▼ご挨拶

  ページをご覧いただき、ありがとうございます!

 突然ですが、みなさんは自分が「損な役回りを引き受けた」と感じた経験はありますか?ある雑誌の調査によると、会社員の6割が「職場で貧乏くじを引かされた」と回答したそうです。(引用元:https://nikkan-spa.jp/621249)

 学術的な調査とまではいえませんが、私は結果を見て、その絶妙さに感動しました。例えば、この結果が1割~2割であったならば、それはそれで素晴らしいといえるでしょうか?もしかすると、特定の誰かにのみ、損な役回りが集中していると考えることもできるかもしれません。

 先の調査から、「貧乏くじ」の程度に差はあれ、私たちは苦労や困難をなるべく分散させ、皆で共有しているとはいえないでしょうか。これを踏まえて、私は以下のプロジェクトに取り組もうと決めました。

▼このプロジェクトで実現したいこと

 「人間」の働きに光を照らす。等身大の人々を対象にインタビューサイトを立ち上げたいと考えています。

 それは「成功体験」や、「苦労を成長の糧にした話」である必要はなく、「淡々」と「黙々」と仕事や家事に取り組んだ話が題材となります。地味で泥臭く、クリエイティブと言われない、それでも誰かがやらなければいけないことを、記事として取材します。

 また、そのような仕事をこなす上で、モチベーションとなっているもの(音楽や食べ物や、遊びetc)についてもインタビューしたいと考えています。これらの「癒しのアイテム」もまた、名もなき人々の仕事によって作り出されたことを確認したいからです。

▼プロジェクトをやろうと思った理由

 「かえるくん、東京を救う」(『新潮』1999・12)という村上春樹の物語に触発されました。村上春樹はこの物語を通して、誰かがやらなければならない仕事(村上は別作品の中で「雪かき」とも称しています)に光を当てました。

 私も、小説とは別の形で、このことを発信しようと考えました。それがインタビューという方法です。この方法であれば、起承転結を気にすることなく、雪かき仕事を浮きぼりにすることができるのではないかと考えました。

 ただ、インタビュイーを称賛したり、「雪かき仕事を前向きに捉えるストーリー」をつくることはあまり考えていません。私たちの社会に「そういう仕事があった」こと、それだけを共有できればと考えています。

 

▼資金の使い道

 サイト作成をプロに委託するための資金に充てます。現在、サイトは誰もが手軽に作成することができますが、プロに委託したいと考えています。誰でもできることを、お金をもらって生業にしている事業者は、それだけ付加価値を有していると信じているからです。そして、集客数を増やすためのノウハウを提供してもらえるようにします。

 また、インタビューを行う上で生じる諸経費にも利用させていただきます。

▼リターンについて

 このプロジェクトに賛同してくださった方の中から、実際にインタビューを受けて頂ける方を募集しております。記事にする際は、匿名でも実名でも構いません。匿名の方が、私の考える趣旨に沿っているかと思われます。

 

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