数あるクラウドファンディングページの中から、私たちのページをご覧いただきありがとうございます。


 TSUBAKI projectは、ネパールの性的被害に遭った女性たち(サバイバー)に伝統衣装であるサリーを提供することを通して、

【自分自身を自由に表現して人生を楽しむ喜びを共有すること】と、

【互いに応援したいという「愛」や「勇気」の輪を広げていく】プロジェクトです。

 

 ネパールの性的被害に遭った女性たちが、ネパールで毎年行われる女性のお祭り「TEEJ」の日に伝統衣装のサリーを纏って、彼女たちが人生で一番輝く舞台を作ります。


時が経ち、彼女達が大人になって

何か辛いことや悲しいことがあってくじけそうになっても

友達、職員さんとみんなで我を忘れて楽しんだ

今年のTEEJを思い出して

それが自信になり人生の動機になること。

それが、私たちの「使命」です。


               



こんにちは。

TSUBAKI projectリーダーの久安瑞貴と申します。 

私は2020年2月にネパールに行き、初めて人身売買シェルターの女性たちに出会いました。

ネパールに行く前、女性たち(サバイバー)を被害者として見ていた自分がいました。

 でも、彼女たちと知り合って、彼女たちを被害者としてではなく、困難を生き抜いたサバイバーとしてまた「1人の友人」として関わるようになりました。

 私は大学時代に沢山海外に行き、幸せなことに今では世界中に友人がいます。シェルターで出会ったサバイバーもその友人の一人です。

 彼女たちと逢った時、

「その髪型(ショートヘアー)かわいい!」

「肌が白くてすてきね!」と言われて褒められたのを覚えています。

どうやら、日本と同じようにネパールにも韓国アイドルやファッションに憧れを持っている女性が多いようです。

私は、褒められてうれしい気持ちと同時に


「皆にも自信持ってほしい!みんなの髪型もファッションも素敵だよ!」


と心の中で思いました。

実際、TEEJの写真の中で踊っている彼女達の姿は、素敵な笑顔ばかりで自信に満ち溢れていて、それぞれの個性が輝いていました。


「かっこいい自分」

「きれいな自分」

「輝いてる自分」

 彼女たちに笑顔がこぼれてしまう程の「喜び」を知ってほしい。

自分が1人の女性として、1人の人間として「輝いている瞬間」を知ってほしい。

そのために、彼女たちが「人生で一番輝ける舞台」が必要だと考えています。

私はこのプロジェクトを実現させて彼女たちの人生が一番輝いて、笑顔がこぼれている瞬間を作り出すことが目標です。

 このクラウドファンディングを絶対に成功させ、皆さんに、ネパールにいる友人が人生で最高の瞬間を楽しんでいる姿を見てもらいたいと思っています。

ぜひ、最後まで一読いただければ幸いです。


            




14歳のサビティリ(仮名)は、ネパールのお祭りの日に友達と一緒に遊んでいるとき、優しそうな男性に声をかけられ一緒に遊びに行くことになりました。


 しかし、時間が経つにつれて最初は優しかった男性は彼女らに結婚を迫るようになり、

終いには「結婚して一緒にインドに行こう」といって2人は手足を拘束されました。さらに友人は男性から暴力まで受けたのです。


 サビティリは、被害に遭った後すぐに緊急シェルターに保護されました。

彼女が保護されて3か月が過ぎた頃、TSUBAKI projectがネパールを訪れていた際に、私は彼女と出会いました。


 私はサバイバーである彼女の口から、自身の過去についての話をしてくれたことに驚きました。自分の人身売買被害について語る時の彼女は、緊張した素振りで話していました。しかし、私にはそこに彼女の強い意志が見えました。


 サビティリはネパールで起きている人身売買の現実をシェルターで学び、

「自分のような辛い思いをする人はいなくなってほしい」

「これからは自身の経験を語ることで、人身売買をなくす一助になりたい」

という大きな夢を持っています。





このプロジェクトは、創設者である尾嶋心、谷口瑞歩の2人が始めた取り組みです。「TEEJ」が行われる特別な日に、2人はシェルターを訪問しました。ここからTSUBAKI  projectはスタートしました。


 第1回目のクラウドファンディングは沢山のご支援により成功し、まだもっと多くの女の子たちに

「忘れられないTEEJ」届けるために、今回2回目のクラウドファンディングを行うことになりました。


TEEJとは?

