イタリアの焼き菓子「ビスコッティ」を通じて、地域の健康を支えたい

みなさんはじめまして。いわき市泉にある焼き菓子店「ビスカリーナ」佐藤紀子と申します。私たちのお店はイタリア発祥の焼き菓子「ビスコッティショップ」です。開業から1年となりますが、地域の皆さんの健康を支え、これまで以上にビスコッティの魅力を伝えていくため、クラウドファンディングにチャレンジいたしました。お店の改修と新商品開発のプロジェクトになります。よろしくお願いいたします。



私たちがつくるビスコッティは、もともとはイタリア発祥の焼き菓子です。本来は、卵を使ってカチカチと固く仕上げるお菓子ですが、私たちは、アレルギーのある方も、ヴィーガンの方も召し上がれるよう、「卵・乳製品不使用」にこだわって作りつづけてきました。

もともと母が営んでいた総菜店を部分的に改修して営業しており、お店っぽくない外観をしていてわかりにくいことが現在の課題です。交通量の多い、旧国道沿いにお店があり、素通りされてしまったり、店の場所がわからず来店いただけない、などということも起きるようになりました。

また、昨今のコロナ禍では私たちの命や健康がおびやかされましたが、これを機に、ますます食や健康に資するお菓子を届けたいと考えるようになり、現在、醗酵ドライフルーツを使った焼き菓子の開発にあたっています。本格的な商品化のためには、新しい調理器具を揃える必要が出てきました。

手狭だけれど愛着のあるこの店を少しずつ修繕し、だれもが気軽に食べられる健康的なお菓子を届けるため、このたびクラウドファンディングにチャレンジしました。みなさまからのご支援は、店舗の改修費用醗酵ドライフルーツを作る「乾燥機」の購入などに充てたいと思っています。よろしくお願いいたします。


<All-in方式>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


さくさく、ほろほろの食感で、飽きのこないビスコッティ

総菜屋のお菓子から始まった

ビスカリーナは、1年前にわたしが立ち上げたお店です。もともとは、母が25年ほど前に開業した「母親サロン ママタルト」という総菜屋でした。惣菜とはいうものの、実際に取り扱っていたのは今でいう「ミールキット」です。忙しいお母さんたちのために、こちらで野菜を購入し、カットして下味をつけ、あとは炒めれば完成、というところまで作ってお渡しする、そんな業態でした。

たまに、普通の惣菜屋さんだと思って買いに来るお客さんもいらっしゃったのですが、基本的には予約制なので「買えるものが何もないじゃないか」という方もいらっしゃって。それで、私が焼き菓子を作り、持ち帰れる商品としてお店に並べるようになったというのが、販売のきっかけです。


泉町の「旧6号国道」沿いにお店があります

商品の受け渡しをするカウンターとキッチンがあるだけのシンプルなお店です

ご予約いただいた商品のほか、店頭には買って帰れる商品も取り揃えています

母が営んでいた総菜屋から使っているので、厨房には愛着があります

お菓子づくりはもう20年くらい続けています。ビスコッティ以外にもパウンドケーキ、マフィン、チーズケーキなども作っていました。でもやっぱりビスコッティは特別な存在です。本場イタリアのトスカーナ地方では、ヴィンサントという甘めのワインにビスコッティをつけて食べるのが主流です。つけなくてももちろんおいしいですが、つけて食べると風味が引き立ち、食感も変わって本当においしいんです。ぜひ試してみてください。


ビスコッティ以外にもさまざまなお菓子を作っています

ヴィンサントと一緒の楽しむのが、ビスコッティの本場の楽しみ方です

すべての人たちに届くお菓子を

以前は、本場のレシピ通り卵を使って作っていましたが、ある時、知り合いの結婚式にビスコッティをお出ししたら、アレルギーのあるお子さんがいらっしゃって。親御さんに話を聞いてみると、「うちでは卵を使わないでお菓子を作っている」とのことでした。それで、その方に卵を使わないで作るお菓子のレシピを教えてもらったんです。

それがきっかけで、卵・乳製品不使用のビスコッティを作るようになりました。その後も、焼き方や具材など、自分なりの工夫をプラスすることで、ビスカリーナの味ができあがってきました。自分では「さくほろ」という言葉を使っていますが、小麦ならではのサクサク感と、ほろほろっと崩れる感じが同居しているのが、私たちのビスコッティです。


