“青春”を畜産にかける高校生を応援したい!

農業高校は全国に約300校あり、その中には畜産を専攻し学ぶ高校生がたくさんいます。 

彼らの生活は朝の飼養管理から始まり、夜まで牛・豚・鶏…と共にあります。私たちどっこいしょニッポンは、嬉しいことも悲しいことも、常に動物と共にある高校生活を送る農高生たちがいることを、そんな次世代の畜産業界を担う彼らのクオリティの高さを、全国の皆さんに知っていただきたいと考えています。


『農高マルシェ』が立ち上がった背景

日本の畜産を応援するWEBメディア「どっこいしょニッポン」では、この1年、コロナ禍の高校生応援企画として、全国の農業高校生と生産者さんなど畜産に携わるゲストをオンラインでつなぐ「農高アカデミー」を行なってきました。



アカデミーでは、酪農家、繁殖農家、肥育農家、養豚農家、獣医師…畜産の仕事に携わるゲストを招き、さまざまな切り口から、これからの畜産業界に何が必要かを一緒に考えています。学校外の仲間と共に積極的に学ぼうとする農高生たちの姿勢には、私たちはもちろんゲストの方々も大きく心を動かされるものがあります。



そんな中、高校生たちの声で生まれたのが、今回の企画です。『農高生たちの取り組みを地元の方だけでなく、もっと全国の人たちに広く知ってもらいたい!』ー そんな声が上がったところから、全国の皆さんに農高生が生み出した商品をお届けし、畜産に対する熱い気持ちを知っていただくためのクラウドファンディング『農高マルシェ』を立ち上げました。


常に“即完”!高クオリティな幻の商品

農高生が作る商品は、どこでも常に即完売。その理由は、数が少ないから、や彼らの熱い思いがあるから、だけではありません。素直に、味が美味しい! のです。その美味しさの秘訣は、プロに負けないクオリティで飼養管理していること、それに加えて、生産性が求められるプロにはできないユニークな取り組みができる点にあります。


今回の『農高マルシェ』の出品高校について

自分たちの手で世話をし育てる畜産動物から誕生した商品は、さまざまな思いの下、愛情を込めて大切に生み出されています。今回は、以下の3校より出品されます。どの高校も、地元の販売会では即完、ファンの多い人気校です。


●埼玉県立熊谷(くまがや)農業高等学校

●長野県下伊那(しもいな)農業高等学校

●三重県立明野(あけの)高等学校


商品の味とともに、懸命に動物たちと向き合い、飼養する高校生たちの青春の日々、生産の裏側にある熱い思いも合わせてお楽しみいただければと思います。



リターンのご紹介


●埼玉県立熊谷農業高等学校(埼玉県熊谷市)
 生物生産工学科・動物科学コース


熊谷農業高校は、埼玉県北部に位置し、夏の気温の高さが度々ニュースで取り上げられ、 “日本一暑い街”としても知られる熊谷にあります。非農家出身の生徒も多い中で、生徒たちは日々動物と向き合い、同じ志を持つ仲間と共に学ぶうちに「価値観が大きく変わった」と言います。はじめは「動物が好き」という漠然とした気持ちで入学した学生たちも、いつしかやりがいを見出し「畜産の仕事に携わりたい」という具体的な将来像を描くようになっているようです。



夕方の飼養管理の一場面。それぞれに「推し」の牛がいるようで、推しの話になると一斉に目が輝きます。



みんなの愛情たっぷり。そんな牛たちから朝搾ったばかりの牛乳で、「くまのうあいす」は作られます。



卵・牛乳・野菜・植物…などが売られる校内に設置した販売所は、いつも地元住民で賑わっています。



アイス作りには高校2年生たちが中心となって取り組んでいます。



10年前から熊谷農業高校に引き継がれ、校内で生産している牛乳・卵を使い、製造まですべて生徒の手で行っているアイス。昨年の文化祭では「400個が20分で完売」した、すっきりとした軽い味わいが楽しめる人気商品です。バニラと抹茶味、2種類を合わせたセットで販売します。


☑︎「くまのうあいす」(バニラ/抹茶味)各2個セット 2,700円(送料込)
☑︎「くまのうあいす」(バニラ/抹茶味)各5個セット 4,200円(送料込)




