▼はじめにご挨拶

初めまして。ページを見てくれてありがとうございます！
僕はつい、この間までトリオ「にわとりヘッド」のツッコミをしてました延藤です。
現在はトリオを解散してピン芸人として活動をしています。

芸歴12年目の僕は18歳の時に大阪で芸人になり、5回の解散を経験して今に至ります。
トリオで芸人をしていた時にはテレビにも何度か出演し、上手くいけばいいなーと
思っていましたが、相方の失踪をキッカケにトリオを解散せざるをえない状況になりました。

ピン芸人になって、改めて自分の芸人人生を思い返した時に
ある一つの考えに僕は行きつき、今回この「劇場を作る」という
プロジェクトを立ち上げる事に決めました。
初期費用だけで、1000万円が掛かります。手にした事のない大金です。
12年の芸人人生を賭けての一大決心です。
全てを曝け出してお話しするので、僕にお金を下さい！！！お願いします。

▼プロジェクトの概要

今までのお笑い人生を振り返った時に、僕のお笑いの原点は大阪によくある
「寄席小屋」と呼ばれるお笑い専門の小劇場だなと思いました。
大阪でお笑いを始めた頃から、東京に出てくるまでに何百回と立たせてもらったのは
NGKなどの有名で大きな舞台ではなく、小さな小さな寄席小屋です。

寄席小屋は芸人が自ら、お笑いに興味のあるなし関係なく道行く人に声を掛け
呼び込みをしてお客さんを集め、1日に何回も公演を行うのが一般的なスタイルです。

そういったスタイルだった事もあり、寄席小屋に来る人は年齢も性別も様々で
僕たち芸人にとっては、自分達の今の力量を存分に試せる場所でもありました。

東京に来て事務所ライブなどに出るようになってから感じたのは
固定客が多いという事と、関西とは違いお笑いを劇場に見に行くという習慣が
関東の人には根付いていないという事でした。
劇場に足を運んでくれる人の人数が圧倒的に少ないのです。
そんな状況の中で新しいネタを試したり
今までにないスタイルの漫才に挑戦する事もありましたが
ネタは何度もお客さんの前でやる事で完成度があがり、お客さんの反応をみて
タイミングや言葉を変え完成させる一つの作品なのですが、足を運んでくれる
お客さんが少ない事でどのライブに出ても、基本的にはお客さんは同じ人ばかりで
反応が毎回同じになってしまったり、「そればっかり…」という空気感になったりと
芸人にとって良い環境であるとは言い難いというのが現状です。

お笑いを見に行く＝お笑い好きしかいない。
もしくは、目当ての芸人さんが出るから見に行く場所という方程式が出来つつある今
お笑いの劇場は敷居が高い場所ではなく、30分ほどの空き時間に気軽に
エンターテイメントを楽しむ事が出来る場所にしたいと僕は思いました。

大阪時代に立った寄席小屋を東京に、しかもお笑いに興味がない人にも
気軽にファーストフード感覚で年齢や性別関係なく足を運んでもらえるように
東京の中心で最も人が集まる原宿竹下通りにお笑いの劇場を建てようと考えました。