はじめまして。
斉木 佑介(さいき ゆうすけ)と申します!

誘われるがまま気付いたら、
2014年に東京都にある新島という離島に移住。
2018年にはこれまたあれよあれよと気付いたら、
事業継承という形で
小さな居酒屋を受け継ぎました。

オフシーズンはだいたい1人で。
繁忙期は仲間に手伝ってもらい営んでいます。

新島の特産品「くさや」をつまみに、
島の焼酎を飲みながら仲間たちとワイワイ
やるのが大好きな独身32歳です。



【結論から】

東京の離島、「新島」で製塩業を始めます!

江戸時代、米の栽培に適さないこの島では、
代わりに塩を年貢として納めていました。
しかし当時の塩づくりは生産効率が非常に悪く、
次第に塩自体が島内でも貴重なものとして
扱われていったそうです。
そしてその事が、新島の奇跡「くさや」
を誕生させる事に繋がるのですが。。

江戸時代にあった製塩業ですが、
今は新島では誰も従事している人はいません。
身近にこんなにも綺麗な海がある環境。
僕が何十年、はたまた何百年?ぶり
となる製塩業を再び始めて、
美味しい自然塩をつくり、
島に住む人、観光に来るお客さん、
まだ新島を知らない人にも届けたいです。


【その先に見る姿は】

"新島だからこその仕事"
を作りたいと思っています。

移住者である僕は、
なにも億万長者になるために
の島に住んでいる訳じゃありません。
波が荒ぶると船の欠航はしばしば、
冬になると月の半分は強風が吹き荒れ、
地震が起きれば津波の心配もあるこの島では、
生活もビジネスも、簡単ではないと思います。
それでも、移住してから6年経った
今の生活を手離したくないんです。

新島は僕を生き生きさせてくれます。
そのためにもこれからは
自分が選んだ場所"ならでは"の仕事
をしていくのがポイントだなと思いました。

"新島の持つ物語"と"自分の人生の物語"が
クロスするところで仕事をしたい。
それが「塩づくり」だと思いました。

食の基本であり、生命の基本ともなる
「塩」を新島の美しい海からつくる。
その塩が、島内の飲食店、くさや屋さん、
ご家庭、観光の思い出としてのお土産etc
どこかでどうにか繋がって最終的には、
この島を盛り上げることに貢献していきたい。

年に一度の島民祭りの様子


【キッカケ】

自分は、
『サンシャイン』
という居酒屋を経営しています。
地域とも関わりながら、
やりがいを持って営業をしています。

愉快な仲間たちが手伝ってくれる夏

アットホームなお店を目指しています

しかし、
コロナ禍に入り通常営業ができなくなった時に、
自分が今まで築いてきたものの脆さに
気が付き、驚きました。

でも見つめ直してみると、
「そりゃそうだよな」と思ったんです。
何だかんだ言って自分が今までやってきた事は、
誰のためでもなく、
自分のためにお金を稼いでいただけ
に過ぎなかったのかな、と。

