【NEXTゴール 400万円に挑戦します!!】

目標の300万円を達成しました!
ご協力いただいた方、本当にありがとうございました!

木造校舎を1日でも早く再生させ、必要としている子どもたちに1人でも多く
つげのにきてもらうために、ネクストゴール400万円にチャレンジします!!
引き続き皆様のご協力、よろしくお願いいたします!!

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不登校などで苦しむ高校生を見捨てない学校として26年!   木造校舎を再生したい!

 私立黄柳野(つげの)高等学校は、1995年の開校以来、不登校などの子どもたちをも積極的に受け入れてきました。多数の市民の寄付により設立された「市民立」の学校です。

 奥三河の豊かな自然に囲まれ、現在約140名の全校生徒が寮で共に生活しながら学んでいます。校舎は木造2階建てで、上空から見ると「?」の形をしているユニークで愛らしい建物です。

 皆様にご協力をお願いするのは、この木造校舎の再生です。もうすぐ築30年を迎え、修繕が必要な箇所が多数でてきました。木の温かみは、教育上、重要な役割りを果たすと考え、校舎を大切に使用してきましたが、長年の風雨にさらされ痛みが進み、特に廊下の修繕は急務です。

 特定のスポンサーや大きな組織の後ろ盾がなく、また、生徒数も少ない本校にとって、多額の修繕費用をどのように手当するかは、大きな問題です。県からの補助金は限られており、また、生徒のご家庭へのこれ以上の負担増は、困難な状況にあります。そこで、クラウドファンディングにより皆様にご支援をお願いすることにいたしました。

 市民の熱い思いで設立された「市民立」のルーツに立ち返り、つげの高校の教育の現状を多くの方々にお知らせすると共に、ご支援をいただきながら、新しい時代に必要な教育をさらに発展させていきたいと考えています。

1.私立つげの高校とは? ~全寮制と大自然を活かし、社会とつながる人間教育を行っています~

 私立つげの高校は、「豊かな自然環境の下、不登校生を全力で応援する」をコンセプトに、愛知県新城市の黄柳野地区に建てられた全寮制全日制普通科の高等学校です。全校生徒数は約140名で、入学する生徒の約7割が不登校を経験していますが、徐々に自信や意欲を取り戻し、ほとんどの生徒が進路を決めて卒業します。誰もが成長している自分に気付き、自分をまるごと好きになれる学校をめざしています。

 つげの高校の教育の特色は数多くありますが、特にお伝えしたい点は4つあります。

① 寮生活で自立の心を育て、生活まるごとを支援します。

 全寮制の学校生活を送ることで、通学制や通信制では身につきにくい、自分のことは自分でやる(自律・自立)、規則正しい生活をする力を育てています。また、毎日の食事、生活習慣、お小遣い、服薬管理の手伝いなどの援助をしてもらえるので、少しずつ自立する力を身につけることができます。さらに公認心理師や精神科のドクターなどの専門家も手助けをしてくれます。

② 少人数教育でわかる喜びを育む。

 どの子も「わかりたい、もっと知りたい」と思っています。つげの高校では少人数の授業を最大限取り入れ、わかるまで学び、誰もがしっかりとした基礎的学力を身につけられるよう援助しています。また、テーマをもって自ら進んで学習や多様な選択講座を取り入れることで子どもたちが「学ぶ楽しさ」を見つけられるようにしています。

③ 社会に目を開き、希望と個性にあった進路が選択できる力を育てる。

 つげの高校では、様々なフィールドワークや豊かな生活体験をもった人々との交流、毎年1回のインターンシップを通じて、働くことと学ぶことを結び付け、社会で生きていくための学びを行います。また、キャリアカウンセリングや全寮制を活かしたきめ細かい指導で、個性や希望に応じた進路実現をサポートします。

④ 豊かな自然の中で生きる喜びを感じる。

 緑豊かな自然のなかにあり、農業体験で作った作物は食事に提供されたり、地域に販売されたりしています。また地域に点在する渓谷や洞窟を探検するダイナミックな自然体験で遊びながら地球環境を体感します。

 2.つげの高校のこれまでの30年の奮闘~理想と現実の狭間のなかで、希望を捨てずに頑張ってきました~

① 設立の経緯

 1980年代、バブルに酔う経済の裏側で子どもたちは過度な受験戦争に追い込まれていました。内申点やテストで追い立てられ、その中で校内暴力やいじめ、そして不登校が大きな社会問題に。当時の高等学校の入学基準は厳しく、欠席日数が多かったり、問題行動があったりした子どもたちを受け入れる学校は多くはありませんでした。また、高校を中退した生徒の選択肢も多くありませんでした。

