私たちは小笠原流煎茶道の元で煎茶道を嗜んでいる学生団体”清風会”です。
私たちの活動目的は、若い人に日本の伝統文化の素晴らしさを知ってもらうこと。
普段は文化の継承地である京都から、和の精神をイベントなどの活動を通して発信しています。
今年で部員は80人以上になり、幼稚園での煎茶WSや、伝統文化×日本文化のイベントを行うなど、幅広く活動しています。しかし、ここ2年、新型コロナウイルスの影響で企画は次々に倒れ、活動の縮小を余儀なくされました。
そこで、「オフラインで何かできないか?」と考えた時に、家にいる人々においしいお茶を飲み、家にいながらお茶について知られる機会を創出したい!と思い今回の企画を実施します。
「オンラインで、生活にメリハリがなくなった。流れるように日々が過ぎていく。
お茶を淹れて、一日に一線引いてみませんか?」
きっかけは、新茶の時期にお世話になっている杉本製茶さんのお手伝いに行った時のこと。
「今年は霜が酷くて一番茶めっちゃやられたわ。」
「単価も下がってるし、ギリギリやで」
お茶って今、ギリギリなのか。野菜は高騰するから生産量が下がればわかるけど、お茶の価格の平均値って全く知らないな。
日常生活や茶道、煎茶道、和食に必須のお茶。
しかし私たちは日常生活はもちろん、煎茶道や茶道においてもその生産地の事情や、製造方法、品種などについて詳しく学ぶこともニュースで知ることもありません。
文化の継承ももちろん大切ですが、私たちが何も知らないこのままでは日常に必須のお茶が危ない状況にあります。
後継者不足や、単価の下落など原因は様々ですが、実は、国際的にみると茶葉の生産量は年々上昇傾向にあります。しかし日本で生産されているお茶はほぼ国内消費です。つまり、日本人がお茶に関心を持ち、いいお茶を日常に取り入れることが重要です。
そんな時
「ECするか迷ってるんやけど、ちょっと一緒に売ってみてくれへん?」
と声をかけられ、私たちでよければ!とペットボトルのお茶を常飲している人に美味しいお茶届けると同時に、お茶がどこから来ているのか、どのように作られているのか多くの人に知るきっかけをつくりたい!!!と杉本製茶さんと今回のプロジェクトを立ち上げました。
今回皆様にお届けするお茶の産地、京都府和束町は宇治茶の主産地・和束町。
空にまで届くかのような「石寺の茶畑」景観が有名で、町全体に茶畑が広がる知る人ぞ知るお茶所。
ーお茶についてあれこれー
お茶は生産から加工まで農家さんが行う特殊な作物!杉本製茶さんでの収穫の一部始終をお見せします。
お茶農家の生活は、一年に一回しか取れない4−5月の新茶、10月からは秋番茶の収穫に加え、上記以外の時期に肥料をやったり、防除をしたりと枚挙にいとまがなく、365日お茶に向き合っています。
今回リターンで提供する”かぶせ煎茶”は、玉露と煎茶の中間。
1週間〜14日前後、茶畑に覆いをすることで日光を防ぎ、旨みの強いお茶になります。
ちなみに玉露だと20日ー、煎茶はかぶせをしません。つまり玉露と煎茶のいいとこ取り!!!
日光を遮ると、茶葉の中のテアニンがカテキンに変化しにくくなるため、テアニンが多くカテキンが少ない=旨味や甘みが強く、渋味や苦味が抑えられたお茶になるというわけです。
そしてさらに、今回のリターンで提供する「ウジヒカリ」は京都品種で、玉露品種の特にうまみの強い品種、今まで飲んでたお茶と違う!!と皆さんが顔を綻ばせるのが目に浮かびます。
活動資金、リターンの経費支払
・実施スケジュール
1月31日 締め切り
2月初旬 順次発送
来年度、新茶の時期も同じくクラウドファウンディングを行う予定です。
来年はさらに茶香炉や急須など日常にお茶をもっと取り込める内容でクラウドファウンディングをし、お茶を日常に組み込んでもらいたい!!と考えています。是非ご支援ください。
●プロジェクト実行委員
同志社大学 煎茶サークル「清風会」有志
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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