はじめに・ご挨拶

はじめまして。
ネイバーズグッド株式会社の柴田と申します。

「隣人を想う気持ちが世界を変える」をミッションに掲げ、イベント企画やデザイン、Web制作、コミュニティースペースの運営など、地域に特化した事業を展開し、目の前の人の「困った!」に応えることを生業としています。


(2021.6.24更新)

この度、精神福祉団体ピアーズと共催で即興表現の公演を去る6月15日に磯子区民文化センター杉田劇場にて行いました。

障害者と一緒にステージにあがったのは、なんと世界的ジャズピアニスト山下洋輔さんと、数々の芸術受賞歴もある肉態表現家、戸松美貴博さん。

それぞれの想いから、障害当事者と共に公演を行いました。



このプロジェクトで実現したいこと

本プロジェクトで実現したいことは、障害当事者をはじめ、どこか「生きづらさ」を感じずにはいられない今を生きる方々に、ありのままを肯定し、表現へと昇華する場の提供を今後も続けていきたいことにあります。

つまりは、旗揚げとなる本公演の経済的な成功を持って、次のステップへと向かいたいです。

平日という公演日に加え、コロナ禍における集客の難しさ。また「福祉×アート」と言った、なかなか一言で理解し難い内容ゆえ、大変難しい公演ではありました。

実は一度、企画段階において白紙化の話が持ちかけられたものの、それでも「やろう!」と赤字覚悟で決行に至りました。

それぞれができることを最大限に尽くしましたが、残念ながら経済的にはマイナスとして結果が残りました。


しかし。

公演当日、ステージ上で魅せた障害当事者の姿は大変すばらしいもので、「アート」もしくは「生」の真髄を感じさせられる内容となり、来場者に感動を与え、出演者にも満ち足りるものを感じさせました。


【出演者・鑑賞者の声】

ーーーー

即興ステージは、瞬時にギリギリの判断で行動することが求められ、とまどいを乗り越えて動くと、今まで知らなかった自分や、他の人の姿を見られて、心を大きく揺れ動かされます。

自分の殻をやぶった時の心地良さは、体験してみないとわかりません。それを許容してくださる周りの環境に感謝です!

ーーーー

舞台上、ピアーズのメンバーの多くは何らかの障害を持っています。思えば、科学が進歩したはずの現代でも、心身の障害はなくならず、障害ある人やその家族は、障害を克服するための絶対的な答えのない中、試行錯誤を繰り返し、しばしば仲間とも情報交換しながら生きています。これだけやれば大丈夫、という、「楽譜(スコア)」無しで、障害を何とかしなければならない日常、これは、毎日「即興を生きている」と言って良いかもしれません。その意味で、この日、ピアーズの面々が、即興のベテランである洋輔さん、戸松美さんとステージを共にしたのは、必然だったのかもしれない、と思います。

即興の瞬間に、壁はなくなる…これは、私たちの活動する、まだまだ壁の多い障害福祉の世界に風穴を開ける鍵概念になるかもしれない、と、ワクワクしました!

ーーーー

舞台上には喜怒哀楽、様々な感情が溢れていた。その瞬間の一つ一つの感情が積み重なり、一つの物語を作り上げていった。同じものは二度と観られない、生きた公演。

ただただ圧倒された1時間だった。

ーーーー

私は、精神疾患を持っています。そして、不器用なところがあり、気持ちをなかなか人に言えず悩んでいた時期もありました。だからこそ、身体表現は私にとって自分を伝える大事な方法の一つです。言葉にならない感情をたくさん内に秘め、溢れそうになっているのを開放させるプロセスは私にとって救いです。

特に、今回挑戦するピアノと肉態の即興の表現は、決まった形がありません(曲や振付など)。だからこそ、初めは戸惑いもありました。それでも、挑戦したら何かが変わると思い、おっかなびっくり企画にのることにしました。肉態即興ワークショップを続けていくことで、自分の殻を破り、気持ちが羽ばたいていく自由な感覚に触れました。シンプルに楽しいです。そしてこれは、ピアーズという仲間と一緒にやるからこそ、自分の殻を破るという大きな変革に挑めるのだと思います。孤独な人に「変われ」と要求するのではなく、戸松美さんが一緒に踊ろうと視線を向けてくれる、そして気づいた時には変わっていた・・・

