▶松坂屋静岡店⇒SNSで応援!地下告知ブースで紹介!本館1階「MURUIプロモーションブース」にて紹介[9/15~21]!
▶静岡パルコ⇒SNSで応援!地下告知ブースで紹介!
▶静岡新聞⇒朝刊掲載(9/16)
▶SBSラジオ⇒「WASABI」出演(8/5)

---------------------------------------------

初めまして、山梨仏具と申します。
我々は、大正時代に静岡県静岡市で木工、指物(さしもの)、漆などの職人が集い工芸品を作る集団として創業し、現在は伝統工芸品である「仏具」の製造販売と修理修復をメインにしている会社です。

ひと昔前であれば、身近にあった伝統工芸品である「仏具」というモノが、時代とともに縁遠いモノ・存在へ変化しつつある今、我々の考える“ものづくり”を改めて提案したいと思い、今回のプロジェクト発足に至りました。

我々は“ものづくり”とは、「それを使う時間を作りだすこと」だと考えています。“ものづくり”によって生み出すその時間を通して、皆さんが前向きになったり、考え方が変わったり、リフレッシュになったり。そういった“きっかけづくり”をご提案させていただければと思います。

弊社製作「須弥壇(しゅみだん)」 寺院本堂内にて仏像を納めるもの

-------------------------------------------------------------------------------------------

index

1:自己紹介

2:皆さんのおうち時間のひと時をおしゃれに彩る「茶托」を作りました

3:よい“ものづくり”は よい“暮らし”づくり(なぜ仏具屋が日々の道具を?)

4:日常の中で大切にしたい時間を彩る工芸品(リターン品について)

5:結びに変えて

-------------------------------------------------------------------------------------------

1:自己紹介

まず初めに私たち山梨仏具について紹介をさせてください。
静岡の街で創業し、現在は牧之原に工場と店舗を構え仏具、仏壇の製造と仏像修理をおこなっています。



山梨仏具を一言であらわすとすれば
“デザイン”と“材料”にとことんこだわる仏具製造のエキスパートです。

欄間につける彫刻の下絵を描く 3代目山梨由博
(1)デザインへのこだわり

山梨仏具のデザインのこだわりの特徴は“空間へのおさまりの良さ” を追及している点です

お寺の本堂は当然一つとして同じものはありません。
何度も線を引き直しながら、納める先のお寺に合うベストなバランスを毎度、検討してものづくりをすすめています。

導入事例妙心寺退蔵院(京都)へ仏具を納める。繊細な本堂に合うよう線のバランスにこだわった仏具を製作

木工や宗派、時代背景についての知識はもちろんですが、建築様式、幕や織物について、庭にいたるまで仏具の枠にとどまらない知識の習得がこの納まりの良さを造りだす源となります。

山梨仏具がおこなう仏像の修理についても同様です。
歴史的にどのような価値があるものか、どのように修理をするのか。

仏像修理例 どのように修理をするのか技術と知識の両方が求められる

手が折れてない部分はどのような形になっていたか。装束(しょうぞく)の色や柄はどのようになっていたのか。安置される場所に合うように検討を重ねて修理を行っていきます。



既製品では表現できない、本堂との調和を実現するために
私たちは、技を磨き、知識を蓄積しながらオーダーメイドの仏具を作り続けています。

仏具だけに限っても新しいニーズに合ったものづくりが求められている

そのこだわりの甲斐あってか、設計士や大工の方から(最近増えてきているコンクリート建築の)お寺にいかにお寺らしい要素を残していくのか、デザインや工法について相談を受けることも増えてきました。

仏具にとどまらず、欄間(らんま)や格子戸(こうしど)、寺院内の下駄箱などのデザインをするなど一緒に仕事を進める機会にも恵まれ、試行錯誤をしながらですが新しいものづくりのステップを踏み出しています。



(2)材料へのこだわり

もうひとつのこだわりが材料へのこだわりです。
原木を数年寝かして製材し、天然乾燥させてからから材料として使っています。(欅(けやき)であれば少なくとも10年以上乾燥させる) 

本堂に納める須弥壇(しゅみだん)は50年100年と仏像を支え続ける

木材は自然のものですから、木の中の水分がなくなる過程で捻れたり、曲がってしまったりします。
時間をかけて乾燥させながら、反りや捻りがでた部分を取り除き何度も調整をしていきます。

木材を機械の乾燥機にかけると木内部が割れてしまうデメリットがあり、天然乾燥にこだわっている

原木を切ってから10年・・・気の遠くなるような話かもしれません。ただ仏像や大型の仏具など100年以上使い続けるもの、後世に残すことを前提としたものづくりをするうえでは材料へのこだわりは不可欠なものです。