 「子どもたちは何も悪くない。誰一人も子どもを切り捨てない教育を自分たちで創ろう!」

 そんな熱い思いをもった4人の教師たちが中心となり、父母や市民、そして子どもたちも立ち上がり、1990年に設立運動が始まりました。

 非行の子どもを体当たりの教育で再生させてきたドラマで、全国的に有名であった教育者、故・若林繁太先生(当時、豊川高校校長)が設立準備財団理事長となり、当時の中小企業家同友会の企業の経営者らの賛同も得て、全国的に支援の輪が広がりました。高校生たちも自ら街頭にでて募金活動や全国キャラバンなどを行い、発足から4年後、念願の認可がおり、翌年「市民立」の学校として建学しました。

 マスコミにも教育改革の先進例として取り上げられ、全寮制の教育の先進地として多くの生徒が集まりました。夢は実現したかのように見えました。

② 理想と現実の厳しさ、困難を乗り越え、今があります。

 しかし現実はそんなに簡単なものではありませんでした。様々な悩みや困難、課題をもった子どもたちを同じ寮のなかに住ませることは様々な問題を引き起こしました。いじめや暴力事件、たばこの問題など、様々な問題が起こりました。しかし、そのたびごとに、つげの高校は「生徒がひとりの人間として尊重される教育」という原点に立ち返り、「生徒の自治で運営する寮づくり」「みんなで決めて、みんなで守る」という方針で乗り越えてきました。今でも続く特色ある学校行事なども生まれ、家から離れ、不安な中でも友と出会い、せめぎ合い、おたがいの人格を認め合って、逞しく共存しあって成長していく、つげのの教育の文化が創り上げられてきました。

  教育として20年が経過し、学校として安定してきた時、突如起こった不幸が男子寮の火災です。寮は全焼し、ひとりの男子生徒が亡くなってしまいました。大切なお子様を受け入れてきた学校として、二度と起こさないという決意の下、寮を再建し、再発防止策を徹底すると共に、慰霊碑をたて、決して忘れてはならないこととして毎年、追悼集会を開いています。

 この間、公立以外にも民間の多くの通信制高校が生まれ、不登校の生徒に対する選択肢は広がりました。そのため設立当時は一学年約130名ほどいた生徒も、一学年30名ほどまで学校は縮小しました。しかし、ここ数年、通信制の教育では提供できない全寮制の教育の良さが見直され、生徒数も再び増え始めています。

 そして今、改めて、つげの高校の教育を皆様にご理解いだき、森の中にある全寮制の学校ならではの価値を創り出していきたいと考えています。

3.「?」マークの素敵な学び舎の修繕にご協力をお願いしたい!

 冒頭の写真にもあるように、上空からみると、校舎は「?」マークになっています。学びの基本である「なぜ」「どうして」を象徴しています。 

 木造校舎の良さは随所にあります。コンクリートの校舎にはない穏やかで温かい雰囲気が、学校全体にあり、それが教師と生徒、生徒同士の関係を和やかにしています。

 音楽堂では授業だけではなくコンサートが行われています。また、ボルダリングができる場所があったりもします。学校の近くには野ウサギが巣をつくっていて、時々、校庭を飛び跳ねています。

 冬には隙間風が入ってきて寒かったり、雨漏りや湿気の多いところの木が腐ってきたりと、木造であることの不具合も多々ありますが、自然と調和する学び舎として、私たちはこの建物が大好きです。使えば使うほど味が出てくる木造の校舎の良さを活かして、100年後も大切に使っていきたいと考えています。

  しかし、修繕が急務なのが廊下です。雨が降るとどうしても廊下に水がたまり、その廊下の木の劣化が激しく、毎年修繕していますが追いつきません。ひとつの穴は、下の階が見えるほどになっています。 


 こんな学び舎ですが、とても素敵な場ですので、皆様も是非一度、お越しください。このクラウドファンディングで修繕をした後、一番いい秋の季節に遊びにきて、この風情のある校舎とそこから見える絶景を楽しんでいただければと思います。 また、つげの高校の名物行事である「グレートアース」などの体験や、満天の星空をみるソロキャンプなど、つげの高校でないと味わえない楽しさを、今回の寄付を通じて味わっていただきたいと思います。

