はじめに・ご挨拶

はじめまして!中目黒のブリティッシュパブのYe Malthouse(イエモルトハウス)です! この度は私たちのプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

皆さんはPUB(パブ)と聞いて何を想像するでしょうか?

PUBとはPublic Houseすなわち、みんなの憩いの場。扉を開けば分け隔てなく誰でもいつでもウェルカムな場所ということです!

 Ye Malthouseは中目黒の駅近く、目黒銀座商店街の真ん中で2013年開業当初から性別や年齢、国籍問わず集まれる空間のブリティッシュパブとして現在までやってきました。私たちは常々、Public Houseであるパブ(PUB)は何時でも開いているを肝に銘じて、一日たりとも休まずにお客様をお迎えしてきました。 日々目まぐるしく状況が変化する現在、緊急事態宣言や蔓延防止措置においてお酒を提供できない時であってもでも、東京都や国の要請に従いながらコーヒーでPUBの場を開け続けています。 


PUBの魅力 

PUBの起源はイギリスにあり、元々は旅行客などに食事や宿泊などを提供する場として始まったと言われています。中でもイギリス最古のパブの看板には「1189AD」と書かれており、1000年以上前からあった可能性もあるんだとか... 現在の建物で最も古いものは、1650年頃まで確認できるそうです。

時代を振り返ると人類は様々な伝染病と戦ってきました。 パブの起源であるイギリスを含むヨーロッパは特に交易が盛んなため、あらゆる危機に瀕してきました。つまり、何百年もの歴史を持つパブは幾度もその危機にを乗り越えてきた業態とも言えるのです。

PUBは手を下さなくても、場があるだけでお客様同士が勝手にコミュニティを生成する特殊な業態です。初めて訪れても、顔見知りと話しても、久しぶりに見慣れた馴染みのお客様が揃っても違和感なく、ただそこだけが前からそうだろう、これからもそうだろうと思える様な日常がそこにある、それがPUBの魅力なのです。いくらテクノロジーが発達しても今現在、直接的な人とのコミュニケーションは快感すら覚えるように思います。

私たちが目指すBritish Pub

私たちYe Malthouseが目指すのは本場イギリスのPUBを忠実に再現したい。その一言です。 転機は2020年2月。ある有名アパレルブランドのイギリス人デザイナーにご来店いただき、朝までリアルなブリティッシュパブとはを質問責めにし、色々とアドバイスをいただきました。そこには、まだ日本にはないパブの必須要素が事細かに書かれておりました。

私たちはそのアドバイスの元、リアルなPUBを作ることを目指してこのコロナ禍でも歩みを止めずこのプロジェクトを始めることを決めました。

  リアルなパブへの第一歩「ポークスクラッチングス」

 いただいたアドバイスの中に「ポークスクラッチングス」という文字がありました。 2013年、Ye Malthouse開店当初から外国人、特にイギリスのお客様から「PUBにはポークスクラッチングがなければいけない。」と、長年言われ続けておりました。

 調べてみると、豚の皮を揚げたスナック菓子ということがわかり、いかにも胃もたれしそうなゲテモノスナックだということがわかりました。 しかし想像とは裏腹に、強めの塩気と豚の旨味、そして固めの食感がビールやサイダーといったパブのドリンクが面白いほど進むおつまみでした。

日本のどこにも売っておらずもちろん他のパブにもほとんどありませんでした。 出来上がるまでの様々な行程を何度も試行錯誤し、胃が持たれる日々を乗り越え、ご縁もあってようやく辿り着いた一品です。

ポークスクラッチングス試作の道のり

作り始めたきっかけはリアルなブリティッシュパブについてのアドバイスをいただいたのちに、近くのスーパーの肉売り場に豚の皮が陳列されていたのを見かけたことです。
初めて豚の皮を手にとった時、思ったよりも厚く、重く革製のカバンや財布でも出来るのではないかと思うくらいの大きさでした。
ネットで調べても定まったレシピがなく、初めは海外の料理系YouTuberの動画を見て学びました。

製造までの行程は大きく分けて、下茹で・乾燥・揚げ・味付けの4行程があります。
一見簡単そうに見えたのですが、作り始めようとした矢先に第一関門がありました。
皮に生えている「毛」問題です。

