はじめまして。当プロジェクトの発起人、池谷英樹(いけや・ひでき)です。数あるプロジェクトの中から、このページに入っていただき感謝申し上げます。

まずは、自己紹介をさせていただきます。暑苦しいような想いも綴っていますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

僕は、茶農家で生まれ育ち、幼い頃からお茶と共に暮らしてきました。

お茶屋になってからは、年間約2000以上のお茶を試飲し、新茶の時期は1日に50種類以上のお茶を飲んでいます。

現在は、埼玉県入間市にある「池乃屋園」にて、茶師として、先代の築いてきた伝統や技術を活かし、全力で狭山茶の製造・販売に取り組んでいます。

お茶の「形、色、香、味」で評価を決める品評会(コンテスト)で、4回農林水産大臣賞を受賞。

お茶を鑑定する技術を競う「全国茶審査技術競技大会」では、優勝した経験もあります。

そんな自他ともに認めるお茶マニアの僕。

この度、日本三大銘茶のひとつである「狭山茶」を、全国のお茶ファンや、若者に届けるために新たな挑戦を行います!

お茶の味わいを研究するために、全国各地のお茶を取り寄せ、試飲しています。

僕がお茶屋さんを継ごうと思ったのは、実は大学生の就職活動をしていた頃です。

それまで、伝統あるお茶屋に生まれたものの、「お茶屋さんを継ぎたい」という気持ちは全くありませんでした。

しかし、大学の頃に4年間働いていたスターバックスで、珈琲の産地や農園の背景、国によっても変わる珈琲の味わいに興味をもつように。

「珈琲の味わいがつくられる産地や作り方によっても変わるなら、お茶屋さんも同じではないか?」「コーヒー一つにしてもこんなに生産者の想いやこだわりがあるのか。」という考えから、お茶づくりの世界に興味をもち、飛び込む覚悟を決めました。

お茶にも産地があり、そこでどのようにつくられるか、誰の手によって摘まれるかでも、お茶の味わいはガラリと変わります。たった1袋のお茶にも生産者それぞれの想いが乗せられています。

特に、僕が引き継いだ「狭山茶」は、生産から販売までを一貫してお茶屋が行う「自園自製自販」と呼ばれる販売方法がメイン。

“自分が本当に届けたいもの”にこだわり、製造から販売までを一貫して行える狭山茶のお茶づくりは、僕自身、大変喜びややりがいを感じる仕事でもあります。

お茶づくりを始めてから、全国のお茶を片っ端から取り寄せて飲み、産地によるお茶の違いを徹底的に研究しつくしました。県内のほぼ全ての同業者のお茶も飲ませていただきました。

その結果、いつの間にかお茶を観る技術が向上。平成21年には「全国茶生産青年茶審査技術競技会 農林水産大臣賞」を受賞。

あまり口にしたことはありませんが、お茶の味わいに関する敏感さには、誰よりも自信があります。(そう思ってお茶に向き合っています。)


実は、狭山茶は、「静岡県の静岡茶・京都府の宇治茶」と並ぶ、日本三大銘茶と呼ばれるお茶のひとつです。

主に、埼玉県西部や、東京都西多摩地域で生産されており、まとまった産地の中では「都心から最も近い場所で生産されているお茶」でもあります。

しかしながら、狭山茶の存在は、今なお、あまり多くの人に知られていない背景があります。

それは、産地の生産面積が小さいことや生産量が少ないことなどがあげられるのですが、一番の原因は“狭山茶”というブランドを知ってもらう機会を、僕らお茶屋さんが逃してきたことにあると思っています。


その昔、僕らの父世代がお茶づくりをしていた頃は、仏事や催事にお茶は欠かせないものでした。

当時はティーバッグや、ペットボトルのお茶も少なく、需要と供給のバランスも今とは全く違う、お茶屋さんのお茶は、「自ら発信しなくても」勝手に売れる時代。

しかし、時代の移り変わりとともに、仏事や催事に使われるお茶も、スーパーなどで手軽に買えるお茶に変わり、お茶自体の相場も、昔よりは低単価で取引されるようになりました。

また、お茶業界は、生産者と販売者で担当がわかれる分業のスタイルがほとんどなのですが、狭山茶は生産から販売までをひとつのお茶屋さんが行っています。必然的に家族経営が多くなっています。