それ自体は間違ってはいないのだけど、
ここ数年、
僕を生き生きさせてくれる新島の生活の中で
なんとなく抱えていたモヤモヤの原因は
”これだ”と思いました。

本気で自分の為だに働いていないと言うなら、
自分が「食」について何も知らないはずがない。
そんなのプロフェッショナルじゃない。

今まで僕が使ってきた調味料や食材は、
ほぼ値段だけで選んでいました。

料理の腕も大してない自分にとって、
飲食業界にいながらも
このモヤモヤのその先にいくには、
「食」の大切さを知ることがはじめの一歩
だと思いました。

そして「食」についての勉強をしていく中で、
「塩」に興味を持ちました。

新島では製塩業をやっている人はおらず、
「自分だから、新島だからできること」
と感じ、「いっそ作ってしまえ!」
と一歩進む決意をしました。

とりあえず海水を汲むところから


【これまでの物語】

「塩づくりをしたい!」と思ってから、
まず物は試しと近くの海岸で海水を汲んで、
フライパンで熱して作ってみたところ、
なんか思ってたのと違う感じのモノが。笑

こちらが自分の処女作です。

溢れ出るコレじゃない感 笑

そこで、しっかりとした塩づくりを
見学させてくれる場所がないか
とネットで調べ始めました。

すると、
『百姓庵』さんという会社が、
まず目にとまりました。
調べてみると「体験コース」なるものがあり、
「早速申し込み!」と思ったら、なんと
2週間前に火事で塩の工房が全焼していました。
他を探そうと思ったのですが、
百姓庵さんのホームページを見た時に、
「ここだ!」
と思う何か直感的に惹かれるものがあり、
諦めきれずにダメ元で連絡してみました。


するとすぐに、
「今から小屋建てるから0から教えられるよ〜」
との返答があり、
お世話になることに決めました。

火事後でひたすら解体

冒頭紹介したように、
「気付いたら」みたいな感じで、
人生流れに任せてここまで進んできました。

自分で気が付いて、
自分で決意して、
自分から踏み出した、
初めての瞬間でした。

コロナ禍2020年6月のことです。

百姓庵さんを選んだ自分の直感に狂いはなく、
到着して早々に、
「地球を守れるのは塩屋なんだ」
と熱く語り行動する師匠の姿に、
呆気に取られながらも感銘を受け、
痺れちゃいました。


その言葉が、
「新島で塩づくりにチャレンジする」
と決心させてくれました。

薪のくべ方を教わっています


サンシャインの夏の営業のため、
一時帰島しました。
修行での経験や学びを振り返り、
一度冷静に考えました。

やっぱりそれでも、
「塩づくりをしたい」という炎は消えず、
2度目の修行を決意し、
また百姓庵さんにお世話になりました。

2020年10月のことです。

2度目の修行は、
具体的に塩づくりに関わることができ、
より塩づくりをイメージすることができました。

薪をくべ、炎を保ち、
時間をかけてゆっくり出来上がる塩。

その過程は大変であるが、
自分のライフスタイルとの親和性
を感じました。

貴重な学びをいただいた百姓庵さんには
本当に感謝しかありません。

百姓庵さんに撮ってもらった奇跡の一枚

「決意と学び」をお土産に新島に帰りました。
がしかし、いざ立ちはだかったのは物件の壁。

知人友人に声をかけ、物件探しに奔走。
すぐにはいい物件は見つかりませんでしたが、
お世話になってる地域の方々に助けていただき、
適した場所をお借りすることができました。

鳥の声響く、心落ち着く場所です


それからは塩づくりを始めるために、
ガシガシ稼働しています!

開墾作業

工房の建設

塩釜搬入



新島は、東京から約150km南に浮かぶ
人口2,000人ほどの離島です。
主に流紋岩質からなるこの島は、
白いビーチと青い海が特徴です。
今年の助っ人と羽伏浦にて

島を歩けば、
新島原産のコーガ石がいたるところに。
新島の街並みをつくるコーガ石は、
世界でもイタリアのリパリ島と、
ここ新島からしか見つかっていません。
断熱性に優れ、加工しやすいコーガ石は、
多くの島の建造物に活用されてきました。

小道を歩くだけで楽しい

そんな新島は、
クサヤ文化発祥の地とも言われています。
今も何百年と受け継がれたクサヤ液で、
新島の特産品として生産されています。
島でのBBQではもちろん定番です。

自宅にて仲間との島食材BBQ

新島の魅力はここでは紹介しきれません。
ぜひ、来て確かめてほしいです。

そんな新島で暮らして6年。
気づけば多くの方々に支えられて来ました。

今回のクラウドファンディングにおいても、
多くの方々に協力していただき、
実現することができました。
お名前だけでも、
紹介させていただきたいと思います。

【SPサンクス】
NUMA FILMS(写真撮影提供)
・ヒロマサさん(棟梁)
コウスケさん(パッケージデザイン)
武藤美子さん(リターン提供)
百姓庵さん(協力)
一般社団法人OIGIE(協力)
HOSTEL NABLA(協力)
一般社団法人アットアイランド
(クラウドファンディングサポート)