豚の皮は精肉店やスーパーなどではあらゆる部位のものが寄せ集めになって売られています。
人間と同じで、毛の濃いところから全くないところ、様々なものがありました。

初めは恥ずかしながら全く皮処理の知識がなく、一本一本毛抜きで抜いてみたり、削いでみたり、バーナーで炙ってみたりと非効率的な作業も沢山試してみて美味しくなる方法を探りました。

下処理の問題を乗り越えた後も、他の工程で色々な壁がありました。
とてつもなくしょっぱいものが出来上がったり、驚くほどいまいちな味付けになったり…

ようやく最初のポークスクラッチングスが完成し、店舗で売り始めいろんな人に届けたい!
そう思っていたところ更なる壁がありました。

実際に出来上がった後に待ち構えていた最大の壁は食品衛生上の問題だったのです。
現在の日本では食品衛生上、許可業種に関する条件で通常の飲食店だと、食肉を多く使った加工品を自店舗以外で販売することがとてもハードルが高いのです。

せっかく美味しいものができたのに、ECサイトを含め、自分たちのお店以外で販売することが難しく、商品が完成した後、一番頭を抱えました。


様々な壁に当たっていく中で、日本で最もポークスキンについて詳しいであろう方に出会うことができました。その方とのご縁・ご協力もあり、現在のポークスクラッチングスにたどり着くことができました。

日本ではまだ珍しい『Pork Scratchings』をぜひみなさんにお届けして、ブリティッシュパブを体感して頂きたいと思います!


リターンの紹介

サイダー(シードルorハードサイダー)
そもそも、自分はビールが苦手です。これは若いころに行っていたオーストラリアのVBのせいだと思っています。

最近特に若い人のビール離れが進んでいるとか言われてますが、若くないけど最初からビール離れてました。オーストラリアは水よりビールが安いってほんとです。無理して飲んでいたらまさに苦い思い出ばかりになってしまいました。ちなみにオーストラリアは18才からお酒が飲めます。

そんなこんなでビールが苦手なままビール屋を開いてしまい、どうしたもんかなと思った時、研修でロンドンに行ってパブクロール(1日5件〜8件)してた時の事をおもいだしました。勉強がてら雰囲気が好きなパブにビールが飲めない男。おまけに酒も弱くて量が飲めない。

UKパイントグラスは法律で量が決められていて、568mlがすり切りで入ってきます。泡は無駄かケチっていると理にかなっているなと思いつつも、ありがた迷惑な法律だなと思いました。イギリスのパブ、オーストラリアのパブに必ずビールと並んでサイダーがあります。
量が飲めないので、グラスに氷をガチガチに入れて注がれたサイダーをバブクロールの間、ずっと飲んでいました。また、ローカルエールと並んでローカルサイダーも当たり前にあり、アップルだけでは無く、ストロベリーなど様々な種類がありました。

スーパーに行けば日本のお茶の様に1.5Lのペットボトルで、£1.25(当時で300円位)と格安で売っているのを目の当たりにしました。実体験からビールが飲めなくても、パブに行ける、雰囲気が味わえるツールとしてサイダーの選択肢があると思いました。

しかしながら当時、日本では海外から輸入されている330mlで1000円もするマグナーズ、ストロングボウ(イギリスのスーパーでペットボトルで売られていたやつ)、アスポールなどのサイダーしかありませんでした。転換期を迎えたのは、2015年キリンが始めた新商品でハードシードルというサイダーがやっと発売されるというアナウンスがあり、いの一番で名乗りを上げました、実験的に都内100店舗限定で先行販売出来るという話をいただき、中野の本社に研修を受けにいきました。そこから晴れてタップからサイダーが出る日を迎え、お客様に言われもしないのに(お酒弱いのに)常にガチガチに氷を入れたパイントにサイダーを注ぎ自ら飲んでいました。

1年経つくらいには半分以上のお客様がサイダー党になってきてました。時流もあり、プリン体が悪者になっていた時期でもあり、サイダーを売りまくりました。外国人のお客様も今でも半数以上はサイダーを頼まれており、特に夏はガチガチスタイルでPRもしていないのに、当たり前の様にオーダーがされております。

そんな中、もっとバラエティ豊かにサイダーを揃えたいと協力を仰いだのがinCiderJapanさんでした。

inCiderJapan合同会社はマーケティング&プロモーション及びクリエイティブ・コンサルティング会社です(サービス内容とクライアント一覧)。サイダーの輸入・販売や、サイダーグッズの取り扱いに加え、アジア初で唯一のサイダー専門バイリンガル雑誌、inCiderJapanを発行しています。

