※グリーンレモンのご支援を検討くださる方々へ。お知らせとお願い。

今年は思いの外レモンの色付が早く、既にほとんど黄色くなってきています。ご検討くださるグリーンレモンが本来のグリーンレモンらしい風味として皆さんへお届け出来ないと判断します。皆さまには楽しみを減らしてしまうようになりますが、Non chemicalとLow chemicalのグリーンレモン双方のご支援はご遠慮いただきますことをお願い申し上げます。 詳細は12/13の活動報告をご覧ください。


国産Non-Chemicalレモンの美味しさを知ってほしい!

レモンサワー、レモネード、塩レモン、レモン鍋……。

レモンを使ったレシピがどんどん広まっていますが、みなさんはレモンそのものの美味しさに着目したことはありますか? 大好きなレモンサワーを、瀬戸内の島で栽培されている「食べて美味しいレモン」で作ってみるとーーーそれはもう、震えるほどの旨さです!


そのレモン、圧倒的旨さ。

スーパーに並んでいるレモンは、そのほとんどがアメリカ産やチリ産、メキシコ産などの輸入モノ。国産レモンは全体からすると20%もありません。瀬戸内海を縦断するしまなみ海道のほぼ中央にある生口島(広島県尾道市瀬戸田町)は、国内有数のレモンの産地。最近では「瀬戸田レモン」として注目されるようになってきました。

そんな生口島で、一風変わったこだわりのレモン栽培を続けているのが『citrusfarms たてみち屋』です。そのこだわりとは、ずばり「食べて美味しいレモン」を目指していること。皮まで丸ごと味わえることを大前提としています。皮ごとかじってみると、もちろんレモンならではの酸っぱさはあるものの、その奥に優しい甘味も感じられて、不思議な味わい深さ。爽快な香りと心地よい苦味がクセになり、他のフルーツにはない鮮烈な美味しさを楽しめます。

実は、レモンは完熟すると、糖度が10〜11度に達するほど甘味が強い果物(外国産は糖度7〜8度)。皮ごと食べることによって苦味成分が、強い酸味と甘味を調和させ、全体の味わいをまろやかにしてくれるのです。

一体、何が違うの!?

『citrusfarms たてみち屋』のレモンは、食のプロからの評価が高く、全国の有名なバーやレストラン、パティスリーなどに直送されています。

『Bar BenFiddich』(バー・ベンフィディック)のバーテンダー、鹿山博康さんも、『citrusfarms たてみち屋』のレモンに惚れ込んだ一人です。『Bar BenFiddich』 は、鹿山さんが自ら栽培する薬草や、自家養蜂で採取するハチミツなどを使ったカクテルで人気を博す店で、世界のバーランキングで常に上位にランクされるなど、世界的に高い評価を獲得しています。

鹿山さんは、いつも使っているレモンの農園を実際に見てみたいと、『citrusfarms たてみち屋』を訪ねました。おもむろに、もぎたてのレモンでレモンサワーを作った鹿山さんは、一口味わって「ここのレモンは、やっぱり香りのフレッシュさが違う。そしてしっかり熟しているから、味わいがまろやか。最高のレモンサワーに仕上がります」と話します。

このレモンサワー、みなさんにもぜひ味わってほしいです。

まだ枝についた状態のレモンを絞ってレモンサワーを作るバー・ベンフィディックの鹿山さん。

瀬戸内海を見渡せる畑で、レモンを使ったカクテルを振舞ってくれた鹿山さん。

超一流のプロを魅了するレモン

『citrusfarms たてみち屋』のレモンは日本料理店でも活躍しています。その1軒が東京・南青山の『てのしま』。料亭『菊乃井』の本店で副料理長、赤坂店で料理長を務めた林亮平さんが2018年にオープンした和食店で、2020年にはミシュランガイドで一ツ星を獲得しています。

