■1月31日追記 リターン追加に関しまして

本日、「Webアプリ開発を支援してくださる方(エンジニア限定)」のリターンを追加しました。

今後、各医療介護現場にWebアプリを実装し、フィードバックを受けながら開発をすすめていきます。

基本的な開発は本プロジェクト責任者が行いますが、この開発をサポートしてくださるエンジニアを募集します。

(サポート例:Javascriptの書き方、HTML/CSSの書き方、GitHubの使い方、開発に便利なツールのご紹介、バグ発生時のサポートなど。)

関わり方は応相談。


■医療介護現場の笑顔をふやすためにテクノロジーの活用をすすめたいと考えています

私は福岡市で在宅医療に携わる医師です。


現在私たちのクリニックでは毎月1000名以上の患者さん宅・ご施設に訪問しており、在宅医療のクリニックとしては福岡最大規模です。

私は医療介護現場でのテクノロジーの活用を推進したいと考えており、オンライン診療システムやスケジュール管理ソフトの開発の段階に関わりました。
それぞれのサービスは今も在宅医療の現場で使用していますが、この他にも日々の臨床現場でテクノロジーの活用を行いたい場面が複数あります。
しかし、それらのシステム開発を企業に頼むと数百万の見積もりがかえってくることもあり、結局いつものやりかたで非効率に手間や時間をかけているというのが現状です。

一方で最近、介護現場においてテクノロジーの活用を行いスタッフ1人につき担当できる入居者の人数を増やすことを政府が検討していることが話題になっています。

しかし、私は業務効率化のためだけにテクノロジー活用を行いたいというわけではありません。

提供する医療やケアの質をあげ、さらには働いてくれているスタッフの満足度もあげるためにもテクノロジーを活用したいと考えています。

このためには、テクノロジー推進をエンジニア任せにせず、医療介護現場を知る自分自身で開発を行う必要があると考えプログラミングを学びはじめてスマレポの開発に至りました。


■スマレポに期待できること

スマレポは、Webアプリケーションです。
スマレポを利用することでスマホやパソコンから簡単にレポート報告と共有を行うことができます。

サンクスレポートで職員から、すずらん目安箱で患者さん・ご家族からの感謝を共有します。
また、ヒヤリハットレポートで同じミスの繰り返しを減らし、すずらん目安箱でよせられた患者さん・ご家族の意見を業務改善に繋げます。



上記項目に当てはまる方がいらしたら、ぜひスマレポの導入をご検討ください。


■スマレポのデモ映像

スマレポの開発は日々すすめていますが、1月11日時点で実装されている機能はこちらの動画でご覧いただけます。




■スマレポのご紹介

スマレポサイトにアクセスし、パソコンやスマホ上からレポートの報告と閲覧を行うことが可能です。

GoogleフォームおよびGoogleスプレッドシートはGoogleが提供しているサービスです。

■スマレポはヒヤリハットレポート、スマイルレポート、すずらん目安箱の三つのレポートからなります

ヒヤリハットは大きな事故に至らなかったものの、その一歩手前のヒヤリ、ハットした出来事です。

医療介護現場では大きな事故が命につながるためヒヤリハットレポート報告が義務付けられています。

ヒヤリハットレポートを有効に活用することで同じミスの繰り返しを減らすこともできます。

しかし、多くの医療介護施設でのヒヤリハットレポートは紙ベースで行われています。


現状の紙ベースの報告では、定型の書類を棚から持ち出し書くという負担が大きい上に、報告後はファイルにしまい込まれてしまって共有がしにくいという課題がありました。

そこでスマレポでは、Googleフォームを用いてヒヤリハットレポートの報告を行うことができるようにしてスマホやパソコンから簡単に入力可能としました。

(画像は開発中のものです)

また、報告されたレポートはスマレポサイト上で簡単に閲覧可能です。


■サンクスレポートで感謝を共有する


サンクスレポートは職場内の他のスタッフの行動で感謝したエピソードを報告する仕組みです。

(画像は開発中のものです)

これもGoogleフォームを用いて簡単に入力可能となっており、スマレポサイト上での閲覧も可能です。

(画像は開発中のものです)

上記デモ画面でのサンクスレポートの文章は実際に当法人で報告されたものです。
以下にも、一部を紹介します。



サンクスレポートを昨年末から当法人でもはじめていますが、スタッフに好評でレポートの提出が毎日のように続いています。


■報告をうながす二つの仕組み

紙ベースのレポートをデジタル化することで報告をしやすくすることを目指していますが、スマレポではさらに報告が習慣となる二つの仕組みを実装しています。

一つは簡易レポートと詳細レポートを分けた点です。


(画像は開発中のものです)

ヒヤリハットレポートの簡易版ではヒヤリハット項目だけを入力します。

時間に余裕があればそのまま詳細レポートにうつり詳しいヒヤリハットレポートの内容を入力できますし、時間がない場合は簡易レポートのみで終了することもできます。

もう一つ、報告を行うとポイントが入る仕組みも実装しました。

毎日サイトにアクセスして、簡易レポートを行えば3点、詳細レポートを行えば7点の点数を獲得できます。毎日のレポートを習慣とするためレポートなしを選んでも1点が入ります。

