私たちは大阪の淀屋橋駅から歩いて10分ほどのところにあるイタリアンレストラン「ラチェルバ」と申します。繰り返し発出する新型コロナウイルスの感染拡大防止による営業自粛要請や、酒類の提供自粛もさらなる打撃となり、この度、 私たちスタッフ一同の2年越しの夢だった新店舗の円滑な資金調達が厳しくなってきました。このような状況下、私たちの新しいお店のスタートを応援していただきたく、スタッフ一丸となってこのプロジェクトを立ち上げました。夢の実現に向けて是非皆様のお力を貸していただければと思います。


新店舗の概要


 今回新店舗となる場所は大阪の梅田駅のすぐ近く。メニューは豪快に肉を焼いて食べるタイプのお店で、アメリカ西海岸やニューオリンズのBBQスタイルのお料理がベースになるようなお店を計画しています。当店のシェフの藤田をよく知るイタリア料理業界の方々や大阪のお客様は少し意外に思われるかもしれませんが、ヨーロッパ文化に傾倒し、イタリア料理を目指す以前は、高校・大学時代アメリカンフットボールをプレイし、ニューヨークからマイアミ、そしてロサンゼルスまで学生時代横断したほど、アメリカ文化にどっぷりはまっていた青年だったようです。そのころ吸収した自由でダイナミックなカルチャーは今の閉塞した空気感をぶち破るのにはぴったりだと思い、当時の経験や思い出を活かしながら 今回のお店のメニューのベースになっていきました。そこにイタリアンドルチェやパスタがミックスされたようなグローバルでポップなメニュー構成にする予定です。



メニューは一年前から試作してました!
シェフがマイアミでバイクを現地買いしてロサンゼルスまでの放浪中、食べ物として
一番はまったのがルイジアナ州のケイジャンやクレオール料理!それにBBQ!!

上の写真のスペアリブは試作で作ったもの。自家製オリジナルBBQソースやスパイスで漬け込んで豪快に焼き上げるスペアリブは絶対ハマりますよ!現地のBBQのように半頭分の塊を屋外でスモーキーに仕上げることは施設的に難しいのですが、できるだけ再現していきたいと思います。



そしてもちろん・・・・


これは絶対にやりたかったバンズからこだわってつくるレストラン仕様のハンバーガー!
一年以上何度も試作を繰り返して、ついに行き着いたのが上の写真の当店のハンバーガー!!
ハンバーガーって簡単そうに見えて実に奥が深い料理だと思うんです。バンズは特にとても重要なポジションでこれが美味しくないと間にどんな高級食材を挟んだとしても美味しくない。

挟むものに関しても、玉ねぎ一つとっても、輪切りでグリルするのか、みじん切りにして炒めるのか、生のままでいくのか、いろんな選択肢があってそれぞれ特徴があるし意味もある。挟む順番も考えなくてはならない。肉にしても単純なミンチではありません。シェフはハンバーガーは肉料理だと思っているのでしっかりと肉を咀嚼したときに感じる肉汁の旨味を感じないと納得できないんです。だから均一的なミンチは使わずゴロゴロっとした肉をあわせながらパティを自分たちで手づくりいたします。
私たち自身も梅田駅周辺で小腹?がすいたときなどに気軽によれてクラフト感がある美味しいハンバーガーをさっと食べれる場所を前からずっと欲しかったので、既に今から私たち自身で楽しみにしています。


そして


前店からファンも多い、もはや説明不用の?!シェフ自慢のパスタフレスカを使ったオリジナルラグーソースもありますし、



デザートも!!(シェフはデザートも得意です)


こんな感じでやりたい料理はいっぱいあって、いつも試作はどんどん進んでいくのですが、今年のある日大きな壁にぶち当たりました。。。。


「コロナのせいで資金が足りない!!」


2年前から少しづつ用意してきた準備金がコロナ禍による営業自粛要請の度重なる延長によって少しずつ減少していったのです。可能な限り自己資金で出店しようと思っていた計画は大きく崩れてしまいました。


