6/21更新

目標達成のご報告とお礼

おかげさまで、目標額の100%を達成することができました。

ご支援ご協力をくださいましたみなさまに、心よりお礼を申しあげます。


ネクストゴールについて

ネクストゴールを300万に設定し、以下の内容を追加したいと思います。

・英語版を制作し、国際映画祭をはじめ海外に展開する

・公式本を作る為の資金にする

そして、更なるweb動画及びTVコマーシャル等の展開をしていきたいと思います。


引き続き本プロジェクトをどうぞよろしくお願い致します。


はじめに・ご挨拶 

はじめまして。映画監督の成田洋一と申します。

映画『光を追いかけて』(監督:成田洋一)製作支援プロジェクトにご興味を持ってくださり、ありがとうございます。この映画は長編映画初監督作品となります。

成田洋一:TVCMディレクター&映画監督 秋田県出身

ナショナルクライアントをはじめ、多くのクライアントのためにプロフェッショナルとして常にベストを尽くし、600本以上のCMを世に送り出してきました。そして、今回は映画監督として、生まれ育った秋田を舞台に映画を制作しました。

疲弊していく地方のため、人生で一番危うい思春期を送る少年少女のため、そして、未来を無くしつつある全ての人のために。今まで培ってきた技術と志をフルパワー全開で、100%の自信を持って世の中へ出していきたいと思います。

【成田洋一監督】

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

ITバブルで東京が活気にあふれていた頃、秋田に帰郷するたびに叔父から言われたことがあります。「おまえ、CM監督だったら映画でも作ってこの町をなんとかしろ。ここにはバブルもないし俺の会社も潰れそうだ」考えてみると言ったものの、私も忙しく何もできないでいました。ようやく仕事が少し落ち着いてきた5年前、別の叔父からUFO事件の話を聞きました。1991年秋に、UFOを見たというのです。しかも翌朝、自分の田んぼにミステリーサークルができていたと。これはネタになるなと思い、言い出しっぺの叔父の願った地方を元気にする映画を企画しました。

とはいえ、資金がありません。映画のノウハウもありません。それでも企画書を持ち、いろいろな方とお会いし、紹介され、またお会いしていく……そんなことをしているうちに資金が集まり始め、映画のプロが参加してくれるようになりました。なんだか、わらしべ長者が思い出され、「人のわらしべ長者」になった気分でした。同時に、想いが強ければ、伝わるんだなと。

撮影は、ほぼ秋田県井川町(他に五城目町、男鹿市)で、町の全面協力の下行われました。毎日提供される婦人会の方々の秋田料理と笑顔、ロケハンから本番まで常に自分ごとのように汗を流してくれた役場職員の方々。どれだけスタッフが励まされたか。町長がおっしゃっていた「町のPRよりも、とにかくいい作品をおねがいします」というお言葉を胸に全員一丸となって朝から晩まで撮影しました。これが映画か、これが家族になるってことかと思いながら。


【お昼ご飯は基本はロケ弁・・・なのですが、毎日地域の皆さまからの炊き出しをご提供いただきました!!】

【撮影風景】


そして、映画「光を追いかけて」は、2019秋に撮影、2020秋に完成しました。残念ながらきっかけをくれた叔父は完成を見ずして2年半前に亡くなりましたが、自信を持って世に出せる映画になったと自負しています。

2021年10月公開に向けて、全国に展開していきたいところですが、少ない制作費でやっと完成させたローバジェット作品であるため、全国に展開するにはまだまだ費用が足りていないのが実情です。

クラウドファンディングで皆様にご協力いただくことにより、その資金は全国の劇場で上映するための経費、広告宣伝費、舞台挨拶で全国の劇場を訪れる経費に充てたいと思っております。

全国の方々にぜひ見ていただき、心の中に、未来と幸せの光を灯して映画館を後にしてもらいたいのです。

今回のプロジェクトの返戻品は右項目の内容で設定させていただきます。リターンに関しまして、共同でプロジェクトを進めている秋田福禄寿様のお酒をリターンでご用意しております。


プロジェクトの内容

映画のモチーフのひとつとして「思春期」があります。

思春期、それは人生の中で一番不安定で、日々世界が変わって見える時期かもしれません。私自身、恋愛、友情、勉強、親との関係で悩み、トンネルに入り、ようやく光を見つけたと思ったら、また入る、そんな毎日でした。でも、光は必ず現れ、大なり小なり輝き成長を与えてくれます。その繰り返しが人生ですし、ほんのわずかな輝きがあるだけで人生はすこぶる楽しいのです。

この映画は、1991年に秋田県井川町で現れたUFOの話を元にしています。新聞、テレビ、週刊誌でも取り上げられ、当時はけっこう話題になったようです。

もし……美しい田んぼが広がる過疎の町で、心の均衡をぎりぎり保っている思春期の子供たちと、過疎の不安を隠しながら生活している大人たちの前に「それ」が現れたら…ぎりぎり保っていた心の均衡が崩れ、思いが露わになり、ミステリーサークルのようにぐるぐるとぶつかり合うのではないかと。そして、それは「その先の未来:光」に向かうために必要な儀式ではないかと思いました。

映画のストーリーは、東京から転校してきた内気な中学2年の中島彰の目を通して進みます。閉校を目の前にして揺れる学校、生徒間でのヒエラルキー、不登校の美しい少女。一方大人の世界でも地方ならではの問題が……東京に出て行きたい担任の女教師、東京で夢破れて帰ってきて町のために頑張るが空回りする男、地元で問題を抱えつつじっと耐える大人たち…緑の光の出現が引き鉄となり、彼らの悩みが一気に曝け出されます。それぞれが他人と向き合い、自分と向き合うことを強いられ、そして……

どんな時にも「光」は存在します。それを追いかけていけば必ず辿り着けるのです。そして、自らが光となって輝き、周りを照らしていけばいいのです。

試写後、映画に対する賞賛の他に、こんなお話をいただきました。「胸が痛い…ここには地方の現実がある。国会議員、首相に見てもらいたい」

悩み多き思春期の子供たちへ、そして少子高齢化など多くの問題を抱え地方で暮らす人々へ。この映画が一つの「光」となるべく、皆様のご協力を得て全国にこの映画を展開していきたいのです。


プロジェクトの展望やビジョン

この映画は、オール秋田ロケですが、地方創生ムービーと一概に言えない性質があります。これ見よがしに名産品を積極的に取り上げているわけでもなく、地方の問題に特化してもいません。それらしいのは美しい田圃が広がっているだけです。中学2年生たちと過疎に悩む大人たち、どこにでもある地方の現実を、日本の原風景と言える美しい田圃を舞台に繰り広げられていきます。


初々しくも心に刺さるストーリーは、すっと心に沁み渡る「心の創生ムービー」と言えるかもしれません。思春期の子供達、そして地方で問題を抱える大人たちに「光」をお届けできたらこんなに嬉しいことはありません。


子供達、秋田、そして地方に未来を!それが映画の完成と地方の創生を願って亡くなった叔父の願いを叶えることにもなると思うのです。


ご協力の程、どうぞよろしくお願い致します。

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