はじめに

「水曜屋(すいようや)」店主、中井恵(なかいめぐみ)と申します。

北上市和賀町に「手作りお菓子とパンの店 水曜屋」を構えて25年、できるだけ安全安心な材料を使い、ひとつひとつ丁寧に生地からの手作りでパンやクッキーを販売してきました。たった一人で始めた対面販売から31年、現在ふたりのスタッフと共に店頭販売のほか【すいようやオンラインショップ】【北上市内各取扱店】【イベント出店】そして【北上市ふるさと納税返礼品】等、幅広く商品をご提供させていただいております。その販路の多くは、宣伝広告には依らずお客様による口コミから広がったもので感謝しかありません。


プロジェクトの説明

2021年夏、家族の健康問題を理由に(同市内)郊外への転居が決まり、それと同時に個人経営の店舗も引き払うこととなりました。これまで築き上げてきたお客様との大切なつながりを守りながら、地元・北上市の皆様に、これからも長く愛され喜ばれる「手作りクッキーのすいようや」として再び営業を続けるため、転居先自宅敷地内に工房兼店舗を作りたい!そんな切実な願いからこのプロジェクトを立ち上げました。


水曜屋の紹介

お店の名前についてよく尋ねられますが、今から31年前に自宅でクッキーを焼き、毎週水曜日に玄関先で売り始めたことがその由来です。

このストーリーは、田舎の山暮らしだった幼少期に、アメリカ人のお隣さんが焼いてくれたチョコチップクッキーとの出会いから始まります。そのチョコチップとクルミがごろごろ入ったカントリークッキーが本当に美味しくて大好きでした。それを超える味にはその後も出会えず、いつしか『美味しいクッキーを焼いて、私も誰かに感動を届けたい!』という思いから、更には将来の目標となりました。

きっかけとなったご婦人と

1996年5月10日
初めて構えた店舗/和賀町長沼

2009年8月19日 移転OPEN/和賀町藤根

その後、数多くの出会いと転機を経て、『クッキーといえば水曜屋』と長く支持してくださる皆様に支えられながらここまで続けることができました。

水曜屋は“できるだけシンプルで明確な材料を使う”商品作りを大事にしています。具体的には焼菓子はマーガリン・膨張剤を一切使わず、バター・生搾胡麻油・バニラビーンズを使用し、パンには米油やきび砂糖など使って、素材を生かした商品作りを心掛けています。

 

支援金の使い道と
スケジュール

2021年8月、ようやく転居先との契約が決まり、やっと本格的に工房建築に向かっての一歩を踏み出しました。本当に工房が完成し、更には水曜屋として再び営業できるのか考えると正直不安でいっぱいです。ですが、幸いなことに各方面の専門分野の方々から心強いアドバイスと後押しを受けながら、工房兼店舗の建築着工に向かっています。工事費を抑えるために、今まで使っていた機材や資材はできる限り再利用し、建築予定地の草木の撤去や移植など、自分達で出来る作業は現在も進行中です。削れるところは削り、シンプルな建物にすることで予算を抑える努力を続けていますが、営業許可の下りる店舗を構えるためには、自己資金と融資だけではどうしても不足が生じてしまいます。

また、総工費に対する不足分に加え、建築予定地の整備・老朽化した厨房機器の買い替えなど問題が山積しています。それらの問題をクリアし、「水曜屋の新たな一歩」に必要な資金の調達がこのプロジェクトの目的です。私たち3人のプロジェクトにかける覚悟に、ご賛同下さる全国の皆様のお力添えで水曜屋が再びスタートを切れることを切に願っています。

建築予定地からの眺めはのんびりとした
田園風景(撮影/2021.春)

予定地はまだ雑草が生き生きと  自宅庭、前家主さんは草花をとても愛しておられたのがうかがえます

<移転先住所>

岩手県北上市二子町宿西49-2  

  

具体的な使い道

🔸総工費不足分・・・60万円(自己資金・借入金以外の不足分)

🔸冷蔵庫の購入・・・20万円(以前使っていたものは冷却不能で引っ越し時に処分)

🔸冷凍庫の購入・・・12万円(     〃    個人から譲り受けたもので約30年使用)

🔸店舗外整備 ・・・20万円(シンボルツリーのあけび棚及び木陰にテーブル&椅子の設置など)

🔸看板設置  ・・・10万円(遠くからご来店いただくお客様にもわかりやすい看板の設置)

🔸リターン他 ・・・122万円(リターンや開店準備にかかる諸費用)

🔸手数料   ・・・  56万1千円(キャンプファイヤシステム手数料+決済手数料+消費税)


今後の予定として、12月上旬から工房建築着工・2022年1月末再オープンを目指します。

私たちにとって重要なのは、直接お客様と会話ができる対面販売の場所があることです。できるだけ多くの方に、再び水曜屋として店頭販売ができるよう、その道のりとゴールを見届けていただきたいと願っています。

 

これから目指すかたち

水曜屋として歩みだしてからの31年間、立ち止まって自分自身の具体的なビジョンなど描いたことはありませんでした。          新しい店舗のイメージ図
(イラスト/中井)

ながく地元に愛され、ふと立ち寄りたくなる静かでのんびりとした場所でお客様との交流を続け、食べた方が喜ぶ“本当に美味しいクッキー”をお届けするために、このプロジェクトを成功させたいと心から願っており、またその覚悟を持って活動してまいりますので、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

