こんにちは! “せともの”が生まれたまち、愛知県瀬戸市にある「ゲストハウスますきち」代表の南 慎太郎です。妻でライターの未来(みく)とふたりで運営しています。

今回、コロナ後の新しい旅の変化を見据えて、「ますきち」をパワーアップさせるべく、動き出します! 最初に、これまで僕たちがやってきたことについてお話させてください。

「ますきち」は、僕が北海道大学卒業、地元である愛知県瀬戸市へUターンし、築140年の古民家を改装して、誕生したゲストハウスです。

建物は、1873年に明治政府が初参加したウィーン万博にも参加した、陶工・川本桝吉さんがお弟子さんと住んでいた旧・邸宅を利用しています。

ますきちができるまでには、約300名の方にお手伝いいただきました。また、クラウドファンディング181名の方から、1,279,500円をご支援いただいています。さまざまな形で応援いただいたみなさま、本当にありがとうございました!!!

2018年7月に仮オープンで、ドミトリー(相部屋)のみから始まり、現在では個室2部屋が増え、15名まで宿泊できるようになりました。

館内は880㎡という大変広く、和室やソファでくつろげる洋室、お庭などがあります。

2019年10月からは、金・土曜の夜はカフェも開いています。関係性のある地元作家さんの作品や食品を中心に使わせてもらいます。瀬戸はこだわりのある方が多いので、直接、お伝えしながら、提供させていただいています。

「ますきち」は、瀬戸市内、瀬戸市外問わず、人と人をつなぐ拠点として、様々なイベント企画も立ち上げてきました。

2019年には、ますきちの約一年前に誕生した、アーティストが約20名集うスタジオ「タネリスタジオ」と、アートと瀬戸の入口をつくるコラボ企画を開催。

こちらは、瀬戸がもっとも賑わう、約30万人が訪れる陶器市「せともの祭」に「若手ツクリテ市」を開き、やきもの以外の瀬戸を中心にしたご縁ある作家さんや飲食店さんなどに出店いただきました。

僕の師匠的存在で、現在、東京・恵比寿&渋谷の会員制カレーキッチン「6curry」のカレープロデューサーの新井一平さんと、なんどもスパイスカレー教室を開催しました。せともの祭で「一平ちゃんカレー」を開いたり、合宿のカレー起業塾「マサラクエスト」なども一緒に開催しました。

そのほか、いろいろな方にいろいろな企画を持ち込んでいただきました。管理栄養士・せっちゃんによる「食堂おせつ」、町の人や宿泊者の方と一緒に開催した「ボードゲーム大会」、ギタリストの山本 哲也さんのライブ、ますきちで月に2回開催される、子ども向けプログラミング教室「Coder Dojo 瀬戸」、そめそめおさんによる流しソーメンの会などなど。

「ますきち」という場で、もっとも大切にしていることが、「ユカイな仲間づくり」です。僕が行うことのすべては、ここにつながっていきます。

ところが、コロナ後は「人が集まる」という、これまで当たり前であったことができなくりました。新しい出会いや人と人をつなぐことが、困難になってしまいました。また「ますきち」は、宿で完結するのではなく、瀬戸の魅力的な飲食店や銭湯(宿の近くにあった銭湯は、コロナ禍で閉業されてしまいました)、そのほかのスポットをおすすめして、旅が成り立つスタイルでした。

けれど、まちの方もコロナに対する考えは人それぞれなので、こちらが一方的に「おすすめ」することに躊躇が生まれました。その結果として、緊急事態宣言が出る前の2020年3月末、初めて「休業」という道を選びました。

コロナウイルスが拡大した当初は、オンラインでのイベント開催に挑戦したのですが、人と人をつなぐには、リアルには勝てなかった。そんななか、瀬戸市には昭和7(1932)年から、毎年9月に行われ、約30万人もの人が集まる、陶器市「せともの祭」が中止へ。オンライン開催になってしまいました。

このお祭りが、川沿いにずらっと約200店舗が密集するスタイルだったため、そうではなく、市内の窯元や飲食店などの拠点をめぐる形で、なんとか開催できないかと「せとひとめぐり」という企画が動き出しました。

まだまだ、コロナが一体何者なのか見えない中、声かけをしたところ、27店舗がすぐさま参加してくださいました。これまで関係性をつくってきたことが形となって、とてもうれしかったです。

