。シューティングやアクションゲーム、パズルゲームなど1人で遊ぶゲームも楽しいですが、対戦格闘ゲームには、対戦し切磋琢磨することで知り合いが増え、やり取りでの情報共有による知識の増加等、ネットで何でも調べられる世の中ですが、実際に会ってやり取りする情報交換の大事さは比べ物にならないように思われます。リアルで交流する事でゲームに対しての楽しみ方の理解深度が高まり、継続モチベーションが上がる作用は絶対にあると思います。

長年店を運営してきて確信を得てますが、私は格闘ゲーム人口を増やす為にはゲームセンターという“場”は絶対に欠かせないと確信をもっています。過去に衰退したジャンルの多くは、インカム(売上)効率の悪さ以外にも衰退の原因として、気軽にワンコインから試せるゲームセンターという場に置かれなくなったことが、そして場に置かれなくなった事による愛好者達の交流の減少が原因の一旦であり、正に今格闘ゲームもその様な状況にあるのではないでしょうか?

格闘ゲーム全盛時は、若い新規層開拓の役割を“NEOGEO”が補っていました。当時スーパーマーケット、ビデオレンタル屋、文房具店、駄菓子屋、果てはクリーニング店の軒先にまで設置してあったNEOGEOのスタンド筐体は、気軽に格闘ゲームが体験でき、新規層、格闘ゲーム予備軍を育て、果てにはゲームセンターへの誘致など、様々な面で優れたゲームキッズ達の量産装置だった様に思えます。当時ゲームキッズ達が駄菓子屋の軒先で遊んでいた時は、腕に差があまりない身内との対戦が楽しそうだった記憶があり、うまい子は気を使って1本取らせてくれ出来るだけ協力して長く楽しむ…そんな思いやりのある環境は初心者を上手く育てる土壌があり、上級者にいきなり刈られて心折れるという事も少なかった様に思います。

リース(レンタル)筐体で設置店には電気代のみがかかり、売り上げの半額は貰える。今にして思えば現代の課金ビジネスをアナログでやっていたSNKの先見の明には驚かされます。しかし現在はその様な装置は失われ、スマートフォンゲームや家庭用の体験版などが、かってのNEOGEO筐体程に格闘ゲーム好きを育成してるようには思えません。

NEOGEOのスタンド筐体無き今、格闘ゲーム新規開拓の最後の砦はやはりゲームセンターなのではないのでしょうか?

衰退を感じさせる原因の一つに「格闘ゲームのプレイヤー人口が減っている」というのもあります。今までゲームセンターが担っていた楽しく学ぶための“学習施設としての機能”が失われつつあるからです。ゲームセンターの減少、そして施設が残っていても店内は格闘ゲームが少なくなったという今の現状が更に愛好者、競技人口を減らしているのだとおもいます。

新規を育て教えるなら「家庭用を使ってオンラインでいいのでは?」と言う意見もあると思いますが、現在テレワークで大学に通えない方たちが学習意欲やモチベーションの低下などを記事で目にすると、やはり人と人とのふれあいの場は大事なのだと感じますし、直接のやり取りの方が効率的な学習結果が出る場合は多いと思います。直接会う事で得られ、与えられる情報量は莫大で、モニターを通したやり取りでは伝わらない微妙なニュアンスを感じならがのコミュニケーションは、やはり大切なのはないでしょうか?

ゲームメーカーとユーザーの間に位置するゲームセンターの役割とは? と考える時に「ゲームセンターはメーカーから提供されたゲームを只置いてお金を稼いでるだけ」と思われがちです。しかしゲームセンターは、ゲームとユーザーをつなぎ育てる。言わば社会で学校のような大切な役割があり、業界においてはゲームを楽しむ手ほどきをし、人と人とが知り合える手助けができる、誇りをもっていい素晴らしい仕事だと私は考えております。更には優秀な店員達は、楽しいく交流の出来る場をつくり上げ、お客さんを繋ぎ仲良くさせ人生を豊かにする。これは目に見えない形なので余り評価はされませんが、人を楽しませるという意味ではゲーム制作にも負けないくらいのクリエイティブな作業(店作り)であり、接客レベルも出会いを結ぶという意味では業界最高峰と言えるのではないでしょうか?