●長野県下伊那農業高等学校(長野県飯田市)
 アグリ研究班畜産部



生まれ育った飯田市の緑豊かな農村風景を守るために、長野県の地鶏「信州黄金シャモ」を全国に広げる活動を行う下伊那農業高校。「歯ごたえ・うまみ・風味」3拍子揃った自慢の地鶏ですが、販売ルートが確保されていないため、プロの農家さんたちはまだ安心して手がけられないのが現状。そんな地元に光をもたらすため、率先して地鶏ブランドの確立に向けて「信州黄金シャモプロジェクト」を進めています。



「信州黄金シャモ」は羽色と焼き色が黄金に輝くことにちなんで、料理研究家の服部幸應さんによって命名されました。出荷まで、のびのびとした環境でブロイラーの2倍以上の120日以上じっくりと育てられます。



地元で夏に開催される音楽フェス「焼來肉ロックフェス」に出店した時の様子(2019年)。飯田市は「焼肉日本一の街」でもあります。(※南信州畜産物ブランド協議会調べ/2021年1月末時点「人口1万人当たりの焼肉店舗数」第1位)



学生たちも日頃から食べに通うほど通うほどの人気店「ラーメン ふたつ矢」さんと共同開発。「お店で自分たちの商品を食べてくれているお客さんがいると嬉しいです!」。



歯応えと旨味が詰まった信州黄金シャモを使って地元の人気ラーメン店「ラーメン ふたつ矢」さんと共同開発し、たびたびマスコミにも取り上げられてきた「信州黄金シャモSOBA」に、新たな冷凍ラーメンが登場! シャモ肉が贅沢にトッピングされ、こだわりのだしと自家製のモチモチ太麺がクセになる、お店の味をそのまま自宅で味わえる商品!



「信州黄金シャモ」精肉とのセットでぜひお楽しみください。精肉セットには、下農生オリジナルのシャモ肉レシピも付いてきます!(下農生おすすめは「唐揚げ」と「山賊焼」です)


☑︎「信州黄金シャモSOBA」4食(塩・醤油味 各2)
 +信州黄金シャモ精肉(1羽分)セット 8,500円(送料込)
 +下農生オリジナルのシャモ肉レシピ

☑︎「信州黄金シャモSOBA」4食(塩・醤油味 各2)
 +信州黄金シャモ精肉(モモ・ムネ肉1枚ずつ)セット 5,600円(送料込)
 +下農生オリジナルのシャモ肉レシピ

☑︎「信州黄金シャモSOBA」2食(塩・醤油味 各1)
 +信州黄金シャモ精肉(モモ・ムネ肉1枚ずつ)セット 4,600円(送料込)
 +下農生オリジナルのシャモ肉レシピ

☑︎「信州黄金シャモSOBA」4食(塩・醤油味 各2)セット 4,000円(送料込)

☑︎「信州黄金シャモSOBA」2食(塩・醤油味 各1)セット 3,000円(送料込)



●三重県立明野高等学校(三重県伊勢市)
 生産科学科畜産専攻


全国の農業高校(畜産、養豚部門)で最初に「JGAP」を認証取得した明野高校。出産から出荷に至るまですべての作業に携わり、地元食品工場の余剰食品などを譲り受け、SDGsに配慮した「エコフィード」で育てたこだわりの黒豚「伊勢あかりのぽーく」は2020年に「伊勢ブランド」に認定。昨年は10月に愛知国際展示場で行われた「SDGs AICHI EXPO 2021」へ出展するなど、目覚ましい活躍に注目が集まっています。



飼料は、これまで廃棄されていた伊勢角屋麦酒さんのモルト粕や「おにぎりせんべい」で知られるマスヤさんの規格外せんべい、河武醸造さんの酒粕から作った「あかりのほろよいMix」で、「食品廃棄物100%飼料」のエコフィードに取り組んでいます。



「第72回全国農業クラブ全国大会」では「SDGs持続可能な養豚への挑戦〜伊勢あかりのぽーくで地域を明るく〜」を発表し、優秀賞を受賞。「SDGs AICHI EXPO 2021」をはじめ各種発表会や展示会に出展するなど全国を飛び回り、メディアからも注目を集める学生たち。



表情豊かな黒豚たちは、高校が発信するインスタグラムでも大人気。


明野高校の商品は3種類。



「あかりのソーセージ」は、地元で愛される菰野町の精肉店「角屋」さんと共同開発した人気商品。三重の生産者さんによるトマトと青ネギを使った「谷口さんちのトマト味」と「伊勢のねぎらいねぎ味」の2種類。お肉とお野菜、両方の素材が活かされた他では味わえないジューシーな逸品!