イギリス、アメリカ、オーストラリアから様々なクラフトサイダーの数々をリターンとしてご用意しております。また、おすすめの一本 COURTNEY’SのChris P. Baconというサイダーはラベルもかわいく、初めて飲む方にもピッタリなさわやかな飲み口なので必ずお入れさせていただきます。



コートニーズ・オブ・ウィンプル」社は、イギリス、デボン州の小さな家族経営事業 です。創業から10年あまり、ウィンプル村のホワイトウェイズ果樹園のりんごから サイダーを造り、数々の賞を受賞。できる限り自分たちの手で造りたいという想い から、受粉用の蜂を育て、果樹園の芝のメンテナンスは飼っている羊に任せ、 りんごの収穫は手作業にこだわり、搾汁から瓶詰めまで全て自社果樹園で 行っています。




COURTNEY’S OF WHIMPLE CHRIS P. BACON (ク リ ス ・ ピ ー ・ ベ ー コ ン ) 500ML 瓶 

「クリス・ピー・ベーコン」サイダーは、伝統的な製法で自社果樹園のりんごを ブレンドしたサイダーです。マイルドでありながら満足感を感じられます。商品 にベーコンは含まれていませんが、動物好きのオーナーによって、このような名 前が付けられました。ミディアムスイートな味わいです。

ローストポークにはアップルソースと決まっているように、ポークスクラッチングスにはcraft ciderがベストマッチします。ぜひペアリングを楽しんでいただければと思います。


もちろんオリジナルポークスクラッチングスもリターンでご用意しております!


資金の使い道とYe Malthouseの未来
上記にもございますが、私たちはこのプロジェクトを第一歩として本場に忠実なブリティッシュパブを再現していくことを目指しています。

今回、ご協力いただいた資金は、ポークスクラッチングス普及、及びに第二弾に向けての活動資金として活用させて頂きます。

ポークスクラッチングスは私たちYe Malthouse店内のみにとどまらず、ゆくゆくは国内のブリティッシュパブやバー、スーパーマーケットなどへ展開していきたいと考えております。

そして、私達の本場に忠実なブリティッシュパブを作るプロジェクトの第二弾としては、現在もポークスクラッチングスと共に活動しております、サイダーの輸入、国内製造、販売活動により注力して行いたいと考えております。

サイダーと聞いて、日本では炭酸清涼飲料を想像する人が多いと思われますが、多くの国ではりんごをはじめとするフルーツを使用した発泡酒を指します。
シードルと聞いてピンとくる方もいらっしゃるのではないのでしょうか。近年では日本でも人気が上昇しつつあるお酒です。
イギリスでサイダーはビールと並ぶ定番のドリンクなのです。
Ye Malthouseでも老若男女、国籍を問わず人気があります。

ポークスクラッチングスやサイダーのように、日本ではまだまだ見かけることの少ないイギリスの定番をYe Malthouseは求め、本場に忠実なパブを再現していきたいと考えております。

まだまだサイダーの製造までは行きつかないので、日本でのクラフトサイダーのパイオニアであるinCiderJapan合同会社の協力のもと、クラフトサイダーをいち早くリターンにてお届けいたします。


最後に
私たちのプロジェクトを最後までご覧いただきありがとうございました。

近年、なかなか終わりが見えないコロナ禍に不安や恐怖感を覚える方々も少なくないと思います。
会いたい人になかなか会えない、行きたい場所に容易に行けないなど不便も多い状況です。
飲食店も、時短営業や酒類の販売自粛を強いられて、多くの人々が頭を抱えております。
しかし、この時期だからこそ、今回のプロジェクトにじっくりと向き合うことができました。

ぜひ、この機会にイギリスのパブに行ったような体験を私たちのプロジェクトを通じて感じていただけましたら大変光栄です。

どうぞ、中目黒のブリティッシュパブYe Malthouseをよろしくお願い致します。


■ 特定商取引法に関する記載

 ●販売事業者名: Ye Malthouse

 ● 事業者の住所/所在地:〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-24-14

● 事業者の電話番号:Tel: 03-6452-2170

 ●送料込み

 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。

 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし 

 共同起案者

 inCiderJapan合同会社



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