『マジェルカ』は全国でも珍しい、障害者施設で作られた雑貨専門のセレクトショップです。
東京吉祥寺のショップには、障害のある方たちが作った個性豊かで魅力的な雑貨製品が、所狭しと展示されています。

コロナ禍前には、国内外のお客様が多い日で1,000人近くも来店し賑わっていたマジェルカですが、今では100人に満たない日も。。。長引くコロナの影響で危機に直面しています。

ある若者がいました。彼は週末吉祥寺へ遊びに行く電車の中で、ちょっと変わった行動をとっている障害者と乗り合わせ、なんとなく席を立ち、距離をとってしまいました。

その後若者は、吉祥寺散策中にたまたま入った『マジェルカ』 という雑貨店で素敵な雑貨と出会い、それを作っているのが障害者だということを知ります。

それを知った若者は、次に同じような障害者と出会った時、きっと以前とは違う目で見るはず。

たったそれだけの変化でもいい。

私たちは一人でも多くの心の中に、そんな小さな変化を芽生えさせ、優しくなれるきっかけを提供したいと考え、10年にわたり『マジェルカ』を運営してきました。



マジェルカが広めてきた『ウェルフェアトレード』とは、福祉(ウェルフェア)のフェアトレード。つまり、障害者を単なる「支援の対象」としてではなく「対等なパートナー」としてとらえる考え方です。
私たちは障害者が作る製品の価値をきちんと評価し、その価値に見合う価格や方法で流通させます。私たちが大事にしているのは、障害のある人達が作ったモノを、「買ってあげる」ではなく「欲しいから買う」と言ってもらうことです。

このウェルフェアトレードは、上の「若者」のような一般の人の意識(社会の側)の変化を生むだけではありません。施設で働く障害者の働きがいと収入の向上、さらに、障害者を支援する人の意識(福祉の側)の変化というように、たくさんのポジティブな変化を生む仕組みなのです。


吉祥寺散策の途中でマジェルカに立ち寄るお客様

私たちはたくさんの人が気軽に障害者と繋がれる場所を目指し、吉祥寺でウェルフェアトレードショップ『マジェルカ』を運営しています。
「支援」を前面に出した従来の福祉ショップとは一線を画すショップには、障害者施設で作られた雑貨専門店とは知らずに来店される方がほとんどです。

マジェルカの店内


店内の商品が全て障害のある人たちが作ったモノだと知ると誰もがとても驚きます。
そして、「だったらなおさら大切にするわ!」「とても有意義なお買い物ができた!」という声も。商品の魅力に加えて、更なる価値を感じてもらえるモノ、それがウェルフェアトレード商品なのです。


そして、私たちが今まで取引をさせていただいた障害者施設は、全国で延べ200以上になります!

取引施設へ対するアンケート調査では「マジェルカとの取引により売り上げが増加した」という回答が68%、内12%は「売上額が5割以上増加した」とも。

「マジェルカとの取引により施設に通う利用者(障害者)の制作活動に良い影響があったか」という質問には81%が「あった」と回答。


「東京吉祥寺で自分たちの商品が売られているのが自信につながっている」
「商品のクオリティーを意識するようになった」

などの声が寄せられました。

「支援者であるスタッフに良い影響はあったか」という質問に対しては64%が「あった」と回答。


「商品に対して自信やプライドを持てるようになった」
「ビジネス取引について勉強することができた」
「思っていた以上に利用者が取組めることがあることを知った」
という声が寄せられました。


2020年 新宿タカシマヤ ポップアップ出店


よりたくさんの方に障害者のモノづくりの魅力に触れてもらえる機会を作るため、自店舗以外でも、百貨店や商業施設、ミュージアムショップなどでの出店にも数多くチャレンジ。


マジェルカオンラインショップ(クリックでページへ)




また、2012年から続けてきたオンラインショップは1日平均のアクセス数が2,000件以上にまで成長しました。

SNSでの発信もコツコツと続け、インスタグラムのフォロワーは7,000人を突破!