林さんは、『citrusfarms たてみち屋』を食べて驚いたと話します。
「ひと口に瀬戸田レモンといっても、農園によってその品質はさまざま。『citrusfarms たてみち屋』のレモンはずば抜けていました。とにかく味わいが力強い。力強さがありながら、繊細で、どこかやさしい。力強さと繊細さって矛盾するはずなのですが、そのバランスが取れている不思議な美味しさがある。生産者の方の人柄がレモンに凝縮されているような気がします」

いりこレモンのタレでいただく「てのしま」特製の「豚のいりこレモン生姜焼き」。

林さんはレモンの果汁はもちろん、皮まで食べる素材として活用しています。「豚のいりこレモン生姜焼き」は、テイクアウトで人気の一品。瀬戸内特産のいりこを香ばしく乾燥させて擦り、レモン果汁などを加えたタレでいただく、オリジナル生姜焼きです。いりこの旨みとレモンの酸味が溶け合い、香ばしさと爽快さが混じりあうタレが、豚肉ならではの豊かな甘みを引き立ててくれます。

「いりことレモンの組み合わせに驚かれますが、たとえばアンチョビとレモンなら間違いないと思いますよね。それと同じことなんです。いりこは美味しいダシが出ますが、鰹節と違って酸味はない。その酸味をレモンで補ってあげることで、味にぐっと奥行きが出てきます。レモンをうまく使うことで、日本料理の可能性はもっと広がっていきます」

生姜と共にグリルした豚肉に、レモン果汁をたっぷりかける。タレもトッピングも、まさにレモンづくしの一品。

仕上げにレモンの皮を削って振りかける。このひと手間で、香りがぐっと華やかに。

「菅さんのレモンはてのしまの料理に欠かせません。これからも使い続けたいですね」と林さん。

「てのしま」では、実は焼酎に漬けて熟成させ、皮はウォッカでその香りを抽出。この2つをソーダで割り、さらにレモンを絞ってレモンサワーに。「citrusfarms たてみち屋」には無駄な部分が全くないと言う。東京・祐天寺にある『GELATERIA ACQUOLINA』(ジェラテリア アクオリーナ)では、『citrusfarms たてみち屋』のレモンをジェラートで味わうことができます。

人気な一品「KANさんのレモン」はレモン果汁で作ったシャーベットに、レモンの皮のマーマレードがふんだんに練り込んであります。レモンの凛々しくフレッシュな香りとほろ苦さがたまりません。「レモンクリーム」はまろやかなクリームの味わいに、レモンの香りが爽快なアクセントになっています。レモンの多彩な表情に驚くばかり。

店主の茂垣綾介さんは、料理の修行のために渡ったイタリアで、ジェラートの魅力にはまったと話します。
「ジェラートは工程がシンプルだからこそ、作り手によって素材の味の出方が大きく変わる。そこがおもしろさです。美味しいジェラートを作るには、元の素材が良いということは大前提で、私はできるだけ知っている生産者から収穫したままの状態で仕入れ、店内で加工するようにしています。『citrusfarms たてみち屋』のレモンも大切な素材のひとつです」

「citrusfarms たてみち屋」を余すところなく使った「KANさんのレモン 」と、春を感じる「菜の花とハチミツ」。「レモンクリームのジェラートは乳製品の性質上、果汁を加えすぎることはできません。でも『citrusfarms たてみち屋』のレモンだと、少ない果汁でも酸味だけでなくしっかりとレモン本来の風味が加わります。レモンとしての味が強く、バランスがいいからでしょうね。他のレモンの場合、皮の白い部分は苦みだけでなく雑味が立ってしまうことも多いけど、このレモンなら白い部分を使っても苦味が穏やかで、むしろそれが旨みになってくれる。丸ごと全部使いたいと思わせてくれるレモンなんです」

「生産者さんがこだわって育てた一流の食材を、手頃な価格でみなさんに届けたい」と語る茂垣さん。入れ替わりで旬の食材を使用した20種類程のフレーバーが並ぶ。冬から春に主に登場する「KANさんのレモン 」は、「citrusfarms たてみち屋」を余すところ無く使用したフレーバー。

