毎日、大量に使われ大量に捨てられていくお店の紙袋を再利用する仕組みをつくります。再利用されたものを自然に使うことがかっこいい、そんなショッピングのこれからの形を提案したいです。

はじめに

はじめまして、カリオモンズコーヒーロースターの伊藤と申します。長崎県で2009年からコーヒーショップを経営しています。
継続的に産地を訪問して農園の現状を把握しながら適正な買い付けをしたり、生産国や消費国が抱えるさまざまな問題の解決に向けた取り組みを実施したりしています。
最近では、売り上げの一部で日本製の良質の鉛筆を購入しコーヒー生産国の学生に届けるプロジェクトや、コロナ対策に追われる医療従事者たちへコーヒーバッグを届けるプロジェクトをおこないました。



解決したい社会課題

私たちのお店では日々コーヒー豆を販売しており、その度に新品の手提げ袋を使用します。
毎回新品の紙袋に入れてお渡ししますが、家に持ち帰った後に再度使用されることは少なく、ほとんどの場合ゴミになるか押入れに大量にしまわれているのが現状です。
この問題は私たちのお店や個人だけでなく、あらゆるお店、あらゆる家庭で同じようなことが起きています。

大量に消費される一方で大量に溜まる紙袋。これを回収・再活用して循環させる仕組みができれば、企業や消費者、地球環境、全てにとって良い文化が生まれるのではないでしょうか。



このプロジェクトで実現したいこと

今回立ち上げるプロジェクトの名前は「ナイスパス」。
スポーツ競技などで、パスがつながったときに言う言葉にちなんでいます。

「ナイスパス!」って言われると、なんだかとても明るくてポジティブな気持ちになりませんか?

みなさんは日々の買い物で溜まった紙袋を近くの賛同店舗に持ち込みむだけ。
賛同店舗は寄付された紙袋にプロジェクトのガムテープを貼ってお店のショッパーとして使うだけ。
ナイスパスのステッカーの他にお店のステッカーも貼っておくと、誰かから誰かの手へ繰り返し使われるたびにステッカーが増え、まるで旅するスーツケースのようです。


一本のガムテープで作ることのできるナイスパスバッグはおよそ300袋分。
賛同店舗で使われたガムテープの本数から社会に流通したナイスパスバッグの数を推算し、どれだけのCO2削減に繋がったのか、どれだけの森林伐採が抑制されたのかなど、環境にどのような影響を与えることができたのかを定期的に公表することで、みんなが実感を持ってプロジェクトに参加することが可能になります。

このプロジェクトで再利用されるのは紙資源だけではありません。
お店の紙袋はブランドごとにデザインされたものも多く、それらのデザインもステッカーでカスタムされながら再利用されます。さらに印刷時に使用されたインクもその対象となるでしょう。

このように、社会の誰もが気軽に資源とデザインの双方をアップサイクルしていくことが可能になるプロジェクトがこの『ナイスパス』なのです。


『新型コロナウイルス感染症拡大防止について』

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、以下の対策をおこなうことを推奨しています。

・持ち手の部分を消毒する
主に手が触れる持ち手の部分を除菌シート等で拭くなどする

・すぐに使用しない
回収した紙袋はすぐに使用せず、数日間(数週間)保管してから使用する
(物体に付着したウイルスは、数時間から数日間感染力を保つという研究結果が出ています)
出典:厚生労働省ホームページ(LINK

・新品の紙袋も準備しておく
ナイスパスバッグの使用を希望しないお客様のため新品の紙袋も並行して使用する



応援メッセージ

仕事柄、かっこいいショッパーを提供したいと思っている。かっこいいショッパー?かっこいいってなんだろう?かっこいいも時代とともに変わっていく。
ナイスパスのシールを貼ったショッパーを持つ、ナイスパスに袋を提供することが、かっこいいことに。

株式会社パパス&ママス 代表取締役 城島薫


日本人1人が1年間に平均的に排出するCO2は、およそ9t。一方、1枚の紙袋ができるまでに150g程度のCO2が排出されます。
もし長崎市民全員が、買い物の際に「ナイスパス」を100回選んだとしたら、CO2を約6090t(植林されたスギ70-80万本分の年間吸収量!)減らすことができます。
日々の暮らしの中で私たちにもできること、始めませんか。

