【はじめに】

高校教員をしている、相川浩昭と申します。授業では日本史及び世界史を主に担当しています。「わかりやすい授業」、「面白い授業」、「深く考える授業」の3つを実現するため、教材開発をはじめ、授業に関連する研究活動も行っています。趣味は独学ではじめた渓流釣りです。


【「歴史人物ポーカー」って何?】

「歴史は単なる暗記ものではない」、「歴史は考えるものだ」とはよく言われます。しかし、実際は多くの事件や人名が出て来て(特に学校の授業)、覚えざるを得ない部分があるのは確かです。では、どうすればその「暗記」を「楽しさ」に変換し、「暗記」だけではない「考える」営為とすることができるのでしょうか。

この課題に取り組んだのが、授業の中から生まれた「歴史人物ポーカー」です。生徒と教員、みんなで手作りの人物カードを製作し、それをトランプに見立てます。ポーカー形式で勝負するのですが、トランプと違うのはマークや数で”役”をつくりますが、このカードゲームでは、”役”は自分が引いた5枚で人物同士の組み合わせを自分で見つけることがポイントです。例えば「徳川慶喜」「山内容堂」「孝明天皇」ならば「大政奉還」の3カード。「坂本龍馬」「中岡慎太郎」「西郷隆盛」「大久保利通」「桂小五郎」ならば「薩長盟約(同盟)」のロイヤルストレートフラッシュ!などです。基準として役は準備しておくことは重要ですが、それ以上に重要なことは自分で(もしくはチームで)役を考えて、最終的には相手と審判(ディーラー)に役のプレゼンを行うことです。自分の役は「〇〇と〇〇は◆◆という繋がり(共通点)があるから、1ペアね!」と説明してその”価値”を主張し、逆に相手の役にツッコミを入れることもO.K.です。要はポーカーでありながらも、製作デザインを楽しみながら、実践ではディベート要素もある点が面白さといえます。実際に学校現場で実践したときは、時を忘れた白熱のバトルが各所で展開され、大盛況でした。

▼実践の様子

https://youtu.be/L4BkBGBGV_M


【「歴史人物ポーカー」の実績はあるの?】

このゲームの開発と実践は、第一線の研究者と連携して進めた結果、その成果は各所から高い評価を頂いています。国内教育賞としては最も権威があるとされる読売新聞教育賞(2019年度社会科部門優秀賞)を受賞。また教育メディア研究の国際学会であるICoMEの大会で、ポスターセッション部門のプレゼンにおいてYoung scholar Award(2018)を受賞しました。こうした実績がアイデアのみの企画とは違い、自信をもってクラウドファンディングできる根拠でもあります。

▼読売新聞教育賞 「楽しく歴史の知識を身に付け思考を深めるための授業の実践と評価」2019年

https://kyoiku.yomiuri.co.jp/kaihonews/contents/682019.php

▼ICoME(International Conference for Media in Education2018 でのポスターと表彰の様子

【なぜ「歴史人物ポーカー」のクラウドファンディングを行うの?】

しかし、ゲームとしては効果的で魅力的でありながらも、導入しづらい点もあります。

それは、手作りカードであるがために、製作する手間と時間がどうしてもかかるということです。幕末から明治時代だけでも、教科書に登場する人物は約50人以上はいます。それをクラス内(40人)でグループ(4人)を組んで製作するとしても、合計で10セット、500枚以上はつくらなければクラス内同時の実践には足らなくなってしまいます。年間の限られた授業時間の中では、必ずしも確保できないのがネックなのです。

「もっとこのゲームの面白さを体験してみて欲しい」「授業で使って、歴史好きの子どもを増やしたい」「大人もハマるゲームとして普及させたい」との思いが湧き、もっと気軽に導入できるように、はじめから全人物のイラストや経歴などが印刷されている「歴史人物ポーカー」オリジナル普及版を製作することを思い立ちました。小学校から高校、そして一般の歴史ファンにいたるまで、さまざまな場面で活用してもらって、歴史を楽しくそして仲間と共に学ぶことができる機会の実現を目指しています。

もしカードの人物デザインが、プロによってデザインされた1枚1枚のオリジナル版であれば、きっと遊び手の皆さんはモチベーションも上がります。さらには他のカードゲームのように、手に持ちやすく、カードも切りやすい加工や表面のコートなど高い品質が備われば、見た目に加えて扱いやすさも大きなメリットになります。こうした製作には少なくない費用が必要であり、私個人が発注して製作するにしても、販売価格が大きく上がってしまい、結局は普及の障害にもなってしまいます。

以上の経緯から、クラウドファンディングを思い立ち、皆さまに募集を開始した次第です。

なお今回のカードの時代設定は「幕末~明治編」を予定しています。

 