安心してレモンを丸ごと味わえる幸せ

たとえば、レモンサワーを作るときに、レモンの果汁だけで作るよりも、皮もしっかり絞って漬け込んだ方が断然味わい深くなります。皮を削って入れると途端に高級な風味に一変します。皮ごと味わうのがレモンの真骨頂。ですが、そこには注意が必要です。

一般的な輸入モノのレモンには、長い船舶輸送に耐えるための防腐剤に加え、乾燥を防ぐためのワックスがかけられています。これらは洗ってもなかなか落とし切れず、皮ごと食べることを危惧する声が多くあります。そもそも物流上の都合から熟す前に早摘みしており、食べ頃のレモンではありません。だから、「レモンが美味しい」というイメージがないのかもしれません。

一方、国産のレモンはどうでしょう? 国産品も生産方法や品質は千差万別です。農園によって農薬や化学肥料などに対する考え方はさまざまで、どのような方法で栽培されたかは、一般の消費者からはよくわからなくなっています。そんな中、『citrusfarms たてみち屋』は、みなさんにレモンを丸ごと味わってほしいという想いから土の健康を最優先させた栽培方法を徹底し、その中身をアナウンスしています。丹精込めて育てたレモンは、「Non-Chemical」(ノンケミカル)として出荷しています。化学合成農薬、化学肥料、除草剤、殺菌剤を一切使用せず、土作りを主体とした栽培にこだわる。

私が責任を持って育てています!

『citrusfarms たてみち屋』の園主・菅秀和です。私は生口島に点在する約9,000坪の農園を管理しています。生口島の隣、大三島の出身。鮮魚仲卸、スーパーマーケットや飲食業界の営業や開発に長年携わったあと、有機農業生産法人から果樹観光農園に転職し、柑橘の栽培事業と6次産業化に取り組みました。そして、生口島の柑橘園管理を任されたことから、島の古民家を借りて移住。その家主から、手に負えなくなったレモン農園の管理を依頼されたことをきっかけに、2014年に独立を決意しました。家主の立道さんに敬意を表し、農園の名前を『citrusfarms たてみち屋』としました。

人間も栄養バランスが偏ると病気にかかりやすくなりますが、それはレモンの木も同じ。美味しく健康的な実をつけてもらうために、栄養供給源である土の状態を適切に保ち、有用菌の働きを活かして、木が本来持っている生命力を強くすることを心がけています。

農園を切り盛りしながら飲食店やマルシェをめぐり、ワークショップやセミナーを通して販路開拓をしてきました。「食べて美味しいレモン」の魅力を伝えるために、生産と営業のバランスをとることを意識した農業に取り組んできました。

■『citrusfarms たてみち屋』のレモン栽培
・年2回(上半期・下半期)に園内各所の土を採取し、養分の状態を調べて「土のカルテ」を作成
・農薬、化学肥料、除草剤 不使用
・生物多様性を優先した土壌管理
・天然ミネラルや酵素のブレンド発酵養液を散布
・厳選した有機肥料や堆肥、ヒューマスを使用
・「Non-Chemical」(ノンケミケミカル/化学物質不使用)レモンを栽培

支援で何が変わる?

『citrusfarms たてみち屋』は新たな挑戦を始めました。高齢化と後継者難によって増えてしまう耕作放棄地をレモン農園として再生させ、安心して味わえるNon-Chemicalレモンをより多くの方へ届けられる取り組みです。

人の手が入らなくなった耕作放棄地は、あっという間に荒れ果て、野生のイノシシの住処となります。イノシシは近隣の田畑を荒らすことが増え、それによって農家の収益は落ち込み、後継者が育たないという悪循環を生み出してしまいます。また、耕作放棄地はレモンの木が生い茂る生口島の美しい景観を、虫喰い跡のように損なってしまいます。『citrusfarms たてみち屋』は耕作放棄地を健全なレモン農園へと再生させていきたいと願います。