伊勢あかりのぽーくを使った高級肉味噌の“やん”。商品名は「うまいやん!何にでも合うやん!」など伊勢の方言で使う“やん”に由来。これは炊き立てごはんにのせて…間違いない商品です。(おにぎりの具材、冷奴やバタートーストにも合います)



こちらは「明野高校×相可高校×松阪商業高校」県立高校3校と地元企業「伊勢屋精肉店」「山越畜産 松坂豚専門店まつぶた」が共同開発したレトルトカレー。明野高校の「伊勢あかりのぽーく」を使い、相可高校がレシピを考案、松阪商業高校がパッケージをデザイン。伊勢あかりのぽーくがゴロゴロ入ったルーと松阪豚を使ったエスニックなココナッツカレー、2種類のルーをあいがけするという、楽しさ100%のユニークな商品。


☑︎「全部味わい」セット 6,000円(送料込)
・あかりのソーセージ(「伊勢のねぎらいねぎ味」)1個
・高級肉味噌 やん 1個
・高校生が作ったトン!でもないカレー 2個

☑︎「あかりのソーセージ」セット 4,300円(送料込)
・あかりのソーセージ 2個
(「谷口さんちのトマト味」+「伊勢のねぎらいねぎ味」)
・高級肉味噌やん1個

☑︎「高校生が作ったトン!でもないカレー」セット(2個) 3,300円(送料込)



プロジェクトで実現したいこと

今回の『農高マルシェ』の目的は、まず知っていただくこと。味わっていただくこと。

そして、素晴らしい取り組みをする農高生たちの想いを発信し続けることで、農高生の活動に光が当たり、さらには畜産への興味、後継者不足が続く畜産業界を担う次世代へ門戸を広げることにつながることが、私たちどっこいしょニッポンの願いです。


資金の使い道・スケジュール

ご支援いただいた資金は、一部はCAMPFIRE手数料、商品発送の送料、そして各高校の今後の活動に使わせていただきます。商品発送は3月上旬を予定しております(出荷状況によって、少し変動する可能性もございます。その際はご購入いただいた方には別途ご連絡させていただきます)


プロジェクトに寄せられた応援コメント

皆様、たくさんのメッセージありがとうございます!


渡辺俊美さん(TOKYO No.1 SOUL SET)
僕が高校生の時は自分の事しか考えてなかった。「人の役に立つ=仕事」と理解したのも10年前の震災後だ。そんな、人として未熟の僕がエールなんてとても恥ずかしいですが心込めて送ります。どんな時もトキメキを無くさないで、好きな事を懸命に!だから、頑張るナ!!


料理研究家ゆかりさん
農高生のみなさんが作り出した素晴らしい商品のラインナップが楽しみです。プロジェクトがご成功なさることを願っております!


齋藤雄志さん(サイトウ農場/第1回農高アカデミーゲスト)
我々大人にはない発想力や行動力を溢れんばかりに発揮し、今の彼らにしかできないものを産み出した。大きな可能性を秘めた若い力に嫉妬感すら覚える。そんな期待度抜群な彼らを私は支援する。


山川将弘さん(森林ノ牧場/第2回農高アカデミーゲスト)
若い世代から農業界に刺激を与えるような、失敗を恐れないぶっ飛んだ製品や高校生だからこそ生まれる製品を楽しみにしています! 次世代の農業界を担う若者のチャレンジを応援します。最大限の良い経験になるよう頑張ってください!


伏見康生先生(獣医師/第3回農高アカデミーゲスト)
アカデミーで知り合ったみんなの情熱が形になった商品! 手に取り、味わうのが待ち遠しいです! 新世代を担うみんなの、情熱で、製品で、マーケティングで、日本のオトナ達を驚かせてね! そして社会に出ては、日本を背負って世界を驚かせてね!!! Go Go!!


田中一馬さん(田中畜産/第4回農高アカデミーゲスト)

高校生というエネルギー溢れる時期に、楽しみ悩み時間をかけて向き合った命。更には試行錯誤の末に作り上げた商品を「美味しい!」と喜んでもらえる体験は、次世代の農業を支える子達の大きな心の土台になると思う。応援したい!そして、そんな思いを差し引いて、普通に買いたい笑。やってんな!!