10月現在、工房建築予定地には、「あけび」がたわわに実っています。一目見た時から、このあけびは水曜屋の新たなシンボルツリーになると思いました。このあけびを目印に水曜屋にご来店いただけることをワクワクと想像しながらプロジェクトを進めていこうと思います。



ストーリーを最後までお読みくださり、本当にありがとうございます。ここでは伝えきれない思いや、背景などを綴ったオリジナルストーリーは最初の活動報告に掲載予定です。ご興味がございましたら、ぜひご一読いただけると幸いです。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。



応援メッセージ

  私は西和賀町で1組限定小さな宿katasumiを主人と二人で営んでいる佐藤ヒロ子と申します。中井恵さんとは、中学生の頃からのお付き合い。『めぐ』『ひろ』と呼び合う仲です。めぐは妹のような存在でもあり、実際は頼りになるお姉さんのような存在でもあります(笑)

  しっかりものでクリエイター(お菓子作りはもちろんのこと新しい物を作り出す発想力が素晴らしい!)そしてチャレンジャーなめぐですが、本質は曲がったことが嫌いで、実直、人を騙したり、誤魔化したりすることは一切できません。人のためにとことん身を投じてその人のために動いてきました。めぐの頑張りは、現在の水曜屋の人気を見ればわかります。お菓子作りやお客様への対応に妥協はしない。美味しさの裏打ちは、商品へのこだわり、努力そして人柄が水曜屋のおいしいお菓子の味を作ってきました。そしてなによりも私が一番の水曜屋のファンです。

この度、大切な家族のことを考えて住居の転居を決め、水曜屋をどうするのかも並行して考えてきました。住居と水曜屋の移転は大きな決断だったことです。体調、年齢、経済と色々考えたら辞めることも選択肢の一つではあったと思いますが、もう水曜屋はめぐ1人の店ではありません。めぐのお菓子やクッキーがどれだけの人を励まし、慰め元気付けてきたことでしょう。全国区でめぐのお菓子を待っているひとがいる。無くなったら困る人は少なくないと思います。私にとっても大切な水曜屋です。

転居に伴って店舗を作らなければならないとなると応援の力が必要です。どんなデザインなのだろう、良い物を生み出すために働きやすい工房である事。お客様にとっては居心地の良さと定番のお菓子だけではなく何か新しい工夫が盛り込まれるのではないかと、新しいお店ができることはとてもワクワクします。辞めるのではなく、新生水曜屋のためにめぐをはじめスタッフのお二人のご苦労は簡単なことではないと思いますが、このチャレンジに心からエールを送ります。

完成するまで、私に何ができるかわかりませんが、出来る限りの応援をしていきたいと思っています。どうぞご賛同下る皆様、新しい水曜屋が完成するまで、ご一緒に見守り応援をよろしくお願いします。

B&B 1組限定小さな宿 Katasumi

 佐藤ヒロ子



中井さんとのご縁は北上市ふるさと納税の仕事がきっかけでした。当時は返礼品 となる商品を研究していたのですが、水曜屋さんで買ったオーツレザンクッキー のザクザクした食感に夢中になり、もはや仕事とは関係なくドはまりしていました。「もうクッキーは水曜屋さんが最終形!」 水曜屋さんと出会ったことで、私の果てしなく続く美味しいクッキー探しが終わりました。とても感謝しています。

 その後しばらくして仕事が変わり、自分が出店するイベント販売でも水曜屋さんのクッキーを取り扱わせていただきました。時にはオリジナルクッキーの相談をしたこともあるのですが、研究熱心な中井さんは真摯に応えてくださいました。(今考えると本当に申し訳ない無茶ぶりでしたが、ありがとうございます)そんなお人柄にも惹かれ、お店に中井さんがいらっしゃる時はついつい立ち話が長くなることもありました。現在菓子製造業を営む私には、水曜屋さんはまぶしいくらいに憧れです。

新天地に移転してもぜひ美味しいクッキーを焼いてください!クラウドファンディングに挑戦する中井さんとスタッフの皆さんを心から応援します。

  すっぱい林檎の専門店。

 株式会社キミドリ  

代表取締役  藤野里美


■ 特定商取引法に関する記載      

 ●販売事業者名: 水曜屋

 ●代表者氏名 :中井 恵

 ● 所在地:〒024-0104 岩手県岩手県北上市二子町宿西49-2 

   「請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。」

 ●送料:送料込み

 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。

 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし

 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。





  • 2021/12/27 20:34

    水曜屋をいつも応援していただきありがとうございます。12月中旬以降の進捗状況は次の通りです・12月14日(火)建築確認の認可・12月16日(木)融資申請・着工・12月21日(火)前店舗廃業届・新店舗開業届受理・12月22日(水)全てのリターン発送完了・12月27日(月)融資実行そして現在の様子...

  • 2021/12/17 09:40

    たくさん温かいメッセージが届いています、本当に心強い限りです。「いつ店が始まるんだろう?」とお思いかと存じますが、現在このような状態です。一歩ずつ、着実に進んでおります!本来の予定(理想)では、今頃新しい店舗でクリスマス商品の販売や年末に向けて店内がごった返しているはずでしたが、現実には粛々と...

  • 2021/12/07 14:24

    リターン発送についてのご報告です本日、リターンなしでご支援いただいた方へのお礼カードつきメール送信と、サンクスカード&チョコチップクッキーの発送が完了しましたことをご報告いたします。カード、クッキーともに一枚一枚すべて手作り、感謝の気持ちが伝わりますように。また、それ以外のリターンについてはク...

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