ーーーー

杉田劇場はとても楽しかったし、いろんな踊りをしていた人もいたので、
とても盛り上がりました。
すごく満喫した1日で良かったです。またこういう機会があると良いと思いました。

ーーーー



この感動を一人でも多くの方々へ伝え、次につなげることが我々の使命だと終演後強く感じました。


「せっかく出会って、何かの御縁が広がる可能性もある、だから金より表現者としてトライする価値や意味はあるのではないか!また色々大変だと思うが…やろう!」


企画の白紙化が持ち上がったときに、すでに出演を決めて下さっていた山下洋輔さんのマネージャー、村松氏が向けて下さった言葉です。

確かな価値はここに生まれたと思います。
その場にいた方々、出演者にはそれが共有できたと思います。

ここに感じた歓喜をまた次へとつなげるために、ぜひともお力添えをいただきたいです。



資金の使い道

本公演における経費は40万円です。

介助者のことも考慮した上でチケット価格は2,000円(税込)とさせていただいています。
収入源はチケット売り上げのみとなるため、200枚売れてペイとなります。


公演当日までに売れたチケットは190枚。
マイナス約3万円を計上しています。


まず、本クラウドファンディングではこの赤字の補填を考えています。


次に、この二度と再現不可能な本即興公演の映像の編集費に当てさせていただきます。

編集した映像はクラウドファンディング出資いただいた方限定での公開といたします。


そして、出演者を含め、スタッフなど本公演の趣旨にご賛同いただいて実現が成り立っております。

かなり破格な報酬、またはボランティアでのご協力を余儀なくされているため、赤字の補填ができた際には、関係者に還元をしたいと考えています。



リターンについて

本公演の記録映像を限定で公開をさせていただきます。

ありのままの表現が生まれる過程を生に近いカタチでお届けいたします。

また、上位プランの特典として、公演直後に収録する山下洋輔さんを始めとした出演者によるスペシャルコメントをお届けいたします。本公演に対する想いや感じられたことを語っていただきます。


加えて、共演する精神福祉団体ピアーズの施設内にて、障害を抱えている方々一人ひとりが製造からラッピングまで手掛けたパウンドケーキの食べくらべセットを今回のリターンとして返させていただきます。



実施スケジュール

6月15日(火)
山下洋輔 × 戸松美貴博 × ピアーズ 愉快な仲間たち
そのまま、このまま、ありのままに!実施

公演撮影
出演者コメント撮影


6月16日(水)〜30日(水)
公演映像、出演者コメント編集


7月15日(木)
クラウドファンディング受付終了

出資者へ限定公開動画の送付、サンクスレター、リターン品発送。
動画は限定公開のURLをメールでお送りいたします。



最後に

目の前の人を想える気持ちが世界を変えられることを信じています。
出演者、スタッフのすべての皆さんの想い合いから本公演が成り立っています。

無事に成功を収めることにより、彼らそれぞれの想いが肯定され、一人でも多くの人にこの気持ちを大切にしてもらい、少しでも社会がいい方向に進めるよう、どうかお力添えのほど、何卒よろしくお願いいたします。


※障害者の表記について
さまざまな議論はございますが、社会こそが「障害」をつくっており、その障壁の認知し、補完し合える関係性を目指す理念の下、障害者と表記させていただいています。


<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/07/31 10:18

    昨晩、リターンの公演映像を該当の出資者の方へメールにてお送りさせていただきました!お待たせいたしました。容量が重く、手間取ってしまいましたが、無事にお送りすることができました。万が一、メールが届いていない方、また動画が再生できない方等いらっしゃいましたら、下記までご出資いただきましたお名前を添...

  • 2021/07/28 13:17

    リターンお待たせしております!ネイバーズグッド柴田です。今日は返礼品の一つであるパウンドケーキを作っている特定非営利活動法人さざなみ会の就労移行支援事業所、森の庭へ戸松美さんと行ってきました。美味しそうな香りが漂う作業所で、みなさん手間暇かけて一つ一つ丁寧にパウンドケーキを始めとしたお菓子を作...

  • 2021/07/18 11:08

    改めまして、この度は本クラウドファンディングにサポートいただきまして、誠にありがとうございました!現在、動画編集も最終段階となっております。映像の撮影と編集を手掛けてくれたのは、つむつむこと辻村くん。とても一人で撮影したと思えないカット素材の多さと、臨場感溢れるアングルにより、映像作品としても...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください