はじめまして!マゼルプロジェクトの中川です。
私たち城陽農育クラブは、農業体験を提供する「城陽キッズファーム」とキャリア教育事業を行う「マゼルプロジェクト」の連携で始まった《育てて、食べて、売って、学ぶ》クラブ活動です。

自分たちの身体を創る食べ物のことを調べる中で食への意識を高めつつ、販売体験を通して楽しみながら流通の仕組みを体感するアクティブラーニング型のプログラム。
今、子ども達に必要とされる“生きる力”(文科省:新学習指導要領より)には、良い食事と良い教育機会が必須だと考えています。

だけど、良い食事も良い教育も民間が提供しようとすれば必ず高額になります。
どれだけ人件費や経費を切り崩しても、手間隙をかけるだけ価格は上がります。

これでは、良い食事も良い教育も“一部の人”にしか選択肢がなくなってしまいます
本当にそれで良いのでしょうか?

今回のクラウドファンディングでは私たちが提供するプログラムを経済格差に関係なくどんな方でも参加頂けるように、独自の助成枠の設立に向け2000人の支援者から500円の支援頂くことを一つの目標にしています。

この助成枠は随時申し込み可能、お申し込み頂いた保護者の方と代表が面談し、その内容を城陽農育クラブ運営会員(現在4名)に共有した上で3/4以上の賛成により助成が決定致します。

将来的には全ての参加希望者に対して助成が可能な状態にすることで「民間によるもう一つの公教育」という形を取りたいというのが私たちの願いです。

1杯のラテの代わりに子ども達の学びの為の支援をぜひお願い致します!


私たちが教育事業を行う理由はいくつかあります。
1つはもちろん子ども達自身が幸せになる為に必要な能力を伸ばして欲しいと思っているから。
だけどもう少し広い視点で考えてみるともう一つ、今の子ども達への投資が私たちの社会を維持していく為に必要不可欠だという考えも持っています。

特に今、日本は歴史上稀に見る深刻な少子化に突入しています。
人口は多ければ良いということではないですが、人口が減るということは必然的に一人一人の強さ賢さが求められるようになります。

個人的なことを言えば1歳になる私の子どもが30歳になった時、社会に対して絶望するのではなく自分達で切り開こうとする意思を希望に変えられる世の中であって欲しいと思っています。
だからこそ今、全ての子ども達の食環境や教育環境を整えたいというのが私たちの願いです。

後述しますが、生徒からお金をもらう仕組みの場合生徒(または保護者)が満足する商品を提供しなければならなくなり、娯楽性やトレンド性が増していきます。しかし本来"教育”が提供する価値を最も受け取るのは社会や企業なので、本来は社会や企業が資金を提供し、本当に社会で生きていく力を育むことが教育のミッションだと思うのです。


【農業体験】
城陽農育クラブの農業体験では農薬や化学肥料を使わずに野菜を育てています。
「普段ゲームばかりで・・・」とお母さんに心配されている子も、いざ畑に来ればとっても楽しそうに土と戯れています。

実は「自然体験や収穫体験の経験の多い子どもは道徳心や自己肯定感が強い」という調査結果もあり(2015 : 独立行政法人 国立青少年教育振興機構)上記のリンクの記事を要約すれば、人間がコントロール出来ない"自然”と対峙することで仲間と協力し合い課題解決していく経験値を積んでいくからだと推測しています。ゲームよりも自然の方がよほどゲーム性が高いということではないでしょうか?

【食育講習】
農業を体験している子ども達と一緒に普段食べている食べ物の栄養や農薬、添加物についての知識についても学んでいきます。
食学ミネラルアドバイザーの国光美佳先生曰く、現代食が様々な原因でミネラル不足になっていることによって子ども達の身体だけではなく精神面にも悪影響が出ているようです。
自律神経の乱れから癇癪(かんしゃく)を起こすようになったりネガティブになったり、これは大人もあまり知らないことだからこそ子ども達自身が自分で判断が出来るように知識を広げます。
農薬や添加物についてはただ価値観を押し付けることにならないよう、情報を集めた上でみんなで「君はどう思う?」という対話を通して“自分で調べて自分で決める”ことが出来る力を身に付けてもらいたいと思っています。

商品開発
子ども達が実際に育てたお野菜を販売する為に、お野菜の値段を決めたり地元飲食店の方と加工品を作ったり、商品を開発します。
ここでは販売する値段もみんなで決め、その過程で"原価”という概念を知り、学校で習う算数が生活になぜ必要なのかを実感する機会になります。

ここでの目的は「稼げるようになる」ことではなく「社会の仕組みを知る」ところにあります。
例えば「どうして食べれるのに形の悪い野菜は売らないんだろう?」とか「大切な食べ物を作ってるのにどうしてあんまり儲からないんだろう?」という疑問から、大人が当たり前だと感じていることを問い直す機会にもなるんじゃないかと思っています。
引用:なるほどSDGs