この企画は、瀬戸の窯元「翠窯」の穴山大輔さんと穴山文香さん、デザイナーの尾関真彩ちゃんの5人で運営しました。その様子はNHKのドキュメンタリー番組『ひとモノガタリ』に紹介していただけました。(現在、「NHK-WORLD JAPAN」の『 Hometown Stories』でご覧いただけます。


また、「サントリー文化財団」による「サントリー地域文化賞」の特別賞までいただき、本業ではほとんど売り上げが立てられないなか、チャレンジし続けたことが少し報われた気がして、とてもありがたかったです。

さて、ご紹介が長くなりましたが、ここからがやりたいことです!!コロナ禍のなか、今後の「ますきち」のありかたについて、いろいろと考えました。その結果、これまでは週末営業のみで、短期的に瀬戸を見ていただいていたのですが、長期滞在を受け入れる体制を整えたい、と思いました。

その理由は、今後、リモートワークが増え、ワーケーション需要が増えるであろう、ということ。それから、僕たちがやりたい「ユカイな仲間づくり」には、「お試し移住」のような形で、長めに泊まっていただいた方が魅力につながる。(詳しくは、こちらにまとめました)

ところが、現在、ますきちでは民泊の許可で営業をしているため、年間180日までしか宿泊できません。そこで、旅館業を取得し、365日宿泊可能な体制を整えます。

こちらは、新しく誕生する部屋のパースです。これまで使われていなかった「ますきち」の2階を改装し、コロナ禍で需要が高まった個室を4部屋増やします! 基本的には、1室2名までで、お値段は一名一泊6,000円〜で、滞在日数に合わせて、割引しようと思っています。

こちらは、宿泊者専用のワークスペースです。庭が眺められるカウンター席のほか、デスクワークがしやすい家具を置く予定です。1階はカフェもあり、地元の人や旅行者同士が交流しやすい空間なので、話したい時、集中したい時、どちらにも対応できる場にします。

ここから書籍化に関しては、南 未来が担当して、お話させていただきます。改めて自己紹介をさせてください。現在、南くんの妻で「ヒトツチ」という名義で、文章を軸に、人に何かを伝えるお仕事をさせていただいています。南くんが、何か新しいことやるぞ! となったときは、いつも広報全般を担当させてもらっています。

私は瀬戸市出身ですが、10年以上東京を拠点にして、出版社の雑誌やウェブサイトなどで、おもに旅やローカル、人物インタビューなどの原稿を書くお仕事をしてきました。(お仕事歴はこちら

2018年に、南くんが宿を立ち上げると聞きつけ、瀬戸がおもしろくなるかもしれない! という期待を持って、地元へUターンしました。詳しくは、『greenz.jp』という媒体で書いているので、読んでいただけると幸いです。

私が関東にいた時、瀬戸に戻ろうかと5年くらいは悩んでいたのですが、なかなか決め手がなく、動くことができませんでした。その大きな理由のひとつに、インターネット上での瀬戸の情報がものすごく少なく、今、瀬戸にどんな新しい動きがあるのかわからない、ということがありました。

そこで、瀬戸へ戻ると決めたとき、町歩きエッセイ『ほやほや』というウェブ媒体を立ち上げ、瀬戸にまつわる情報発信をはじめました。

ひとりではじめても、効果が薄いと考え、「ますきち」というリアルな場に拠点を置き、SNSなどでも連携して発信させてもらうようにしました。瀬戸のニッチな情報を発信し続けた結果、当初狙っていた瀬戸市外の方に広くというよりも、瀬戸の情報を切望している方や瀬戸愛の強い方から、熱心なファンになっていただいた、と感じています。

ただ、私の発信の内容、文章ベースということがニッチすぎて、外への広がりづらかったと感じています。そこで、ひとつの案として、瀬戸の町案内の書籍化プロジェクトが生まれました。

多くのひとはガイドブックというと、先に行き先を決めて、購入すると思います。けれど、わたしたちがつくりたい本は、旅のイメージをふくらませるきっかけとしての本をつくりたい。住んでいるからこそ伝えられる、まちの空気感が伝わるように、エッセイでつづります。

コロナ後の旅の仕方は大きく変わると考えています。日本にはいくつもの観光地が数多く存在し、まち全体が観光地として生きる場がたくさんあります。一方で、まだ知られていないけれど、おもしろいひとが集まり、住民たちは幸せにユカイに暮らしているまちがあります。

