<はじめに・ご挨拶>

はじめまして、長野県千曲市のシャツメーカー"フレックスジャパン株式会社"の櫻井太河(サクライ タイガ)です。 

数多くのクラウドファンディングの中から、「co:do(こどう)」によるプロジェクトページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

大量生産・大量消費・大量廃棄型の現代社会のあり方、またコロナ禍における生活様式のシフトを目の当たりにし、縫製工場を有するアパレルメーカーとして世の中に必要とされるモノづくりとは何かを考え、若手社員が主体となって「co:do」というブランドを立ち上げました。

logo design by 吉田雅祟 

film by BANRI KOBAYASHI
sound by JJJ
look photo by Cho Ongo

2020年12月、第一弾商品として、性別の差や年齢の差などあらゆる垣根を越えたアイテムをイメージする中で、日本国内において古くから着用されてきた半纏をデザインベースに、玄関のつっかけのように老若男女を問わず家族や大切な人と『共有する服』をテーマに、[半纏(Japanese short coat)]を発表。

多くのお客様や各種メディア様からのご反響をいただいたことにより、この度日本を代表するバッグブランド「HARVEST LABEL(ハーヴェストレーベル)」とのコラボレーションが実現することとなりました。

<このプロジェクトで実現したいこと>

「co:do」は『愛着を持って長く使う』というテーマを、「HARVEST LABEL」は『購入したときにベストじゃないバッグ』というテーマをお互いに持っています。

それは言葉は違えど、長く使い込んでいくうちにユーザーそれぞれの味が生まれ、良き相棒として付き合えるモノづくりから由来する、共通した考え方によるものです。

装うときの楽しみや、共に過ごした日々の思い出など、捨てられないほどに愛着を持ったモノを所有するという素晴らしさは何事にも代え難く、また何よりもサスティナブルな取り組みだと私たちは考えます。

そして長年に亘り安心して愛用いただくために、「co:do」と「HARVEST LABEL」は、それぞれの歴史ある自社工場にて修理対応も承っております。

そのような両ブランドが培ってきた、お互いの知恵やデザイン、クラフツマンシップを合わせることで完成したコラボレーションアイテムを、多くの人に届けたいと思い、今回のプロジェクトを実施しました。

【co:do / フレックスジャパン株式会社】

千曲川にほど近い更埴ICの直ぐ側に、2020年に創業80周年を迎えた"フレックスジャパン株式会社"の本社と自社工場があります。

私たちは長年に亘り、独創的かつ先進性を取り入れ、時代に合わせたシャツを作ってきました。

現在国内のドレスシャツマーケットのうち、20%以上のシェアを弊社が担い、また総合アパレル企業としてジャケットからベスト、ネクタイ、パンツまで、様々なファッションアイテムを手掛けるメーカーへと今も成長しています。

イタリアのメンズウェア見本市PITTI IMMAGINE UOMO(ピッティ・イマジネ・ウォモ)への出展。
自社ブランドである軽井沢シャツの海外進出。
大量生産・大量消費から少量生産・少量消費への時代に対応するオーダーメイドで採寸縫製するMTM(Made to Measure)体制の実現。

様々な経験が蓄積された本社工場は、他にはない独自の武器として「co:do」を支えています。

"フレックスジャパン株式会社" が連綿と培ってきたモノづくりの精神と、現代に生きる私たちの創造性を融合したファクトリーブランドとして誕生した「co:do」。

ブランドネームの「co:do(こどう)」は、鼓動や古道、行動とco(ともに)do(おこなう)という言葉を由来とし、心臓が脈打ち血液が廻るように、先人たちの軌跡を辿るように、そして作り手と使い手が共に行い、より良い未来を形作るようにという想いが込められています。

『故きを温ねて新しきを纏う(ふるきをたずねてあたらしきをまとう)』という故事成語を基にした造語をブランドスローガンとして掲げることで、伝統的なモノづくりに新たな価値観を付与し、次世代へと繋ぐアイデアやプロダクトとして提供します。  

従来の自社ブランドで提供してきた品質の保証に加えて、製品に用いる原料や素材のエシカルな選定、そして生産背景の見える化、修理対応や循環型消費の促進により、消費者の皆様へ安心と満足をお届けしています。

