「あいだを縫う」について

本プロジェクトは、慶應義塾大学公認学生団体S.A.L.のメンバーによるイベントです。

学生団体 S.A.L. は国際問題の知識を深め、啓発することを活動内容として 

2008年に発足した、慶應義塾大学に本部を置く団体です。


S.A.L. という名前には、

Send out( 国際問題を伝える )

Aid( 助けを求めている人を救う ) 

Learn( 世界の現実を知る、学ぶ )

という 3 つの意味が込められています。

 

グローバル化の進んだ今、私たちは世界中のあらゆる事柄について情報を得ることができます。しかし、その断片的な情報は「世界のありのままの姿」を示しているものなのでしょうか。私たちは、ニュースなどでは映し出されない国際問題の渦中に生きる人たちとの出会いを通して、学生という立場ならではの視点から世界を認識し、それを発信する試みを続けています。

S.A.L. ホームページ:https://www.salkeio.com/about





私たちが目指すもの

本イベント「あいだを縫う」は、学生が制作した写真と映像を通して、社会課題を自分ごととして捉え、行動する個人を1人でも増やしたいという想いのもと、開催を致します。

このイベントでの目標は、個人と社会をつなぎ合わせ、社会の問題を自分ごととして捉えられるような個人の変化をもたらすことです。現代社会は個人化が著しく進んでいます。ひとりひとりがそれぞれの不安を抱え、大なり小なり生きづらさを感じながら生活しています。そのような内向的な状況において、他者のことを十分に包摂して考えることはできず、さらに個人の生きづらさが加速するようなサイクルが起きています。

私たちはそのような個人と社会の関係性を少し俯瞰した視点から切り取り、日常生活で埋もれている視点を提供します。そして、知らず知らずのうちに矮小化している「社会」という言葉の示す範囲を広げ、他者を自分の隣人として想像する余地を創造します。あなたの選択があなた以外の生活を向上させうること。他者を想う視点が、あなた自身の生きづらさを解消しうること。そういった行動の指針をこのイベントを通して感じ取ってもらうことが、私たちのゴールです。





「あいだを縫う」に懸ける思い

新型コロナウイルスの感染拡大などから、現代社会では個人の孤立が鮮明になってきています。誰もがそれぞれの社会的不安に怯え、他者のことを想う精神的余裕が減少してきているでしょう。私たちはそんな状態の社会と個人を結びつけるような試みを、この展示を通して行おうと思っています。

社会は本来何人も排除しないものでしょう。個人の集まるところに社会が存在し、あらゆる人々を包摂する。現在の日本社会はそのような姿とかけ離れています。様々な人たちがなんらかの生きづらさを抱え、社会との距離を感じている。まるで自分は社会の一員ではないかのように。

そんな社会を少しでもよりよいものにしたい。それが今回の活動に取り組む理由です。

私たちは約2年半の活動の中で、様々な社会の断片を観察してきました。カンボジアにおいて圧政の元に暮らす人々。北海道で不可視化された民族差別にいまだ苦しむアイヌ民族の人々。ジョージアでロシアの脅威を感じながら生きる人々。日本で暮らす華僑の人々。どれも実際にこの世界に実在する人々です。そして、新たな出会いを経るたびに、自分たちがこの社会について何も知らないことを何度も思い知らされました。

ある程度恵まれた生活を送れるという特権がどれだけ価値のあるものなのか。「知らない」ということが、いかに間接的に社会的マイノリティを苦しませているのか。自分たちが少しでも社会に貢献するとすれば、そういった意識を少しでも多くの人に伝えていくことしかない。このような確信を日々強めていきました。

たかが学生が社会を変えることはできない。そんなことを思う人も大勢いるでしょう。私たち自身も「国際問題啓発団体」として活動していく中で、活動の限界を何度も身にしみて感じてきました。では、だからといって何もしない方がいいのか。そんなことはないはずです。どうせなら「学生なのにできること」に挑戦したい。少しでも多くの人に、自分たちが2年半考え続けたことを伝えたい。それが私たちの今回のイベントへの思いです。





日時・場所

日時

12/4(土)11:00-18:00

12/5(日)10:00-16:30


場所

渋谷区神南1-3-10 2F 神南アール (渋谷駅 徒歩7分、 明治神宮前〈原宿〉駅 徒歩8分、 原宿駅 徒歩9分)


