★ネクストゴール挑戦中!『1,000万円』を目指します!

<2/15 14:31>おかげさまで、目標金額に500万円に達成しました。
たくさんのお力添えに感謝し、まずはお礼を申し上げたいと思います。
次なる目標が達成しましたら太陽光発電による、自家発電の装置を付けた茶室として運営したいと考えております。
また、達成しなかった場合もコンポストを取り入れる、簡易トイレを備蓄するなど、エコや防災にも備えられるように投資して参ります。

長く皆さんに愛される場所として、継続的に運営が出来るように環境や有事にも配慮した施設として運営します。
どうぞ引き続き、応援のほどお願いいたします。


はじめまして、香川絢子(かがわあやこ)と申します。
21年間企業人として働きましたが、【和食や、日本文化を分かりやすく、楽しく発信する仕事】をしようと決意致しました。


今回は拠点となる茶室を作るにあたり、皆様のお力添えを頂きたく本プロジェクトを立ち上げました。

広島市出身 ―700年近い系譜を持つ旧家で曾祖母を含む7人暮らしの大家族で育ちました。


令和の現在も「薪」でお風呂を沸かし、「山水(やまみず)」の飲める兼業農家の「古い田舎のうち」が私の実家です。

築150年以上 城山の真下の真ん中にある家なので「中の屋(なかのや)」と言う屋号が実家にはあります。


新たに立ち上げた会社名は、この屋号から「中の屋株式会社」と言います。

「平家物語」に出てくる、熊谷直実(くまがいなおざね)と言う武将のひ孫が、この裏山の城主でした。
埼玉県の”くまがい市”が出身の武将です。

私の祖先は客分(きゃくぶん)として、この熊谷氏と一緒に埼玉県から、広島に移り住んだルーツがあります。

私が高校2年生の時 92歳で他界した曾祖母(ひいばあちゃん)は、日本舞踊や華道に精通しつつも20年以上アメリカ カリフォルニアで過ごした人だったので、とってもハイカラな人でした。


今年8月19日 98歳で他界した祖父は、準じてアメリカ生まれ、アメリカ育ち
終戦後、最初の船便で広島に帰国し、GHQの通訳として働きつつ被爆者であった祖母とお見合い結婚


女学生時代に被爆した祖母は、4年前に他界しましたが、運よくケガも病気もなく、悲惨な想い出をほとんど語ることなく

他の人が話さないような戦時中の前向きなエピソードをたくさん聞かせてくれました。



両親が共働きであった為、三人から日米の異文化の混在する生活」の影響を強く受け

被爆三世として、日本人だけどアメリカンな広島愛のかなり強い人間へと成長します。


仏間のある座敷には子どもは入ってはいけない。フォークとナイフが扱えるまでは子ども外食には行けない。


和洋折衷の厳しい所だけ切り取った【躾(しつけ)】は、今になって感謝しております。


大学進学で過ごした京都では、「お茶もお花も家元のある町だから、お稽古をしないともったいない!
黙って着いて来なさい」と母の導きで、道表千家と華道池坊の先生の元、お稽古が始まります。

しかし、就職してからも「全く社会で活かせる見込みが無い。」と思っていたこの習い事。


名古屋に転勤し、最古の老舗料亭で、丸11年間 若女将として働くこととなり、多少の心得があったことが活きた時は親に大感謝したものです。








女将修行先としてお世話になった、京都の老舗料亭 萬亀楼(まんかめろう)さんでは「どこの流派でお稽古されていますか?」と質問され、「表千家です」と答えると「じゃあ、うちも一緒だから来て下さい」「先代も、先々代も女将として嫁いで来た人が広島の人だったのよ」と出身地とお茶の流派でお許しが出たことは、深いご縁を感じずにはいられず、“芸は身を助ける”を肌身でもって経験しました。









「芸どころ名古屋」と言われるこの地域は文化人の層が厚く、14年前に移住した際、茶道、華道、日本舞踊などに関心を持つ方がとても多く、お稽古が身近であることに驚いたのを記憶しています。

お蔭様で多くの有識者に恵まれ、この地域でより深く日本の文化、歴史、芸能について学ぶ機会を得ました。







料亭と言う仕事柄、外国人旅行客や「G20愛知・名古屋 外務大臣サミット」など国外の要人と接する機会を持ち、日本文化への海外からの関心の高さ、観光への経済効果を実感します。

茂木 元外務大臣。大臣に就任されてすぐ「G20サミット」の大役を担われていました。
招待国含む、29か国の外務大臣をお招きし、各国の大臣がキレイな所作で和食を召し上がっておられたこと。