 そして、なにより知ってほしいのは、この校舎の中で育つ高校生たちです。

 つげの高校の生徒は、とても仲が良く、多彩な学校行事や部活動などでは活き活きとした姿が見られます。探究型の学習で、まちづくりに参加したり、防災ボランティアに出かけたり、学校外でも活動しています。毎年行われるインターンシップ(現在はコロナ禍のため規模を縮小して実施中)では、まちの様々な企業や行政、事業所で仕事体験をしたり、地域と協働の商品をつくったりしています。今回の寄付をきっかけに、つげの高校にお越しいただき、元気な高校生たちと交流をしていただけるとうれしいです。

4.資金の使い道

 木造校舎2階全ての床板の交換には1千万円以上で、このままでは保護者の皆さんにさらなる負担をお願いせざるを得ません。すでに寮費として相当の負担をしていただいていることからそのようなことは絶対にしたくありません。

 そこで2階の校舎を5つに区分けして1年に1回ずつ床板を修繕することで、時間はかかっても保護者の負担を増やすことなく美しい木造校舎を再生していきます。今回皆様からいただいた資金はその1回分にすべて充当させていただきます。

材料費 約220万円

工事費 約45万円

広報費 約5万円

手数料 約30万円

<所得控除・税額控除の注意事項>

本プロジェクトへのご寄付は学校法人 黄柳野学園への寄付となり、弊団体が寄付金の受付及び寄付金受領書 (領収書)の発行を行います。このプロジェクトの寄付は寄付金控除の対象になります。
「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、学校法人 黄柳野学園が発行した寄付金受領書 (領収書)をもって確定申告をしていただく必要がございます。クラウドファンディングの特性上、目標額達成後の日付で発行となります。※領収証はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。

1.税額控除制度について

 本学園は税額控除対象法人の要件を満たしていないため非対象です。但し、愛知県在住の寄付者様に関しては、県民税の税額控除を受けることができます。

2.所得控除について

 当法人は特定公益増進法人に認定されており、所得控除については、お送りする寄付金受領書および特定公益増進法人の証明書を添付していただくことで受けることができます。

5.実施スケジュール

つげの高校木造校舎再生プロジェクト

2022年5月上旬 契約・着工

     6月上旬 完了

     6月下旬 リターン発送

     10月   黄柳野高校学園祭

2023年3月(予定) 教育発表会


6.募集方式について

 本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

7.リターンについて

主な返礼品の紹介をさせていただきます。


★つげの高校オリジナル講座「グレートアース」体験+学食体験

 「グレートアース」は本校の立地環境を活かした体験型授業の一つ。
近くにはクライミングで有名な大きな岩や滝など、この地域ならではの特徴を"自然で遊ぶ達人"「成瀬陽一」(沢登り界で有名な方です)が案内します。自然の空気を体中に取り込みながら肌で感じ「自然から学ぶ」を体験します!


 学食は地域で採れた野菜やお米など地産地消を多く取り入れた、食堂スタッフの溢れるサービス愛と一緒に食していただく、つげの食堂でのランチタイム!個性豊かな食堂スタッフ一人ひとりに出会えることもリターン品!?


★つげの高校オリジナルユニホーム
 運動部共通ユニホーム『muddy ants』アイテムです。

 muddy antsとは、直訳すると「泥だらけの蟻たち」ですが、【泥】は固まれば石のように硬く丈夫なものになり、それぞれに抱えたものは違えど「絆」「意志」を生むという思いと、【蟻】は1人では、わずかな力であっても、仲間と力を合わせることで、巨像を動かすこともできる!という思いが込められています。黄柳野高校で自分自身の可能性をもう一度信じ、仲間と共に困難に立ち向かっていく協心の精神と挑戦の表現がチーム名となっています。ロゴデザインには、六角形の右下の一辺を反転させることで校舎の「ハテナ」をイメージさせ、本校の教育理念と、たくさんの支えに感謝を忘れない!という意味が込められています。

生徒みんなで同じユニホームを着て気持ちを一つに日々練習に励んでいます。離れた場所でも同じものを身につけてそれぞれの場所で汗をかいて一緒に頑張れる気持ちになれる応援アイテムです!(S,M,L,XL)

★つげの高校発行誌「春秋」バックナンバー

定期的に発行される不登校やいじめを体験した在校生の体験談が詰まった「つげの春秋」を1年分約10名分をお送りします。全寮制つげの高校へ来たきっかけや、現状、これからなどが書かれた体験談、時には卒業生だったり、保護者の語る号もあります。出身地、年齢、転校生などなど、それぞれの体験談が詰まった、スタッフでもなかなか聞けない本音の話がたくさんです!


