6/14更新
目標達成のご報告とお礼
おかげさまで、開始10日で100%を達成することができました。
ご支援ご協力をくださいましたみなさまに、心よりお礼を申し上げます。


ネクストゴールについて
ネクストゴールを500万円に設定し、以下の内容を追加したいと思います。
・映像特典の充実(教育施設における授業で使用できるよう、本編を40分にすることを予定しています。そのため、本編以外のシーンを特典映像としておつけ致します)
・日英字幕の追加
・動物福祉に対する想いや声が世界で一番集まる空間をウェブに構築
・配布先の小中学校を、近隣の市に広げていく

引き続き本プロジェクトをどうぞよろしくお願い致します。


みなさん、はじめまして。

このプロジェクトのページを開いてくださって、ありがとうございます。

大牟田市動物園の小野 礼、本廣 星和、冨澤 奏子です。私たちは、大型ネコ科動物担当、サル担当、企画広報担当として勤務しています。

80周年の「今」を記録し、この取り組みを未来に繋げ、進化し続けるとともに、動物福祉について多くの人に知ってもらいたいと思い、クラウドファンディングに挑戦することにしました。

5月12日から現在まで、緊急事態宣言の発令に伴い、当園は臨時休園となっております。コロナウイルス感染拡大防止のため、開園できない状態が続いておりますが、本プロジェクトは今年の 1月から準備を重ねてきたものだったため、予定通りスタートすることに致しました。

どうぞよろしくお願い致します。


「ゾウはいません。」そう書かれた看板を、毎朝職員が動物園の表に出します。約 8年前に最後のアフリカゾウのはなこが亡くなりました。ゾウは家族でくらす、社会性が強い動物です。大牟田市動物園には、群れのゾウを飼育する十分なスペースがないことから、動物福祉に配慮して、ゾウの飼育をしないことに決めました。この看板は、私たちが動物福祉を伝えるということを体現しているものです。



動物福祉とは、動物が精神的・肉体的に充分健康で、幸福であり、環境とも調和していることを意味します。動物福祉は、私たちの国ではまだまだ認識が浅く、また内容が誤解を受けやすいことから、誤った認識がされていたりすることもあります。動物園においても、動物福祉に対する考え方はさまざまであり、その定義も多数存在します。私たちの動物園でも、動物福祉の向上のための取り組みを実施していますが、実施するだけではなく、それを伝えるということを重視しています。

このドキュメンタリー映画を作成することにより、実際に動物福祉向上への取り組みや、それを伝える動物園職員の姿を通して、動物福祉の今、そして動物福祉とはどういうものなのかについて、具体的に示すことができます。そして、この映画を多くの方にご覧頂くことで、動物福祉の社会的認知の向上につなげることが可能となります。この映画をご覧になった方が、動物との接し方や動物の幸せについてお考えになられることで、動物が幸せにくらせる社会により近づくことができるのではと思います。

このクラウドファンディングを達成した暁には、このドキュメンタリー映画のDVDを、地域の小学校や中学校など教育機関に寄付し、動物福祉への正しい理解を深めてもらえるよう、教育活動を実施していきたいと思っています。

また、園内で上映会をしたりすることで、当園においてどのようなことに取り組んでいるのかを知っていただくことで、動物福祉への理解を広めていければと思います。遠方の方には、DVDが入っているリターンもありますので、ご支援を頂くことで映画をいち早くご覧頂けるようになっております。

このような取り組みにより、当園のコンセプトである動物福祉を伝える、ということに寄与できればと考えています。

※以前、当園を舞台にした商業映画がありましたが、今回製作予定のドキュメンタリー映画はノンフィクション作品であり、実際の動物園職員の業務中の姿を撮影するものです。動物園における広報活動の一環として行うものであり、既存の商業映画とは別のプロジェクトです。ご理解を賜りますよう、お願い致します。


長い歴史のある動物園
大牟田市動物園は今年で80周年を迎えます。その開園は第二次世界大戦が始まる 2ヶ月前。戦時中は園内に兵隊さんたちがテントを張って寝泊まりされていたそうです。その後、入園者数の減少から一時は閉園が考えられたこともありましたが、小学生がつくったポスターがきっかけとなり、署名運動が起こって閉園を免れることができました。15年前からは指定管理者制度が導入され、動物たちの生活の質の向上を目指したさまざまな取り組みを実施しております。

昭和30年代に撮影されたテナガザルの写真動物園の今
現在の動物園のコンセプトは「動物福祉を伝える動物園」です。動物福祉とは、動物が精神的にも肉体的にも健康であり、環境と調和していることを意味しています。当園の動物たちがそうなれるよう、またその動物たちの姿だけでなく、職員の取り組みを併せてお客様にご覧頂けたらと思い、動物福祉について一緒に考えていただけたらと思い、日々さまざまな工夫を行っています。そしてそれを伝えることに努力を重ねています。

