高齢化、後継者不足など暗い話題が飛び交う新発田の農業を元気にしたい――。私たち新発田ファームはその思いから、新潟のブランド苺『越後姫』の生産にチャレンジします。目指すは「いちごの街・新発田」。苺を通じて、様々なモノ・コトを生み出し、この地域を盛り上げるための支援をお願いします!

はじめまして!まずは、自己紹介をさせてください。

私たち5名で苺栽培に取り組んでいます。初めての経験でドキドキ!

©新発田市観光協会この度は当プロジェクトをご覧くださり、ありがとうございます!新発田ファームは、「健全な農業経営を通じて、新発田の地域社会に貢献する」ことを経営理念に、2014年に発足した農業法人です。新潟県新発田市(旧豊浦町)で、東京ドーム約6個分に相当する30haの土地で米作りをしています。昔からこの地域は農業が盛んでしたが、全国的にも問題になっている、高齢化・後継者不足・農業資材の高騰による経営圧迫などあらゆる問題から離農する農家が後を絶ちません。「来年は、うちも・・・」と仲間の間で話が出ることが珍しくなくなりました。そんな世の中だからこそ、夢はでっかく「新発田を代表する農家になる」ことを念頭に取り組んでいます。


なんて読むの?どんな街なの?                              新発田ってこんなところ!

まず、なんて読むの??                                    はい、確かに初めて見ると一瞬固まる地名ですよね(笑)。「しくんぼを開する」と書いて『しばた』と呼ぶ新潟県新発田市は、稲作を中心に農業が盛んに行われ、明治4年までの約270年間新発田藩として栄えた城下町。当時の面影を残す新発田城をはじめ、美しい景色が広がる清水園、新発田藩の下屋敷として造られた足軽長屋など町中には観光名所が点在しています。日本百名城にも選出されている、ちょっとすごいお城なんです!桜も素敵でしょ? ©新発田市観光協会さらに、街から少し足を延ばした先には全国的に知名度の高い美人の湯・月岡温泉にたどり着きます。エメラルドグリーンの温泉が、開湯した大正4年から長年多くの人々の心と体を癒してきました。温泉街には近年、お土産店に加えメイドイン新潟のチョコレートやジェラートを取り扱う専門店が続々とオープンし話題になっているスポットです。

新発田ファームが苺栽培に取り組む舞台は、新発田市街と月岡温泉を結ぶ中間地点。

『地域と連携した新発田を楽しめる農家ならではの何かを始めたい。それが、地元農家たちの元気に繋がるのではないか』       

という想いが、このプロジェクトのきっかけでした。


点と点が繋がるように結びついた
「新発田をいちごの街に」計画

新潟のイメージって、やはり米!                                  日本酒だって、おせんべいだって、お餅だって、米。米なくして新潟は語れないのですが、まだまだ美味しいものはたくさんあります。越後姫もその中のひとつ。1988年に「新潟の厳しい寒さでも育つ、おいしい苺を」と新発田市のある下越地区という地域を中心に開発が始まりました。そして、1996年に「可憐でみずみずしい新潟のお姫様のようだ」と命名され、新潟のブランド苺として誕生したのです。

柔らかく、ころんと丸みのある可愛らしい実には、甘みと香りがギュッと凝縮

味・香りともに良い越後姫は、すぐに新潟県民の心を掴みました。「苺といえば越後姫」として愛され、毎年旬を迎えると、スーパーの店頭にはズラリと越後姫が並びます。しかし、果実が柔らかく崩れやすい為県外流通は少なく、ほとんどが県内消費という悲しい現実も。これは誕生から25年が経つ今でもあまり変化が見られません。その現状は、もちろん米農家の私たちも以前から知っていました。知り合いの苺農家から「とにかく手のかかる」という栽培方法や、苺市場の状況を聞いているうちに少しずつ興味を引かれるようになっていったのです。(正直、越後姫栽培の大変さを半信半疑で聞いていた私たち。その後にどれだけ痛い目を見ることになるのか、知る由もなかったのでした…(笑))
そんななか、新発田ファームは「地域を楽しめる何か」を探し始めるように。みんなが大好きで、季節を楽しめる地域色のある作物・・・。そこで繋がったのが越後姫でした。そこから急に計画が進んでいきました。さらには、「大粒苺の生産に挑戦してみたい」「観光農園をしてみたい」といろんなアイディアが湧いてきたのです。