TEEJとは、ネパールのお祭りのひとつで女性が主役のお祭りです。伝統的な考えでは、既婚女性は子どもと夫の健康を、未婚女性は将来の夫を迎えられるように祈るお祭りです。現在は男女関係なくネパール中の人が一日中熱狂し、たくさん食べてたくさん踊る、とても賑やかなお祭りです。


 TEEJで女性が着る伝統衣装はサリーと呼ばれていて、インドやネパール等の南アジア地域の伝統衣装です。色は日本の色彩よりもずっと鮮やかで、踊りの上手なネパールの女性が着て踊ると色が映えて豪華に見え、とてもきれいな衣装です。


 私たちがTEEJを一緒に行うのは、Shakuti Samuha (シャクティ サムハ)という団体が運営しているシェルターです。シェルターは、性的搾取の被害に遭った女性を保護し、衣食住の支援、医療、教育などの自立支援を行う役割があります。Shakuti Samuhaはネパールで初めてサバイバーが創設したシェルターで、ネパール社会からのサバイバーへの偏見や誹謗中傷の中でサバイバーが集まり、Shakuti Samuhaが創設されました。現在はネパール国内で5つのシェルターを運営しています。




「サバイバー」


 皆さんはこの言葉を聞いたことがあるでしょうか?

性的被害に遭い、そこから救出された女性たちは「サバイバー」と呼ばれています。彼女たちを被害者と呼ぶのではなく、つらい体験を乗り越えたという意味から来ています。


 ネパールでは性的被害が長年問題になっていて、性的搾取目的の人身売買とレイプ被害が起きています。現在、年間約12,000人の人が人身売買の被害に遭っていると言われています。


「年間12,000人がお金で買われている」


 日本ではとても想像できませんが、実際はこの人数は氷山の一角に過ぎません。


 人身売買が起きる原因は様々で、その中でも、ネパールとインド間のフリーボーダーは特徴的な要因です。


 フリーボーダーとは、パスポートなしで国間を自由に行き来できる国境のことです。日本に暮らす私たちにとっては、自由に旅行できて一見便利そうに見えますが、フリーボーダーの存在が人身売買被害を加速させる存在になりネパールの人を脅かしています。


 またネパールでは親や親戚に売られることは、当たり前に起こり得ます。近年では、SNSで繋がった人が、実はブローカー(加害者)だったという事件も増えています。 

(上:ネパール側国境にて、NGO職員が検問している様子/下:ネパール側国境)


 売られた先の売春宿では、住み込みで働いているのにも関わらず給料はほんのわずかで、もらえるのは粗末な食事とメイク道具のみです。逃げ出そうとしても、監視がありすぐに見つかってしまいます。最終的にはレイプされたり暴力を振るわれ、逃げる術はありません。


出典:ILO. “Nepal - Trafficking in girls with special reference to prostitution: A rapid assessment (IWFCL, no 2)”. https://www.ilo.org/ipec/Informationresources/WCMS_IPEC_PUB_2379/lang--en/index.htm ILO 2001-12-1. (参照2021-06-03)



 

 救出された女性達は、シェルターと呼ばれる保護施設に保護されますが、その後もサバイバーには困難な環境が待っています。


 女性達の中には、不衛生な環境から感染症にかかる人もいます。しかし感染症に対する知識の無さから、差別され心無い言葉をかけられる事も少なくありません。またネパールには処女信仰を背景とした差別的な考えから、「風紀が乱れる」「性産業に関わる人は汚い」と考えている人もいます。


 せっかく故郷に帰れても、学校にいけない、仕事がもらえない。


 自分が帰ると自分の家族が村にいづらくなってしまう。


 このような理由から、シェルターは基本的に一時的な滞在のための施設ですが、サバイバーの中には長期滞在のためのロングタイムシェルターから自立を目指している人もいます。ロングタイムシェルターでは、自立を目指す女性のための教育支援や、アクセサリー制作などの職業訓練を行い、彼女たちが自分で生きていくための力を養う取り組みがされています。

また、サバイバーの中には、その後ネパールで起きている人身売買をなくすため、前線に立って活動している人も大勢います。ネパールの人たちは強い思いを持ち、自分たちの力でこの問題を解決しようと奮闘しています。