販売体験
商品開発したものを実際にマルシェや地元の飲食店など協力を仰ぎながら販売します。
自分たちが育てた野菜を誰かに届けて喜んでもらうことで、“仕事”は辛いことばかりじゃなくて本当はとっても嬉しくてやりがいのあることだと感じてもらえるんじゃないかと思っています。

また既存の販売体験のように決められたものを販売するのではなく、「どうすれば十分な利益を得ながら買ってもらえるんだろう?」という工夫を考え商品を自分達で決めていくことで、「生きる力」を身に付けることが出来ると考えています。


私たちマゼルプロジェクトでは将来的には全ての生徒達からお金をもらわずに教育事業を行いたいと思っています。現在の資本主義の中では異端に思えるかも知れませんが、既に“食(農)”の分野では商品化によって事業の目的が「いかに利益を生み出すか」にすり替わることで起こる弊害が表面化してきています。


この辺りはベストセラー書籍「日本が売られる」の、著者である国際ジャーナリストの堤未果さんの動画コンテンツ「堤未果 月刊アンダーワールド」でも取り上げました。
ちなみにマゼルプロジェクト代表の中川はこの番組でアシスタントを務めています。

本来国家や国民の安全保障の為に厳格なルールで守らなければならない領域にまで自由経済を持ち込んでしまうと、知らない間に取り返しのつかない状態になってしまいます。
教育にも同じことが言えるのですが、これに関しては「教育を商品化するとたぶんこうなる」と題して中川がnoteにまとめています。


助成枠:108万円
→ 15人×月謝6,000円×12ヶ月
上記予算の中でご家庭の状況により月謝免除額は50%免除、35%免除など個別に取り決めをします。

外部講師料:12万円
→ 毎月5,000円×2名で外部から農業や食育、商品開発などの講師をお招きします。

子ども達のための食育セミナー開催費( 年2回 ):32万9280円
→ 城陽市教育委員会の後援の元、専門家をお招きした地域の方向けの食育セミナーを文化パルク城陽で開催します。

クラウドファンディング事務局手数料:7万6464円(5%)
※ 100%達成時

クラウドファンディング手数料:15万円8969円 (9%+税)
※ 100%達成時

<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


今回のリターンは500円の支援を2000人ということを目標にしていますが、それでも足りないので500円以上のご支援もご用意しています。

特に私たちの想いとしては、やはり子ども達と作ったお野菜をお届けしたい!と思っています。
もちろんまだ全ての工程を子ども達とやっているわけではないですが、子ども達が収穫したお野菜をお届けすることでお金のやり取りだけではない確かな繋がりを感じられるのではないかと思うんです。

こちらに関しては、天候の状況などにより収穫量も変動するので何がどれだけ入ってるかわからない福袋としてお届け致します!お届け時期も出来るだけたくさんの方にお届けしたいので7月〜12月までにお届けとさせて頂き、クラウドファンディング終了後随時いつ頃のお届けになるかお知らせさせて頂きます。

またお野菜に関しては、農薬や化学肥料を使わずに育てています。そしてスーパーで販売されているような形の揃ったお野菜ではありませんが見た目以外は変わりありません。


新型コロナの影響でどこもとても苦しい時ですし、ほとんどの方が自分のことで精一杯という状況かも知れません。
ですが、こんな時だからこそ「未来に何を残すのか」考え抜くことが未来を切り開く唯一の道でなないかと思います。

今、そういった思いで子ども達の環境を大きく変革させようとする取り組みがいくつも生まれています。
最後にそれらの取り組みをご紹介させて頂くので、もしどれかピンとくる取り組みがあれば【城陽農育クラブ】に限らず、参加したり支援の手を差し伸べたりして頂ければと思います。

夢の森フリースクール

出雲にある【ゆめの森こども園】さんが構想中の完全寄付型のフリースクール。
発達障害と呼ばれるこども達が自然の中で自分自信の資質や才能に気付くことを目指しておられます。
ぜひこちらの支援もお願い致します!
家族で視察にも行きました!

岡山県西粟倉村 山村留学

京都北部で田舎塾というプログラムを提供する株式会社ほんまもんさんが岡山県の企業家が集まる村“西粟倉村”で立ち上げる新プログラム。「百年の森林留学」として、1年間西粟倉村に移り住み、その地域の学校に通いながら集団生活や田舎暮らしを体験します。


2021年4月19日 京都新聞(山城版)

京都市内でキャリア教育を行うマゼルプロジェクトのチラシを見て、城陽市内で農業体験を提供する城陽キッズファームの田中さんが連絡を下さった所からこの企画はスタートしました。


城陽整体院の院長である田中さんが「身体の健康の為には食からのアプローチも必要だ!」と気付き一念発起して畑と田んぼを手配し城陽キッズファームを立ち上げました!






2020年2月21日 京都新聞

京都市内で【中高生が経営するプログラミング教室】の企画を通して、中高生の生きる力を育んでいます。お金の“稼ぎ方”よりも“使い方”を、“方法”ではなく“在り方”を伝えることを重要視して、生活の中から学びを見つけるプログラムを企画中です。


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