外務省、警察官の方々、SPの皆さんが日本建築、日本文化のマナーを徹底して習得され、ご来店されていたことには非常に感動しました。


そんな中、日本の茶道・華道人口や教室は過去20年間で50%減


茶道が起点となる和食の会席料理を提供する料亭は過去30年間で93%減


(茶道は2019年、料亭は2021年の文化庁による調査統計)との実態を知ります。


















さらに、2029年の10年後にはここから90%減少をする予測であると聞き、コロナ禍で拍車のかかった昨今の事情を鑑みても、日本文化は危機的状況だと危惧しております。

フランスでは、季節の文化、歳時についても家庭でしっかり家族と共に子どもに伝え、伝統文化の継承を行っている親御さんは8割と言われています。

一方、日本の学校教育の中からは年中行事や催事についての指導、活動は消えつつあり、家族内で日本の文化、行事を行っている家庭は2割ほどだそうです。


世代が変わり、約20年もすると日本の歳時や文化は消え行くのが目前になっています。

 

茶道はまだ「古典芸能」ではなく、日常生活に伴う「生活芸能」と言われていますが、果たして10年後も同じことが言えるでしょうか?

アメリカで世界の最先端の生活を経験してもなお、日本に戻ってから伝統文化を継承し、子に、孫に伝えて来た私の祖父母達のように、私は子ども達に伝えられるだろうか?


未熟な茶道講師の私に出来ることはあるだろうか?自問することも多いです。
しかし、少しでも多くの方に茶道をきかっけに日本の文化に触れて関心を持ってもらいたいと願っております。










今回、茶道教室を開校するにあたり20件以上の茶室、和室をお持ちの方をあたり、視察にも10か所近く足を運びました。使われていないお部屋が多く、いずれもかなりの修繕費用がかかることが分かりました。

茶道を普及する目的を思うと、外から見える空間で通りがかった人にも興味を持ってもらえ、気軽に足を運べる立地であること。通って下さる生徒さんや観光客の皆さんが、ワクワク出来る場所と考えた際、自分でプロデュースして、大好きな【円頓寺商店街】に一見茶道茶室と思えないような珍しい空間を作ろうと思い立ちました。

教室は、円頓寺商店街 西側から入ってする右側(南側)に新しく立つビルの1階に作成します


 

今回の茶室が完成した暁には、1週間の内2日程度は茶道の「お点前を習う生徒さん」の為の稽古場として使用し

残りの5日間は、

●茶懐石の触りを体験できる「一汁一菜(いちじゅういっさい)」の粥膳¥1,500
●ご自身で抹茶を点てて飲める「甘味膳(あまみぜん)」¥1,000

をご提供し「お客様としての所作を学べるように」致します。
フラッと立ち寄ってもらって喫茶店感覚で茶道の一端が体験してもらえるように計画しています。

ここでは、茶筅(ちゃせん)で点てて飲む「生珈琲 Green Coffee」も提供します。
生豆成分とアラビカ豆のブレンドコーヒーですが、フィルターを使うことなく、薄茶を点てる時の抹茶とお湯の同分量、同じ方法で点てて飲める不思議な珈琲です。


苦味と酸味が少なく、和菓子、和食に良く合うんです。

抹茶が茶葉をそのまま飲めることから栄養価が高いのと同様に、この生珈琲も未焙煎で栄養満点!
元々どちらも嗜好品としての歴史があり、体に良い栄養素がたっぷりなことも共通する点です。


抹茶が苦手な方でも、茶道のお点前で珈琲が楽しめますよ!

また、モード和菓子を提案しておられる「和菓子デザイナー 諸星みどり」さんのお干菓子を取り扱います。
#modewagashiのフォロワーは1万人

和菓子屋さん激戦区の名古屋に、新しい風が吹く事を願ってワクワクしております。


オンラインショップでもすぐ完売してしまう、このお菓子はスイスとここ名古屋だけの取り扱いです。
※modewagashiの場合は、甘味膳の価格が変動することがあります。ご了承下さい。



そしてゆくゆくは、

「千鳥の盃(ちどりのさかずき)」を体験できるようにも!
これも茶懐石の中の一コマで、お酒と肴を楽しむ時間を切り取った物です。
バーテンダーとお客様が互いにお酒を酌み交わす。現代だとこんなシーンに近いと思います。
亭主を古典芸能に携わる人が担い、手燭の灯りの中に楽器を奏でながら、歌舞伎の話をしながら・・・なんて、想像するだけでワクワクしませんか?


