ごあいさつ

はじめまして、地域商社つやまエリア 株式会社曲辰(かねたつ)です。

私たちは、地域、そして農業に携わる人々を盛り上げていくことを目標に、

全国の方に岡山県北の地「津山」の魅力を知っていただくために日々活動しています。

新商品の開発をしていくため、今回はじめてクラウドファンディングに挑戦します!


牛肉のまち、津山。

713 年に美作国が誕生して以来、津山市は地域の政治・経済・文化の中心地で、

今でも津山城跡をはじめ多くの歴史的建造物や城下町としての町割りが残っており、「西の小京都」とも呼ばれています。

城東町並み(重要伝統的建造物群保存地区)


津山城跡(鶴山公園・桜の名所百選 )


山陰と山陽を結ぶ交通の要衝である津山は、約1300 年前に牛馬の市が開かれたという記録が残っているなど、古くから牛馬の流通拠点でした。

肉食が禁止されていた江戸時代、津山藩の領内では、近江彦根藩と並び、牛肉を薬として食べる「養生喰い」が認められていたといわれており、肉食文化が深く根付いています。


ここで、津山ならではの牛肉料理をご紹介いたします!

モモなどの部位を数日間干して旨みを凝縮させた「干し肉」

牛肉の骨の周りの肉をそずった肉「そずり肉」(マグロでいうと中落ち。津山では方言で削ることを「そずる」といいます)を使う旨みたっぷりの「そずり鍋」

牛のすじ肉をとろ火で煮込み、スープ状になった煮汁を冷やして固めた、コラーゲンたっぷりの「煮こごり」

B 級ご当地グルメで有名になった、味噌ダレとの相性抜群の「ホルモンうどん」

紹介した料理以外にも、牛のさまざまな部位を余すことなく大切に、その旨さを最大限に引き出す食べ方があり、市内のさまざまな飲食店でも提供されています。詳しくはこちら

そんな牛肉文化の聖地津山で、”津山の「うまい!」”を応援する3 つの新商品開発プロジェクトを始動させました!


一、牛肉料理にあう日本酒

「美作のうまし国」と歌にも詠まれるなど、この地域の旧国名「美作(みまさか)」は酒がうまい「うまさけ」が転じて名付けられたという説もあるとおり、清流と寒暖差による美味しいお米、清流の伏流水などを利用して酒造りが行われ、現在も2軒が伝統を守っています。

株式会社多胡本家酒造場

難波酒造株式会社

しかし、コロナ禍の影響を受け、酒蔵や牛肉料理を提供する飲食店の売り上げは厳しい状況。

伝統ある酒蔵は未来に残すべき地域の文化、飲食店は地域の「旨い」を支える大切な存在です。

そこで、津山の誇る「牛肉料理にあう日本酒」を商品化しようと、地域の皆さんと一緒に立ち上がりました!

商品化には、地元美作大学生活科学研究所副所長の桑守正範さん、

津山でBAR RITZ を営業する日本バーテンダー協会副会長の福原一成さんが協力。

大学の数値による牛肉と酒の相性分析、酒の「旨い」を知るベテランバーテンダーの経験と知恵を活かしながら、牛肉の旨味とマリアージュする日本酒を商品化する予定です。

(官能検査では特に「干し肉」「牛肉の煮こごり」との相性を重視しています。)

BAR RITZ さんでは女性を中心にテイスティングし、頂いた意見をもとに商品化を進めており、女性の方にも手に取っていただけるような商品にしたいと考えております。


二、肉にあうスパイス

津山の人はあちらこちらにある精肉店などで美味しい肉を調達し、コロナ禍の中でも「うまい」焼肉を楽しんでいます。

地元では、味噌の入ったタレが特に愛されていますが、やはり美味しい牛肉が入手できる地の利を活かし、肉の旨味をストレートに味わうことができる地元食材を活用したスパイスを開発することにしました。

とうがらしやバジル、柚子など地元産の素材をいくつも試した中で、今回主役に考えているのが「津山のしょうが」

実は津山地域は全国有数の「しょうが」の産地。

平成2 年には県下一の産地になりました。

その後、輸入しょうがの増加などで産地規模は縮小しましたが、近年は安全・安心な国産野菜への嗜好が高まり、農家の皆さんの熱い思いや津山東高校食物調理科の生徒さんの協力活動などで徐々に回復してきています。