サイトのトップページで、各人の累積ポイントを確認でき、ポイントを多く獲得した人には法人内で報酬を与えるなどして毎日のレポートを奨励することが可能です。

(画像は開発中のものです)


■すずらん目安箱


スマレポにはもう一つ、すずらん目安箱という機能もあります。

これは、患者さんや利用者さん、ご家族など、医療介護サービスの提供を受ける方から、感謝したことやお困りのことについて報告してもらう仕組みです。

スーパーによくある「お客様からの声」をイメージしてもらうといいかもしれません。

すずらん目安箱でもGoogleフォームを用いています。

(画像は開発中のものです)


■プロダクト概要

三つのレポート(ヒヤリハットレポート、サンクスレポート、すずらん目安箱)の入力は各医療介護施設用に作成されたGoogleフォームで行います。また、Googleフォームに入力された全データは、各医療介護施設用のGoogleスプレッドシート1枚に集約されます。

Googleフォームとスプレッドシートの作成は、当方で作成するマニュアルにそって基本的に各自で作成いただきます。(選ばれたリターンによってはオンラインミーティングで作成をサポートいたします)

今回のプロダクトであるWebアプリケーションをご利用いただくことで、ヒヤリハットレポートとサンクスレポートの入力画面への移行、報告されたヒヤリハットレポートとサンクスレポートの一覧表示、さらに各報告に応じたポイント蓄積の仕組みとポイント閲覧機能が可能となります。

各医療介護施設のGoogleスプレッドシートとWebアプリケーションの連携は当方で行います。



■スマレポは進化します


すでに当法人ではデジタル化したヒヤリハットレポートやサンクスレポートを導入していますが、現場で使用することでわかる課題や利点が複数あります。

このため、今回のクラウドファンディングで支援くださった医療介護施設と共に、報告閲覧機能やポイント制の導入したα版の導入後に共にスマレポを使ってもらいながらフィードバックを受け、スマレポを進化させていくことを考えています。

医療介護現場で働く私自身が開発を行なっているという利点を生かして、現場で使いやすく活用しやすいよう今後も開発を続けていきます。

スマレポ開発記録をnoteにまとめています。

今後のスマレポの進化についても記事をあげていきますので、もしよろしければご覧ください。


■医療介護現場の笑顔をふやす報告習慣、それがスマレポです

ヒヤリハットレポートの活用で同じミスの繰り返しが減り重大事故を減らすことがきます。

また、サンクスレポートによってポジティブな情報を共有し、すずらん目安箱によって患者さんやご家族の満足度をあげることが可能です。

スマレポの仕組みによって医療介護現場のスマイルが増えることを期待しています。

応援をよろしくお願いいたします。


■動作環境

スマレポはWebアプリケーションです。以下の環境での動作を想定しています。

<想定動作環境※本プロジェクト終了時点>

対応OS:Windows、Android、iOS

対応ブラウザ:Chrome、Safari

※全てのバージョンでの動作を保証するものではありません。


■資金の使い道


クラウドファンディングの時点で、サンクスレポート、ヒヤリハットレポート、すずらん目安箱をデジタル化しポイント制も実装します。また、サンクスレポートとヒヤリハットレポートをサイト上で閲覧可能とします。また、全てのデータは一つのGoogleスプレッドシートに集約されます(実際のプロダクト画像はデモ動画をご覧ください)。

その上で、クラウドファンディングで支援いただいた医療機関や介護施設とともに現場でスマレポを使っていきながら、フィードバックを受けてよりよい仕組みとしていきます。(全てのフィードバックにお応えできるわけではないことをあらかじめご了承ください)

この開発に資金を使います。


■実施スケジュール


2022年3月、クラウドファンディング終了後にご支援くださった医療機関や介護施設にα版を実装します。

その後、各現場での使用状況を踏まえフィードバックを受けてβ版の開発を行います。

2022年9月、ご支援くださった各医療介護現場にスマレポのβ版を実装します。また、スマレポ導入による効果検証を行い報告書を作成し、ご支援くださった方々に報告致します。


■私たちはスマレポを応援しています

スマレポの開発は医療介護現場の方々にお話をお聞きしながら行なっており、このクラウドファンディングにあたって応援メッセージをいただいています。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

  • 2022/02/09 19:46

    医療ITをドライブするITメディア「Med IT Tech」にコラムを掲載いただきました。今回のテーマは、「開発したwebアプリについて」で、実際にアプリを動かしている様子の動画も掲載しています。ぜひご覧ください。https://medit.tech/druchida-column-2022-...

  • 2022/01/30 11:42

    明日1月31日に開催されるプロトアウトスタジオ主催のDemo Dayに登壇します。私だけでなく、プロトアウトスタジオの同期たちが発表を行います。居酒屋チェーンの方がおもてなしの向上を目指したプロダクトや、小売業界の方がディスプレイの効果検証をする仕組みを作ったりと、様々な現場から現場で働く人な...

  • 2022/01/27 16:19

    スマレポの開発を少しずつすすめています。現在は、見た目を整えているところです。画像は、現在のトップページです。以前のものは青バックでしたが、シンプルでわかりやすい見た目にしてみました。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください