▼ご挨拶
「古き良き日本のふるさとの姿,こころのカタチを遺したい。」
山奥の一軒の古民家との出逢いが与えてくれたのは、”日本人の大切なこころを取り戻すきっかけの場になるかも知れない。”ということに気づいたことでした。
”今の時代に憂いを感じている人たちと力と知恵を合わせれば何かが見えて来る。”という思いが募り、古民家再生活動”然りの里プロジェクト”を立ち上げることになりました。
一人では出来ないことも多くの人たちと繋がればきっと何かが出来る。”こころをカタチにする活動をここから発信して、失いつつある大切なものを取り戻そう”そんなメッセージを発信する場所にしたいと考えています。
▼このプロジェクトで実現したいこと
便利になった分だけ人間関係は希薄になった気がします。
人と人との心の繋がり、心の絆を結び合う。集う者たちが失いつつある大切さに気付き繋がり合う。そして一人でも多くの人たちと共鳴し合い、支え合う心の尊さを失ってはならないというメッセージをこの地から日本中に発信して、全国の限界集落を再生させる活動のモデルケースとしたいと考えています。
▼プロジェクトをやろうと思った理由
東日本大震災の復興のために被災地を訪れたことがきっかけで、被災者の方々が抱える様々な問題に遭遇してきました。山積している問題に直面して思ったことは、この支援活動を一時的なもので終わらせずに未来に繋げることが大切だということでした。
瓦礫と化した風景を見続けていたある時、地震の激しい揺れにもびくともしないで大地に根を生やして建っていた古民家を見て、先人の知恵野偉大さと逞しいさを感じました。この先人の残した知恵の形を後世に残して未来に繋げなくてはならないと思ったのです。
▼これまでの活動
昨年の春、古民家に出逢ってから色々な再生の仕方を模索してきました。学生たちが古民家を訪れて清掃を手伝ってくれました。幸いに破損箇所も少ないので最低限の修復ならば多くの資金調達の必要はありません。また人の力を寄せ合って手作り感覚で修繕することで親近感が生まれるとの考えもあって、SNSや様々なinternetによる呼びかけをして協力をしてくれる仲間たちを年齢性別を問わないで集めてきました。
▼今後の活動
□ 古民家カフェ
周辺村民の方々や、周辺地域に住まわれている方々の憩いの場として、カフェを運営、石釜で焼いた窯焼きピザやチーズケーキ、そして裏山に湧く清水で美味しいコーヒーを提供します。
古民家カフェのイメージ
庭先カフェのイメージ
窯焼きピザ
オリジナル・チーズケーキ 自然水で淹れるコーヒー
□ 古民家宿泊体験施設
古民家宿泊体験のための施設、広く多くの方々に古民家の生活体験を通じて、日本人の心の原点を体現する場にしたい。
※ 基本的に、食材を提供し囲炉裏での料理を中心に半自炊料理。
① 塾生の宿泊施設
※ 塾生の紹介による方の体験宿泊も含みます
② 親子宿泊体験
③ 親子農業体験
④ 外国人観光客の宿泊体験
① 地域の住民の方々と、会員の方々との交流を目的とした四季を通じた様々なイベント活動。
四季の移ろいを楽しむイベントを通じて、日本人が大切にして来た自然と寄り添うことの大切さを知る体験を地元をよく知る方々によるガイドで実施します。
① 春の山菜採り
② 野菜の種まき、田植え
③ 蛍狩り
④ 渓流釣り
⑤ お月見の会
⑥ 盆踊り
⑦ 茸狩り、紅葉狩り、自然散策
⑧ 稲刈り、野菜の収穫
⑨ 餅つき
▼資金の使い道
① 施設の修復と改善のための費用
商業施設としての活用ではなく、「日本人のこころの原点回帰」を目的とした”提案型施設”とするために、初動段階として古民家を訪れる人たちが滞在するのに必要な最低限の設備を整えるための資金です。
① 水回り台所、お風呂の設備、
② トイレの設備、
③ 防寒設備 などを整えるものです。
④ 外装修繕、内装修理、ほか
⑤ SNS発信などの宣伝費用
▼リターンについて
運営をするための収益を生み出すため以下の計画があります・
① 古民家体験宿泊施設(外国人観光客のための宿泊施設)
② 古民家カフェ(産地で採れる野菜、野草を使った飲食の提供)
③ アート、芸術、音楽などの発表のためのレンタル施設
④ 自然農法による有機野菜、有機米の販売
⑤ 加工品の販売
▼最後に
再生プロジェクトの運営のもう一つの目的は、被災地の高齢者の方々の働く場所、活躍の場にと考えています。この地に住んでいる高齢者の方々の中で震災の犠牲に遭われて仮設住宅に一人で住まれていた方々が今回被災者住宅に引越しされます。その方々の日々の生きがいになるよう積極的に古民家の運営に参加していただくことによって、人との繋がりや出逢い、そして働くことの喜びを感じていただいて、生き甲斐となるような機会になればと考えています。
仮設住宅に住まわれている高齢者の方々の活躍の場
● 支え合うことの大切さを発信する活動に、、
東北の大震災、そして熊本の震災を通じて日本人は今、助け合うことの必要性、そして支え合うことの尊さを改めて痛感しています。限界と言われる日本の心のふるさとを多くの人たちの力によって支え合い残すことの中で、幸せとはなにか?家族の絆とはなにか?人と人との繋がりとはなにか?を共に考え、共に支え合うことで失ってはならない大切なものがあるというメッセージをここから発信できればと思って一人でも多くの人たちの力が集めればと思っています。
気仙沼の仮設住宅に住まわれている皆さん
日本人の心の花「さくら」の植栽活動
桜は、日本人の心の花です。「然りの里」を桜の花をいっぱいに咲かせたらみんなが咲いた花を見るために帰ってくる。それはきっと子どもや 孫の代にも繋がるでしょう。
こころの原点回帰のふるさと「然りの里」、古民家再生プロジェクト
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