「ゲーム大会文化」の素晴らしさにも触れない訳にはいきません。大会をすることで普段そこまで話さない同じ趣味の人たちと絡みあい仲良くなる。そしてお互いが錬磨した誤魔化しの効かないパフォーマンスをぶつけ合い大会を盛り上げる事の可能性は無限大です。特に素晴らしいプレイヤーのパフォーマンスは更なる新規のプレイヤーを呼び込むと私は思っています。

バスケットボールのルールを知らない少年がマイケル・ジョーダンのエアダンクを見て感動しバスケを始める様な体験が皆さんにもあるのではないでしょうか? 今までバスケに興味もなく競技ルールも余り知らない子が、ジョーダンの素晴らしいパフォーマンスを見て自分も始めてしまう…

そんな素晴らしい現象と影響がスポーツにはあります。

私的には梅原大吾選手が見せた背水の逆転劇は、マイケル・ジョーダンのパフォーマンスレベルに匹敵する、正にeスポーツがスポーツで有る事の証明の様に思えました。

あの試合をみて格闘ゲームに興味を持った方も多いのではないでしょうか?

決して他のスポーツに負けていない本質的なパフォーマンスの影響力、そして感動がゲーム(eスポーツ)にはあります。

その様に、己の努力し、錬磨した嘘偽りないパフォーマンスを大会でぶつけ合い。それを見た人の人生をより良い方向に突き動かすエネルギーを生み出す力。世界が良くなっていくというのは、この様なスパイラルの中にあり、大なり小なりゲームセンターの大会はその可能性を秘めている世に貢献出来る素晴らしい装置をもった遊戯施設といえます。

私は格闘ゲームのプレイヤーではなく運営者ですが、そんな私でも大会の持つ素晴らしい可能性を感じることがあります。目を閉じて思い返せば…「あの時ギルティの大会をしていなかったら自分の人生はこんなに豊かになっただろうか?」と、大会をしてない世界の自分を想像するとかなり怖くなります。

大会をした事で知り合いや友人が増え、店にTVや雑誌の取材が来てくれ、あの東スポにまで大きく掲載され、ふ~ど選手と倉持由香夫妻にも出会いの場だと感謝のお礼を頂き、今回もそうですが苦しい時に過去の店員、常連達が心配して会いに来て支援してくれる…本当に大会が持つ力に感動を覚えます。格闘ゲームとゲームセンターの大会という素晴らしい文化を絶対に次の世代にも繋げていきたいと本気で考えています。



【第三項 失われつつあるコミュニティスペースへの危機感・存続への努力】

これは中野TRFだけに留まる話ではないですが、ゲームセンターというコミュニティスペースの消失への懸念もあります。

格闘ゲームはスポーツでいうと柔道やアマレスの様な基本1対1の競技ゆえ、”頼れるのは自分のみ“のストイックでシビアな一面があります。実際の所、格闘ゲームはアクティブな動きの中で考える将棋やチェスみたいにロジカルであり、高いレベルに行けば行くほど運要素が少なくが大事になってきます。ですがシビアな故、誤魔化しが効かない自分の努力の結晶をぶつけ合う格闘ゲームの対戦は、他の格闘技と同じく、嘘偽りないゲームというデバイスを通した“濃密な技の応酬による無言の交流”であり、このような対戦での共感性(わからせ合い)で育まれる濃厚な人間関係は格闘ゲーム独特の素晴らしい文化だと思います。

しかしながら、余りにもストイックすぎて新規が付きずらいという側面がやはり強く出てしまうというのが格闘ゲーム人口減少の大きな原因になっているのではないでしょうか?

最近ゲームメーカが、必死に初心者救済処置としてシステム上に色々な救済策を講じていますが(A連打コンボなど、私はシンプルモードでしかプレイしないので重宝していますが)、あまり功を奏してるとは思えません。新規客層開拓の為に初心者が簡単にそこそこ遊べる工夫なのでしょう。しかし結果、目に見えて新規が増えてる訳でもなくゲームとして何かおかしくなってる様な感じも受けます。

以前の格闘ゲームはその様なシステムを入れる必要が無かったのに、最近何故? その様なシステムを組み込むのかと言えばこれもゲームセンターという学習設備の消失による段階を踏んだ学習による新規客層の取り込みが出来なくなった事が原因に他ならないからではないでしょうか?

例えばですが…サッカーが足だけボールをコントロールするのが難しいから競技人口が減ってしまった。それなら「初心者達は手を使ってボールを掴んで投げていいよ」という事があっては、競技としてのサッカーというスポーツ自体がおかしくなってしまいます。スポーツの定義の一つに共通した公平なルールの元で公平に競い合うというものがあります。安易に初心者向けの対策を講じるより、正しいスタンスでボールを蹴る、フィールドで長く動けるようにフィジカルを鍛えるなど個人を見て的確なアドバイスをし、初心者が競技を楽しめるコーチングメソッド、そしてそれを練習し成果を実感出来る場所が必要なのではないでしょうか?

