【はじめに】

2014年春にキャンプファイヤーで多くの方から支援していただいて出来上がった ”森の図書室” が、2021年秋をもって移転することになりました。
つきましては、移転にあたってクラウドファンディングを行わせていただきます。

思い入れのある場所がなくなってしまうのは本当にさみしいのですが、この機会に、今まで以上にみなさまに好きになってもらえる場所にできるよう、色々と図書室のアップデートを行います。最後まで読んでいただけると嬉しいです。


【目次】

▶︎森の図書室って?
 ・できた背景
 ・どんな図書室なの?
 ・どうやってできたの?
 ・森の図書室の工夫

▶︎移転の理由

▶︎移転して何が変わるの?
 ・アクセス
 ・営業時間
 ・本の数
 ・システム

▶︎リターンについて

▶︎最後に

【森の図書室って?】

▶︎できた背景

森の図書室は、小さい頃から本が好きだった図書委員長 森の
「いつか自分の図書館をつくってみたい」
という想いからつくられた図書室です。

 小学校から大学まで、よく図書館に通っていましたが、

「大人になってから図書館に行かなくなったな。公共の図書館は閉まるのがはやいし、駅から遠くてなかなか行けない。働いている大人でも気軽につかえる図書館をつくることはできないだろうか?」

そう思ったことをきっかけに、アクセスしやすい渋谷という場所で、夜遅くまで開いている図書室をつくりました。


▶︎どんな図書室なの?

 「飲食禁止・館内はお静かに」

が当たり前の図書館ですが、森の図書室では、好きな本を、好きな飲み物や食べ物といっしょに楽しめます。おしゃべりも大歓迎です。

また、2014年に森の図書室ができた頃と比べて、仕事場所としてご利用される方も増えているのを感じています。渋谷のド真ん中でも落ち着いた空間で仕事をしたいという方。仕事をしながら、参考にするためや気分転換に本を手に取る方がいらっしゃいます。

ご利用の方法は自由です。本に囲まれた空間を、思い思いにお楽しみください。


▶︎どうやってできたの?

 2014年にキャンプファイヤーで森の図書室プロジェクトを立ち上げたところ、1ヶ月間で1700人以上の方から約1000万円のご支援をいただき、森の図書室をつくることができました。(当時の国内最多支援者数でした)

ご支援をいただいただけでなく、より良い図書室にするための色々な意見をいただいたり、みなさまの好きな本を置かせていただいたり、たくさんのご協力をいただきました。そのおかげで、森ひとりでつくるつもりだった当初の予定よりも、はるかに素敵な図書室をつくることができました。


▶︎森の図書室の工夫

「本を手に取るきっかけをつくれたら」と、いくつか工夫していることがあります。

①1番本の棚

森の図書室には、会員様の1番好きな本だけを並べた、通称"1番本の棚" があります。友だちにオススメされた本を読んだ経験がある方も多いかと思いますが、この本棚の本を手に取ると、どの本を手にとっても『誰かのイチオシの本』と出会うことができます。


②本と出会えるコースター

森の図書室では、本との出会いをつくるために、ドリンクについてくるコースターで、本の紹介を行っています(図書委員長 森の読書感想文つき)。全24種類をわざわざ集めてくださった方もいらっしゃって嬉しい限りです。

③本の感想文をシェアする掲示板

森の図書室には、読んだ本の感想を貼ることのできる掲示板があります。
感想を貼っておくと、次に来た時に、同じ本を好きな人やその本を読んでみたいと思った人がコメントしてくれていたりします。

また、作家さんがいらっしゃってのイベントも多数開催してきました。
当初は、まさか自分のつくった図書室に作家さんが来てくれるなんて夢にも思っていなかったので、毎回感動させてもらっています。

↓詩人、谷川俊太郎さんが来てくれたイベント


【移転の理由】

 多分に漏れず、ここ1年半、もちろんコロナのダメージは大きく受けてきました。

しかし、それが移転の直接の理由ではなく、入居しているビルの建て壊しが決まったというのが理由です。

元々建て壊しの可能性はあったのですが、昨年、ビルオーナーから
「コロナの影響で建て壊しは無期限延期にしようと思っている」と話があったため、油断していた中、7月中旬に9月末の退去通告を受けました。

突然の出来事に、人生でも類を見ないくらい頭が真っ白になりました。

コロナの影響で経営状況が以前と比べて悪くなっていたこともあり、「これを機にやめる」という選択肢ももちろんありました。

しかし、良かったことも悪かったことも、7年半の間に本当にたくさんのドラマがあって、とても強い思い入れが "森の図書室" にはあります。

「どうにか移転して続けたい」

その一心で退去通告から2ヶ月間、必死に可能性を模索しました。

「もうダメかも...」と何度もあきらめかけましたが、
退去まで半月と迫る中、なんとか移転先を決めることができました。

とても素晴らしい場所をお借りすることができたので、これまで以上の図書室をつくれるようスタッフ一同頑張っていきます。

↑最終営業後の片付けの様子。元図書委員のみんなも駆けつけてくれました。

【移転して何が変わるの?】

 ①アクセス

これまでと比べて、渋谷駅徒歩8分→渋谷駅徒歩1分と、抜群にアクセスが良くなります。
住所は、
宇田川町23-3 渋谷第一勧銀共同ビル8F  です。

・地下からのアクセス
地下鉄渋谷駅のA3出口直結になります。地下からはエレベーターで直接8Fに上がれます。雨の日も傘いらずのアクセスです。

・地上からのアクセス①
渋谷駅からスクランブル交差点を渡って約30m。
マツモトキヨシの隣、1Fがみずほ銀行のビルの8Fになります。

・地上からのアクセス②
センター街、イケアの目の前の入口からもビルに入ることができます。

この動画は109の前から撮影しています。↑


②営業時間
今までは
12:00→17:00、18:00→24:00の二部製でしたが、
(コロナで時短営業中は昼のみの営業)

移転後は
9:00→22:45 の通し営業となります。

駅至近の立地となったため、待ち合わせやちょっと時間をつぶしたい時、仕事をしたい時など、これまで以上に様々な使い方をしていただけるのではないかと考えています。
よりお客様の行きたい時間にご利用いただけるよう、営業時間を拡大しました。
夜はビル自体が23時に閉まってしまうため、22:45までとさせていただきます。

また、オープン日は10月30日予定です。


③本の数

旧店舗では本棚の全長が延べ約20mだったのですが、移転して約30mとなり、蔵書が増えます。
また、全体のボリューム比でいうとほんの一部にはなりますが、マンガも置く予定です。

これまでは図書室内の壁2面が本棚となっていましたが、移転後は壁3面(上の写真に写っている壁3面)が本棚になるため、今まで以上に本に囲まれた空間になる予定です。


④システム

色々と悩みましたが、これまでの二部制を廃止し、旧昼のシステムに統一します。

駅から近くなり、少しの時間だけ利用したい方が増える可能性を考え、これまでのワンプライスから1h利用のプランをつくらせていただきました。

※会員様は、お会計から一律500円割引させていただきます。

また、本に出てくる料理をはじめ、多数メニューをご用意しています。

【リターンについて】

①お礼のメッセージ(1000円)
②3h利用チケット
 +お礼のメッセージ(2000円)
③好きな本を1冊、1番本の棚に並べる権利
 +お礼のメッセージ(5000円)
④1年会員権
 +好きな本を1冊、1番本の棚に並べる権利
 +お礼のメッセージ(10000円)
⑤早割/永久会員権
 +好きな本を1冊、1番本の棚に並べる権利
 +お礼のメッセージ(13000円)※限定30
⑥永久会員権
 +好きな本を1冊、1番本の棚に並べる権利
 +お礼のメッセージ(15000円)
⑦図書室貸切プラン
 +永久会員権2名分
 +好きな本を1冊、1番本の棚に並べる権利
 +お礼のメッセージ(100000円)
⑧森の図書室100hチケット
 +永久会員権2名分
 +好きな本を1冊、1番本の棚に並べる権利
 +お礼のメッセージ(100000円)


【最後に】

2014年に立ち上げ準備をしている時、「一年やってみてうまくいかなかったら再就職しよう」と考えていたことを昨日のことのように思い出します。

本当にありがたいことに、予想をはるかに超えて、たくさんのお客様とスタッフに支えてもらって7年半が経ちました。

自分のあったらいいなからはじまった森の図書室は、クラウドファンディングをきっかけにみなさまからたくさんの声をいただけたおかげで、思い描いていたよりもずっと素敵な場所になりました。

今回も、ひとりではなく、みなさまでつくりあげていく場所にしていきたいと思っています。
もし興味を持っていただけたら、シェアやご支援いただけましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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