平野 恵さん(平野養豚場/第5回農高アカデミーゲスト)
アンテナの高い高校生。こんな学生もいるんだと衝撃でした! この子たちが農業高校で何を学び、経験し、どんな未来を描こうとしてるのかずっと見守っていきたい! 未来の食を背負う若者! やりたいことをやりつづけろ!

  丸山 純さん(朝霧メイプルファーム/第6回農高アカデミーゲスト)
農高アカデミーでは、私が準備していた台本を覆す、想定を超える素晴らしい意見の応酬で、思わず笑ってしまったことを覚えています。そんな高校生たちが知恵を絞った商品たち。想像を遥かに超えてくるに違いない!楽しみにしてます!


眞榮城美保子さん(まえしろファーム/第7回農高アカデミーゲスト)
私たち大人のアドバイスや、経験談を素直に受け止めて、吸収力ハンパない!農高アカデミーのみんな。進路や、進学、就職が決まったりするたび、連絡をくれます。私のかわいい子供でもあり、後輩でもあり、仲間でもあり、これからはライバルとしても、ずっとずっと付き合っていきたいと思ってます。思いを形にする力の強さは心から尊敬しています!石垣島からも応援してます!全部買う!!!


岡田慎也さん(なかほら牧場/第8回農高アカデミーゲスト)
皆さんがそれぞれ農業の現状や未来についてしっかり考え、今回クラウドファンディングという行動を起こせているということに本当に驚きと関心を抱きました。全力で応援しております!!


株式会社岳 代表 北原広康さん(「ラーメン ふたつ矢」経営)
農高生たちの熱い想いは、一杯の熱いラーメンに! 「南信州の美しい農村の風景をいつまでも残したい!」そんな強いメッセージに惹かれ、お手伝いさせていただきました。頑張れ! 全ての農高生たち!


埼玉県立熊谷農業高等学校 梅野千紗先生
私自身が普通科高校出身ということもあり、恥ずかしながら教員となるまで農業高校生がどのような取り組みを行っているのか知りませんでした。しかし、教員となってから農業高校生のパワーに触れ、多くのことを学び日々過ごしています。そのような農高生の魅力を自らが生産している物を通して全国の人に届けられる「農高マルシェ」の企画に共感しました。農高生の魅力を知って頂くきっかけになれば嬉しいです。また農高生には生産者としての責任や喜びを実感し、これからの学習や将来の夢につなげて欲しいです。


長野県下伊那農業高等学校 塚田真希先生
各校の農業高校生は日々、地域の魅力・課題に向き合いながらも、楽しく活動しています。「食」=「命」を通して、そんな想いを感じていただけたら嬉しく思います。また、彼らの商品を手に取って頂いた皆さまが、お住まいの地域の「食」「農」を見つめる機会となったら幸いです! ぜひ、農業高校生の応援よろしくお願いします!


三重県立明野高等学校 福永敦史先生
この度はこのような夢の溢れる企画に参加させていただき、心より感謝申し上げます。「自分たちの活動で地域を明るくしたい!」を合言葉に活動する生徒たちの想いが、全国の方へ向けて発信され、日本の畜産業の盛り上がりにつながっていくことが楽しみです。


ch FILES編集長 俵本美奈(農高アカデミー司会進行)
農高生たちが日々の生活を話す顔は、いつでも輝きに満ちています。そんな笑顔に触れるたび、その活動が、その青春が、とてもかけがえのないものなんだよということを伝えてあげたくなります。1年半温めてきた企画が、やっとこのように皆様の元へお届けできることをとても嬉しく思います。


安孫子 仁(日本全薬工業㈱ 取締役 LA事業部長)
この度は、農高マルシェへのご参加誠にありがとうございます。
今回ご参加頂く3校の農業高校はじめ、農業高校で学ばれている皆様が畜産に対して本気で向き合い、自分達の夢に向かって進んでいこうとする姿には、いつも心を打たれます。

皆様が心を込めて生産された畜産物はこれからの畜産業の明るい未来の象徴になるのではないかと感じております。ゼノアックは、未来の畜産業を担う皆様を応援致します。
プロジェクトの成功を心より願っております。


最後に

商品をお楽しみいただいた後は、ぜひその味のこと、高校生たちの活動のことを誰かにお話いただき、SNSなどで発信いただけると大変嬉しく思います。農高生たちの青春が、少しでも光を浴び、将来への自信や希望につながればと願っております。どうぞよろしくお願いします。


<募集方式について>

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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