当園の取り組みについては、こちらのページをご覧ください:
https://omutacityzoo.org/concept

YouTubeでもさまざまな取り組みをご紹介しています。
また、Instagramでは、ほぼ毎日動物たちの様子をご紹介しています。是非ご覧くださいませ。


キリンの採血の様子。園内の多くの動物の採血と体重測定を定期的に実施し、
健康状態の把握と以上の早期発見に努めています。


小川監督は、国内外を問わず、防災教育や国際支援を中心に活動をされている監督さんです。日本唯一の「映画を作ることができる防災専門家」として、全47都道府県にて講演をされており、2019年には、大牟田やお隣の荒尾でも講演をされました。もともと動物がお好きで、当園の取り組みへのご理解も深いことから、監督をお願いしたいと考えました。

主な作品:『それでも運命にイエスという。』(2010)、『あの街に桜が咲けば』(2014) 、『いつか君の花明かりには』(2018)

<本人コメント>
皆さまはじめまして、作家・映画監督・動物オタクの小川光一です。この度は至極光栄な役割をいただき、心より感謝いたします。スタッフの皆さま、動物の皆さま、大牟田市動物園に関わるすべての方に真摯に向き合い、丁寧に取材撮影して参ります。応援よろしくお願いいたします!

1991年10月21日生まれ。埼玉県出身。さまざまなドラマ、映画、CMにご出演されている女優さんです。当園が舞台になった2019年公開の商業映画では、動物福祉への熱い思いを秘めた獣医師役を熱演。無類の動物好きとしても有名。藤本さんの素敵な声で映画の雰囲気が作られることを期待し、ナレーションをお願いしたいと考えました。

主な出演作品:『アオハライド』(14)、『小川町セレナーデ』(14)、『ママ、ごはんまだ?』(17)、『痛くない死に方』(21)など。テレビドラマでは『天使のナイフ』(15)、『まんぷく』(18)、『凪のお暇』(19)など。

<本人コメント>
映画撮影にて大牟田市動物園にお邪魔した際、動物達の幸せのために常に情熱とユニークなアイディアを持って努力されているスタッフの皆さまのお姿を間近で拝見し、キャスト一同、大牟田市動物園の皆さまの大ファンになりました。このような新たな挑戦に参加させて頂けて大変光栄です。動物福祉が更に広がっていきますよう、実現に向けて応援して頂ければ幸いです。よろしくお願い致します!

ボーカルギター小野雄一郎、ドラムコーラス中江太郎の2人からなる2ピースロックデュオ、butterfly inthe stomachさん。通称“バタスト”。この度はこの映画のために「書き下ろし主題歌」を作ってくださることになりました。2人共に動物好きということでバンドグッズのショップ名もSparkin' Zoo。情景が目に浮かぶような優しい歌詞と歌声で、映画に寄り添っていただきます。
https://butterflyinthestomach.com

<本人コメント>
大牟田市動物園80周年、本当におめでとうございます。主題歌を担当させてもらえること、とっても嬉しく感じております。動物園の楽しさ、そして動物たちの心身を第一に考えている姿勢や情熱、そういったものをお伝えできるような楽曲をつくって、80周年を一緒に盛り上げていきたいです。どうぞよろしくお願いします。


お肉の入ったポリタンクとアムールヒョウのポン


大牟田市ならびに大牟田市教育委員会に全面的にご協力を頂き、本プロジェクトを進めて参ります。
その他にも、現在複数の団体さんからご後援を頂けるよう、準備をすすめているところです。公表できるようになりましたら、随時こちらに追記して参ります。


飼育員お手製のヌタ場を利用するカピバラのリアとエノキとケヅメリクガメのいちろー


小川光一監督著によるドキュメンタリーBOOKの同時発売が決定致しました!
映画の内容に沿った内容を、未公開インタビュー盛り沢山で収録予定。子どもでも読みやすい形で1冊にまとめられます。映画制作前の段階から企画を快く受け入れてくださったごきげんビジネス出版さまに心より感謝を申し上げます。


お肉入り特製氷をもつライオンのリラ


このプロジェクトで頂いた支援金は、撮影費用、編集費用、チラシ作成費用、DVD制作費用の他、映画製作における諸経費に使用させて頂きます。


近隣の消防署さんから頂いた消防ホースでつくったハンモックを利用するモルモットたち


※映画DVDの完成及び発送は2022年10月を予定しております。DVD付きのリターンにつきましては「送付が1年後になる」ということをご了承ください。
※すべてのリターンの有効期限は2023年 3月までです。予めご了承くださいませ。
※リターンの送付先は、日本国内に限らせて頂きます。

