■主催者の自己紹介

ページをご覧いただきありがとうございます。来迎寺住職の岩田照賢と申します。


来迎寺は静岡県富士宮市の山間にある田舎のお寺です。富士宮市はここ数年富士宮やきそばで有名になりましたが、来迎寺があるのは駅前から離れた大岩・村山と呼ばれる地区にあり、のどかな山村風景が広がっています。私は同じく富士宮市市街地にある平等寺の住職も務めており、来迎寺を兼務寺としてこれまで守ってきました。


来迎寺 正面

来迎寺自体は、古くは平等寺を隠居した老僧の庵として結ばれたものですが、長らく無住(住職がいないこと)の時期が続き、平成19年に再建するまで堂宇もありませんでした。しかし、来迎寺の檀家は6軒しかありません。お堂ができたとはいえ、法事で使うのは平等寺であることが多く、活用されているとはいいがたい状況でした。

来迎寺 昔

来迎寺 今一方、来迎寺周辺では高齢化も進み、地域行事の縮小や中止など、人々が顔を合わせる機会も減ってしまいました。無縁社会、孤独死、高齢化が社会問題となる中で、寺院だからこそ何かできることはないだろうかと考えました。そして、この来迎寺を地域の方々が気軽に立ち寄れる居場所にしようと決意し、プロジェクトを立ち上げました。皆様からの温かなご支援を賜れれば幸いです。


■本プロジェクトを何故実行するのか

私事ですが、私の母は6年前に認知症と診断されました。お世話になる介護施設を探しに、一緒に回る中で、「私はこんなとこに行きたくない」とつぶやいた母の一言が忘れられませんでした。誰だって慣れ親しんだ場所を離れて、施設で暮らすのは不安です。現在、厚生労働省は「誰もが住み慣れた地域でいつまでも暮らせる」をコンセプトにした地域包括ケアを推奨していますが、実際の「住み慣れた地域」には、その担い手も居場所もないのが現状です。

来迎寺のある大岩・村山地区もご多分に漏れず高齢化が進んでいる地域です。町内会、老人会、子供会などのこれまであった集いの場はなくなり、町の活力は低下しています。一方で、近年は宅地開発も進み、この地に家を建て、移り住む子育て世代の住民も増えました。昔とは違い家族内で完結したライフスタイルが浸透していく中で、子育て世代の孤立、引きこもりの増加など生きづらさも複雑化してきています。

寺院はかつて寺子屋として地域の人々の学びの場であり、憩いの場でした。自分の母のつぶやきのひとつの答えとして、この地域で寺院が役に立つ方法はないか考え、来迎寺を高齢者だけでなく、子ども、母親、さらには現役世代まで、誰でも気軽に立ち寄れる居場所にしたいと思っています。地域の方々による庭づくり心静かに写経

人にはそれぞれ得意不得意があります。誰かの不得意は、誰かの得意かもしれません。さまざまな立場の人が集うことで、お互いさまや助け合いの精神を感じたり、発揮したりする場となるでしょう。「来迎寺カフェ」は、人のつながりを作り出し、思いやりを育み、いつまでもこの地域で暮らしていける「地域づくり」に資するものと思っています。


■来迎寺カフェの現状

2020年6月より、富士宮市社会福祉協議会、地域包括支援センターと打ち合わせを進め、9月23日、第1回来迎寺カフェを開催しました。ここでは、参加者と一緒に、ここをどんな場所にしたいか、ここでどんなことをしたいか、自分はどんな得意をもっているかを出し合うワークショップを行いました。異なる立場の人々が集い、認め合い、つながり、支え合い、助け合うきっかけづくり

以来、月1回のペースで来迎寺カフェを開催しています。ここに集う人はたんなる「利用者」ではありません。

地域の困りごと、気になること、支援したいこと、活躍したいことなどを把握する掲示板

手話ができる参加者がみんなに手話を教えたり、


絵手紙を趣味としている人が絵手紙教室を行ったり、


造園業者の方に庭木の剪定を教えていただいたりと、


皆さんお持ちの特技を生かして、ともに教え合い、学び合う、「学び直し」の場にもなっています。

また、さらに各毎月1回、介護者のためのケアラーズカフェともいき、ひきこもりの親の会[茶話会]なども開催しています。 


これらの活動が広く認知され、令和3年3月には富士宮市社会福祉協議会主催で、高齢者が苦慮している庭木の剪定に関する実習・講話も来迎寺で行われました。

生活支援担い手養成講座 実習

生活支援担い手養成講座 講話

■プロジェクトのビジョンと今後

来迎寺カフェでは、地域づくりとして以下の「5つの場」の運営を目指しています。

①息抜きの場所
・ケアラーズカフェともいき 毎月第1水曜日(介護者の悩み、不安などを話す場)
・ひきこもりの親の会[茶話会](ひきこもりや不登校の悩みなどを一緒に考え、ホッとできる場)

②相談の場所
・フリートーク・フリータイム
(子どもから若者、地域高齢者の日常生活の相談に応じる場、実態を把握する場)

③健康増進の場所
・フレイル予防教室
(家庭菜園で作った農作物を直接販売し、誰でもが買い物に訪れることができる場)

④食の確保場所
・子どもと大人の食堂
(食育を推進し、一人親家庭や生活困窮者、独居高齢者など孤食を減らし、食を通じた交流の場)

⑤学び直しの場所(リカレント教育の場所)
・ともいき講座
(来迎寺カフェに訪れた方が講師となって、専門技術の話や体験を提供する場、得意分野の披露、誰でもが活躍できる場)