TSUBAKI projectは、

『TSUBAKI projectに関わる全ての人の「笑顔こぼれる瞬間」を作れる社会を目指す』事をVISIONに掲げています。


我を忘れて楽しんでいる瞬間

非日常を感じる瞬間

誰かに喜んでもらえる瞬間

頑張ってきた自分を認められる瞬間

ずっと憧れていた夢がかなった瞬間


 NGO、NPOはシェルターに対して、教育、医療、衣食住のための支援を主にしていますが、生活の中の「楽しみ」を提供することに取り組むNPOは多くはありません。


 私は生まれた場所や環境に関係なく、生存権、教育を受ける権利と同じように、

誰もが自分の人生を楽しむ権利を持っていて、自分の人生を輝かせる権利があると思います。


 サバイバーの中には、サリーを着たことのない女の子もいます。TEEJの瞬間はサバイバーにとって、まさに「笑顔がこぼれる瞬間」が詰まっています。セキュリティー上彼女たちの顔を皆さんにお見せすることはできませんが、カメラの向こうで素敵な「とびっきりの笑顔」を見せてくれています。

 

一生忘れない楽しい瞬間

思い出すと思わず笑みがこぼれてしまうような瞬間


 彼女たちに過去と向き合うことではなく、「今が人生で一番楽しい!」と思える瞬間を一緒に作ります。





2019年のTEEJでは、Shakuti Samuhaのサバイバー85人にサリーを提供し、TEEJを盛り上げることができました。


 その後のヒアリングでShakuti Samuhaの職員さんからは、

「その日は過去のつらい経験を忘れることができた」

「普段笑わない子が笑った」

「学校に行けなかった子が学校に行くようになった」との声が上がりました。


 サバイバーも、TEEJに参加したメンバーの名前を覚えてくれていたことが印象的で、私たちがやっていることは大変意義のあることだと実感しました。


 コロナウイルスの影響でシェルターにいるサバイバーも、学校に行かずオンラインで授業を受けたり、基本的には外出禁止の日々が続いています。


 Shakuti Samuhaの職員さんからは、

「こんな状況だからこそ、TEEJを開催することが皆の希望になると思う。シェルターの中で開催することになると思うが、ぜひ今年のTEEJは開催したい。」という声も頂いています。





⚫︎被服費                             600,000円 サリー(5,000円×120人分)

⚫︎アクセサリー                        60,000円    (500円×120人分)

⚫︎食費                                    20,000円 TEEJ当日のケーキ/お菓子/ドリンク等

⚫︎人件費・移動費                   50,000円 現地スタッフ代、その他の人件費

⚫︎リターン代                         85,800円

⚫︎送金手数料                       2,000円

⚫︎プロジェクト管理費

(掲載手数料4%、決済手数料5%)        73,602円


計                                            891,402円 

※1,402円は自己負担でサリーを提供します。 

また余剰金額は、来年2022年度のTEEJ資金のために使用します。 


5,000円のご支援で、サリー1人分を提供することができます。


<All-in方式で実施します。>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。




8月1日 入金

8月2日~8月25日 TEEJ準備期間(サリー購入)

8月26日~9月9日までの1週間 TEEJ開催

9月10日~10月10日 リターン準備

10月11日~ リターン発送


   


私は、国際問題について大学で学んだ時に


「知るだけじゃ問題は解決しない。少しでも行動すれば解決に向かう。」


教授から言われたこの言葉が頭から離れず、ネパールに行きました。ネパールの人たちの強さや笑顔を知って、人身売買の問題としてだけでなく、海の向こうにいる彼女たちの笑顔や、踊っているときの輝く姿も知ってほしいと思い、TSUBAKI projectで活動しています。

 私は、このクラウドファンディングを成功させ、彼女たちの最高の笑顔と、


「一生の思い出」になる一日をつくることが目標です。


そして、その喜びを皆さんと共有し、互いに応援したいという「愛」や「勇気」の輪を広げていきます。


最後まで文章を読んでくださり、ありがとうございました!!


ぜひ、みなさまのご支援をよろしくお願い致します!



チーム/団体/自己紹介・活動実績など

2018年10月 TSUBAKI project発足

2019年6月 第一回クラウドファンディング目標達成

2019年8月 TSUBAKI 第一回TEEJ開催




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