長崎大学 環境科学部 准教授 重富陽介


ショッパーをデザインする機会を度々いただきます。紙袋を作るのは安くありません。
ナイスパスはエコな取り組みですが、ビジネスにも優しい取り組みだと思います。ブランドロゴの入った紙袋じゃなくてもいいときはきっとあります。
おうちに眠る紙バッグが、ナイスパスで街中をぐるぐる回りますように。

デジマグラフ株式会社



資金の使い道

【プロジェクト始動までに必要な資金】

ガムテープ作成費用:約40万円
回収箱等その他雑費:ガムテープの売り上げから捻出
手数料:ガムテープの売り上げから捻出

実施スケジュール

プロジェクト自体の実施スケジュール

5月 デザイン決定・ガムテープ発注
6月 クラウドファンディング開始
7月 リターン・参加店舗へ各ツール発送
8月 ナイスパス始動!

<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。



リターン

個人向け【1,000円〜コース】
・お礼のメール
 気軽にプロジェクトを応援したい方向けです。
 プロジェクト終了後にお礼のメールをお送りします。
 1,000円から自由に金額設定できます。


個人向け【1,500円コース】
・ステッカー(約5cm×11cm・白)×1枚
 ナイスパスで使われるロゴと同じデザインのステッカーをお送りします(送料込み)
 いつでもプロジェクトへの賛同を意思表示することができます。


店舗向け【10,000円コース】※賛同店への加入申し込みになります
・プロジェクトに使用するガムテープ(5cm幅・白)×10巻 + 1巻オマケ!!
 回収した紙袋に貼るためのナイスパスガムテープをお送りします(送料込み)
 CampFireでのご支援限定で1巻オマケでのお届けです!
 1巻でおよそ300袋のナイスパスバッグを作ることができます。
 ナイスパスの賛同店になりませんか!?


店舗向け【30,000円コース】※賛同店への加入申し込みになります
・プロジェクトに使用するガムテープ(5cm幅・白)×30巻 + 3巻オマケ!!
 回収した紙袋に貼るためのナイスパスガムテープをお送りします(送料込み)
 CampFireでのご支援限定で3巻オマケでのお届けです!
 1巻でおよそ300袋のナイスパスバッグを作ることができます。
 ナイスパスの賛同店になりませんか!?

・オリジナル回収箱(約幅60cm×奥行25cm×高さ50cm)
 お客様から紙袋を回収するオリジナルの回収箱です。
 規格サイズのダンボール箱を使い極力環境コストを低く作成します。



最後に

昨年レジ袋が有料化され、袋そのものが使用される機会は減った一方で、使用された袋を再活用していく動きはまだ大きくありません。しかし企業や店舗の単位でこういった取り組みはすでに始まっています。

せっかくの素晴らしい取り組み、企業や店舗の枠を越えてこの活動を公共のものとし、みんなが当たり前に袋の再活用に取り組む社会づくりに挑戦したいと考えています。

コロナ渦によりモノの再利用がやりにくい今の時勢には逆行する取り組みかもしれませんが、それでもより良い未来に向かって常に挑戦することが社会にとって必要とされています。

消費者のみなさま、店舗や企業さま、たくさんの賛同と参加をよろしくお願いします!

  • 2021/08/26 18:51

    予定より少し遅れてしまいまいしたが、全てのリターンのお届けが完了しました。届いていない人はおられませんか?万が一いたらご連絡ください。今回、お届けに使う封筒や紙などは可能な限り再利用しました。昔は送り物も当たり前に新聞紙に包んだりしてましたよね。便利と見た目の追求からいつしか資源を使いすぎるよ...

  • 2021/08/04 14:20

    暑い日が続きますね!体調崩されていませんか?ナイスパスの事務局ではご支援いただいたみなさまへのリターンの発送準備が進んでいます。今回、プロジェクトの趣旨にあわせ、ステッカーを入れる封筒やガムテープを入れる袋はリユースされたもの、お礼状の紙は店舗に届いたファックスの裏紙、などすべての部分にリユー...

  • 2021/07/22 11:30

    7月20日にクラウドファンディングが終了しました。たくさんの個人の皆様にご支援いただいたと同時に、19の企業様に参加のお申し込みをいただきました。19の企業様にお届けするナイスパスのガムテープは275巻、全てが使われるころには82,500の紙袋がリユースされることになります。すごい数ですよね!...

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