入場料:無料


入場時の消毒、検温のご協力及びマスクのご着用をお願い致します。また、混雑時には入場制限をさせていただく場合がございます。




資金の使い道

会場費 291,060円

広報費(ステッカー・ポストカード・SNS広告) 15,000円

写真印刷費・展示制作費 60,000円

映像制作雑費 1,000円

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合計 36,7060円


イベントの実現には、上記の金額が必要です。その一部である25万円を今回は達成金額として設定させていただきました。達成金額は、会場費に当てさせていただきます。また、内9%+税はCAMPFIRE手数料に使用されます。


〜イベントスケジュール〜

2021年12月5日23:59  クラウドファンディング終了

12月4日11:00~18:00、5日10:00~16:30  イベント当日

(支援者様の交通費や滞在費につきましては、こちらで負担できかねますので、自己負担でお願い致します。)





リターン

学生団体のプロジェクトで制作した雑誌以外、全ての返礼品が今回のイベント限定となっております。今後再販することはないので、ぜひこの機会にお手に取っていただきたいです。


¥500

①クラウドファンディング限定ポストカード4枚(会場にて手渡しいたします)


¥1,500

①クラウドファンディング限定ポストカード4枚、当日販売ポストカード3枚、ステッカー1枚(郵送にて提供いたします)


¥3,000

以下の①②からお選びください。いずれも郵送にて提供いたします。

①過去雑誌4冊セット(BACKPACKER最新19号、Magadipita8号、FoM、HearTo)

②カレンダー1部(2022年4月〜2023年3月ver、12月下旬発送予定)


¥5,000

①アーカイブ冊子1冊(郵送にて提供いたします)


¥10,000

以下の①②からお選びください。いずれも郵送にて提供いたします。

①アーカイブ冊子*1冊、過去雑誌4冊セット(BACKPACKER、Magadipita、FoM、HearToの最新号)、クラウドファンディング限定ポストカード4枚

②イベントスウェット1冊、クラウドファンディング限定ポストカード4枚、ステッカー1枚(先着3名様)


¥15,000

以下の①②からお選びください。いずれも郵送にて提供いたします。

①アーカイブ冊子*1冊、スウェット1着(先着3名様)

②本イベント写真展部分ディレクターによるポートレート写真撮影(データも全て提供いたします)

(今回の写真コンテンツ制作者である慶應義塾大学3年坂田海馬が、写真を撮ります。場所と時間は、お客様と相談いたします。場所は首都圏近郊、お時間は2~3時間ほどを予定しています。撮影から1週間ほどで30枚ほどのデータをお渡しします。申し込みのお客様名義はお一人でも、時間内でありましたら被写体は何人でも構いません。日時などに関しましては、メールにて個別にご相談いたします。撮影時にかかる交通費や宿泊費はこちらで負担できかねますので、ご了承くださいませ。撮影した写真をその後使用していくための権利(写真の著作権)は、支援者様のものになります。)





*アーカイブ冊子:イベントの様子や両ディレクターの対話などを含むアーカイブ冊子を自費出版します。サイズはB5、ページ数は未定です。


*イベントスウェット詳細

素材:裏パイル

アッシュ・杢グレー:綿60% ポリエステル40%

その他:綿100%

Lサイズ(着丈70、身幅56、袖丈63、肩幅50cm)


*各雑誌は自費出版しているものです。下記詳細です。

BACKPACKER vol.19はA4より少し小さいサイズの52ページ。

Magadipita vol.8は226mm×179mmサイズの32ページ。

FoMの雑誌はB4サイズの48ページ。

HearTo の雑誌はB5サイズの36ページ。


参考画像1:ステッカーのイメージ画像です。直径7cmの円形シールです。

参考画像2:ポストカードのイメージです。

参考画像3:カレンダーのイメージです。

参考画像4:スウェットのイメージです。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。





最後に

コロナ禍が訪れてからというもの、私たちは以前まで当たり前のようにできていた海外渡航が実現できなくなり、活動の根本を失いました。現場を訪れることに重きを置いていた私たちが現場に行けなくなったら、どうすればいいのだろうか。海外渡航をがいつ再開できるかわからない中で、何をモチベーションに活動を続けてばいいのだろうか。行き場のない疑問たちが、私たちを追い詰めていきました。


ただ、それでも私たちの活動が多少なりとも社会をいい方向に動かしうるとの思いから、今日まで活動を続けてきています。


他でもないあなたに影響を与えることで、社会全体をよくしていきたい。こんな理想を叶えるためにはみなさまからの支援が必要不可欠です。


ご支援お待ちしております。



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