青森県八戸市かつて東北の上海と呼ばれた湊町「新丁 shinchõ」。

漁が元気であった時代、
遊郭としても栄えその痕跡が今尚
微かに残る町。

夜も暗いうちから始まる朝市には
新鮮な魚、野菜、花が並び
威勢の良い男たちの掛け声が飛び交い
「いさばのカッチャ (市場の母ちゃん)」
の笑い声がこだまする。

色鮮やかなほっかむりを被り
籠を背負って買い物に出かける女たち。

そして夕暮れ期の静けさを破る
ウミネコの鳴き声。

凍える寒さの中、その活気は
さぞ 明るく 暖かく 美しかっただろう。

しかし活気あふれる「市」は中枢の移動や、
スーパーマーケットの発足と同時に衰退してゆき
空き家が増え
いつしか、
いさばのカッチャの姿も
ほとんど見られなくなった。

繁栄期には旅館だった明治28年竣工の家屋

戦火を乗り越えて
なお美しく佇む

炭火手焙煎珈琲 「6かく珈琲」
2022.02.17に開店。

八戸の景色はだいぶ変わった。でも新丁は古き良き空気が流れていて好きなエリアだ。

活気あふれる湊町 東北の上海と呼ばれていた新丁

八戸を含め日本全国の地方都市は、そのオリジナルの魅力を失いつつあるが、ここ新丁はまだ古きよき情緒が残る町。 おばあさんがカゴを背負って市場に買い物に行く姿が見える。「ここの風景や人のこころのあり方が好きだった。見えないものを大切にしている。言葉ではない何かをまだ残していると感じた。」故郷である八戸に引っ越してきたのは6年前。東京で暮らしを立てたり、全国各地を訪れる中で 東北の力強さを再確認。 本州最北端の地で店を開くことを決意した。

港の文化が八戸のいいところのひとつ。ここは川も市も近い良いエリアで、その昔は活気に溢れるエリアだったそうだ。「新丁で新しい店をやる」というと地元の人たちには、八戸中心街ではないこのエリアを選ぶことに驚かれた。昔からの風情をまだ持っているこのエリアを選んで、土臭さをのこしながら6かく珈琲をやっていきたい。そして、6かく珈琲のオープンを機に、このエリアの空き家を利用して、さらに新しい店舗が増え新しい形で湊町に再び活気が蘇ることを願っている。吉島夫婦と2人の息子さんはこの127歳の建物に住んで5年

6かく珈琲=炭

東京でのファッション業界を経た後、違和感を覚え地元に戻ったときに 辿り着いた炭焼き。「炭を焼いているのは人間の行為かもしれないけど人間がやれることってそんなにない。あとは自然が炭をつくりあげていく。事に仕えるということ。単純に炭と生活していたいんです。」 九州で炭焼き業をする中で、珈琲豆を焙煎し始めた。

6かく珈琲の珈琲豆は、七輪の炭火の上で手でくるくると回すロースターでの自家焙煎。出来上がりは、6感をフルに使って決める。人にしかできない仕事。 使用するのは、より自然に近い状況で育てられた珈琲豆。 「出来る限りアナログな手法での製造を心掛け、自然が作り上げた味を崩す事なく届けたいと思っています。」

もう少し多くの量を作れるようになって、町の人にも届けられるようになりたい。そのためにこのクラウドファンディングで大きめのロースターを購入し、もう少し生産できる量を増やしたい。

自然界に存在する6角形。蜂の巣のハニカムが有名だが、炭も顕微鏡で見るとハニカム構造でできていて、自然界がつくりあげる美しい6角形が重なり合ってできている。自然・炭への想いを表現している6かく珈琲。

明治28年竣工の家屋に6かく珈琲があらたなストーリーを育む

いろいろ探してようやく出会ったこの建物。

海運業から始まり、華の旅館時代を経て最後は病院にも様変わり。船の模型があったりシンクが旅館の厨房サイズだったり玄関横に薬の小部屋があったり。色んな歴史が入り混じった不思議な空間。

改装に手をつけてから約5年間、この建物は少しずつ時間をかけて変化してきたが、今回をきっかけに大きく生まれ変わる。いろんな顔がある場所にしたい。暗いところも明るいところもあるのがいい店かなと思うんです。いろんな顔をもつ6かく珈琲スタイルのお店、まずはテイクアウトの珈琲店として、歴史あるこの建物に新しいストーリーを足していく。

イベントでの珈琲販売5年 「珈琲がそこにある時間」を愛する方々に支えられてきた

6かく珈琲は今まで、トラックでイベントに出店するスタイルでやってきました。好きな人は好きというスタイルで、多くの方に支えられ、次のイベントを心待ちにしてくれている方も増えました。まずはいつでも豆を買える場所をつくりたい。

6かく珈琲の今後

8月のグランドオープンを目標に進んでいます。イートインあり、2階はギャラリー兼ポップアップスペースとして利用していく予定です。炭火焙煎カカオから作るチョコレートの販売も本格始動。通りから直接買えるテイクアウト窓口を設けて、炭火焙煎カカオのソフトクリームも発売予定。
「地元の人との繋がりが、とても大切だと思うんです。」
通り沿いの小窓からソフトクリームを注文、 通りでそれを待つ人。
そんな景色ができて
賑わいが出る。

そうなればいいなと思っています。

資金使用方法について

今回店舗販売をスタートして、地元の方を含め、もう少し多くのお客様にご提供できるようになりたい。けれど、現在使用しているロースターでは1時間にできるのは僅か800gの珈琲豆。生産能力を増やすため、1時間に1200gまで焙煎できる新しい焙煎器の購入資金のご協力をお願いしたいと思っています。

特注の七輪に乗せる台座とロースターで合計30万円ほどかかります。

====みなさまのおかげで第一目標30万円達成いたしました

第二目標50万円を設定し、追加する20万円をチョコレートをテンパリングする機械を購入する費用とさせていただきます!

ーーーー テンパリングとは。ーーーー
温度調整をかけることで チョコレートに含まれるカカオバターの粒子を、安定した細かい粒子に結晶させること。 見た目・なめらかさ等、より上質なチョコレートに仕上がる。 チョコレート製品を作る上での要となるものです。 今までは テンパリングも手作業で行っていましたが 機械導入により より質の良いものを より多く提供できるようになります。

(その他、リターン返礼品制作費、リターン品送料、CAMPFIRE手数料にも、今回ご支援いただく資金を使用いたします)

今まで&今後のスケジュール

平成31年6月 開業届 臨時営業許可取得 〜トラックにてイベント出店〜
令和3年10月下旬 保健所の審査
令和3年11月 HP開設
令和4年2月17日 新店舗オープン
3月 クラウドファンディング終了
3月下旬〜 リターン発送予定

8月グランドオープン予定

リターンのご紹介

6かく珈琲オリジナル珈琲豆はもちろん、6かく珈琲オリジナルキャラクター6かくマンのオリジナルグッズ・ステッカー・ポストカード・トートバック・ロングTシャツもご用意しております

またスペシャルリターンとして出張チョコレート作りワークショップもあります。
あなたの町に6かく珈琲チョコレートワークショップをお届けできる大チャンスです。

===第二弾 50万円へのチャレンジでチョコレートのリターンを追加しました
パッケージには、 縁のあるアーティストの作品を起用。 それぞれの世界観も お楽しみください。
Dominica /  2KO ITO   'hachinohe Aomori' 
Brasil /   YAM      'hachinohe Aomori' 
Mexico  /   TOKIO AOYAMA  'Akita'


募集方式について

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最後に

6かく珈琲クラウドファンディングの記事をお読みいただきありがとうございます。

古き良き香りがまだ微かに残る湊町 新丁
127年の歴史ある建物に乗って
「6かく珈琲」の船出
ぜひ現地に空気を感じにきて欲しい

まずは珈琲をいっぱい

青森 八戸 新丁 湊町 うみねこと海の空気を感じながら
ゆっくりと6かく珈琲をあなたの家でいっぱい

お待ちしております。

  • 2022/06/10 21:28

    リターン用のチョコレートの制作ひとつひとつ心を込めてカカオの焙煎からスタートし先日ようやくサポート頂いたみなさまにリターンをお届けすることができました。みなさまのご支援のおかげで買えた焙煎機とテンパリングマシーンを使ってみなさまへリターンを送る事ができてホッとしております本当にありがとうござい...

  • 2022/05/07 15:33

    3月31日支援者数 72名 519000円で無事に第二目標も目標達成することができました。本当にありがとうございました。みなさまにご支援いただきましたお金で購入させていただいた新しい焙煎機とテンパリングマシーンで順次リターン商品を制作しお送りさせていただいております。現在、チョコレートのリター...

  • 2022/04/13 09:57

    <青森県八戸市新丁>炭火手焙煎珈琲 旧家改築 美しき景色の存続と文化新発展の試み>

6かく珈琲のクラウドファンディングをご支援いただきましたみなさま本当にありがとうございました。 支援者数 72名 519000円で3月31日をもって無事に第二目標も目標達成することができまし...

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