コロナ後、リモートワークがもっと普及して、旅と仕事が一緒にできるようになれば、後者のまちに訪れてみたい、というひとがかなり増えると思っています。そのきっかけになるような本がつくりたい。

ただ、そういったあまり知名度がないまちの本は、商業出版は非常にしづらいものです。出版社側からみると、世間に受け入れられ、売れるかのリスクが大きい上、取材、撮影の点数が多く、経費がかる。

出版にあたって、商業出版の可能性もみて、いくつかの出版社に相談させていただいたのですが、難しいという判断でした。そこで、出版社「ヒトツチ出版」(仮)を自分たちで立ち上げることに決めました!

出版社を立ち上げる、というと、とても大変なように感じると思いますが、つくるだけなら、それほど難しくありません。ただ、出版社と書店の間をつなぐ流通業者である「取次」を通して、本を置いてもらうことにハードルがあります。

そこで、私たちはまずは、本屋に限らず、地元、カフェ、雑貨店や知り合いのゲストハウスなどに置いてもらい、少しずつ販路を拡大していく予定です。販売目標は3000部です!

本の普及には、ますきち界隈、旦那や私、これまで出会ったみなさんの力が必要だと思っています。本当に良い本で需要があれば、本をおすすめしてくださる方が増え、少しずつ外へと広がっていくと信じています。

売れ行きを見ながら、大手取次以外の新しい取次の形、新サービスなども少しずつ生まれているので、そららも、探し出して利用していく予定です。

いろいろ書きましたが、ずっといつかは旅の本を出したい! ということが夢だったので、応援いただけると嬉しいです。時間がかかりそうですが、おもしろいものにします!

宿の改装費

・内装工事一式…約600万円

・旅館業に必要な消防設備費用…約130万円

・2階のエアコン5台、シンク3台、家具など…約200万円

書籍代(3,000部)

・印刷費、デザイン費、撮影費、編集費…約150万円

総額約1,080万円

・上記の必要資金 1,080万円
(宿の改装費用は、約450万円の補助金の採択が決まっています。)
・リターン費用
・手数料(全体の5%)

に当てさせていただきます!
不足分につきましては、融資と自己資金でまかないます。 

2021年9月30日  クラウドファンディング終了
2021年10月〜  改装工事開始
2022年1月    改装工事完了
2022年2月    書籍完成予定
2022年3月     ますきちリニューアルオープン&書籍販売開始。

「ゲストハウスますきち」は、このリニューアルを機に
「ますきち  宿泊・喫茶・土産・案内」と改名します! 

そのリニューアルにまつわるリターンをご用意しています。なかでも、新しいプロジェクトが瀬戸の「土産」づくり。すでに、地元の方とのコラボが決まっているので、ご紹介させていただきます。

このお土産づくりに関して、第1弾としてコーヒーにまつわるものをつくります!

その理由として、「ますきち」の由来となった、川本桝吉さんのご紹介をさせてください。江戸時代の終わりから明治期にかけて染付磁器の有力な窯屋のひとつでした。1873年に、明治政府が初めて参加した、ウィーン万博にも出展されています。

『製陶王国をきずいた父と子 大倉孫兵衞と大倉和親』(晶文社)によると、西洋風の磁器(洋食器)が日本にまだ存在しないなか、洋食器の「ノリタケ」や高級磁器の「大倉陶園」を育てあげた、大倉孫兵衞に頼み込まれ、日本製の“コーヒー茶碗”の製作に成功した、日本で初めての人物だそうです。

そこで、日本製のコーヒーカップが生まれたその原点であるこの場から、コーヒーカップシリーズをつくることにしました。そこでご相談した人物が2名。

◇「瀬戸本業窯」8代目後継・水野雄介さん

瀬戸本業窯」は約250年続く、瀬戸の窯元です。瀬戸で採れる原料をもとに、江戸時代からほぼ変わらない手法で、やきものを作り続けています。来年には、民藝館もオープンする予定です。

そんな歴史ある窯元の8代目を継ぐ雄介さん。かつて、白州正子も愛したといわれる、麦の穂のように線が美しく伸びる「麦藁手」の絵柄でつくる、オリジナルコーヒーカップ制作を進めています。

◇「翠窯(すいよう)」代表の穴山大輔さん

「翠窯」は、2013年に瀬戸で立ち上げた窯元です。『「時代を超える美しさ」を現代の食卓に』を大切に、作品をつくり続けています。代表の穴山大輔さん、妻の文香さんとは「せとひとめぐり」をともに動かす、コロナ禍の戦友で、常に挑戦し続ける姿勢。「翠窯」のリニューアルも予定されているそうで、そのタイミングで、コラボ展開していきます。

さらに、コーヒーのコラボもご相談させていただいています!