しょうがはヨーロッパでも1 世紀のころから薬用として知られていて香辛料としての利用が広まり、13~14 世紀にはその利用が一般的となるなど、肉との相性の良さは世界でも認知されています。

そして、スパイスの大事な要素「塩」は津山市の姉妹都市「宮古島市」で製造・販売されている「雪塩」に着目。

宮古島の天然のろ過装置となっている琉球石灰岩を通してくみ上げた地下海水を原料に、出来るだけ多くの海の成分を残す製法で作られた「雪塩」と定評ある岩塩を組み合わせる予定です。


市内の美作大学(納庄先生、人見先生)の協力を得て、試作スパイスの官能検査を行っています。

津山ゆかりの次長課長 河本準一さんも官能検査に参加頂いています。

試作段階でも美味しいスパイスになっており「乞うご期待!」の一品です。


三、牛肉料理にあうクラフトビール

作州津山の地で寛文年間に創業、300 年以上の歴史を積み重ねてきた多胡本家酒造場。

岡山県内最古の酒造場の近くには長らく地域の物流を支えてきた高瀬舟の船着き場があります。

その多胡本家酒造場で近年力を入れてきたのがクラフトビールの製造で、ふるさと納税でも大変人気の商品です。

今回、味の濃い牛肉料理にもマリアージュするよう津山産の二条大麦を原材料に、HazyIPA にチャレンジします。(Hazy は英語で「かすんだ」という意味。IPA はインディアペールエールの略称で、インドがイギリスの植民地だったころに、インドに滞在するイギリス人にペールエールを送るため麦汁濃度を高くしホップをたくさん使用することで誕生したビールのスタイルです)

目指すのは熟したフルーティーな香りと味わい、

そして、ほどよい苦味と柔らかくなめらかな口当たり。


職人の技術と手間、そして時間を惜しみなくそそぎ、丁寧につくる製法。

想いのつまった特別なクラフトビールをお楽しみください。

(上の写真は試作品です)


最後に、小学校時代の約3 年間を津山市で過ごし、津山での米作りや地元高校生との農業体験など、地域のさまざまな人と交流され、今回の開発にも携わる津山の応援者 吉本興業所属の次長課長 河本準一さんからいただいたメッセージです。

「津山の牛肉料理はどれも地元で愛されていて、本当にオススメできる逸品です。わたしも開発に参加し、津山の皆さんの「旨い」にかける情熱を感じることができました。たくさんの方の思いをのせたこのクラウドファウンディングへの挑戦を応援しています!」


画像・映像提供協力:津山市、つやま肉ワンダーランドプロジェクト、津山ホルモンうどん研究会


【会社情報】

地域商社つやまエリア 株式会社曲辰

代表取締役 芦田 昭雄

〒708-0004 津山市山北663 津山市東庁舎3階

電話 0868-35-2711  FAX 0868-35-1712

URL  https://kane-tatsu.jp/

【酒類販売について】

酒類販売業免許:津法e第36号

販売管理者:辰 啓輔


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/03/25 19:11

    時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。さて、この度は「CAMPFIRE」を通じ、私どものプロジェクトにご支援賜り誠にありがとうございました。まず、商品化第一弾として、牛肉料理にあう酒「つやま宵 With Beef」を3月30日より発売開始します。つやま宵 With Beef紹介ページ津...

  • 2022/01/20 15:30

    皆さまの温かいご支援のお蔭を持ちまして本日、目標額の100万円を達成することができました。心からお礼申し上げます。また、本日は日本経済新聞(中国版)、山陽新聞(作州版)にもこのクラウドファンディングについての記事が掲載され、多くの方に取組を知っていただくことができました。クラウドファンディング...

  • 2022/01/16 09:49

    津山市独特の牛肉食文化や和牛を発信する事業が農林水産省の「農泊 食文化海外発信地域」に認定されました。岡山県内では初めての認定です。認定は農泊を推進しながら、食や食文化で海外旅行客を呼び込む取り組みが対象で、官民が連携した観光地域づくり法人「津山DMO」として「日本の牛肉文化の聖地 つやま」の...

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