English information follows below

About

PHOTOHOKUは、東日本大震災で写真やアルバムを失った家族へ、
新たな写真を撮影しアルバムに収めてプレゼントするプロジェクトです。
震災から半年経った2011年9月11日に設立以降、外国人プロカメラマンが中心となり、毎月一度被災地に訪問して150以上の家族にアルバムを渡してきました。

Photograph(写真) × Tohoku(東北)= PHOTOHOKU

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Concept

3.11の悲劇が起きて、たくさんの方が家族を失い、写真をも流されてしまいました。

写真は人生の宝ものです。
思い出を、カタチにして残してくれます。
失ってしまった愛する人、モノを思い出させてくれます。
人生とともに写真を撮りつづけ、アルバムにして、自分の歴史をつくり上げてきた人がほとんどです。
なくなった写真は取り戻せませんが、それでも今という瞬間を、これからの思い出を大切にして欲しいと願い、新たに家族の思い出、フォトアルバムを共に紡いでいく“PHOTOHOKU”というプロジェクトを立ち上げました。

どんなに辛くても人生は続きます。
子供たちは日々成長するし、新しい出会いもあるでしょう。家族も増えるかもしれません。
新しい思い出は作られていくべきです。
その役目として新しいフォトアルバムが少しでも助けになればと願っています。

HowTo

1.カメラマンが被災地に訪れ、新しい写真をインスタントカメラで撮影。その場でアルバムにして渡します。

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プロ用のインスタントフィルムカメラを使います。

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デジカメしか知らないこども達は、初めてのフィルム写真にどきどきわくわく!おじいちゃんおばあちゃん世代は懐かしそうに写真をめくります。

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フィルムならではの味のある写真が撮れます。

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撮影した写真をアルバムにはってプレゼントします。
被災地の方々は、悲劇の被害者としてよくカメラを向けられます。勝手に写真を撮られ、どこで使われるか分からない恐怖からカメラを向けられるのを嫌がる人も多いです。しかしインスタントフィルムで撮影した写真なら、あなただけのために撮ったこの世に一枚しかない写真だということが伝わります。撮った写真はすべておいていく。それがPHOTOHOKUのやり方です。※掲載している写真は、活動PRのため許可をいただいたものです。

2.寄付で募った中古カメラを手渡しする。

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PHOTOHOKUでプレゼントするアルバムにはあえてたくさんの空白が残されています。
アルバムを受け取った方が、自らの手で「これからの思い出」を築いていくためです。
カメラをなくした方には、寄付で募ったカメラを手渡ししています。

3.再度訪問し、カメラの中身をプリントして、一緒にアルバムを紡いでいく。

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PHOTOHOKUは、アルバムを渡した家族に何度も会いにいきます。アルバムが続けられるよう、カメラに撮りだめた写真のデータがあればプリントアウトします。定期的に訪れることで、撮影した家族と関係が構築され、アルバムも続けることができ、責任をもって関わっていくことができます。

Return

▼プロカメラマンが現地で撮る東北の美しい写真のオリジナルはがき

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▼オシャレなフォトアルバム/現地で撮影したポラロイド写真3枚付き ※写真はイメージです

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その他プロカメラマンによる撮影体験やPHOTOHOKU参加など。

この一年間、PHOTOHOKUは毎月被災地に訪れ新たな写真を撮りつづけてきました。仮設住宅の居住が認められている3年間を目標に、あと2年間は毎月続けていきたいと思います。
また仮設住宅だけではなく、小児がんセンター等の施設や海外ではスリランカからオファーがくるようになり、活動が広がりつつあります。新しい写真がきっと新しいチカラになる。そう信じて活動を続けていきたいと思っています。資金は東北への交通費や滞在費に使用させていただきます。応援どうぞよろしくお願いいたします。

Exhibition

2012年9月で、PHOTOHOKUは設立して一周年を迎えます。
これを機に、今の東北の姿やPHOTOHOKUの活動を知ってもらいたいと願い写真展を開催します。

開催期間:2012年9月21日(金)- 23日(日)
会期時間:21日11:00-20:00、22日・23日 11:00-19:00
会  場:3331 Arts Chiyoda B104会場(B1F)
http://www.3331.jp/
展示内容:活動写真、東北の写真、被災者の方からお借りしたアルバム
ワークショップ:プロ用インスタントフィルムカメラでの写真撮影(¥500)
※写真はお持ち帰りいただけます。

主催:非営利団体PHOTOHOKU
協賛:富士フイルム株式会社
お問い合わせ:yuko@photohoku.org(PHOTOHOKU共同代表 吉川優子)

PHOTOHOKU is a Tohoku-based charity project that revolves around photographs.
Its name is a portmanteau of the words PHOTO and TOHOKU. The project was launched last year and for the past twelve months Tokyo-based photographers have traveled to
the tsunami-affected regions in Northern Japan around once a month.
We visit the temporary housing areas and find families who have lost their photos and
photo albums and help them to start new ones by taking their portraits on instant film. Using those photos, we then fill the first few pages of a new family album, which we
present to them – often with a camera as well so that they can continue the albums (we are collecting retired digital camera donations through our website).
On subsequent trips, we sometimes re-visit the album/camera recipients, this time with a printer, so they can add the photos they've taken with the cameras we have given them to the albums as well.
Photohoku provides a way for them to remember their old photos and a way to
look forward, making new memories and re-starting their photo lives.

The project has been running for a year now and in that time we have gifted well over
120 family albums and made countless photographs.
We aim to continue this project for three years, at the same frequency as now,
since this is how long the temporary housing complexes for the people affected by the events of last year will remain in place.
We are also hoping to expand this project to include the childhood cancer care center, hospitals and other institutions.
Please donate to Photohoku and help us keep the project alive.

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