3,000円「お礼のメールで応援コース」(無制限)
お礼メール

10,000円 「映画DVDで応援コース」(無制限)
お礼の手紙、映画DVD、映画B5チラシ、動物園リーフレット

15,000円 「ドキュメンタリーBOOK&動物園バッジで応援コース!」(無制限)
お礼の手紙、映画DVD、映画B5チラシ、動物園リーフレット、ドキュメンタリーBOOK、スペシャル缶バッジ

20,000円 「藤本泉さんと一緒に応援コース!」(10名様限定)
お礼の手紙、映画DVD、映画B5チラシ、動物園リーフレット、ドキュメンタリーBOOK、スペシャル缶バッジ、藤本泉さん直筆メッセージ

30,000円 「動物園グッズ詰め合わせで応援コース!」(10名様限定)
お礼の手紙、映画DVD、映画B5チラシ、動物園リーフレット、ドキュメンタリーBOOK、スペシャル缶バッジ、動物園グッズ詰め合わせ

50,000円 「映画のエンドロールにお名前を掲載して応援コース!」(無制限)
お礼の手紙、映画DVD、映画B5チラシ、動物園リーフレット、ドキュメンタリーBOOK、スペシャル缶バッジ、エンドロールにお名前掲載

100,000円 「企業スポンサーになって応援コース!」(10社様限定)
お礼の手紙、映画DVD、映画B5チラシ、動物園リーフレット、ドキュメンタリーBOOK、スペシャル缶バッジ、エンドロール/映画B5チラシ/DVD内シートにロゴ&社名掲載

200,000円 「オンライン動物園ツアーで応援コース!!」(10名様限定)
お礼の手紙、映画DVD、映画B5チラシ、動物園リーフレット、ドキュメンタリーBOOK、スペシャル缶バッジ、エンドロールにお名前掲載、オンライン動物園1時間完全オリジナルツアー(スタッフによるガイド付き/最大5名様まで同時参加可能)

300,000円 「今回限りのスペシャルな体験で応援コース!!!」(2名様限定)
お礼の手紙、映画DVD、映画B5チラシ、動物園リーフレット、ドキュメンタリーBOOK、スペシャル缶バッジ、エンドロールに名前掲載、園長による園内ツアー(園内の動物たちを動物福祉の視点でお楽しみください)、動物が使用したものをプレゼント(動物にポリタンク等を渡し、それを使っているところを当日ご覧頂きます。後日、使用したものを郵送致します/断ることもできます)/環境エンリッチメントのアイディア提案(飼育員が実現に向けて最善を尽くします)


ナマケモノのクリには、レントゲンの撮影にも協力してもらっています


2021年6-7月 クラウドファウンディング実施
2021年10月 製作開始
2022年9月 映画完成
2022年10月 リターン送付/DVD配布開始/上映会開始


モルモットのごはんタイム


ここまで読んでくださいまして、本当にありがとうございます。

あるとき、お客様にこんなことを言われました。
「動物たちがとても大切にされているのを見て、私たちも誰かに大切にしてもらっていたり、誰かを大切にしていたりすることを再認識することができる。だからここの動物園は楽しいんですね。」

そんなふうに言っていただける動物園の今を残したい。お客様の眼差しの向こうにある生き生きとした姿を見せる動物たち、そして日々トライ&エラーで頑張る職員の姿を映像で残したい、と考えたのがこのプロジェクトのはじまりでした。動物園として「目指すもの」「伝えたいこと」がぎゅっ!と詰まった作品を、なおかつ学校の授業でも扱っていただけるような教育要素も入ったドキュメンタリー映画にしたいと考えました。また、ご覧頂くことで、動物福祉を知ってもらい、理解を深めていただけるようなものを目指したいと考えています。できることなら、コロナ禍でなにかと暗くなってしまいがちな昨今、ご覧くださった方が元気をもらえるような映画にしたいです。

また、これまで大牟田市動物園では記録を写真や動画で残すということがあまりなされてきませんでした。80周年の1年間を映像に残す、2021年の動物園における動物福祉の取り組みを形に残す。それにより、これまで取り組んできたことを今一度認識し、次に繋げていくことができればと考えています。そして、見てくださった方、おひとりおひとりが動物福祉への理解を深めてくださることにより、日本社会における動物福祉の促進に繋がることを願っています。


決して簡単なことではありませんが、是非このプロジェクトの一員にになっていただけたら、大変嬉しく存じます。何卒よろしくお願い致します。


<All-or-Nothing方式の場合>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

  • 2022/12/09 16:42

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2022/10/01 13:30

    みなさん、こんにちは。大変長らくお待たせを致しました。昨日、ご支援を賜りましたすべてのみなさまに、リターンの発送をさせて頂きました。クラウドファンディングの準備時期から考えると、約 2年の月日が流れました。この間いろいろなことがありました。長いようであっという間の 2年間でした。職員それぞれが...

  • 2022/09/24 12:00

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

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