たくさんの方に障害者の活躍を目にしていただき、商品を手にしていただく機会を創っています。 



さらに今年からは、雑貨製品の販売活動で培ってきた経験やネットワークを更なる社会的な変化につなげるための非営利の活動も展開しています。

スタディツアーのひとこま

障害者や障害者施設を身近に感じてもらう事を目的としたスタディツアーを開催。
これは、全国各地の障害者施設をマジェルカスタッフが訪問し、そこで活躍する障害者や支援者、施設でのモノづくりの様子を、オンライン上で参加している方々にライブで中継するという企画です。
お子様や学生の方にもご参加いただき、たくさんの新たな気付きや学びを生み出す場となっています。


小金井市で開催したウェルフェアトレードフェスタ


企業との共催により、ウェルフェアトレードをテーマに、地域の障害者施設と住民がつながる場となるイベントも開催。

2021年6月に開催した「ウェルフェアトレードフェスタ」には900名の方にご来場いただき、参加した福祉施設、共催企業様、地域住民の皆様に喜んでいただきました!


2021年に京都で開催した「商品力UPワークショップ」

障害者施設を対象に、セミナーやワークショップも精力的に開催し、福祉の側からのウェルフェアトレード底上げにも積極的に取り組んでいます。これらの事業には行政や中間支援組織の方にもご参加いただいてます。

利用者の能力の再発見や商品価格の見直し、販路拡大の為の活動など、障害者施設の新たなチャレンジを後押ししています!



【マジェルカの紹介動画】(後半には商品の作り手も登場しています!)


マジェルカが慢性的に抱えてきた課題として、収益事業である雑貨販売の利益の低さがあります。

作り手である障害者への還元を重要視していることや、取引の相手が障害者施設という難しさもあり、商品の仕入れ価格を抑え自社の利益を最大化することは、マジェルカの場合には限界があり、一般的な雑貨小売に比して販売利益は低くなっています。

加えて、障害者の活動が多くの人の目に触れる目的から選んだ、吉祥寺という場所での高い店舗家賃や、少量・低単価かつ多種多様な作業所製品を扱うゆえの、商品管理やオンラインショップ掲載作業等の販売活動にかかるコスト(人手・時間)が、単価の割に大きくなってしまうこともその原因です。

それでもオンラインショップをテコ入れしたり、地下スペースをレンタルギャラリーとしたり等の新たな売上の確保でなんとか活動を維持してきました。

しかし、そうした運営の中で起きたコロナの影響は、あまりに大きいものでした。

度重なる緊急事態宣言で賑やかだった吉祥寺の街もすっかり寂しくなり、中には閉店するショップも。

マジェルカも例外ではなく、昨年、今年と店舗売上はコロナ以前に比べ6割にまで落ち込んでしまいました。加えて、レンタルギャラリーのキャンセルや利用率の減少なども影響し、赤字はじわじわと積み重なっています。

緊急事態宣言が今月から解除となりましたが、あともうひと踏ん張りの資金が必要です。 


今回のクラウドファンディンには二つの目的があります。一つは、この状況をなんとか持ちこたえるための資金を調達すること。もう一つは、マジェルカの活動をより多くの方に知っていただくことです。

これを機に、たくさんの方にウェルフェアトレードの活動に参加していただき、継続的なサポートをお願いできればと考えています。

なお、今回のクラウドファンディングにて調達する資金(目標500万円)は、以下の費用に充てさせていただきます。

● 当面の店舗運営経費(家賃、水道光熱費、人件費)の一部(約350万円を予定)

●リターン品の購入費・送料(予測数に基づき、約100万円を予定)

 ※リターン品は障害者施設から購入します!

● クラウドファンディングの手数料と広告費(約50万円を予定)


次の10年につなげるため、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます!


山田由美子様(特定非営利活動法人サポートひろがり代表)

人には「なくなっては困る店」があると思います。 

実は、万が一、マジェルカがなくなるということは、ものづくりをしている、していないに関わらず、全国の障害がある人たちの将来に大きく影響をします。
理由は、マジェルカが、障害がある人のことをあまり知らない人たちに対して、効果的に伝えることができる国内で唯一の場所だからです。 ですから、障害がある人を支援している側にとっては「なくしてはならない店」なのです。

この10年、マジェルカがしてきたことで世の中の流れが大きく変わりました。 ですから、これからもマジェルカには店を存続していただき、今以上に障害がある人が暮らしやすい社会の作り手としての役割を担っていただきたいのです。 私は、今までのマジェルカの事業に感謝し、これからのマジェルカも応援していきたいと思います!
一緒に応援していく仲間になっていただけるとうれしく思います。


城裕司様株式会社SAORI 代表取締役社長)

「混ぜるか? それとも混ぜないか?」

 お上が関わっていなくて、補助金や助成金などもほとんど受け取ることなく、民間単独でやっているということ。
障がいがある人の作った雑貨に特化して商品の絞り込みができる反面、商品仕入に自ら制限をかけるというハンディを背負うということ。
その商品を引っさげて、日本有数のオシャレな街・吉祥寺で、一雑貨店として商いをするということ。ハッキリ言って無謀です。
が、そんな困難の中、蛮勇をふるい、顔で笑って腹で泣きながら、藤本さんがマジェルカを10年も続けてこられたこと。これは驚くべき偉業で、大いに賞賛されてしかるべきです。
感性の手織り・さをり織りを障害がある人や作業所・学校に多く導入していただき、「福祉はお上がやるものだけではない」と考える私たちSAORIは、マジェルカさんのその無謀な姿勢に大いに共感し、同志愛さえ感じます。
やっぱり、混ぜるか!


木ノ戸昌幸様NPO法人スウィング 理事長)

マジェルカは、代表の藤本さんが、まだまだ世に知られていない福祉施設発の、つまり障害のある人によって作られたモノの魅力を発信することに一貫してこだわり続けている。良いモノを売りたい、伝えたいという思いを大きなモチベーションにしているのはどんな雑貨屋さんも同じだろう。
でもたくさん儲けることや効率を重要視するならば、<障害のある人>なんて縛りは取っ払ってより売れる物を店に置けばいいのだろうが決してそうはしない。

マジェルカは、優しいんだと思う。

そしてそんな口はばったく、場合によっては上から目線のチョー失礼な綺麗ぶったものをデリカシーなく押しつけるなんてこともせず、あくまで良いモノ、可愛く洒落たお店を通して障害のある人を取り巻く社会環境、ひいては社会そのものを変えてゆくための闘いを続けている。
これは容易ではない。
だってモノによってはたかだか数百円。つまり数百円から社会を変えるという、とてつもなく地道すぎる試みなんだから!

優しい場所というのは、いつも辛いものだ。
矛盾するようだが、優しい場所であり続けるためには優しさだけではやってられないし、ピンチや矛盾や葛藤といちいち本気で向き合わなければいけないから、そりゃあまあ、キツい。
でもだからこそ面白く、そこでは人が人らしく息づいている。
そんなマジェルカのやり方は、ちょっと時代からズレているのかもしれない。
でもそのズレは、この世知辛い世界に滴り落ちる一滴の、みずみずしい水のようなものだ。

僕たちはそうした本物の潤いを、いつも必要としている。


「障害のある人に対して、障害を理由とする差別や偏見はあるか」

この質問に対し、8割以上が「ある」と答えた調査結果があります。(平成29年度内閣府調査)

とはいえ、私たちがマジェルカに来るお客様と長年接して抱く実感は、障害者に対して意識的に差別感情を持っている人は多くはなく、ほとんどは無意識な偏見(アンコンシャス・バイアス)と無関心ではないかということ。

そして、それを生む最大の要因は、障害者と”身近に接する機会”や障害者を”正しく知る機会”が極めて少ないことだと考えています。

2011年にマジェルカを始めた私が、障害者のモノづくりの世界に飛び込んでみると、彼らの働きに対する評価が不当に低いことに驚きました。

障害者施設で、製品作りやその他の生産活動に携わる障害者へ支払われる工賃は、当時で月額13,742円(厚生労働省 就労継続支援B型事業所の平成23年度工賃実績)、それから10年経った今でも16,369円という低さ(令和元年度工賃実績)です。

”福祉バザーや福祉ショップで安過ぎる値段で売られている自主製品は、障害者の仕事や能力に対する低い評価の裏返しなのではないか・・・。”

これは深刻な課題であり、そもそも福祉の側が障害者の能力や働きを正しく評価し、それをもっと社会に発信するべきではないかと強く感じています。

上記のような課題を解決する方法こそが『ウェルフェアトレード』だと私たちは考えます。


昨春のコロナショックまでは、吉祥寺の店舗には毎日沢山のお客様が来られていました。

その中には全国から視察目的で来られる福祉関係の方もかなり多く、マジェルカは『自主製品のショールーム』のような機能も果たしてきたといえます。それらの方からメールや電話も含め相談を受けることも日常茶飯事でした。


(ちなみにマジェルカは、各地の「福祉ショップ」の多くのように、自主製品販売活動に対し行政からの委託や補助金等は一切受けていません。)

また、障害のあるお子様がいらっしゃる親御さんからは、お客様であふれる明るい店内を見て「このお店が、将来の希望になります!」といったお言葉をいただくことも。


「マジェルカのようなショップをやりたい!」というご相談も次第に増え、取引施設宛てにも「マジェルカで見た商品をうちでも扱いたい」という連絡が入ることも増えていると聞きます。

実際、マジェルカを立上げた当時は殆どなかった自主製品のセレクトショップがオンラインを中心に数多く生まれています。
それと共に”ウェルフェアトレード”という言葉もあちこちで使われるようになってきました。

ウェルフェアトレードはまだまだ社会全体から見ればとても小さなムーブメントですが、マジェルカはそのムーブメントを牽引してきた自負があります。そして今後さらに広げていく責任もあると感じています。


子供向けのSDGsの教材でも、マジェルカが紹介されました!

池田千登勢様(東洋大学ライフデザイン学部教授)

マジェルカは雑貨店激戦区の吉祥寺で目の肥えたお客様を相手に、全国の福祉事業所で作られる魅力的な自主製品を販売し続けています。

ウェルフェアトレードの実践に真摯に取り組み続けている藤本さんは、障害者が作るモノの本質的な価値を見抜き、セレクトする確かな「目利き」です。
同時に、それぞれの福祉事業所の特徴や潜在的な力を見通し、より魅力的な商品にしたいという熱意を持ったサポーターであり、コンサルタントでもあります。
販売のプロである藤本さんがアドバイザーとして福祉事業所とコラボレーションすると、事業所は受け身になることなく、自ら、「売れる魅力のある商品」を開発する力がついていきます。

マジェルカの店舗にはそのようにしてブラッシュアップされた素敵な雑貨たちが全国から集まります。雑貨好きな人なら興奮のうちに絶対散財してしまう、そんなお店です。


北澤桃子様 studio COOCA 福祉事業部長、GALLERY COOCA施設長)

「福祉施設で生み出される、障害のある方のものづくりを、仕入れる側の目線」からフラットに評価し販売するお店、マジェルカ。私が藤本さんと出会った10年前、そんなお店は珍しかったです。

「クーカの商品を取り扱いたい」と展覧会に来てくれた藤本さんと、「福祉施設の商品だけでお店を営業するなんて、無謀じゃないですか?(一般の雑貨の流通とは違い、少しずつしか生まれない手作りの商品は原価が高くなりがちで、小売店の利益はごくわずか)」 
「でも、やるんです、成り立つようにする、そこが大切なんです」。
フランクなスタジオクーカのメンバーたちにトレードマークの帽子を持って行かれたりしながら、少し驚きつつも、居心地は悪くなさそう。
希望と信念に溢れた藤本さんと、そんなやりとりをした記憶があります。

それからメキメキと福祉の世界を開拓し、様々な施設とお客様を売り場でつなぎ、確実に障害のある方の作品を社会に広めるパイオニアとして活動してきたマジェルカ。今は更なるチャレンジとして一般社団法人での啓発啓蒙活動にも力を入れています。

想像の上をいく努力と愛の人、藤本さんと、マジェルカの活動が、これからも更に広がり続けられますよう、ぜひみなさま、お力を貸しください。福祉施設で生まれる唯一無二の作品たちをまだ見たことのない皆さんは、ぜひマジェルカへお出かけください。
スタジオクーカのアーティスト、横溝さやかの作品がシャッターに描かれています!スタジオクーカのグッズをチェックするのもお忘れなく!!!


雨野千晴様(「あつぎごちゃまぜフェス」主宰) 

 4年前、たまたま立ち寄った近所のイベントスペースで、障害者施設で作られた製品の販売会が行われていました。「障害者ががんばって作りました」と紹介されたそのスペースには100円とか材料費にも足りないのではないかと思われるような値段が付いたものがたくさん置いてありました。ただ並べてあるだけ、というような展示方法。包装もそのまま手渡し…。素敵なものもたくさんあるのに、もったいない!

「いいものだから適正な価格で買う→作り手も買い手もハッピーに」。そういう可能性ってないのだろうか…。一人もんもんとしていたときに出会ったのが、ウェルフェアトレードをモットーとするマジェルカさんです。

店舗に一歩入ったときのわくわく感は、何物にも代えがたいです♪いつ行っても、素敵な雑貨たちであふれてる。大好きなお店、これからも折に触れて伺いたいです。


今、店舗存続の危機に直面しているマジェルカですが、コロナの逆風の中でも立ち止まらず一般社団法人を昨年末に設立。既存の収益事業に加え、社会的な価値を創出する非営利活動にも積極的に取り組んでいます。

今までは孤軍奮闘で社会と福祉の課題に取組んできましたが、今後は皆さまのご支援を原動力とし、行政や中間支援組織とも連携し、活動をより大きな社会のうねりとしていきたいと考えます。

また、企業や行政からの問い合わせや相談が増えたり、これまで築いた販路や取引先との協業アイデアが生まれたり、オンラインショップの売上が徐々に上向くなど、明るい兆しも見えてきました。 

これは、SDGsという概念が少しずつ浸透し、商品が製造・流通される過程での『環境』や『人権』への影響を意識するような、世の中の新たな動きも追い風となっているのかもしれません。


この歩みを、ここで止めてしまいたくはない!

これから進むべき道として私たちが選んだのは、「多くの方の共感とご協力によって、『ウェルフェアトレード』 をさらに太く大きな樹にしていく」という道。

障害者と関わるきっかけをこれからも多くの方に提供していくためにも、ここに製品が並ぶことを誇りに思ってくださる作り手のためにも、この場所をなんとか守っていきたい!

その望みに賭けて、このチャレンジを決意しました。

 

素敵な未来を、皆様と一緒にこの目で見たい!

どうか、皆様のお力をお貸しいただければ幸いです。


マジェルカ代表 藤本光浩


★マジェルカのホームページ https://www.majerca.com/

スタジオクーカのアーティスト横溝さやかさんに描き下ろしてもらったマジェルカのシャッターアート原画

2021年10月10日 クラウドファンディング開始

2021年11月10日 クラウドファンディング終了

2021年11月中旬~ リターン発送予定

一般社団法人マジェルカ代表理事 藤本光浩

私がマジェルカを始めた理由は、「障害者を支援したい」からではなく、障害者施設で作られた素敵な木のおもちゃを見つけたことからでした。それまで障害者施設で作られた製品を目にする機会が殆どなかった私は、それらは「欲しいから」というより「支援のために」買われる性質のもの。だから商品価値は不要だし、備わってないという間違った認識を持っていました。

そんな私が前述のおもちゃの他にも商品価値の高い自主製品が全国に数多くあると知って驚いたと共に、「こんな素敵なモノが世の中に埋もれているのは、作っている人たちにとっても、それを知らないでいる人たちにとっても、もったいない」と感じ、その後、全国各地の施設を一軒一軒訪ねて集めた素敵な商品の販売、発信をする場としてマジェルカを始めたのでした。

さらに詳しくは note「ウェルフェアトレードを始めて10年が経ちました!」をご覧ください!


一般社団法人マジェルカ理事 伊藤みのり(JFRA准認定ファンドレイザー)

大学卒業後、民間のベンチャーキャピタル勤務を経て、当時”社会課題を解決する新たなセクター”として注目されはじめたソーシャルビジネスセクターに興味が移り、ライフワークの転向を決意。英国大学院でその分野を研究するも、その後二人の子供を出産し子育て中心の生活に・・・。

そんなある日、親子サークルの会場となっていた障害者施設で可愛い木工製品に遭遇。「いつかこんな自主製品を”ギフト商品”として通販するソーシャルビジネスを立ち上げよう!」と胸に誓います。 

子供が成長し、夢の実現のためリサーチを開始したところ、既に『マジェルカ』が実店舗として存在しているという、衝撃の事実!おそるおそるボランティアとして関わるようになり、パートタイムスタッフを経て、気づけば一般社団法人の理事に。

海外経験は長く”世界を知ってる”つもりで生きてきたものの、実は身近にあった”障害者を取り巻く福祉の世界”を何も知らなかったことを痛感。熱い想いをもつ支援者の皆さんや、唯一無二の商品を作ってくださる利用者の皆さんとの出会いにより、”子供にも伝えたい大切なこと”を再確認する日々です。


ウェルフェアトレードショップマジェルカ店長 大谷木綿子

今はマジェルカスタッフの私も実は、マジェルカ店頭に並ぶ商品を製作している障害者施設のスタッフとして当事者の方とモノづくりをしていました。
長年そこで働いていて感じたのは、利用者さんのお仕事として製作した商品の販路を広げる大変さ、作業をお給料として還元していく大変さです。
なぜなら支援者は利用者さんの「支援」全般が仕事であり、商品製作販売はその一部でしかないから。
モノづくりを通してもっと世の中に障害のある方の存在を知らせたい!障害者の社会参加を広めたいという気持ちがありながらも実現が難しく、自分に何ができるかを考える日々を送っていました。
その中でご縁があり、2年前からスタッフとして働いています。
マジェルカが当事者ご家族の方の希望になっていることや、製作福祉事業所の方に必要とされていること、何より、吉祥寺の街でたまたま入った雑貨屋さんで障害のある方の手仕事に触れ、喜びの表情を浮かべるお客様の喜びに触れる事ができ、マジェルカがポジティブな障害者理解の入り口になっていることを日々感じています。


一般社団法人マジェルカスタッフ 加藤千絵子

障がいのある人と全く関わりなく生きてきた私が、マジェルカで働くようになったきっかけは、インスタの検索画面で色とりどりの可愛いエコバックを見つけた事がきっかけでした。その時障がいのある人たちが作ったと知って

頭をハンマーで殴られたような衝撃が走りました。

それまでの私は、障がいのある人が作る雑貨は、区役所の隅にある「福祉ショップ」に置かれた「祖母が作ってくれた雑貨と同じ」というイメージでした。ところが、マジェルカの商品はどこもこれもオシャレで可愛くてセンスのいいものばかり!

この出会いを機に私は「自分が欲しいものを買ってハッピーになることが、障がいのある人の支援につながるって、とても素敵なビジネスだな」と思うようになり、いつか機会があったらお手伝いさせていただこうと決意。その後、マジェルカカフェに参加、ボランティアを経て、スタッフになりました。

私のマジェルカとの出会いのストーリーこそ、マジェルカが目指す「一人でも多くの心の中に“小さな変化”を芽生えさせ、”優しくなれるきっかけ”を提供する事」ではないでしょうか?これからも私は、私のように障がいのある人と関わりなく生きている人たちの “優しい気持ち”をつなげ続けていきたい!そう考えています。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

【特定商取引法に関する記載】
●販売事業者名:一般社団法人マジェルカ
●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:藤本光浩
●事業者の住所:〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町3-3-11 中田ビル
●事業者の電話番号:Tel: 0422-27-1623
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

☆ご支援には、CAMPFIREのシステム利用料として220円が加算されます。よろしくご了承ください。
☆領収書の発行をご希望の方は、その旨「備考欄」に記載ください。


◉コチラのサイトをご参照下さい→(外部サイトが開きます)
◉マジェルカまでメールかお電話でお気軽にお問い合わせ下さい。
(メール:info@majerca.org /電話:0422-27-1623)

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