シェフ藤田より

「もちろん融資、助成金関連は可能な限り申請しようと思います。ですが、出店費用の全てを捻出することは出来ません。さらに無理な初期投資はその後のスタッフへの雇用条件、福利厚生の低下につながることになります。以前から問題になっている飲食業界の労働環境の改善には2015年の現店舗への移転後、積極的に取り組み、2016年には法人化し、福利厚生の充実や労働時間の短縮に取り組んできました。それからの5年間の労働環境や人材教育に対する取り組みは料理人として経営者としてさらに成長させてもらったように感じます。今回の出店も長年、僕についてきてくれたスタッフたちへの恩返しと、さらなる成長の場として計画してきたものだったので、必ず実現したいのです。

そこで今回チェレンジとして100万円をクラウドファンディングの目標金額とさせて頂きました。

皆様から支援して頂いた資金は、美味しい料理やワイン、コーヒーを提供出来るための設備に当てさせて頂きたいと思います。僕はやはり料理人なので、味には妥協出来ません。高級な機材を揃えたからといって、必ずしもいい料理やサービスが提供できるわけではありませんが、品質の優れた設備機材を使うことによって、より調理自体や、サービスに神経を集中させ、クオリティーを保つことにつながっていくことは20年以上の調理人人生の中で身に染みて感じています。

コロナ禍がおきる前ではこういったクラウドファンディングを行うことには、少なからず躊躇がありましたが、自粛が一年半も続く中、スタッフを守るため、店を守るため、また日常が戻ってきたときにお客様に喜んでいただくためには、できることは何でも本気でやっていくことを決意して動いています。」


リターンについて



 シェフを筆頭にして、経営的にはコロナ禍に対して現実的でシリアスに立ち向かっていくべきだと思っていますが、でもやっぱり基本的に飲食店は楽しくて、元気を生み出す場所でなくては!!・・ということで、オープン前に新店舗のテイストを一足お先に体験してもらいたい!!と、上の写真であげたメニューをいくつかリターンとして特別にご用意いたしました!  もちろん試作はこれからも何度もしていきますので完成形は多少変わるものもあるかとおもいますが、私たちを支えていただく一方で、この厳しいコロナ禍の状況においても、皆さまが少しでも元気になっていただけたら嬉しいです。



最後に




ここまで読んでくださってありがとうございました。


最後にシェフの想いを紹介させていただきます。


「大阪北新地にあるイタリアンレストラン【LACERBA】のオーナーシェフの藤田と申します。2015年にオープンした現在の店、そして2007年に独立して初めてオープンした前店【TAVERNA DELLE TRE LUMACHE】を通じて、日本の食文化やイタリア料理業界に少しでも貢献できたらと思い、14年間オーナーシェフとして走り続けてきました。


前店【TAVERNA DELLE TRE LUMACHE】



その結果生まれた、お客様はもちろん、全国の生産者、器作家の皆さん、アーティストやデザイナーの方々などの沢山の人の輪の中で、僕自身やスタッフ一同、常々成長させていただいたように思います。作ってきた料理もイタリア郷土料理から現代料理まで、幅広く自分のその時の価値観を表現してきました。


ところが今回、想像もしていなかったのコロナ禍の影響で、2年前から計画し、場所も決定していた新店舗の資金不足に直面することとなり、経営者として一時は断念することも考えました。しかし新店舗にむけてさまざまな準備を重ね、夢をもって動いてきたのは自分よりもスタッフの方なんだということに、ある時気づいて、その考えは捨て去りました。このクラウドファンディングのアイデアもスタッフから出てきたものです。そして、スタッフやその家族の為にも新店舗という新しいステージを用意してあげたいという考えが自分の中に生まれてからは断念するという考えは捨て去ったように思います。
そんな、ここには書ききれないくらいのたくさんの想いの中、希望をかけて、この厳しい状況においても新店舗のスタートを応援していただきたく、プロジェクトを立ち上げさせていただきました。

皆様のご支援を受けた後、全スタッフ一丸となって努力をし、必ず喜んでもらえるような店作りをしていきたいと思います。そしてコロナを乗り越えた後、皆様が笑顔で集える場所を提供出来るよう努力したいと考えています。



 皆様の御支援、御協力を何卒お願いいたします。


<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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