こんなこだわりを持ちながら“ものづくり“に向かう私たちは、
新しいチャレンジとして”日々使う暮らしの道具作り” に挑戦することといたしました。

2:皆さんのおうち時間のひと時をおしゃれに彩る「茶托」(ちゃたく)を作りました


・職人の技で生み出したカラフルな色合い

仏具でも多用される漆塗りの技法を用い、特別に調合した色漆で、桜や橙、ウグイス色などを表現。茶托では見かけることの少ない色鮮やかな仕上がりとなっています。また石目塗り*という技法を用いることで表面はザラザラとした味のある風合いに。

*ガラス板に色漆を塗り、乾燥後にヘラで掻き落とし潰すことで漆の粉の大きさを揃える。それを用い、石目のような肌合いを表現する技法。粒を揃えてムラが出ないようにするのが職人の腕の見せ所。

漆職人 伝統的な工法を守ることと新しいチャレンジの両方をおこなう

・誰でも使いやすい曲線をデザイン

少し浮き上がったへりの傾斜は、女性の指でも自然と持ち上げやすいようカーブしています。加えて、茶托の中央を開けた形にすることで、抹茶茶碗からカフェボウルまで、器の大小を問わずご使用いただけるデザインとなっています。

仏具の「天目台(てんもくだい)」を原型とし、日常でも使いやすいオリジナルデザインとして製作いたしました。

デザインのヒントとなった天目台 
お坊様が袈裟(けさ)の袖があっても持ちやすいように、熱い茶器を直接触らずに置けるような形(諸説あり)

・長く愛用していただける素材へのこだわり

この茶托の材料には、私たちがお寺の大型仏具を作る時に使う10年以上天然乾燥させた国産の欅(けやき)を贅沢に使っています。

通常、茶托(ちゃたく)くらいの小型なものであれば、そこまでの乾燥は不要なのですが、長く愛用いただけることに加え、木材の魅力も伝えられればと思い、こだわりを持って素材を吟味しました。

リターン品の欅(けやき)仕上げの茶托では、異なる木目も楽しんでいただけるかと思います。 


挽物(ひきもの)職人がこだわりの素材を一つ一つ丁寧に茶托の形に整形いたしました。ぜひ手に取っていただき、この贅沢な逸品を堪能していただければ嬉しいです。


3:よい“ものづくり”は よい“暮らし”づくり(なぜ仏具屋が日常品を?)

山梨仏具が茶托をはじめとする日常使いの道具を製造するに至ったのは、
私たちが物作りに込める信念がきっかけになっています。

前段でも述べましたが、私たちは“ものづくり”は、それを使用する時間を作りだすことだと考えています。

何度もデザインを繰り返し理想の形(曲線)を作り出していく

仏壇作りで言えば、私たちは彫刻のついた木の箱を作ってきたわけではありません。
仏壇作りを通して「手を合わせながら故人を思う時間」や、「落ち着いて自分自身を振り返る時間」を持つきっかけを家庭の中に作ってきました。

制作を行う過程の中で常に、ものが使われる時間を念頭に置きものづくりに向き合ってきました。

山梨仏具のはめ込み仏壇 設置場所に合わせ寸分の狂いなく納める

例えば、平成になって間もない頃、私たちが先んじて家具調の仏壇作りを始めた時もそうでした。
今までに作ったことのないものを作り上げようとした時、一番大事にしたのは、向き合う時間を保つことができる最小限の大きさとデザインに作りあげることでした。

洋風なお家に合わせるだけ、サイズを小さくだけではいけない。
日々の中で目を閉じて手を合わせる特別な時間を確保できるような形、サイズにするために、何度も試作を重ねました。

中小企業グッドデザイン静岡 受賞作品 家具調仏壇「妙 tae」

この時に生まれた「妙」(たえ)という仏壇は、今でも根強く多くのお客様にご愛顧いただいております。

よいものづくりは、日々の生活に豊かな時間をもたらしたり、日々の良い習慣を作ってくれる。
私たちはそう確信しています。


日々の習慣に影響を与えるものを作り続けてきた私たちだからこそ

もっとできることがあるのではないか・・・生意気かもしれませんがそう思うのです

その思いを胸に「普段使いの道具を作る」という新しいチャレンジに辿りつきました。



これまで培ってきた技術と仏具由来のデザインの力を持って良いものを作り続ける。その第一弾として前述の茶托(ちゃらく)を企画いたしました。

水分を補給するだけならペットボトルのお茶で済むことですが、お茶を飲む時間はそれだけではないはずです。


大切なお客さまを迎えるおもてなしの心であったり、家族でお茶を飲みながら囲む時間であったり、私たちの日常の中で意味のあるひと時になっているのではないでしょうか。

忙しい合間にできたちょっとの時間を特別な時間にするもの、誰かを迎える時に道具で持ってもてなす気持ちを加えたい・・・・そんな想いをこの茶托を作ること、そして使っていただくことで実現したいと思っています。  