そのため、生産や収穫に人手をとられ、販売するときの「告知」や「発信」にまで人手が回せない状況にありました。

そのような背景から、静岡茶や宇治茶と比べ、狭山茶はまだまだ知名度が低く、多くの人に知られていない現状があります。

だからこそ、これからの狭山茶は、魅力を世の中に発信し、多くの人に知ってもらうことが必要だと考えています。


「一葉入魂」の精神で茶と向き合う。

僕が管理する茶畑では、“お茶の原料である生葉”の品質を一番大切に、お茶づくりをしています。

春になると新芽が伸びてきますが、もとの土台(親葉)がしっかりしていないと良い芽となりません。

更には、その新芽(原料)が良くなければ、いくら製造加工や最終工程のブレンドを頑張っても美味しいお茶に仕上げられません。

「原料生葉が、高品質の全て」といっても過言ではありません。

そのため、良い茶の樹が育つための土作りにはこだわりを持っています。

有機肥料を主体に、化学肥料はなるべく使わずに、土作りをします。飲む人に安全、安心のお茶を提供したいというのも理由の一つです。

繊細な香りや味を見極める鑑定技術と原葉を良い茶へと加工する技術、その両方において、農水産大臣賞の受賞経験を持つ僕が、茶師として心を込めてお茶を造っています。


これは、日本三大銘茶の特徴を現す、古くからお茶屋に伝わる短歌です。

短歌に歌われる通り、狭山茶の一番のポイントは、その奥深い「味わい」にあります。

その味は他のどのお茶よりも、「とどめを刺すほどに美味しい」と昔から多くの人に愛されてきました。

「“当園の中で最高品質の味わいである狭山茶”を、より多くの人に届けるにはどうすればいいか」

その思いから、一流のプロフェッショナルの皆さんと一緒に、今回の新プロジェクトを開発することに決めました。

飲む人にとどめをさす当園のとっておきのお茶。

その名も、「とどめ茶」と名付けました。

プロジェクトメンバーと何度も何度も試作や打ち合わせを重ね、試行錯誤を繰り返すこと、1年半。

飲んだ人に「これがお茶のとどめか…!」と思っていただけるような高品質なお茶を目指しました。

これまで狭山茶を飲んだことがある人も、ない人にも。

美味しいお茶を普段から飲んでいても「なにか物足りない…」と思っている人にも。

お茶が好きな人も、そうでない人も。

飲んだ時に、「あぁ、これを待っていた…!」と感じていただけるような、とどめクオリティのお茶の味を、感じていただければ幸いです。


狭山茶本来の味わいを楽しんでいただきたいと、まずはベーシックな日本茶の「とどめ茶」を茶種別に分け、6種類ご用意しました。わかりにくい商品名は付けず、「飾らずにとにかくシンプルでわかりやすく、誰が飲んでも違いがわかる」という点をポイントにしています。もちろん、しっかりと「とどめ」となる質の高さを感じられます。


1:日本茶のとどめ 煎茶

養分をたっぷりと含んだ新芽をじっくりと蒸してつくった「深蒸し煎茶」です。主に葉っぱの部分を利用して製造。色・香・味と三拍子揃ったとても飲みやすい仕上がりとなっています。”狭山火入れ”という強火加工をすることで、まろやかさとコクを際立たせています。


2:日本茶のとどめ    焙茶

一番茶初期の高級茶から出た茎のみを集めて、焙じ加工をした「浅炒り棒ほうじ茶」です。ほっとする香ばしい香りと、すっきり飲みやすい味わいが特徴。緑茶と比べてカフェインが少なく、就寝前やお子様と一緒にお飲みいただくのもおすすめです。


3:日本茶のとどめ    紅茶

埼玉県特有の肉厚の葉っぱを使用して製造した「さやま和紅茶」です。甘味とコクが強くストレートでも美味しくお飲みいただけます。ミルクティー、アイスティー、フルーツティなとにもおすすめです。 ホットにしてもアイスにしてもしっかりとした旨味を感じられます。


4:日本茶のとどめ    冠茶

新芽に覆いを掛け、日光を遮って栽培した新芽で製造した「深蒸しかぶせ茶」です。遮光することで、色は濃緑、渋みが少なく、まろやかな味わいのお茶に仕上がります。春の爽やかさを感じていただけるお茶です。


5:日本茶のとどめ    茎茶

一番茶初期の高級茶から出た茎を集め、強めに火入れ加工をした「狭山火入れ茎茶」です。葉っぱの部分と違って、味わいスッキリ・香りも強く、甘みが感じられるのが特徴。シーンを選ばずにお飲みいただけます。


6:日本茶のとどめ    粉茶

一番茶初期の高級茶から出た粉のみを集めて仕上げた「深蒸し粉茶」です。濃厚なコクを感じられ、飲みごたえのある味わい。お寿司屋さんでは「あがり」として使用され、食事の後の口直しにもおすすめです。一般的に粉茶は安価と思われがちですが、ここで使用する粉茶は厳選されたもののみを使用しています。


2020年からの1年半で、私達を取り巻く環境はガラリと変わりました。

“自分たちではどうしようもできないフラストレーションを抱えている現代に、気持ちをそっと和らげることのできるお茶を届けたい”

そんな思いから、日々を過ごすみなさまの時間軸に寄り添ったお茶を、デイリーシリーズとして3種類ご用意。

それぞれの生活やシーンに合わせて、日常の中で楽しんでいただけるブレンドティーです。

何度も試行錯誤を重ねて、味や香を調整。3種類とも主役がハーブやスパイスでなく「お茶の味」となるように、こだわりました!

「美味しさ」だけでなく「楽しさ」もお届けできる商品となりました。


1:朝の覚めない眠気にとどめ(煎茶)

もやもやする朝の時間、一日の始まり、生活や仕事のスタート時の気分転換にぜひ飲んでほしいブレンドティー。「すっきりとした味わい」をテーマに仕上げました。

埼玉県産の品種である「ふくみどり」の煎茶をベースに、ローズマリー、ペパーミント、アクセントにはなんと「山椒」をプラスし、後味までスッキリと。まさに朝の眠気を吹き飛ばしてくれる、新感覚の味わいです。

とどめ茶のブレンドに、ピリッとした味わいをプラスしてくれる山椒は、化学肥料・農薬不使用にこだわる「きとら農園」のものを使用。園地の一部は化学肥料、農薬不使用。加工は極力機械に頼らず、昔ながらで行う製造方法により、素材本来の香りを最大限に引き出しています。



2:昼の捗らない時間にとどめ(紅茶)

捗らないお昼の時間、ゆったりとした一時を過ごすときに、ぜひ飲んでほしいと思いを込めてつくりました。

ブレンドされている柚子は、地元・埼玉県で営む「ドライフルーツ工房・サンファーム」のドライフルーツを使用。

外国産と比べ元々パンチがあり、甘みやコクが強いといわれる「和紅茶」に、柑橘系のフレーバーである埼玉県産の柚子を加えることで、香りと味がマイルドに溶け合い、落ち着いたブレンドに仕上がりました。ハイビスカスを混ぜたほど良い酸味とフローラルな香りが、捗らない一時にとどめを刺してくれます。

お昼時のゆったりとしたひとときや、お菓子とのペアリングにもぴったりの紅茶です。


3:夜の就寝前の憂鬱にとどめ(ほうじ茶)

就寝前の憂鬱を落ち着かせてくれるほうじ茶。

埼玉県の「棒ほうじ茶」を使用し、お茶の茎の部分だけをあえて浅煎りにすることで、茶葉本来の香りが際立ち、香りだけでもリラックスできるフレーバーです。

使用するシナモンやグローブなどといったスパイスは、鎌倉を拠点に営むアナン邸の厳選されたスパイス。アクセントにブラックペッパーをブレンドしています。ただの「ほうじ茶」に留まらない、美味しさと楽しさを併せ持ったお茶に仕上げました。

ゆったりと本を読みながら…。

落ち着いた雰囲気で一日をリセットするときに…。

そんな1日の終わりに、ぜひ飲んでいただきたいとどめ茶です。



デイリーシリーズ3種、ベーシック6種は、本物の急須でいれたような味わいを、入れ方にこだわらず、手軽に誰でも楽しめるように、すべてティーバッグでご用意しております。いつでもどこでも「とどめクオリティ」を体験していただけます。



凝縮された旨みを嗜む:大切な人との時間を豊かなものに「とどめ茶ボトリングティー」

狭山茶として初めて当園より商品化された高級ボトリングティー。

今回「とどめ茶ラベル」としてリニューアルいたします。

Benefitea(株)と共同開発をし、コールドエクストラクション製法®により抽出したお茶をボトルに詰めています。

特殊な製法で作られているため、無添加、無着色、 無香料。

各種お茶の品評会(コンテスト)において、農林水産大臣賞を受賞した茶園から摘み採られた茶葉のみを使用しています。

「とどめ茶」にふさわしく、茶葉の持つ旨みを最大限に引き出すことだけを考えました。    

凝縮された最高級の香りと旨みを楽しむことができ、口にふくんだ瞬間に、お茶の華やかさが広がります。

お祝いやパーティーなどの特別なシーンでのお楽しみ、ギフトやおもてなしにおすすめの商品です。

※アルコール飲料ではございません。濃厚な「ダシ」を飲んでいるかのような強い旨みを感じます。

リターンは8種類ご用意しました。


とどめ茶の開発から誕生までを一緒に駆け抜けたプロジェクトメンバーを紹介します。

<監修・協力>:食のクリエイティブディレクター井上豪希 (TETOTETO Inc.)

暮らしの感度を高めるクリエイティブプロダクションTETOTETO Inc.にて、食のクリエイティブディレクターとして活動。レシピや商品開発、店舗開発、ブランディングなど活躍は多岐にわたる。料理人でありながら、料理以外のスキルを掛け合わせて、独自の路線を走る新しい料理人。
会社HP:https://tetoteto.co/
Twitter:https://twitter.com/GokiInoue
Instagram:https://www.instagram.com/momucofu/


<デザイン>:齊藤智法/﨑山龍晴(デザインで株式会社)

あらゆる課題を解決するために、デザインで向き合う会社。スタートアップから大企業まで幅広いクライアントと日々向き合っている。

HP:https://designd.jp/


<文章>:ich

フリーランス広報&ライター。活動歴は今年で6年目になり、実績、取引先ともに80社を超える。コミュニケーション能力に長けており、伝えたい思いをくみ取りカタチに残すことが好き。

ポートフォリオ:https://note.com/


これだけ多くの方に関わっていただき、「とどめ茶」が完成できたこと、感謝の気持でいっぱいです。

ぜひ、食のプロフェッショナル✕お茶のプロフェッショナルが考え抜いた極上品質の狭山茶を、味わってください。


僕の願いは、次世代と呼ばれる多くの若者に、お茶屋さんがつくるお茶の味を知ってもらうことにあります。もちろんそれは、“狭山茶”だけにとどまりません。

日本にある多くのお茶屋さんや各地のお茶の味を知り、それを楽しんで飲み比べるような未来をつくることが、今後のお茶屋さん全体の将来にもつながると思っています。

そのためには、今までのように「ただお茶をつくって待っているだけ」では何も変わりません。自分たちの手でつくったお茶を発信し、これまでお茶に関しての興味が0だった人たちの関心を1に変えていく必要があると考えています。

・これまで急須で入れたお茶を飲んだことがない。

・お茶はペットボトルで買うものだと思っていた。

僕が届けたいのは、そんな方たちへの“日本茶”の味です。

このとどめ茶を通じて、ひとりでも多くの人たちに“狭山茶”のブランド、そして日本茶の良さを知っていただくことができれば、こんなに嬉しいことはありません。

どうか日本のお茶屋さんの未来へのチャレンジを、応援してください。

みなさんからのご支援、何卒よろしくお願いいたします!


■ 特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名:有限会社池乃屋園
 ●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:・・・代表取締役 池谷昭二
 ● 事業者の住所/所在地:〒358-0043 埼玉県入間市西三ツ木59
 ● 事業者の電話番号:Tel: 04-2936-0639
 ●送料:送料込み
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄            
 ●本プロジェクの担当者:有限会社池乃屋園 専務取締役 池谷英樹


  • 2022/03/06 09:15

    「狭山が誇る極上品質の「とどめ茶」を全国の方々へ届けたい!」プロジェクトオーナーのikenoyaenです。ご支援ご購入いただいた皆様へ「とどめ茶~TODOME CHA~」のInstagramの紹介をさせていただきます。この度、新たにとどめ茶専用のInstagramアカウントを作成いたしました。...

  • 2022/01/27 16:59

    「とどめ茶」ティーバッグのオリジナルタグを制作中ご支援ご購入くださった皆様プロジェクトページをご覧いただいた皆様「とどめ茶~TODOME CHA~」プロジェクトメンバー、池乃屋園の池谷でございます。プロジェクトを応援くださり誠にありがとうございます。目標の100%を達成することができ、まもなく...

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