◇「Little Flower Coffee」本田順也さん

Little Flower Coffee」は、2021年末を目標に、瀬戸の「せと銀座通り商店街」に誕生する予定のシェアロースタリーコーヒーです。東海エリアではめずらしい、シェア焙煎ができる場となる予定。「ブルーボトルコーヒー 表参道店」のリーダーバリスタ、コロンビアコーヒーに特化したlohasbeanscoffeeを経て、名古屋へ。ブレンドコーヒーのみにこだわり、コーヒーで小さな幸せをたくさんの方に伝えるべく活動中。現在、「TRUNK COFFEE」に勤務しながら、開業準備中。

ーリターンのドリップパックの食品表示ー

・名称・・・・・レギュラーコーヒー(ドリップパック入り)
・原材料名・・・コーヒー豆
・サイズ・・・縦12.5㎝×横10㎝
・内容量・・・・12g
・保存方法・・・直射日光は避け常温で保管してください。


ー宿泊券、面会などのご来訪いただくリターンについてー

日本旅館協会が出している、宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドラインに沿って、感染対策をいた上で、対応させていただきます。

今回、「ますきち」の2階を使い、旅館業で営業するのは、いつかはやりたいと思っていたことでした。けれど、大学を卒業して、自分ひとりで立ち上げるには、あまりにも投資額が大きく、最初はドミトリー(相部屋)のお部屋のみから、小さく始めました。

そんなふうに始まった「ますきち」は、2018年には800名の方に泊まっていただけました。ここからさらに安定して伸ばしていこうと思っていた矢先、コロナウイルスの拡大で、4度の休業。2019年は830人、2020年が329人、2021年は6月までで132人と、宿としては、かなり厳しい状態が続いています。

休業中は、宿以外で、妻と瀬戸のみなさんの広報のサポートをしたり、僕が講演といったお仕事をしたり、あるいは、コロナ関連の補助金申請などをして、生きていくことができています。

ただ、僕たちがしていることは、やっぱり「ますきち」という人が泊まれて、集まれるリアルな場があるということが土台にある。だからこそ、みんなが安心して、集まれる場所にしていきたい。

2022年春に向け、ますきちをさらにパワーアップさせ、さらに、人を呼び込みますので、どうぞよろしくお願いします!!!


住所:愛知県瀬戸市仲切町22
営業日:金・土・日曜(カフェは金・土曜18時〜21時30分)
アクセス:名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅から徒歩8分ほど


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■ 特定商取引法に関する記載

●販売事業者名: ゲストハウスますきち
●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:・・・南慎太郎
● 事業者の住所/所在地:〒489-0042 愛知県瀬戸市仲切町22
● 事業者の電話番号:Tel: 080-5129-3734
●送料:送料込み
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
●書籍の著作権について:南未来
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

  • 2021/09/28 17:22

    8月に始まったクラウドファンディングも、いつの間にやら残り2日。ご支援くださったみなさま、本当にありがとうございます!!!あと少し突っ走り、フィニッシュを迎えたいと思います。ご報告が大変遅くなってしまいましたが、先日、「あいづち 〜文と写真展〜」が、おかげさまで、無事、終了いたしました。改めて...

  • 2021/09/19 11:18

    「翠窯」さんとは?「翠窯」といえば、“カレー皿”が主力商品。親指がうまくかかり、持ちやすく、料理が美しく見え、とても使いやすいです。イベント出店で圧倒的な売上をつくる体制を整え、都内の食のセレクトショップ「AKOMEYA TOKYO」や「LOFT」などにも卸すなど、独自の販売網を確立されていま...

  • 2021/09/15 16:06

    今回、リターンのひとつとしてご用意させていただいている、「瀬戸本業窯」とコラボして、コーヒーカップ制作を進めさせていただいています。「瀬戸本業窯」さんとコラボさせていただく理由「瀬戸本業窯」さんは、250年以上続く窯元です。瀬戸の土、瀬戸の釉薬を使い、創業当時から続く技法で、つくり続けています...

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