卵や乳製品を使わずに生地を作っています

生地を成形して焼いたら、食べやすいサイズにカットします

小さくカットしたものをさらに「二度焼き」して仕上げます

焼きたてのビスコッティたち。「さくほろ食感」が人気です

いまは、オンラインショップをメインに販売をしています。アレルギーがあるせいでみんなと同じお菓子が食べられないというお子さんの親御さんから、これなら食べさせられると好評ですし、純粋に、味や食感を評価してくださる方も増え、これまで以上に、たくさんの人に食べて欲しいできる限り長くお菓子を焼き続けたい、と思うようになりました。

「人生100年時代」とも言われます。「ステラおばさんのクッキー」ではないけれど、「紀子おばさんのビスコッティ」みたいな、100歳になるまで、大好きなお菓子を作り続けたいと思っています。だったら、思い切ってチャレンジしてみようと思って、昨年、自分の屋号を掲げて商売をするようになりました。


健康に資するお菓子を提供したい

開業したのは1年前ですから、ちょうど、コロナウイルスの流行の時期と重なります。この1年、健康について考えずにいられませんでした。そこで改めて確信したのは、いくら健康的な素材を使っていても、知識として、情報として持っていても、おいしくなければ口にしてもらえないということです。「卵や牛乳を使ってないから安心だけどおいしくない」ではダメだということです。

また、人間の免疫機能や、食材が本来持つ発酵の力について学び直す1年でもありました。セミナーにも通い、醗酵フルーツを使った食品のインストラクターの資格も取りました。お菓子というと、甘いから食べさせたくない、不健康というイメージを持っている方もいらっしゃいますが、わたしは、健康で体にいいお菓子を届けたいと思っています。

思い返せば、「食と健康」というテーマは、母が総菜屋を開いたときから考えてきたことかもしれません。母はもともと理科の教員をしていて、わたしが小さな時から、健康な暮らしについて、エネルギーについて、食について話をしていました。私がこうして体や心の健康について考えるようになったのも、母の影響があるのかもしれません。


理科・数学の教員をしていた母。退職後に総菜店を開くほどエネルギッシュな母です

ビスカリーナの商品。どれも健康に配慮した商品です

いま、発酵食品、ドライフルーツを使った焼き菓子や、グルテンフリーの焼き菓子も試作しています。アレルギーのある子どもたち、ヴィーガンの方だけでなく、犬や猫にも食べられるような焼き菓子を作りたいんです。せっかくお菓子を食べるのなら、みんなで同じお菓子を楽しみたいですよね。犬や猫たちも、きっと家族と一緒に同じお菓子を食べたいはずです。

やりたいことはたくさんあるのですが、課題もあります。まずはお店。母は子ども食堂なども運営してきて、「お店っぽくない外観のほうがいい」という考えを持っていたのですが、いざこうして商売を始めてみると、お店がわかりにくく、外装や内装を手直しする必要があります。

オープン時より郡山にあります「ふくしま逢瀬ワイナリー」さんショップに卸させていただき、最近では丸井グループさんのお取り寄せサイト「vee ga boo」さんとお取引させていただくなど、生産体制の強化も必須になってきました。

さらに、せっかく醗酵ドライフルーツの資格を取ったのに、それをつくる「乾燥機」がないので、なかなか商品に生かしきれないという課題もあります。天日干しでもいいのですが、衛生的な面や品質の統一感を考えると、やはり、乾燥機を新しく購入しないと商品化が難しいことがわかってきました。

そこで今回のクラウドファンディングでは、皆さんからご支援を、外観の工事費や発酵ドライフルーツをつくる「乾燥機」の購入費に充てたいと考えております。内外装の工事費として60万円乾燥機に20万円合計80万円を予定しています。目標額を超えた分は、さらなる工事や什器の購入、パンフレットの印刷など広報費として使わせていただければと思っております。

今後のスケジュールについては、以下の通りです。
 2022年3月 クラウドファンディング終了
 2022年3月 乾燥機の購入、工事着手
 2022年4月 醗酵ドライフルーツを使った新商品の発表
 2022年5月 外装工事終了・店舗プチリニューアル


夢のつづき

お子さんにアレルギーがあったり、健康的な食事を摂りたいと考えている方は、どこかしら体に痛みがあったり、日常のストレスを感じていたりするものです。お客様が、お買い物ついでにポツリと悩みを語ってくださることがよくあります。ただお菓子を販売するだけではなく、地域の皆さんの、ちょっとした心の拠り所のようなお店にしたいなと思っています。

母もそうでした。不登校の子たちのボランティアを70歳過ぎまでやっていましたし、この店が子どもたちの「宿題スペース」になったり「子ども食堂」になったりしていました。店の運営についてはいろいろと意見が食い違う母ですが、地域の人たちが、ホッとできる場所を作りたいと思ってきたという点では、母もわたしも同じなのかもしれません。


お店の中には、まったりとできるスペースも。この場所もうまく活用していきたいです

ゆくゆくは、駐車場を整備したり、増築して古民家カフェを開いたり、酵醗ドライフルーツの教室を開いたりしたいと思っています。想像し始めると、やりたいことがふつふつと頭のなかに浮かび上がってきます。

そのためにも、まずは今回のチャレンジを成功させ、ビスカリーナの運営を軌道に乗せたいと思っています。ちょっとわかりにくい場所にあるお店で、毎週火曜日と金曜日しか店頭販売はしていないのですが、気になった方がいたら、ぜひお店にも足をお運びください。それでは皆さん、ご支援、よろしくお願いいたします。


【企業・ひと・技 応援ファンドとは?】

いわき市、いわき産学官ネットワーク、いわき信用組合、いわき商工会議所などが連携し、次世代に継承していく技術やサービス、商品を持つ事業者や、新型コロナウイルスを乗り越えるための新しいビジネスモデルを構築し、市民の安全・安心に取り組む事業者をサポートするために企画されたものです。新しい時代に、残したい・伝えたい。そんな企業を、ぜひ、みんなの力で支えましょう。応援よろしくお願いいたします。(事務局・いわき商工会議所 創業・承継委員会)

■特定商取引に関する記載
・販売事業者名:ビスカリーナ 佐藤紀子
・代表者名:佐藤 紀子
・事業者の所在地:〒971-8183 福島県いわき市泉町下川薬師前42
・事業者の電話番号:0246-60-8409
・送料:送料込み
・対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり
・ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
・その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください


■ビスコッティの原材料について
ビスコッティの原材料は卵・乳製品不使用です。卵・乳製品アレルギーをお持ちの方も安心してお召し上がり頂けます。卵と乳製品を使わないことで、素材そのものの味をしっかりと楽しめるビスコッティとなっています。定番ビスコッティの原材料は以下の通りです。

≪いちじくピーカンナッツ≫
有機小麦粉(国内製造) こめ油 素焚糖 完熟津軽りんごジュース 干しいちじく ピーカンナッツ 有機豆乳 塩(ゲランド) ワイン/ベーキングパウダー (一部に小麦・大豆・りんごを含む)
≪くるみレーズン≫
有機小麦粉(国内製造) こめ油 素焚糖 完熟津軽りんごジュース くるみ レーズン 有機豆乳 塩(ゲランド) ワイン ベーキングパウダー (一部に小麦・大豆・りんご・くるみを含む)
≪黒糖くるみ≫
有機小麦粉(国内製造) こめ油 黒糖 完熟津軽りんごジュース くるみ 有機豆乳 塩(ゲランド) /ベーキングパウダー (一部に小麦・大豆・りんご・くるみを含む)
≪ピスタチオ≫
有機小麦粉(国内製造) こめ油 素焚糖 完熟津軽りんごジュース ピスタチオ 有機豆乳 塩(ゲランド) /ベーキングパウダー (一部に小麦・大豆・りんごを含む)
≪マカダミアブラックココア≫
有機小麦粉(国内製造) こめ油 素焚糖 完熟津軽りんごジュース マカダミアナッツ 有機豆乳 チョコチップ ブラックココアパウダー ヴァローナカカオパウダー 塩(ゲランド) 洋酒/ベーキングパウダー (一部に小麦・大豆・りんごを含む)
≪ももくるみ≫
有機小麦粉(国内製造) こめ油 素焚糖 桃ジュース(福島県産) ドライピーチ くるみ 桃缶詰(国産) 有機豆乳 塩(ゲランド) 桃ブランデー(逢瀬フイナリー) /ベーキングパウダー (一部に小麦・大豆・桃・くるみを含む)

■各種許認可・資格について
・菓子製造業
営業許可番号 いわき市指令 第22129号
・酒類販売管理者標識
(いわき税務署指令 いわき 法 第9084号)
販売場の名称及び所在地   いわき市泉町下川字薬師前41-5
酒類販売管理者の氏名    佐藤紀子
酒類販売管理研修受講年月日 2019年11月7日
次回研修の受講期限      2022年11月6日
研修実施団体名       いわき小売酒販組合

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