現在、ケアラーズカフェともいき、ひきこもり親の会[茶話会]、ともいき講座、フリートーク・フリータイムは開催されていますが、これらを継続して運営するだけでなく、今後さらに発展させ、健康増進の場所、食の確保の場所としても機能するよう、活動の幅を広げていきたいと思います。

 

■現在の課題

ここまで、来迎寺カフェの取り組みをご覧になって、順調に進んでいると思われるかもしれません。しかし、居場所として環境面で整えなければならないことがまだまだあります。

諸堂宇(本堂・庫裏・物置)は再建することができました

建物こそありますが、境内地は未整備で、雨が降ると足元がぬかるんでしまいます。お寺の玄関には手すりもありません。またバリアフリーの仕様にもなっていません。誰でも気軽に立ち寄れる居場所と謳っておきながら、残念ながら実際には来る人を選ぶ場所になってしまっています。

富士宮駅から片道徒歩50分、バスは平日一日3本、最寄のバス停から坂道15分と、山間にある田舎のお寺への交通手段は車が基本となり、車がなければ大変です。

参道から境内の急坂境内入口の急坂

玄関と本堂入り口

来迎寺カフェには、60代から70代以上のご年配の方々が多くいらっしゃいます。
現在の砂利道、坂道では身体にご負担をかけてしまっているだけでなく、雨が降ると足元が悪くなり、危険な状態です。
また、足の不自由な高齢者と一緒にご家族が車でお越しになった際も、舗装されていない境内地では、車いすを使ったりすることが難しく、誰もが気軽に立ち寄れる場所とはなりえていません。

「健康増進の場」としては、こういった環境面を整えることは喫緊の課題です。

また、「食の確保の場所」としても、調理器具や食器類の用意、子どもたちが安全に遊べるキッズスペースの整備などが必要です。子どもが安心して遊べる場所は、親が安心して遊ばせてあげられる場所でもあります。その時間は子育てを少し離れて、ゆっくりできるかもしれません。この少しの息抜きが、子育ての活力につながるのではないでしょうか。

こういった、環境整備に関して、皆さまのお力をお借りできればありがたく思います。


■いただいた支援の使い道

皆さまにご支援いただいた資金は、以下の環境整備のために使用させていただきます。        

・バリアフリー化                       60万円             

・未整備の駐車場スペース                30万円

・調理器具、食器類の購入、キッズスペースの整備       10万円 

                                                  計100万円 

※達成した合計支援金額に手数料が発生します

来迎寺カフェは富士宮市の小さな地域を対象とした取り組みかもしれません。しかし、全国に寺院は7万5千あるといわれています。現代版寺子屋ともいえるこの取り組みがモデルとなって全国に広がることで、今後、地域社会のために立ち上がる寺院がさらに現れると信じています。

住み慣れた地域でいつまでも暮らすためには、人と人とが支え合い、助け合う地域づくりが必要です。来迎寺カフェを通じた居場所づくりは、老若男女、さまざまな人が立場を超え集うことで、お互いさまや助け合いの精神を感じたり、発揮したりする場になります。


皆様からのご支援は、これからの日本にとって大事な価値をもたらすものになると思います。どうぞこのプロジェクトに対し、お力添えをいただけましたら幸いです。


私たちも応援しています。
左から宇良千秋心理学博士、住職、岡村 毅医学博士、山﨑幸子臨床心理士


■応援メッセージ

誰でも出入りできる自由な雰囲気の居場所です。長い歴史の中で社会的弱者や悩める人々をケアしてきた寺院だからこそできる取り組みなのだと思います。(宇良千秋先生)

伝統教団の寺院を舞台に、僧侶が地域の人々をつなげるお手伝いをするという、画期的なプロジェクトと思います。葬儀やお墓とはまた違う、21世紀の寺院の役割かもしれません。(岡村毅先生)

従来の発想を超えた、寺院による開明的なプロジェクトです。この取り組みは、きっと地域の未来を変えてくれると思います!(山崎幸子先生)


■お礼品について

富士宮の地域を代表する名品などを用意しました!                        今回、返礼品として以下の方々からご協力いただいております。

・B級グルメの王様・富士宮やきそば(マルモ食品工業
・富士山溶岩焼の小鉢・湯呑み(白台陶房)
・富士山麓の恵をいかした草木染めストール(市場染色工房
・富士山の眺望を楽しみながらの食事券(割烹旅館たちばな
・富士宮の地酒・朝霧蔵出純米大吟醸ほか(富士正酒造) 

どれも「富士宮の地域」の魅力にあふれたものになっております。


■来迎寺カフェ所在地

静岡県富士宮市村山438番地  電話0544-23-9755  代表:岩田照賢


<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/06/15 15:39

    「富士山のお膝元!富士宮市に地域のみんなが集まるお寺カフェを作りたい!」プロジェクトオーナーのIWATA TOSHIKATAです。6月14日を持ちまして、プロジェクト募集終了いたしました。プロジェクト成功できましたのは、皆様のご支援のおかげです。感謝申し上げます。皆様からご支援いただいた支援金...

  • 2021/06/13 19:44

    プロジェクトの終了まで36時間をきりました。先日、毎月1回『息抜きの場所』のひきこもり親の会[茶話会]を開催しました。良きご縁に巡り逢い市内でご活躍のボランティア「るぴなす」の皆様と一緒に、ひきこもり当事者や親の悩み、生活環境などを語り合いながら、お互いを認め合い寄り添って、みんなが笑顔になれ...

  • 2021/06/11 17:07

    いつもご支援、ご協力いただきありがとうございます。あと3日で募集が終了します。『寄り添いの地域づくりプロジェクト』になくてはならない皆様より、コメントをいただきましたので紹介させていただきます。「老若男女、障がいの有無に関係なく様々な人がつどい、お互いに認め合い、ささえあい、自身の出来ることを...

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