【歴史人物ポーカーのトータルデザイン】

今回、オリジナル普及版の製作にあたって、「人物デザインはイラストレーターに依頼するとしても、一介の日本史の教員がデザインの良し悪しがわかるのか?トータルでのカードデザインをプロデュースできるのか?」とお思いの方もいるかもしれません。                                その不安を払拭するため、今回は美術教師として幅広い活動実績を残してきた茂木良介氏にも全面協力してもらえる運びとなりました。茂木氏は勤務してきた各学校で、アクティブな創作活動を展開する美術部を指揮しています。その取り組みは幾度となく新聞やメディアでも取り上げられています。さらには自らカードゲームの開発を行ったこともあり、デザインだけではなくゲームをもっと面白くするアイデアも持っています。私には無いアート・センスを持ち合わせた茂木氏と共同で進めていきますので、完成度の高さが期待できます。

▼茂木良介氏

▼今夏オープンした杉並区後援の子ども食堂でも、壁面のプロデュースを指揮するなど社会貢献にも一役

 (毎日新聞や杉並区発行のメディアなどにも取り上げられています)

https://mainichi.jp/articles/20210909/ddl/k13/040/011000c


【資金の使い道】

集めさせて頂いた資金は、以下に使用させて頂く予定です。                    ・カード及び箱の製作&印刷料(印刷会社へのカード作製を注文する際の代金です)             ・人物画像のデザイン代(プロのイラストレーターに依頼する際の原稿料です)            ・CAMPFIRE手数料支払い


【リターンについて】

リターンは、以下4種類をご用意しております。②~➂は各限定100名までです。

①感謝の気持ちを書いたメールを送信させていただきます                         

②「歴史人物ポーカー」オリジナル普及版1セット(60枚組)の提供※1             

③「歴史人物ポーカー」オリジナル普及版1セット(60枚組)の提供                   + お好きな人物デザイン(カードから1人お選び頂けます)のオリジナル画像1枚(ポストカードサイズの印刷※2)を提供

④「歴史人物ポーカー」オリジナル普及版1セット(60枚組)の提供                   + お好きな人物デザイン(カードから1人お選び頂けます)のオリジナル画像1枚(ポストカードサイズの印刷)を提供 + カード説明書にスペシャルサンクスとしてお名前の掲載権を付与※3



※1 オリジナル普及版のカードサイズは88mm×63mm、1セット重さ約100g(ケース重量除く)。 

※2 画像の選定については、カードになる人物名のリストを3月までにメールで送付いたします。そのリストの中から選んでいただきます。連絡方法はメールでお願いします。人物の画像をみて選ぶことはできませんので、ご注意ください。サイズは100mm×148mmになります。 

※3 支援時に、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。


【実施スケジュール】

11月 クラウンドファンディング開始。幕末~明治時代の代表的人物の選定作業

12月 人物データ(主な業績や生没年、出身地等のデータ)の校正  

1月 クラウンドファンディング締切。 プロのイラストレーターに人物デザインの発注開始

 2月 カード(人物デザイン面)のレイアウト決定

 3月 人物デザイン原稿とカードレイアウトの調整。印刷会社へ発注。

   リターン用の人物リストをメールでお知らせし、選んで頂く。

  4月   リターン用のオリジナル普及版の提供を予定。

  

【最後に】

多くの投稿があるなか、ここまでお読みくださり、誠にありがとうございます。            今回のカードの範囲は「幕末~明治編」ですが、好評頂ければ「大正・昭和編」のプロジェクトも計画しています。

私自身も資金を捻出していますが、ぜひ多くの方々にご賛助を頂いて貴重な資金を扱わせて頂きたく思っています。これは私の利益のためではなく、何よりも子どもたちのいる学校現場にカードセットを1つでも多く、少しでも低価格で提供できるようにしたいがためです。重ねてではありますが、どうか、ご賛助いただけますようご検討ください。

お読みいただき、ありがとうございました。


※画像にあるオリジナルカードは製作中のものです。図柄など多少の変更の可能性がありますのでご了承ください。


★募集方式について★
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、必ず計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/01/09 20:05

    クラウドファンディングの締切まで、あと一週間となりました。私の想定よりも沢山のご支援を頂いており、大変ありがたいです。三学期もはじまり、日々の仕事との折り合いのなかで、時間をつくって進めています。デザインやキャプション、その他も、授業で使いやすいか、ゲームしやすいか、見た目で情報把握しやすいか...

  • 2022/01/03 21:09

    あけましておめでとうございます。本年の春完成をめざしている当プロジェクトも着々と進んでいます。イラストレーターにはすでに人物画像の依頼を行っており、今月前半中にはラフスケッチなどの試作をいくつかもらえる予定でいます。調整を行ったのちに全60名のイラスト作成に取り掛かって頂きます。また、人物カー...

  • 2021/12/11 23:44

    【活動報告】今回、カードとして製作する「幕末~明治」編の60名が決まりました。リストをご覧ください!2/2枚目

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