【半纏 -Japanese short coat- by co:do】

今回のコラボレーションのきっかけとなった、「co:do」の第一弾商品である[半纏(Japanese short coat)]は、玄関のつっかけのように老若男女を問わず家族や大切な人と『共有する服』をテーマに企画したアイテムです。

衣服ロスをはじめとするSDGsなど国際的な共通課題を意識するだけではなく、装うことで得られるファッション本来の楽しさと、長く使うことで捨てられないほどの愛着が詰まったモノを持つ喜びを、私たち作り手と着用する使い手で共有できる商品として開発しました。 

愛知県一宮市を中心とした、一大毛織物産地である尾州にて継承されている羊毛再生「毛七」。

不要になってしまった衣料品、縫製工場の裁断時に生じるハギレや余り布、糸を撚ったり生地を織ったりするときに出てしまう繊維くずなどを原料に、専用の反毛機械を用いてワタ状にし、再び新たな繊維として蘇らせています。

旧式織機によって二層の毛七生地を、高密度で織りながら接合糸により数ミリ間隔で二重織にし、両面起毛により多くの空気を閉じ込めることで、しっかりとした厚みとコシを持った目付800g/mのボリューム満点のダブルフェイスメルトンウールが完成しました。

この生地を採用したことに加え、自社工場による着心地とシルエットへのこだわりを反映した裁断・縫製により、従来の綿入りタイプの半纏と比較して、防寒性と遮風性だけではなくそのデザイン性をも飛躍的に向上させることができています。

そして内側ポケットに取り付けるボタンには、地元である長野県の伝統的工芸品「松代焼」の老舗窯元"松井窯 松代陶苑"へ、完全別注にて陶器ボタンの製作を依頼。

200年前と変わらない製法で作られた陶器ボタンは、全てが天然素材の原料を職人による手仕事で製作されているため、その出来上がりは形や色合いなど一点一点表情が異なります。

湯呑や食器よりも遥かに小さいボタンのサイズにも関わらず、「松代焼」の特徴である青流し(自然由来の釉薬が流れ落ちることで生まれる「松代焼」独自の色味)がしっかりと表現されています。

 

また「co:do」の商品は、親子2代の伝統工芸士を擁する"阿部製紙"のご協力のもと、同じく長野県の伝統的工芸品である「内山紙」に包んでお届けします。

通気性と保湿性に優れた和紙を包装用紙に用いることで、商品を最適な状態のまま消費者の元へお届けするだけではなく、原料の楮が竜のように和紙の中を縦横無尽に舞うその豊かな表情により、役目を終えた後もランプシェードやプレースマットとして各ご家庭でお楽しみいただくことができます。 

一方、厚めの「内山紙」に"ペーパー工房金子"にて、ブランドロゴとイラストを表に、ブランドホームページへのQRコードを裏に、それぞれ箔押し加工を施したブランドタグは、栞として読書のお供に再利用できるようデザインしました。

【HARVEST LABEL / 株式会社ハーヴェスト】

今回初めてのコラボレーションとなった「HARVEST LABEL」は、誕生以来、デザインから生産までを全て一貫して国内で完結することにこだわり続けてきました。

吉田カバンにて「PORTER」のTANKERシリーズなどを生み出した、日本を代表するカリスマバッグデザイナー・山口幸一氏が、"株式会社ハーヴェスト(当時は株式会社キッズカンパニー)"へ移籍し、新ブランド「HARVEST LABEL」の立ち上げを発表。

一切の妥協を許さず仕上げられた商品は、価格よりも作り手のこだわりやクオリティ、スペックを重視するホンモノ志向の消費者に、現在も受け入れられています。

常にオリジナリティーとハイクオリティーの商品開発を目指し、今では自社工場を通じて、サンプル制作から生産までを国内で継続し、優秀な縫製技術を持った職人や、サンプル師の技術を受け継ぐ場として、2015年6月に自社工場「カスタム大阪」(東大阪)を設立。

そのデザイン性と物作りの経験を生かし、日本を代表するバッグメーカーとしてG7伊勢志摩サミット(2016年)とG20大阪サミット(2019年) の公式オリジナルバッグの製造依頼を請けると、サミット参加国関係者および世界中のプレス関係者に提供されました。

  • 【FLYER'S by HARVEST LABEL】

  • 1996年にリリースされた「FLYER’S(フライヤーズ)」シリーズは、フライトジャケットのMA-1をベースにしたオリジナルのナイロンツイル生地を採用した、新しいスタイルのバッグとして誕生しました。

  • 当時、日本中を席巻していたアメカジブームの中でも最先端のアイテムとなり、数々のブランドや著名人とコラボレーションを行うなど、長年に渡り人気を博していましたが、パーツの高騰や職人の減少などにより2010年に惜しまれながらも生産を終了。

  • 2020年、25周年を迎えた「HARVEST LABEL」は製造拠点やコストの見直しをクリアし、「FLYER’S(フライヤーズ)」 復刻モデルの限定生産を相次いで発表しました。

  • 流行や価値感の変化に囚われることなく歩み続けてきたデザインは、1996年から時を経た今でも古さは感じられず、往年のファンにとっては旧友との再会を、また若年層にとっては新鮮な出会いを提供しました。

  • 新生「FLYER’S(フライヤーズ)」シリーズは、代名詞とも言える強度と耐久性、そして撥水力を維持しながらも、環境にも配慮したBluesign®基準を満たした、経糸N.100デニール×緯糸N.210デニールのCordura®ナイロン糸を高密度に織り上げた生地を採用しています。

    Bluesign®とは、繊維業界において環境、労働、消費者の観点における持続可能なサプライチェーンを経た工場に付与される認証のことで、スイスに拠点を置くブルーサイン・テクノロジーによって運営管理されています。

  • この認証は、世界で最も厳しい基準と言われており、その認証を受けることで、世界最高レベルの消費者の安全や労働者と、環境への最小限の影響、資源の節約、これらを証明することができます。


  • <これまでの活動>

2020年11月、80年の歴史を誇る老舗縫製工場のファクトリーブランドとして、「co:do」をローンチ。

長野県の地域密着型クラウドファンディング「CF信州」にて、 2020年12月21日から2021年1月15日の期間に半纏の先行販売をプロジェクトとして実施し、 50口のサポートをいただき150万円の資金調達に成功。

このプロジェクトの反響により2021年9月半纏の正式販売が決定しました。

2021年7月3日から25日まで開催する松本パルコでのポップアップエキシビジョンに伴い、特別企画として「HARVEST LABEL」とのコラボレーション半纏と巾着の製作を発表。

「BOOSTER」での限定販売商品として、上記コラボレーションアイテムを展開します。

<主なメディア掲載>

WWD JAPAN 【〜立ち上がれ!産地の若者たち 後編〜 一着の半纏に込める思い
日本経済新聞 【長野のフレックス、外出時にも着れるはんてん開発
FNMNL 【長野を拠点にするブランドco:doのプロモーションビデオにJJJがトラックを提供 | 監督はBanri Kobayashi
信州サステナブル通信 【老舗シャツメーカーの若手社員が、エシカルなファクトリーブランドで、地方の元気を全国へ発信

<co:doのアイテムについて>

モンクバッグ -Monk bag- (2021年7月リリース)
生地:株式会社タケヤリ(岡山県)
ウッドリング:アファンの森(長野県) 、楯木工製作所(長野県) 、酒井産業株式会社(長野県)

陶器リング -Pottery ring- (2021年7月リリース)
陶器:松井窯 松代陶苑(長野県)
シルバーリング:Tee. craftjewelry(長野県)

半纏 -Japanese short coat- (2021年9月リリース)
生地:大鹿株式会社(愛知県)
ボタン:松井窯 松代陶苑(長野県)

スモック -All lifestyle smock- (2021年11月リリース予定)
生地:株式会社林与(滋賀県)

シャツ -co:do standard shirt- (2021年12月リリース予定)
生地:TBA
ボタン:関島水引店(長野県)