★和太鼓部&ダンス部公演

 和太鼓部は開校当初から続く歴史ある部活動です。徐々に活動範囲を広げ2022年ついに自主公演を開くことになりました!


 ダンス部は2020年発足の新しい部活動です。朝の情報番組「スッキリ!」のダンスoneプロジェクトに出演し、現在、名古屋テレビの1年間の取材がスタートしています。今後の活動に注目です!

 不登校経験者が多い子どもたちが外部との接点を持ち、臆することなく発信や挑戦する姿を近くで見られる機会です!


★学園祭

 毎年10月初旬に行われる学園祭への招待券です。各クラスによる出し物、保護者による出し物などで賑わう学園祭を生徒のガイド付きでご案内いたします。(2022年度.10.1予定)

※コロナウイルス感染症の影響により一部内容が変更になることもあります。


★ソロキャンプ

 奥三河の自然あふれる、つげの高校の広大な敷地内でキャンプができる特別体験。晴れていれば満天の星空を見ながらのキャンプは格別!大自然と木造校舎に囲まれてキャンプができる特別体験。フクロウや鹿の声、野うさぎの飛び跳ねる音なんかも聞けるかも?!水道、トイレ、お風呂は黄柳野高校の施設をご利用ください。
※校内は直火厳禁です。雨天の場合は応相談。


★大人の体験入学(一泊二日)ペア

普段は子どもしか体験できない黄柳野高校オープンキャンパス(体験入学)を期間限定で高校生として体験していただけます。魅力的な授業やフィールドワークに参加して黄柳野高校の生徒として寮生活を体験しましょう。思い出したい学生気分をもう一度味わえる2日間をどうぞ!一組二人まで参加可能です。



8.つげの高校 クラウドファンディング チームについて

黄柳野高校 沿革

1990年  「人間教育をすすめる学園を共につくる会」発足

1992年  ㈶黄柳野学園設立準備財団認可

1994年  愛知県私学審議会にて認可申請「可」となる

1995年  学校法人黄柳野学園 黄柳野高等学校開校

1997年  若林繁太氏 名誉校長就任  

横山徹(国語科)…黄柳野高校開校から27年、生徒たちと共に学んできました。このプロジェクトを通じて未来の黄柳野生のための学び舎を守っていきます。

蒲重光(事務)…これまでたくさんの生徒たちや保護者の皆さまが守ってきてくださった黄柳野高校を私たちで未来につなげていきます。

小林知穂(事務)…黄柳野高校の窓口として皆さんのご期待に応えていきたいと思っています。アフターフォローはお任せください!

猪俣誠也(男子寮)…黄柳野高校を卒業して、今は寮務として日々奮闘しています。生徒の視点でこれからも黄柳野高校を素晴らしい学校にしていきます。   

今回、クラウドファンディングにチャレンジするのは学園としては初めてです。達成までがんばりますので、どうぞよろしくお願いします。


  • 2023/02/08 12:47

    大人の体験入学(一泊二日つげの高校生体験)にご参加いただきました。今回のクラウドファンディングの目玉リターンである一泊二日大人の体験入学を先日実施しました。今回は近藤さんにご参加いただきました。一日目は探究の授業「Athliss(アスリス)スポーツエンターテイメント」でキックボクシングの授業で...

  • 2022/10/13 22:29

    10/2㈰にクラウドファンディングのリターンメニュー「つげの高校グレートアース体験」を実施しました。数日前まで11月中旬並みの気温で開催できるか心配していましたが、当日はカラッと晴れて気温も9月頃の暖かな日になり、楽しんでいただくことができました。午前中はきのこ狩り講座で天然のマイタケの香りを...

  • 2022/09/29 21:17

    クラウドファンディングにご協力いただいた皆さま10月1日㈯に予定通り学園祭を開催いたします。10:30オープニング、14:05ステージ発表、16:30奥三河フェスティバル、17:30頃チャリティーオークション、18:30エンディングです。その他にも熱気球体験(安全対策のため微風でも中止になるこ...

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