しかし、栽培設備の初期投資には大きなコストが必要となります。とはいえ、実際に見て経験を重ねられる設備がないことには、その技術と価値観を伝えていくことに広がりを見せられません。だからこそ、『citrusfarms たてみち屋』はレモン農園の新しい形を実現したいと考えています。

■『citrusfarms たてみち屋』が目指す新しいレモン農園
・耕作放棄地の集積活用
・収穫のしやすさに配慮した低木・密集型の農園レイアウト
・ハウス併用による年間を通じた安定供給
・再生可能エネルギーによるハウス管理コスト軽減
・6次産業化の推進と食育イベント・ワークショップの開催

この計画を実現するために、みなさんにご協力いただいた資金は、農園開発の費用に充てさせていただきます。



リターンについて

たてみち屋オリジナルTシャツ
「NO LEMON, NO LIFE ?」と胸元に記された、レモン好きなら着るべきTシャツ!
色はクリーム系ホワイトのみですが、サイズはS~XLまで選択可能です。

Bar Benfiddich 鹿山 氏 監修・喜界島 黒糖焼酎 朝日酒造 レモンリキュール
鹿山氏とたてみち屋 園主が喜界島に赴き、完熟したノンケミカルレモンを黒糖焼酎 朝日酒造の黒糖焼酎をベースに丁寧に仕込んできました。ロックで、カクテル材料に、もちろん炭酸水で割ってレモンサワーにも。

たてみち屋のレモンジュース
たてみち屋 Non-Chemicalレモンをそのまま皮ごとクラッシュして搾った、100%ストレートジュース。1本あたりレモン 約20個分!
料理やお菓子作り、レモネードにレモンサワー、美容健康には毎日のレモン白湯がおススメ。

レモン畑育ちのハチミツ
世界的IT企業から養蜂家に転じた広島はつはな果蜂園 協力のもと、たてみち屋レモン園とネーブル園が一緒にある1番大きな柑橘園に巣箱を置いて採取した、シトラスハチミツです。ほんのり香る柑橘の風味をお楽しみいただけます。

Acquolinaコラボ ジェラートセット
ジェラテリアの名店、祐天寺『GELATERIA ACQUOLINA』の店主、茂垣氏が特別に仕込む、たてみち屋のイエローレモンをふんだんに使ったKANレモンジェラート。完熟したイエローレモンの風味をふんだんに仕込んだイエローレモン2種と、グリーンレモンのキリっとした風味を仕込んだグリーンレモン2種をご用意。

Non-Chemicalレモン(3kg 箱)
 『citrusfarms たてみち屋』のレモンをそのままお届けします。ご自宅でお好みの調理法で楽しんでください。レモンは収穫時期によって味や香りに違いがあります。あまり出回らない珍しいグリーンレモンと、定番のイエローレモン。是非ご自宅でお好みの調理法で楽しんでください。

・グリーンレモン(10月~1月頃)
糖度7度前後で、果皮が厚く果肉・果汁が少なめ。酸味や香りがキリッと強いのが特徴です。

グリーンレモンについては、12/13の活動報告をお読みいただくよう、お願い申し上げます。。

・イエローレモン(1月下旬~4月頃)
糖度10~11度で、果肉・果汁が増え果皮が薄くなります。糖度が高くなることで酸味や香りがマイルドになるのが特徴です。

てのしまコラボ ミールキット
京都に本店を置く菊乃井 赤坂店 渉外料理長を務め、国内海外と様々なメニュー開発を担ってこられたミシュラン一つ星 東京 南青山 日本料理「てのしま」林 氏 監修のミールキットです。レモン鍋と生姜焼きの豪華2点セット。

たてみち屋 農園ツアー
たてみち屋の園主が農園を案内いたします。レモンサワー作りのワークショップ、お土産のレモン付き。

企業様向け
たてみち屋レモンを使った1案件 商品開発権を購入できます。支援金分に試作用サンプルとしての果実/果汁やプロデュース費、打合せ旅費交通費が含まれます。たてみち屋の全力をもって、売れる商品開発をお手伝いします。

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