そもそも「茶道って食事が出るんですか?」「お酒飲めるんですか?」と驚かれる方はとても多く、このお酒も日本酒に限らず、ワインやリキュールだってかまわないのですし、生ハムやチーズだって使う事があります。

このような楽しい時間も茶道なんだと、お茶を全くご存じ無い方にこそ学びと発見のある空間にしたいと考えています。

茶道の正式なおもてなしである茶事は、

●現代の和食の所作や料理の構成の起源となっていることを知ってもらいたい

さらには、

●もっと気軽に茶道に触れてもらい、1つでも学びと言うお土産を持って帰ってもらいたい

●せっかく茶道のお稽古をした生徒さん方が、実体験でお客様をもてなす空間にしてもらいたい

こんな願いを持っています。


また、着物の着付け教室や、華道、和小物の物販、愛知県周辺の伝統工芸品の展示など多岐に渡る活用も視野に入れ、観光や日本文化の継承に一役買える場所にしたい!とも考えています。

遠い未来・・・

お稽古をされている生徒さん達が、自己投資としての教養を身に着ける為に通われるのでなく、この教室を活用しつつ外国人観光客向けの体験プログラムの担い手となったり、国内外の宴会等で呈茶を披露したり、何歳になっても活躍していられるような働き方の場を広げられるよう、ビジネスに繋がる道の開拓にも精進しております。
これら一連の流れが地域の活性化、文化を通じて観光産業や飲食の発展に繋がると信じてやみません。

まだまだ茶人としては未熟な私かもしれませんが、「日本文化の総合芸術である茶道」を出来る限り分かりやすく、楽しく、知りうる限りのことを伝え、商店街にある”おもしろい茶室”を発信することに努めます。
資金の使い道・実施スケジュール

応援して頂いた費用は
・茶室の建設費の一部
・返礼品
・CAMPFIRE手数料
に使用させて頂きます。

9月の様子:駐車場だった場所に、新築5階建てのビルが建ちつつあります。
茶室の設計には、愛知県出身の「岩崎建築研究室」岩崎泰さんにお願いしています。

2022年12月:工事着工の為、各部門のエキスパートが集まって下見

2023年1月6日:茶室の模型が出来上がりました。

いよいよ工事の着工の契約をし、スケジュールも打ち合わせ始めています。

1月19日:内装工事が始まって2日ほど

間取りがかなり現実味を帯びて見えて来ました。

施工は、ジブリパークでもお仕事をしておられる「株式会社三和木」さんにお願いしてております。

2023年2月:下旬に完成し、3月にお披露目が出来ればと思っております。
時を同じくして、リターンの送付を開始します。

3月~2023年12月:リターンの内容によって、スケジュール等相談させて頂きながらお礼をお伝え出来ればと思っております。

<円頓寺商店街 理事 田尾大介さんからのメッセージ>

円頓寺商店街に人と文化をつなぐ新たな活性化の拠点が出来ること、心からうれしく思います。
商店街×茶室という全国でも類のないチャレンジに私自身もワクワクします。
 地域と日本の文化を次世代に継承していく、とても意義のある場であるとともに、ご近所のみならず国内外から多くのお客様を惹きつける場になることを期待しています。
 近い将来には、古き良きと新しいが融合する商店街の代名詞となること間違いなしです。
ひとりでも多くのみなさまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


これからの活動は、活動報告を通じてお知らせいたします。
今後がなんとなく気になる、あるいは興味をお持ちいただけた方は、こちらから詳細をご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました!













名古屋の昔話、風習、郷土自慢

懐かしみつつ話して下さった名古屋の大先輩方の笑顔が目の奥に焼き付いて離れません

でも、だんだんと皆さんが往生の素懐を遂げられ 、直接恩返しが出来なくなっている今
”御恩を送る(Pay it Forward)” ことで、これまで知恵を授けて下さった方々に、支えて下さった方々に、いつか極楽浄土でお会いした際に労ってもらえるよう、防災、防犯だけでなく、文化でも生涯をかけて地域に貢献をしたいとも思っています。


末永く名古屋の為に、お役に立てればと思っておりますので、応援のほどどうぞお願いいたします。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/12/06 11:31

    大変ご無沙汰しております。いよいよ、年の瀬押し迫ってまいりました。タイトルの襖絵、4月3日~小川信治さんがずっと商店街でライブアートを続けて下さりついに、ついに、完成しました!!!アクリル絵の具で水墨画のように描かれたこの作品「お茶は世界で繋がっている」様子をかかれています。信治さんは山口県出...

  • 2023/03/25 15:22

    皆さんへのお礼のお手紙の封筒選びをしました。選びきれなくて、4種類の封筒がランダムで届くようにしました。何色が届くか、楽しみにしていて下さい!お手紙の紙も選んで・・・厚みのあるものの箱を選んだりもしております。※お礼のお手紙のないリターンを選択して下さっている皆様!!!【その7.薄茶一服+老舗...

  • 2023/03/17 00:10

    昨晩まで約50日間クラウドファンディングにお付き合いいただき、想像以上のご支援、多くの励ましのメッセージをいただき、ありがとうございました!お陰様で大達成となり、3月10日には茶室が完成、13日には初のお稽古が出来ました。また、通りがかりの方にも茶の湯の一端を楽しんでいただけるような「一汁一菜...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください