はじめまして!

はい、皆さん、こんにちは。有機JASキノコメーカー(株)ハルカインターナショナルの野村克之です。今回のクラウドファンディング、キノココーヒーづくりの源流をまず、紹介させてください。岐阜県の山の中、木曽川最上流の一つ、郡上市和良町に立地する当社は2009年、日本で初めてシイタケ栽培で有機JAS認証を獲得。以来、キクラゲやエリンギなど計8種類の栽培キノコで有機認証を獲得しています。有機キノコ農場として売上、規模とも国内最大で、キクラゲは国内ダントツのトップメーカーとなっています(当社調べ)。

農薬、殺虫剤、添加剤、香料など化学薬剤とは一切、無縁の栽培農場です。冷房や暖房装置も使いません。年間150万本ものキノコ菌床を自社で製造しています。近在の広葉樹を菌床原料にして、不用になった菌床は有効、優良な堆肥商品として大人気です。キノコ菌が主役となる循環型農林業は、SDGsの典型モデル事業として近年、メディアや行政にも注目され始めました。

商品開発の経過

今回、開発した商品、キノココーヒー。それは高級キノコの代表、キノコの王様でもある霊芝(れいし)と皆さんが毎日飲んでいるコーヒーとの出会いを商品化してみました。コロナ禍の中、食べたり、飲んだり、毎日していることで健康を増進させることができないか。有機キノコメーカーとして色々考えていることの一つをカタチにしてみました。

その主役は、ハルカ社の有機JAS霊芝です。シイタケやキクラゲなどは消費者にもなじみ深いキノコですが、霊芝となると、そのままでは食べられないため、一般の人には無縁なキノコです。それでもアジア全体では薬効がある高級、希少なキノコとして、その存在は古来から広く知られています。4年前、出展していた東京青山のファーマーズマーケットで、馴染みのお客さんから「アメリカでキノコブームが来てるわよ」と教えて頂きました。以来、アメリカAmazonの関連商品を”定点観測”していますと、年々、霊芝をはじめ、キノコ関連の飲料商品の人気や売上が増えていくことが分かりました。

これらの商品名にはkinoko、reishsi、maitakeなど日本語の表記が並びます。キノコ栽培技術では欧米は後進国ですが、商品開発ではさすが、マーケティング大国だらけ、です。ならば、「キノコ母国」日本からも参戦しようと考えたのが今回のクラファン企画です。クラファンを皮切りに、国内販売、そして、アメリカAmazonへの参戦です。

日本国内では、霊芝と言えば残念ながら「昭和の漢方」薬局の片隅でホコリをかぶっているかのような存在感です。新たに「reishi」として、そのパフォーマンスを最大限、発揮できるか、挑んでみる価値はあると考えています。そして、何よりreishiが持つ健康増進の機能性が、コーヒーとの出会いで発揮されるなら、これぐらいうれしい話はありません。コロナ禍に打ち勝つ健康食材が一つでも増える機会になればと考えています。

後ほど、説明しますが、霊芝が世界に広まったきっかけ。それは50年前、ある日本人の画期的な研究成果から始まっているのです。霊芝研究の源流の旅、これは別稿をつくりましょう。

開発商品の特色、目指すもの

商品のコンセプトは、有機JAS霊芝と、有機コーヒー原料との出会いです。苦みと苦みがぶつかり合う現場です。苦み、渋み、酸味。それぞれ、主張し合う中、その味わいをどう生かすのか。まずは試行を経た上での商品開発です。その答えや最適解は、これから得られるものとして、まずはクラファンの皆さんに味わってもらい、評価を重ねていこうと。コーヒーの焙煎やブレンドは、京都市右京区の(株)エーゲルさんに手伝ってもらっています。京都宇治の銘茶とコーヒーをブレンドさせた「京茶珈琲」などを開発している実績があり、細かい注文を丹念に聞いて頂き、商品開発に生かしてもらっています。

御承知のように、京都は歴史文化の幾層を重ねているだけではありません。食文化や味わいについても、その奥行の深さは表現のしようがありません。味わい、香りについて、京都のこなれた手わざで焙煎などを試行してもらいました。

キノコとコーヒーが出会う、新たな味覚の交差点ではありますが、まず、コーヒーとして毎日、楽しめるものを念頭に開発しています。楽しむ方にも、それぞれの好みや流儀があるかと思いますので、とりあえずドリップコーヒータイプの商品、そして、まずは広く飲みやすいコーヒー飲料として、コーヒー原料はいくつかの選択肢の中から、デカフェの有機原料を選びました。

開発品は、従来のドリップ式と同様に使用できます。1袋に150gを入れています。こげ茶色のコーヒー原料、それよりやや明るい茶色の粉体が、ハルカ社の有機JAS霊芝の乾燥原料です。これ以外に、甘味料や添加物は一切入れていません。一般的なドリップコーヒーの使用状況でみれば、1袋で15杯から20杯程度のコーヒーが楽しめます。

霊芝に知識がある方には、驚かれるかもしれませんが、霊芝の乾燥原料はそのまま丸ごと、粉体でコーヒー原料と混成させています。霊芝は特にカサの裏側に付く胞子体が貴重とされ、各種の漢方原料や高級健康食品に利用されているようです。ハルカ社は有機JAS認証の獲得について、トレサビリティが証左できることが必須となっています。工程の中で足したり、引いたりなど、つまり、こざかしく胞子体だけを取り除くなどの所作は行いません。

乾燥霊芝と、コーヒー原料の混成率は今回、1対20ぐらいの割合にしてみました。霊芝原料は希少品ですので、商品コストの兼ね合いも無論ありますが、やはり、苦みや渋みが先行する霊芝をどこまで主張してよいものか、初回の開発は、この程度にしてみました。

リターン商品のご紹介

開発した「レイシコーヒー」を主体に、3つのリターン商品を用意しました。

一つ目は150g入りレイシコーヒー1袋を30セット。税込み送料込みとして、お求めやすい4,000円に設定。自社通販の販売予定価格は税込み4,320円です。普段づかいのコーヒーとほぼ変わらぬ味わいになるよう、焙煎士さんがアレンジしてくれました。コーヒー原料はメキシコ産有機コーヒー豆で、ハルカ社の有機霊芝の加工粉体と合わせてみました。

袋から10g程度までをコーヒー一杯の原料として、いつものドリップ方式で楽しんでみてください。袋を開けた際のかぐわしい香りのまま、熱いコーヒーを御賞味ください。デカフェタイプでカフェインレスですので、女性にも飲みやすい味わいかと思います。コーヒーの苦みを少なくする一方で、霊芝の渋みを加えた、新たな風味の世界です。

いかがでしょうか。コーヒーならでは苦みは、いつものテイストですが、少し飲み終えたあとに、ほんのりと口の中に広がる別の味わい。生い茂る森の中にいる時のような、五感で感じるテイスト。これまでの関係者間のテスティングで、出た言葉。「樹木を食べると、こんな味わいなのかなあ」。

日本初の有機レイシコーヒーだからこそ、感じ方はそれぞれ異なるでしょう。また、これこそが、クラウドファンディングを企画して、皆さんがテイスターとなって頂く意味があると考えています。どうぞ、存分に五感をフルに活用してもらい、味わってみてください。そして、その評価、感想をお聞かせください。

二つ目のリターン商品は、レイシコーヒーに、ハルカ社の有機JASキクラゲの加工品3点をセットにしてみました。日本最大のキクラゲメーカー、ハルカ社は贅沢な天日干し作業を毎年夏に行っています。このため、乾燥キクラゲや関連加工品には、ビタミンDがたっぷりと含有されています。

骨や筋肉を作るのに欠かせないビタミンD。歯応え抜群のキクラゲをわざわざジェル状態にして保存が効くレトルトパウチ加工品「すぐ使える きくらげジェル」にしてみました。ジェル入りの木いちごコンフィチュールオイルドレッシングの関連商品をセットにしたお値打ちリターン商品を用意しました。

三つ目は、自分だけでなく、あの人にも味わってもらおうと考えている方向けに、レイシコーヒー2袋セットを割安価格にして用意しました。もちろん、自分用に使う2袋セットでも構いません。

プロジェクトが開く、新たな「煎 SEN」の世界

今回の企画目的は、レイシコーヒーについて、皆さんからの評価、感想を聞きたい。これがすべて、です。家庭で簡単でドリップタイプのコーヒーが楽しめる時代になりました。自分もそんなコーヒーを楽しんでいて、気が付いたことがあるんです。コーヒー豆や乾燥キノコを粉体にして熱湯で濾(こ)すことは漢方などの煎じることにつながると。

霊芝からレイシ、Reishi へ。また、煎じるという日本語がSENという言葉として、あらたな味の融合や海外の食文化などと有機的につながっていくのか。まずはレイシハーツコーヒーを送り出してみましょう。

ハルカ社は有機JASキノコメーカーとして、シイタケやキクラゲなどを全国の流通店舗などに提供しています。さらに今回のレイシコーヒーの商品開発によって、私たちが取り組んでいる事業、循環型農林業モデルの可能性をさらにアピールしていくことが狙いです。

オカネにならないという理由だけで、だれも着目しない、雑木、雑草。人間が勝手にそう呼んでいる樹木や植物。ハルカ社の事業の起点は雑木と呼ばれる広葉樹をキノコ菌床の原料にするところから始まります。広葉樹は枝や幹が曲がっているため、住宅材などに向かない無用な樹木となっています。

木材業界では無用の長物扱いですが、若葉や落ち葉で四季折々の季節をつくり、落ち葉が無数の微生物とともに森の中に豊饒な堆肥をつくってくれています。その微生物の中でも重要なのがキノコ菌なのです。

やっと人の目で確認できるかどうか、森の中のキノコ菌は目立たない存在です。ですが、キノコ菌と木質成分とが関われば、たとえば、人造のキノコ菌床を堆肥として使った農林業がひょっとしたら、地球規模の循環型事業モデルになるかもしれません。

特に若い皆さん、自分は若いと思っている皆さん向けに、キノコ菌、菌類の想像を超える可能性を一冊の本「砂漠緑地化ビジネス」にまとめてありますので、御高覧ください。

資金の使い道・スケジュール

今回のクラウドファンディングで集まった資金、そして商品購入者の皆さんから寄せられた評価と感想は、次回の開発品に積極的に生かしていきます。ハルカ社の公式通販サイト、きのこな時間をはじめ、国内Amazonへの出品も検討していきます。そして、やはり、今回の商品開発のきっかけとなったアメリカAmazonへの出品も目指していきます。

なお今回、敢えてキノコの霊芝の健康機能の側面について、紹介は最低限度の概要にしました。一番肝心な点、ここをアピールしなくてどうするの?そんな声も聞こえてきそうですね(笑)。

キノコ屋からみても、その強靭な生態からすれば、キングオブマッシュルーム、キノコの王様にふさわしいのが霊芝だと思います。一方で、コーヒー関連商材にとどまらず、健康食品、サプリメント商品などを見れば、目を覆いたくなるほどの根拠なき過剰な表現が多々あります。

それゆえ、医学的エビデンスが確立した霊芝研究の成果などは今後、お伝えしていくことがあるかと思いますが、その程度かと考えています。ただ、ハルカ社の有機JAS菌床シイタケは、世界一のレストランNОMAの日本ブランチ、レストランINUAさんでも食材活用実績がある、キングオブシイタケです。また、ハルカ社の有機JASキクラゲはビタミンD含有量がダントツという健康キノコであることも分かっています。

近在の広葉樹を菌床原料にして、化学薬剤などは一切使わない、野性味あふれる有機JAS霊芝。有機コーヒー豆との出会いによって、良い意味での化学変化が生まれると確信しています。コーヒーの焙煎と、ドリップで煎じられた霊芝。健康増進につながる新たなSEN(煎)の世界が見えてきました。

最後に大事なことを伝えておきます。霊芝の形状が💛型に見えましたので、reishi hearts coffee と名付けてみました。外には見えませんが、いつも胸の内に、熱いハート、オレンジに光輝くハートを秘めておいてほしい。その苦みが、その一杯が若い人たち、自分は若いと思う人たちの胸のうちを熱くするもの。レイシハーツコーヒー。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/11/30 18:27

    支援者の皆様、こんにちは!今回、クラファン、本日が最終日となりました。ただならぬ関心を頂いた上で、さらに御支援までして頂き、あらためて感謝申し上げます。最終日にもかかわらず新たな支援者の方もみえました。深謝です!今回のリターン商品、有機原料100%霊芝コーヒー「レイシハーツコーヒー」等を、明日...

  • 2021/11/27 11:19

    リターン商品追加の補足情報となります。あらたに「きくらげジェル」2箱の追加リターンにつきましては、4,000円、6,000円、7,000円の各コース支援者の皆様すべてに追加させて頂きます。

  • 2021/11/27 11:10

    支援者の皆さま、有難うございます。早いもので、クラファン企画、終盤となりました。ここで今回のリターン商品、有機原料100%霊芝コーヒー「レイシハーツコーヒー」の提供に加えて有機原料100%「きくらげジェル」2箱(4袋入り)を新たに提供させて頂きます。御賞味頂ければ大変幸いです。有機JASキノコ...

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