はじめに・ご挨拶

NPO法人 子どもの環境を守る会 Jワールドは、「あなたは高価で尊い!一人ひとりが違うから素晴らしい」を理念とし、子どもたちが自分を喜び、将来を喜び、素晴らしい日本の未来を切り開く子どもたちの健全な成長を願っています。特に、家庭や社会の状況がどうであれ、生き抜く力、将来と希望を見出す力をつけて欲しいと願っています。

Jワールド スタッフ、ボランティア一同

そのために、乳幼児期から思春期までの子どもが安心して成長できる健全で明るい環境や居場所づくりを通しての子育て支援、街づくりを目指しています。

Jワールドでは、2021年1月より、家庭や子育ての悩みを抱えている方々を応援する事業「リバちぃ」を開始しました。親子そろって無料で安心して利用できる相談場所、居場所です。リバちぃとは「リバティ(Liberty:自由)+地域」という意味で、地域で困っている方々がそれぞれの悩みから解放されるようにという願いを込めています。

保護者の相談場所、兼 子どもたちの居場所「リバちぃ」ルーム


このプロジェクトで実現したいこと

家族と一緒にお出かけできない家庭の子どもたちに、スタッフやボランティアスタッフと一緒にお出かけを通じた、個別での家族体験をさせたいです。

お出かけ先としては、自然豊かなキャンプ場で、遊んだり、バーベキューをして、お泊まり体験をします。子どもたちには、企画するところから一緒に参加してもらい、スタッフと相談して、やることを計画し、実施します。こうして、本来家族で行う体験を補完し、楽しみながら触れ合う中で子どもたちに、自分は愛されて大切にされている、ということを受け取ってもらったり、自立に向けた経験をしてもらいます。


プロジェクトを立ち上げた背景

貧困は世代間連鎖する傾向にあることが知られています。その原因として、保護者自身が精神的に社会的な生きづらさを抱えていて、子どもたちの養育に手が回らずに、家庭の中で身につけるであろう、学習・運動・家事などの基本的な生活習慣を身につけないまま大人になる子ども存在することがあげられます。また、発達支援が必要であっても、保護者が気づけず、そのまま困難を抱えている子たちがいます。

コロナ禍が始まってから、Jワールドが松戸市に委託を受けて実施する中高生のための居場所づくり事業では、利用者が大幅に増加しました。近隣学校長からの話により、支援を必要と考えている貧困世帯の子どもたちも多く含まれていることがわかり、さまざまな理由で家を居場所とすることができない子どもたちが多くいる現実を強く実感しました。また、Jワールドでは設立以前から大家族体験ができる居場所づくりを行ってきましたが、そこに入ることができない、個別での支援を必要とする家庭が多くあることに気づきました。それを受け、2021年1月に、課題を抱えた家庭のための個別での自立支援事業「リバちぃ」を開所しました。

課題を抱えた家庭の子どもたちが社会的に自立していくためには、行動面だけでなく、精神的な面も含めた、全人格的な支援が必要になります。つまり、学習だけ、調理だけ、という一面だけでなく、家族体験を通して、まずは自分は愛され、大切にされるべき存在なんだという受け取って自己肯定感を高める必要があります。自己肯定感を持つことができるようになると、自分だけでなく、他人も大切にできるようになり、困難に対してお互いに支え合って乗り越える、自立する力が身につくようになります。

家族体験の一つとして、お出かけがあります。お出かけという特別な時間で、子どもたちはスタッフとのコミュニケーションが増えて親近感が持て、その体験に自分が連れて行ってもらえる、思い出を共有できるという特別感から愛情を受け取ることができます。また、非日常の体験を共にすることでチャレンジすることへの自信が芽生えたりします。そういったことから、お出かけ体験を積極的に取り入れたいと思いました。


これまでの活動

リバちぃ事業では、2021年1月の開所より、
・保護者の悩み相談
・子どもたちの居場所づくりを通した、自立支援
を行ってきました。

自立支援では、
・買い物、調理、洗濯、入浴などの家事
・学習の遅れを取り戻したり、学習習慣を身につけるなどの学習サポート
・ボードゲームなどの室内遊び、工作に加え、屋外での運動
などを行ってきました。

学習サポート調理体験

学生ボランティアとの屋外遊び

その一環として、お出かけ体験も行ってきました。2021年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、半日程度のお出かけ、博物館見学などを行ってきました。2022年は、それらの経験も踏まえて、感染症が落ち着いたタイミングで、1泊2日のキャンプに出かけたいと考えています。

4月24日 キッコーマンアリーナ(流山市民総合体育館) アスレチック

Jワールドが所有するキャンピングカーアスレチックで遊ぶ子どもたち

8月5日 千葉県立柏の葉公園 アスレチック、虫取り

虫取りの様子

9月23日 千葉県立手賀の丘少年自然の家 アスレチック、森林の探検

アスレチック森林探検

11月16日 21世紀の森と広場(松戸市)、松戸市立博物館

広場でピクニック

広場で遊び


資金の使い道・実施スケジュール

2022年5月から10月までの間にお泊まりキャンプを2回行いたいと考えています。ただし、新型コロナウイルス感染拡大の状況により、デイキャンプや別施設を利用したレクリエーションに変更する場合があります。


キャンプ1回あたり

【参加人数】6名程度

【費用】

・施設使用料:7,000円

・キャンプ用品、レジャー品のレンタル:10,000円

・食材費:9,000円

・保険料:2,500円

・ガソリン代:3,000円

・その他:1,500円

計33,000円

なので、

2回分の合計:66,000円


加えて、タープを購入します。当法人が所有するキャンピングカーは、付属のサイドオーニングが故障していますが、購入するのが高額なため、代用品として。

タープ:30,000円


そして、

CAMPFIRE手数料:約20,000円


合計 116,000円



リターンのご紹介

1000円
団体からのお礼メール + 事業報告レポート

3000円
事業報告レポート + 子どもからのお礼状

5000円
事業報告レポート + 子どもからのお礼状 + 子どもの工作品

10000円
団体からのお礼状 + 事業報告レポート + 石山恒貴 著 地域とゆるくつながろうーサードプレイスと関係人口の時代ー(静岡出版) 

※事業報告レポートは全てのお出かけ体験をまとめたものをお送りいたします。
※工作品は、折り紙やレジン工作、アイロンビーズなどを予定しており、数量は1個、サイズは最大10cm x 10cm程度、100g以下を予定しています。
※出版社にリターン品としての使用許可を得ています。
※著作物の権利は、製作者が所有するものとし、複製、転売、改変などの行為を禁止いたします。

リターンの発送時期については、プロジェクトの終了後、作成に1ヶ月ほどの期間がかかることを想定し、2022年12月の発送を予定しています。


プロジェクトの中止・返金について

コロナ禍の影響が長期にわたってひどい場合には、お出かけ体験をデイキャンプなどに規模を縮小して実施します。万が一、止むを得ずにプロジェクトを中止する場合には、支援者のみなさまにその旨をお知らせした上で、返金させていただきます。


最後に

家庭や社会の状況がどうであれ、子どもたちには生き抜く力、将来と希望を見出す力をつけてほしいと願っています。そのための家族体験の一環として、お出かけ体験を通じて、子どもたちの精神的な回復や自立する力が育って欲しいと思います。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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