苗の栽培、鉄骨ハウスの建築――。
動き始めたプロジェクトの今

2020年11月から1万株の苗づくりを開始。もっぱら稲作一筋でやってきた私たちなので、全てが手探りでした。先輩苺農家のもとで学びながらの実践です。稲と違い、病気や環境の変化に弱く、とにかく日々様子が変化する越後姫。目が離せません。夏は灼熱のハウス内で、古い葉を取り除く「葉かき作業」を毎日ひたすら続けていました。8月後半には、国道460号沿いのとある場所に大型軽量鉄骨ハウスを建てました。そこに1万株の内、選りすぐった約7千株を定植。病気や虫に負けない強い株を育てるために、自然由来の液肥などを用いた栽培に取り組んでいます。11月中旬頃に花が咲き始め、ミツバチによる受粉作業を経ていよいよ実がつき始めます。待望の収穫は1月下旬を予定。

また、並行して来年の苗作りも始まっています。越後姫の実は平均して約20g、糖度約10度。これからさらに技術を磨き、45gを超える大粒で高糖度のプレミアム越後姫を生産したい。そして、観光農園をオープンさせ越後姫の魅力を発信したい。時間はかかるかもしれませんが、「米どころ・新潟」に比肩するくらい「いちごの街・新発田」として、地元を盛り上げていけたらと考えています。


応援メッセージ

「いちごの街・新発田」プロジェクトを立ち上げるにあたって、応援メッセージを頂戴しました!

菊水酒造
代表取締役 高澤大介様

出張で他県によく出ますが、新潟には本当に美味しく、味わい深い素晴らしい農産物があるのに殆ど知られていないことは非常に残念なことです。ル・レクチェや茶豆しかり。そして越後姫も。今回、その越後姫を全国に発信しようと志しを立てたイキの良い若者がいます。全国のコンテストではその秀逸な食味で他を圧倒する越後姫。しかし、痛みやすい性質があるため県外には殆ど出荷されていません。全国発信は大きなチャレンジだ。ぜひ成功させて下さい。皆で新発田ファームの燃える意気込みを応援しよう‼︎



クラウドファンディングで実現したいことと資金の使い道

販路を獲得したい                                       すでに潤沢な流通を確保している県内向けではなく、新発田ファームはまだ越後姫の存在があまり知られていない新潟県外へ積極的にアプローチしたいと考えています。多くの方にお求めになって頂けるよう、安定して長期間の販売を可能にするために、超促成栽培にも着手する予定です。通常の栽培では、1月下旬の収穫となりますが、超促成栽培ができるようになると11月に収穫ができるようになります。皆さんからご支援いただいた資金は、そのためのハウス新設費用、オンラインショップの構築費用、CAMPFIRE手数料に使わせて頂きます。また、当プロジェクトはALL-in方式で実施します。目標金額に到達しない場合でも、皆さんからご支援いただいた資金をもとに、越後姫の生産を進めてまいります。募集期間中にも生育は進むので、クラウドファンディングの状況とあわせて当ページまたはインスタグラムnoteブログでご紹介していきます。


リターンのご紹介

私たちのプロジェクトにご賛同頂き、寄付をしてくださった方にはリターン品として『お土産付き!新発田ファームの苺ハウス見学会参加券』や、『初収穫の越後姫12~15粒ゆりかーご1トレー』『初収穫の越後姫約280g×4パック』等を用意させて頂きました。詳しくはリターン品ページをご確認ください。


最後に

越後姫栽培への純粋な興味と「明るい農業を目指したい」という思いが重なり、このプロジェクトを立ち上げました。正直、越後姫の栽培がこんなに手間と時間がかかるものだと思わず、想像以上の難しさに全員てんてこ舞いの毎日です。それでも、これからのことを考えるとワクワクが止まらないのも本音です。私たちが抱くこのワクワク感を形にし、地元の農業の元気に繋げていければと思っています。そして初の収穫を皮切りに、超促成栽培の着手、オンラインショップの開設、農福連携による障害者雇用、ゆくゆくは観光農園のオープンを今後の道筋に描いています。どうか、私たちの夢実現のためにご支援を宜しくお願いします!

高橋「手間暇かかる分、愛情もひとしおです」

  • 2022/11/26 09:00

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2022/05/20 19:00

    ご無沙汰しております。新発田ファームです!2月のプロジェクト達成から、御礼の気持ちを込めに込めてリターン品を皆様にお渡ししておりましたが、つい先日全支援者様への返礼を終了致しました。召し上がっての苺の感想をお手紙や電話でお寄せくださった方も!嬉しい気持ちでいっぱいです。全国各地から皆様、本当に...

  • 2022/02/08 12:00

    昨日夜、目標額の300万円に到達することができました!ご支援して下さった皆様、本当に本当にありがとうございます。プロジェクトを始めた12月4日は、まだ花が咲いて小さい実をつけたばかりだった越後姫も、今では毎日収獲できる状態になっております。そして、二番花(シーズン中2回目に咲く花)が1月下旬か...

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