縁もゆかりもなかった新島に
移住してから早6年。
ずっとバタバタしてきたと思います。
島内で繰り返した引っ越しは計4回。
急遽引き継いだ飲食店の経営に四苦八苦。

ようやく軌道に乗ったかと思った矢先に、
新型コロナウイルスが蔓延。

それでもこの島で暮らしていきたいと思うのは、
単純に新島が好きなんだと思います。

地元の人からすると、
移住者が少ないこの島で、
釣りもサーフィンもしない僕が
居ついてるのが不思議みたいです。(笑)

でも、東京に疲れた仲間が島に来て、
晴れやかな顔になって
帰っていくのを見るたびに、
この島の魅力を再確認します。

古くはここ伊豆諸島は流刑地だったと聞きます。
マイナスなイメージが多いと思いますが、
島の博物館には功績を讃えている資料が
たくさん残っています。

流人たちが島それぞれに伝えた文化は、
今も残り独特なミクスチャー文化があります。
人生流れに身を任せたどり着いた新島。
そんな僕も流人だな、と。

先人たちを見習い、
僕もこの島の後世に語り継がれるような
仕事をしていきたいです。

塩づくりを始めるにあたり、
約300万円の総工費がかかります。
今回のクラウドファンディングで
集まった資金は、
塩工房の建設費の一部として、
大切に利用させていただきます。

目標は50万円

【内訳】
・塩工房の建設費
・木材&資材購入費
・クラウドファンディング手数料

①【お気軽応援】1,000円
・お礼の手紙&塩フリーペーパー


②【お気軽塩セット】2,000円
・記念すべき最初の塩(50g)
・お礼の手紙&塩フリーペーパー


【新島オリジナル塩小皿セット】5,000円
・新島オリジナル手塩皿×1
・記念すべき最初の塩(50g)
・お礼の手紙&塩フリーペーパー


④【名を刻む純粋応援セット】5,000円
・工房のコーガ石に名前を刻む(10cm×10cm)
・お礼の手紙&塩フリーペーパー
・記念すべき最初の塩(50g)


⑤【塩づくり応援フルセット】10,000円
・工房のコーガ石に名前を刻む(10cm×10cm)
新島オリジナル手塩皿×1
・お礼の手紙&塩フリーペーパー
・記念すべき最初の塩(100g)


⑥【新島に来て応援セット】10,000円
※島内の方にもオススメ!
・居酒屋サンシャインお食事券
(食事はコース、島酒飲み放題)
・記念すべき最初の塩(100g)


⑦【塩づくり体験セット】25,000円
・塩づくり体験(半日)
・島の仲間と島食材BBQ
・工房のコーガ石に自分で名前を刻む


⑧【プチ移住体験コース】50,000円
・プチ移住体験2泊3日
(宿・まかない付き)


2021年6月:鉄釜の搬入

2021年7月-11月:工房建設

2021年11月12月:試作・デザイン・商品化

2022年1月:塩完成!

2022年2月:リターンの配布

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、
リターンをお届けします。

■ 特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名: 齊木佑介
  
 ● 事業者の住所/所在地:〒100-0400 東京都新島村字御子ノ花347
  
 ● 事業者の電話番号:Tel: 080-3713-4157
 ●送料:送料込み
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

  • 2023/03/16 12:30

    ご無沙汰してます。ようやく皆様にご報告できる時が来ました。本日をもって「しおさいの塩」販売開始しました!新島で塩づくりをしたいと思ってから約3年。皆様のご支援のおかげでここまで来れました。今後はInstagram、sio_sai_salt で活動報告していきますので、フォローしていただけたら幸...

  • 2022/11/14 09:45

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2022/04/05 15:05

    前回の活動報告で3月中のお届けと言っときながらすみません、4月に入ってしまいました。。しかし、リターン塩の仕込みが完了しました!こちらを乾燥させて、最後に手作業で煤などの不純物を取り除いてパッケージに入れたらあとは送るだけです。もう暫く、お待ち下さいませ。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください