明治以降、三陸を襲った大津波は東日本大震災で4度目である。その大災害のたびに人々は石碑を建てた。慰霊の碑、記憶の碑、警告の碑、様々な目的で建てられた碑を総じて「津波碑」と呼ぶ。東日本大震災以前で300基を越える。この事実を知る者は少ない。だから「津波碑」の存在を広く世間に知らしめたいと願う。

プロジェクト本文

先人が残した「津波碑」のことをもっと知って欲しい。

私が「津波碑」のことを知ったのは、東日本大震災が起こる10年ほど前のことです。三陸地方には大きな震災が何度も起き、そのたびに大津波に見舞われ、甚大な被害を受けていることは社会科や地理の時間で習っています。そんなちっぽけな知識で、三陸を巡るすがら路傍に建つ石碑に幾つか出逢っていたのです。人間は大きな事件があると石に刻み、未来に残す習性があります。その頃は、路傍に建つ津波碑もそんな習性の作ったモノ、程度に見ていたのです。

2011年3月11日。岩手県在住の筆者も、津波こそ襲来しなかったものの、家屋が少々傷み罹災しました。その後、ネットで調べ物をしていたとき偶然に津波碑が多数存在していることを知り、その全容を記録にまとめようと決心。足掛け4年をかけて321基の津波碑の調査を行い、一冊の本にまとめることができました。本といっても印刷書籍化するには莫大な費用が必要なため、電子書籍という形で発刊したのです。

※電子書籍のサンプルをコチラで立ち読みできますので、ぜひご覧ください

 

実は、津波碑を取り扱った書籍や文献は筆者が初めてではありません。個人の方や大学、その道の研究者などの人たちによりまとめられたものはあります。しかし、そのどれもが「資料」としての文献であり、書籍とは呼べないお堅い内容ばかり。しかも学術的な見地が優先され、建立場所の情報は乏しく、実際に現地に行くことができないのです。碑銘や碑文も刻まれたまま掲載。明治の碑は漢文が多く、昭和の碑は現代仮名遣いではない。これでは、私たち一般人には読むことも理解することもままならず。そこで、筆者の著作「津波碑巡礼」では正確な地図や現代仮名遣いによる碑文の掲載を実現しています。さらに、資料文献では津波碑は接写写真ばかりの掲載で正直見飽きてしまいますが、「津波碑巡礼」では、建立場所の周囲の場景を撮影し掲載しています。実際に現地に足を運ぶことを前提にしての配慮からです。そして、著作名にあるように「巡礼」の様子を紀行文的に載せています。321基という数もさることながら、建立場所を特定する情報が乏しく、探すのにかなり苦労しています。そんな苦労話から、現地の様子や思い描いたことなどなど、次に誰かがココに来ることを想定して書いています。

 

そもそも「津波碑」とは

明治津波の津波碑はその多くが慰霊碑です。その地区・地域で犠牲となった人の名前が刻まれたものが圧倒的に多い。今回の東日本大震災では、すでに130基の津波碑が建立されてという情報があります。やはり慰霊碑が大半で、一部に警告型があり、小型のものは津波到達位置を示す石柱です。ところが、昭和津波の碑は様相が違います。大半が警告型と呼んでいる石碑で、災害標語を刻み、次の震災に対する警告として建てられています。「地震があったら津波の用心」「これより高いところに家を建てよ」「津波が来たらここより高いところに逃げよ」。現在、同様の石碑を建てると1基80万円ほどになるそうです。これだけ高額な津波碑が至る所に建っている。それだけ先人は強い思いで私たち子孫に警鐘を鳴らしたかったのです。

 

このプロジェクトで実現したいこと

電子書籍として完成し発刊している「津波碑巡礼」ですが、これはチャリティブックです。売上げから新たな津波碑を建立する予定で販売しています。が、電子書籍という形態では広がりに限界を感じています。また実際に地元の新聞にも紹介されたのですが、電子書籍には抵抗があるため印刷書籍化を要望する声が多数寄せられました。

そこで、今回のプロジェクトでは、電子書籍チャリティブックを印刷書籍化し、広く世間に配本したい、ということが最大の目標です。印刷書籍もチャリティブックとして販売します。売上げは被災地の自治体と協議し、新たな津波碑を建立したいと考えています。そこには「防潮堤を過信するな」とか「防災無線を当てにするな」などの災害標語を刻みたいと考えています。津波碑建立までこぎ着けることができれば、ご協力いただいた方々には、除幕式の案内をお伝えしたいと思います。



(岩手日日新聞掲載)

 

資金の使い道

印刷書籍化したい「津波碑巡礼」はフルカラーで640ページという辞書のような本になります。そのため1,050部の製作で170万円近い製作費が必要です。集めた資金は全額を印刷費用に使用します。予定より資金が多く集まった場合は、印刷部数を増やす方向で考えております。


製作する本について

製作数は1,050部で、1,000部を販売し50部を被災自治体などへ寄贈します。

問題はこの先の計画です。本が全数売れた場合は、その売上げから新たな津波碑を建立しますが、津波碑を建立するまでの額に達しなかった場合です。つまり本が売れ残った場合です。この場合は、売れた金額については「全優石」の津波記憶石プロジェクトに寄付します。このプロジェクトでは、現在までに28基の津波碑を建立しています。(http://www.zenyuseki.or.jp/about/311project01/index.html)。
また、売れ残った印刷書籍は全冊を被災自治体の様々な施設へ寄贈し、製作した印刷書籍は、売れても売れなくても1冊の無駄も出すことのないように活用します。

 広報用にオンデマンドプリントで試作した津波碑巡礼です

▼リターンについて

【1】4,400円 :津波碑巡礼(A5判640ページ 販売予定価格¥3,900)1冊
       ・巻末にお名前を記載
       ・表紙をあしらったマイクロファイバークロスを1枚進呈
       ・送料無料

【2】6,300円:津波碑巡礼(A5判640ページ 販売予定価格¥3,900)1冊+電子書籍版CD(販売予定価格¥1,900)1本
       ・巻末にお名前を記載
       ・表紙をあしらったマイクロファイバークロスを1枚進呈
       ・送料無料

【3】11,700円:津波碑巡礼(A5判640ページ 販売予定価格¥3,900)3冊
       ・巻末にお名前を記載
       ・表紙をあしらったマイクロファイバークロスを3枚進呈
       ・送料無料

【4】17,400円:津波碑巡礼(A5判640ページ 販売予定価格¥3,900)3冊+電子書籍版CD(販売予定価格¥1,900)3本
       ・巻末にお名前を記載
       ・表紙をあしらったマイクロファイバークロスを3枚進呈
       ・送料無料

【5】19,500円:津波碑巡礼(A5判640ページ 販売予定価格¥3,900)5冊 
       ・巻末にお名前を記載
       ・表紙をあしらったマイクロファイバークロスを5枚進呈
       ・送料無料

【6】29,000円:津波碑巡礼(A5判640ページ 販売予定価格¥3,900)5冊+電子書籍版CD(販売予定価格¥1,900)5本
       ・巻末にお名前を記載
       ・表紙をあしらったマイクロファイバークロスを5枚進呈
       ・送料無料 

【7】39,000円:津波碑巡礼(A5判640ページ 販売予定価格¥3,900)10冊
       ・巻末にお名前を記載
       ・表紙をあしらったマイクロファイバークロスを10枚進呈
       ・送料無料

【8】58,000円:津波碑巡礼(A5判640ページ 販売予定価格¥3,900)10冊+電子書籍版CD(販売予定価格¥1,900)10本
       ・巻末にお名前を記載
       ・表紙をあしらったマイクロファイバークロスを10枚進呈
       ・送料無料

 

 
  • 活動報告

    先日取材を受けた、岩手日報紙に記事が掲載されました

    2017/12/09

    12月8日付けの岩手日報紙に、電子書籍津波碑巡礼と今回のプロジェクトについて紹介記事が掲載されました。記事内容につきましては、Facebookページをご覧くだ…

  • 活動報告

    新聞取材ありました

    2017/10/27

    岩手日報社の取材 津波碑巡礼の出版についてと、クラウドファンディング紹介に関する取材でした。記事掲載は津波関連ページの空き状況によるとのことです。…

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