ハンデという概念はスポーツにもありますが、それは個人個人が相手を見て配慮ですべきであり、競技ルール(格闘ゲームのゲーム性)をいたずらに変革させるべきではないように思えます。

逆に考えるとゲームというジャンルがスポーツ競技として今後認められる為には“ゲームセンターという育成・コーチングの場”は絶対になくてはならないとも言える訳です。

そのような“学び合い・競い合い”、いや“学び愛・競い愛い”の“場”を失うことの社会の損失は笑いごとではなく深刻な事です。既に10数年前からゲームセンターの閉店ラッシュが始まり、コロナになってからは更に加速が進み、ゲームセンターという文化が正に今、危機を迎えていると感じます。

ゲームセンターの良い所はそれだけではありません。家庭用ゲームは環境設備(ゲーム機本体、またはPC、ソフト、アケコン)を揃えるまでが大変ですが、少し格闘ゲームを試したいという場合はゲームセンターという場所は非常に楽といえます。100円で安価にお試しプレイが出来るアンテナショップとしての役割は、後に家庭用格闘ゲームへの誘導、そして売り上げ向上にも有効だと思います。

更に100円を入れてプレイする行為は、100円というリスクが何よりもゲームプレイに真剣味を持たせ、集中力を増加させ、そして楽しさを増幅させます。毎回リスク(100円)を背負って真剣に対戦する。このような場で対戦する事で強いプレイヤーは生まれてくるのではないでしょうか? お金を稼ぐ行為は時間(寿命)を削っているわけですから100円分の命を懸け、しのぎを削っての対戦が熱く真剣にならない訳がありません。勿論、海外勢を見ていれば家庭用でも強いプレイヤーは育つと思います。が、もしゲームセンター100人と家庭用100人で成長率を見た場合。持論ですが「より大勢の強いプレイヤーを輩出できるのはゲームセンターという環境なのではないのかな?」と私は思います。

中野TRFはその様な大げさではなく格闘ゲームを通じて真剣に学び、競い合いが出来る素晴らしいコミュニティスペースのゲームセンターを存続できるように新たな生き残り方を模索し努力していきたいと思っています。



【第四項 何度も助けられたギルティギアへの思いと拘り】


少し個人的な話になりますが…最後はギルティギアへの拘りと思いです。

私の人生をガラリと変えたギルティギアに恩義といえば大げさになりますが、ギルティには凄く運命的な物を感じています。「このゲームと出会ってからの人生」を考える度に大げさで無く心からの感謝しかありません。皆さまにもそんな人生を劇的に変えてくれる程の出会いをもたらしてくれたゲームがあるのではないのでしょうか? 私にはまさにギルティギアがそうだったのです。

荻窪EXCの運営が危ない時もギルティが救ってくれ、中野TRFも開店二か月で閉店を考えた時もありましたが、ギルティ常連が店の存続の為に奮起してくれ、当時としては珍しい対戦動画をHPに上げ、大会を主催し盛り上げてくれました。また業界初となる「ゲームセンターからの生中継(スティッカム)」のタイトルもギルティギアであり当時のじょにお店長が配信を行いました。北斗やストⅣを盛り上げてくれたK.I 元店員も荻窪ギルティの”霧ハメ君”として常連となり知り合ったのが縁です。そして三度目の正直ではないですが、コロナ渦の危機に じょにお店長がまた会いに来てくれた事も偶然の様には思えないのです…

他にも大変なら協力したいという元店員達、プロゲーマーになっても相変わらず応援、支援してくれる マゴ氏、皆ギルティギア繋がりで知り合った…本当に不思議な縁だと思っています。この素晴らしいギルティというゲームで味わった楽しみ、そしてギルティギア以外にも助けられた他の格闘ゲームも含めて格闘ゲームという文化そのものが生み出す奇跡を未来に伝え繋げていきたいと心から思います。

長くなってしまいましたが…今一度、ゲームセンターそして格闘ゲーム、eスポーツ、そしてギルティギアという素晴らしい文化を熱い気持ちで盛り上げて行きたいとたいと思います。

ぜひ今一度、皆さまにお力添え頂ければと思います。


最後に

皆様のご協力で助けて頂きました「中野TRF(ゲームセンター)」 を維持運営しながら、アーケード/家庭用の最新作の配信でゲーマーの裾野を広げて行き、オフライン対戦にも興味を持ってもらい広い意味でも「ゲームセンター文化」を守って行きたいと思っています! 

中野TRF 喜多





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