<資金の使い道>

①コラボレーションアイテム(半纏&巾着)の原材料費/製作費/発送料
②BOOSTER(CAMPFIRE)手数料
③今後の活動資金(新商品の企画開発、ポップアップショップの開催など)

<リターンについて> 

【半纏 (Japanese short coat limited edition × HARVEST LABEL)】

先述の半纏(Japanese short coat)を、HARVEST LABELとのコラボレーションにより、ポケット部分と裏地部分をFLYER’Sシリーズに採用しているハーヴェストオリジナル生地に仕様変更。また、ポケット部分はFLYER’Sシリーズを踏襲したデザインとして仕上げています。

■ カラー
チャコールグレー × セージグリーン
■ サイズ
-01, 00, +01
■ 寸法
リターンをご選択いただく際に、備考欄にご希望のサイズをご入力ください。
男性モデルは172cmでサイズ[00]を着用しております。
[−01] 着丈:74cm 胸回り:124cm アームホール:62cm 裄丈:69cm
[00] 着丈:76cm 胸回り:132cm アームホール:64cm 裄丈:72cm
[+01] 着丈:79cm 胸回り:142cm アームホール:68cm 裄丈:76cm
※[00]は老若男女を問わず、フリーサイズで着用いただくことを想定したサイズでしたが、
ご要望にお応えいたしまして、[-01]と[+01]のサイズをご用意いたしました。
■ 素材
表地:毛70%/ポリエステル15%/アクリル10%/ナイロン5%
ポケット部分:ナイロン100%
裏地:ナイロン100%


【巾着 (Drawstring pouch limited edition × HARVEST LABEL)】

半纏とのコーディネートを想定した、コンビネーションデザインの巾着。「毛七」生地側にはco:doのネームを、ブルーサインナイロン生地側にはHARVEST LABELのネームをそれぞれ取り付けています。古くから伝わる巾着のディテールを残しつつ、お互いの持ち味を活かした素材使いにより、ファッショナブルなアイテムとして仕上がりました。

■ カラー
チャコールグレー × セージグリーン
■ サイズ
00(フリーサイズ)
■ 寸法
高さ:22cm 底マチ:16cm×16cm 口幅最大:28cm
※男性着用モデル172cm
■ 素材
表地①:毛70%/ポリエステル15%/アクリル10%/ナイロン5%
表地②:ナイロン100%
裏地:ナイロン100%

< 実施スケジュール> 

2021年7月3日 9:00 予約販売受付開始
2021年8月31日 24:00 予約販売受付終了
プロジェクト終了後、9月より順次発送開始
※遅延が発生してしまう場合には、個別にご連絡させていただきます。

<特定商取引法に関する記載>

販売事業者名:フレックスジャパン株式会社
運営責任者:櫻井 太河
所在地:387-8601 長野県千曲市屋代2451
お問い合わせ先電話番号:080-5147-1617
お問い合わせ先メールアドレス:taigay@flexjapan.co.jp

ホームページ:https://c-o-d-o.jp
Instagram:https://www.instagram.com/codo.jp/
Note:https://note.com/_codo_ 


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/08/31 10:43

    こんにちは、サクライです。活動報告ならびにプロジェクトページをご覧いただき、誠にありがとうございます!ついに本日、BOOSTERでの先行限定販売の最終日となりました。7月3日から松本PARCO様でのPOP UP EXHIBITIONと並行する形で、HARVEST LABEL様とのコラボレーショ...

  • 2021/08/06 14:54

    こんにちは、サクライです。日本各地で暑さのピークを迎える今日この頃ではありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?この度、東京・恵比寿のセレクトショップでありGOHEMPの直営店でもあるJuzu様にて、co:doのポップアップストアを開催いただくこととなりました。co:do pop up sto...

  • 2021/07/22 21:43

    こんにちは、サクライです。私たちの取り組みが、日本経済新聞様(日経MJ、日本経済新聞地方経済面)と信濃毎日新聞社様にご掲載いただきました!日本経済新聞長野・フレックス、袈裟モチーフのカバン開発信濃毎日新聞松本パルコで吟味 購入はネットで サンプルのみ展示する「店舗」 出店者誘致に有効いよいよ、...

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