4:日常の中で大切にしたい時間を彩る工芸品(リターン品に関して)

今回の日常使いできるリターン品は、一つ一つ大切にしたい時間や価値観を思い浮かべながら企画し、我々が仏具製造で培ってきたデザインと職人の技を感じていただけるものづくりを行いました。

どれも自信を持ってお出しできるものですので、ぜひ手に取っていただき、皆さんの大切な時間を更に楽しんでいただければと思います。

<リターン品>

 茶托(漆) 人を迎える時間を楽しんでもらえるように /挽物(ひきもの) 漆

 茶托(けやき) 人を迎える時間を楽しんでもらえるように /挽物(ひきもの) 

 牛、馬        先祖を迎える、故郷で集まる時間を大切にしてもらえるように/木彫

 パン皿        食べる時間をもっと楽めるように    /挽物(ひきもの)

    鍾馗像 (しょうきぞう)       子供の日、誰かの成長を大切にする気持ちを込めて/木彫

    仏壇        向かい合う気持ちを/木工


5.結びに変えて

仏具の枠組みを超えた製品の製造は、新しいチャレンジとしてこれからも続けて参ります。

今回プロジェクトを立ち上げた 私、4代目 山梨由雅


将来的には、街の様々な場所で山梨仏具のものづくりと出会うことができるように
(例えば何気ない会話がより楽しい時間となるようなカウンターテーブルであったり、オフィスの中で白熱してプロジェクトの計画が離されるような大きな一枚板のテーブルであったり・・・)
お家の中以外でも暮らしの中の“良い時間” を作り出すきっかけになることができるよう挑戦し続けたいと思います。

私たちの“ものづくり”の価値観に共感いただける他種多様な事業者様からのお問い合わせも随時お待ちしております。

どうか山梨仏具のチャレンジに共感いただける方、手に取っていただければと思います。
なお、10月からはECサイトでも新しい製品ができるたびにご紹介をさせていただきます。



●メディア掲載

■静岡新聞

静岡市 静岡浅間神社の山車修復の仕事について取り上げていただきました。


■日本経済新聞 2018年6月22日掲載
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32076270R20C18A6L61000/

■ TV大阪・東京系番組「和風総本家」

「巨大な日本を作る職人たち」の回で、伝統技法”車知締め(しゃちじめ)”技法を用いた寺院仏具「須弥壇」製作を、管理している10年天然乾燥の木材選び、木取り、加工、完成までの全工程について出演しました。 

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

 <特定商取引法に関する記載>

販売事業者名:静波伝統技法研究社有限会社 山梨仏具
運営責任者:山梨由博
所在地:静岡県牧之原市静波2020-1
お問い合わせ先電話番号:0548-22-0818
メールアドレス:yamanasi@viola.ocn.ne.jp


  • 2022/02/16 17:00

    2月16日深夜1:08からTBS番組「ふるさとの未来」にしずおかMIRUIプロジェクトを通してチャレンジをした企業の一つとして出演します。ふるさとの未来|TBSテレビ クラウドファウンディングから約半年、年末には静岡松坂屋様の職人展に出展する機会をいただきWEB、リアル店舗の両方で、多くの皆さ...

  • 2021/11/29 17:29

    こんばんわ 山梨仏具です。出店情報の告知をさせていただきます。12月1日(水)~12月6日(月)の6日間 静岡松坂屋様で開催される「日本の職人展」に山梨仏具が出展いたします。日本の職人展 【松坂屋静岡店】 (matsuzakaya.co.jp)クラウドファウンディングのリターン品として製作にし...

  • 2021/11/02 12:00

    山梨仏具の製品が牧之原市へのふるさと納税のお礼品に加わります。クラウドファウンディングのリターン品に加え、縁高(ふちだか)菓子器や、色漆の茶托も2枚セットのものなど複数商品がご選択いただけます。先日オープンしたネットショップよりもお得に山梨仏具の製品を手に取っていただく機会でもあります。ぜひご...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください