はじめまして松藤と申します。

 

私は、公立小学校に勤務後、モンテッソーリ小学校の教員を経て

現在は休日に「たんQ教室」を運営しています。

後で詳しく述べますが、今までの経験から、子どもにとって本当に必要な教育を届けたいと思い「たんQ教室」をはじめました。


この「たんQ教室」では、主に小学生を対象に、実際にモンテッソーリ教育で使われている教具をはじめとした算数教具を使って、数の概念や計算の仕組みを学ぶ学習を行なっています。

つまり、算数的体験を通して一生役立つ算数のセンス、数のイメージ力を育てる教育を提供しています。


一人ひとりの子が、それぞれのペース、それぞれのやり方で取り組めるように一斉指導はしません。

学年で学ぶ内容を制限したり、テストで他者と競わせたりすることもありません。

教具が先生なので、大人が一方的に知識を教え込むこともありません。

ただ純粋に教具に触れ合いながら、算数の楽しさを体感し、主体的に学習していく教室です。


早いうちから算数の楽しさを感じ、算数のセンスを磨いていくことは、その後に出会う算数教育への抵抗感を減らしたり、つまずきを予防したりするだけではなく、算数への興味関心を広げ、主体的に算数に関わっていく習慣を育んでいきます。

 

そんな体験ベースの学びこそが、変化の激しいこれからの時代を生きる子どもたちに必要だと確信し、教室運営をしています。



ここで、そもそもなぜ私が休日に「たんQ教室」を開いたのかについてお話しさせてください。


そこには、私が教育現場で出会った社会課題とたんQ教室へのこだわりの源が詰まっています。

最後までお付き合いいただけたら幸いです。


【公立小学校教員として痛感した日本の社会課題】

私は、大学卒業後、正規の公立小学校の教員として勤務することになりました。

そこで目の当たりにしたのは、

「もっと学びたいという気持ちがあるのに、学びを制限され物足りなさを募らせる子どもたちの姿」

「授業のペースについて行けずに、学習に取り残されていってしまう子どもたちの姿」

「他者と競わされ、テストでいい点数をとること自体が目的になり、算数そのものを楽しめない子どもたちの姿」

でした。

「苦しい・・・」そんな叫び声が、子どもたちの苦悶に満ちた表情から痛いくらいに伝わってくる毎日でした。


なんかおかしい!と思いながらも組織の一員である教員として何もできずにただひたすら無力感に悩む日々・・・。

 

「本来、学びは楽しいものであるはずなのに・・・」

「本来、子どもはもっと生き生きとしているはずなのに・・・」

 

そんな思いを抱えながら、私は「子どもたちにとって本当にいい教育とは何か」「この子どもが苦しむ現状を解決する方法はないか」を模索して公立小学校を飛び出し、教具による教育法を軸とした私立モンテッソーリ校の小学部に勤務することにしました。

 

【モンテッソーリ校で出会った学びの本質「学ぶって楽しい!」】

そこで目にしたのは

 

「教具に夢中になりながら、自分のペースで学んでいく子どもたちの姿」

「テストの点数のためではなく、探究すること自体を楽しむ子どもたちの姿」

「純粋に自分の知的欲求を満たすために学ぶ子どもたちの姿」

 

でした。

 

これこそが本来の「学びの姿だ」「子どもたちの自然な姿だ」そう確信した私は、子どもたちを学びの世界へと誘う素晴らしい教具や、探究的に学べる柔軟な学習環境の魅力に取りつかれ、「より多くの子どもたちに届けたい!」と思うようになりました。

そんな思いから生まれたのが「たんQ教室」です。

 

たんQ教室ホームページ↓

https://tanqkyoushitsu.com/

たんQ教室インスタグラム ↓

https://www.instagram.com/tanqkyoushitsu/

 

 

私が、このクラウドファンディングで実現したいことは

多彩な算数教具を取り揃えた「算数教室」を本格的に開校し、より多くの子どもたちにこの算数教育を提供することです。(現状は、週に1回2枠だけレンタルスペースでの教室運営になっています。)


また、たんQ教室の本格的な開校を通して実現したいことは

・より多くの子どもたちに、心から学ぶ楽しさを感じられる場をつくりたい。

・自分のペースでじっくり学ぶことができる場を提供したい。

・学年の内容を超えて、一生活かせる力を育める環境を提供したい。

・学校や塾とは少し違う、子どもたちがリビングのように安心して過ごせる学びの場を創造したい。

の4つです。



先ほどもお話したように、たんQ教室は現在、週に1回しか開催できていません。

その都合上、利用者様には毎回予約をとってもらうという利用者様に負担の多い運営形態となってしまっています。

それにも関わらず、現状たくさんの子どもたちが来てくれていて、お陰様で教室は毎回ほぼ満員です!

本当に嬉しい限りです!

 

そして教室を運営している中で、

保護者の皆様から

「たんQ教室のように体験的に学べる環境は他にはない」

「平日も教室を開いて定期的に通えるようにしてほしい」

「もっとみんなが受けられる形にしてほしい」

という非常にありがたいお言葉をいただけるようになりました。

 

また私自身も、子どもたちが

 ・笑顔で、探究的に学ぶ姿

 ・学年の内容を超えて、どんどん力を伸ばしていく姿

 ・楽しい!と夢中になって学ぶ姿

 ・勉強に自信をつけていく姿

を目の当たりにしました。

 

『この教育の場(選択肢)は、絶対に必要だ』

『このまま潰してはいけない』

そんな思いから、私は「たんQ教室」を週1回ごとの予約制レッスンではなく、物件を契約して本格的に開校する(多くの子が定期的に通える入会制度の教室にする)ということを決心しました。

しかし、本格的に開校するとなると、物件の契約費用、内装設備費、人件費、オペレーションシステムなどが必要になってきます。


そこで、今回クラウドファンディングという形で多くの方々に「たんQ教室」で提供している教育を知ってもらうと共に、願わくばご支援いただければと思い本プロジェクトを立ち上げました。

背中を押していただけたら幸いです。


たんQ教室 外観




【2021年10月:友人のお子さんに教具による算数指導を提供】

たんQ教室の第一歩は、私の友人のお子さんに教具による算数指導を提供したことから始まりました。

小さな小さな一歩でしたが私にとって大きな原動力となりました。


その友人のお子さんは、学校での算数学習についていくことができず、学校に通うこと自体に不安を感じるようになっていました。

「なんとか算数の魅力を伝えて欲しい!」そんな友人の切なる願いに応えるように、私は教具をもって友人宅に向かいました。


最初は不安そうな表情をしていましたが、「どうしてそんなに算数に抵抗があるのだろう」と疑問になるくらい、夢中になって取り組む姿を見ることができました。

ほんの1時間弱程の時間でしたが、そのお子さんの算数への理解が深まるとともに、算数への興味関心が広がっていくのを肌で感じることができました。

より一層「これは多くの子どもたちに届けていく必要がある!」と感じた瞬間でした。


【2021年11月:レンタルスペース運営者さんとの出会い】

「多くの子に提供したい」と思う気持ちが育っていく反面、正直「お金も時間もない・・・現実的には厳しいな・・・」という諦めの気持ちもありました。

そんな時に、運命的な出会いをすることになります。

知人が「近くのレンタルスペースのオーナーさんが、”子ども向けの教室”を開いてくれる人を探していたよ」と教えてくれたのです。

「レンタルスペースならできるかも!」と感じた私は、すぐにレンタルスペースのオーナーさんと連絡をとりました。

とても気さくで人柄の良いオーナーさんで、週一回2時間という契約で場所を提供してもらえることになりました。


【教室開校に向けて準備】

場所は確保できたものの、子どものニーズに応えられるだけの教具がない・・・。

教室のロゴも看板もない・・・。

教室を知ってもらうためのチラシやホームページもない・・・。

など、ないないづくしの毎日でした。


しかし、「ここまで来て諦めるわけにはいけない!」「なんとしてもこの教育を届けたい!」という気持ちが強く、たくさんの方々の協力を得ながらなんとか最低限の準備を終えることができました。

本当に力を貸してくれたみなさんには「感謝」の一言しかありません!


【2022年1月:たんQ教室(教具で学べる算数教室)をスタート】

2022年1月、新しい年の幕開けと共に、ついに「たんQ教室」をスタートすることができました。

週一回1枠の小さな小さな教室です。

もちろん今までに、教室を開いた経験はありません。

当初は、「本当に通ってくれる子はいるのだろうか?」と不安ばかりでした。


【初めてのレッスン、初めての生徒】

そんな不安を拭い去ってくれるように、初回から1人のお子さんがレッスンを受けに来てくれました。

初めての場にも関わらずとっても熱心に取り組んでくれました。

親御さんにも「継続的に通いたい」と喜んでもらえ、安堵の気持ちと共に、勇気を出して一歩踏み出してよかった!と思えた瞬間でした。


【まさかの満席に!】

その後はというと、回数を重ねるごとにどんどん通ってくれるお子さんが増えてきました。

ありがたいことに、最初に設定していた枠もすぐに満席になるようになり、開催枠も1枠から2枠に増やし、5歳以上のお子さんから通えるコースも新設する運びになりました。

保護者様からいただいた声からキャンセル待ち機能も追加しました。


このようなありがたい現状から

「やっぱりこの教育を必要としている子どもは多くいる」

「もっと多くの子どもたちを受け入れられる体制を整えなければいけない」

と確信できました。


【現状とこれからのたんQ教室】

正直、今はまだ通ってくれる子どものためにやってあげたいことの10分の1も叶えられていません。

つまり、たんQ教室はまだまだ序章も序章なのです。

そこで、子どもたちにより良い教育を届けてあげられるように、2023年4月からたんQ教室をもっと進化させていくことを決意しました!


何よりも、子どもたちがリラックスして思い切り学べるような環境にしたいと考えています。

教室に木の温もりを感じられるようにしたり、思う存分に教具を広げて学習できるように床にカーペットを敷いたりしたいと思っています。

子どもたちの無限に広がる興味関心に応えられるように教具もより一層充実させていきます。


「算数っておもしろい!」

「こんな難しい問題も解けちゃった!」

という子どもたちの嬉しそうな声や

 

「子どもがたんQ教室に行くのを毎回楽しみにしている」

「我が子がこんなに意欲的に学ぶなんてびっくり」

などの保護者様からの喜びの声に勇気をもらい、教室運営に全勢力を注ぐぞ!という決意をすることができました。

今までレッスンに参加してくれた皆様には感謝の思いでいっぱいです。

 

もし、たんQ教室の理念や活動に共感していただき、「悩む子どもを減らしたい!」「子どもに学びの楽しさを届けたい」「子どもたちの探究心を育ててあげたい」という方がいましたら、応援していただけたら大変ありがたいです。

一緒に新しい教育のうねりをつくっていきましょう!

みなさんの思いを子どもたちに届けられるように全力を尽くします。

 

集まった資金は

▶︎物件取得費

▶︎内装工事費

▶︎教材教具費

▶︎オペレーションシステム導入費

など教室を立ち上げる際に必要となる費用の一部として使わせていただきます。

 

1月下旬 :クラウドファンディング開始

2月下旬:クラウドファンディング終了

3月:内装工事、システム整備

4月:たんQ教室本格的に始動 → 子どもたちの学びに還元


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。

目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

 

①心を込めたお礼のメールを贈らせていただきます。

②本プロジェクトの活動報告書を、PDF形式にてお送りします。

③本活動におけるオンライン報告会にご招待。(参加は任意です)

④ホームページにサポーターとしてお名前や企業名を掲載(希望者のみ)※掲載期間は1年間です。

⑤教室内にお名前や企業名を掲載(希望者のみ)※掲載期間は1年間です。

 

最後までお読みいただき本当にありがとうございます。

算数が苦手で・・・

安心して通える場所がなくて・・・

学校の勉強では物足りなくて・・・

などなど

多くの勉強に不安や苦しみ、物足りなさを感じている子どもたちのために、たんQ教室の存在が少しでも力になれたら幸いです。

本格的に始動していくために不安はまだまだ大きいですが、暗記や訓練的な手法が主流になっている日本の教育に一石を投じ、多くのお子さんの力になれたらと思っています。


お力をお貸しいただけると幸いです。

「たんQ教室」松藤一気

  • 2023/02/27 07:00

    初めてのクラウドファンディングも昨日無事に終了いたしました。結果はなんと目標金額の200%達成!!!感謝の思いでいっぱいです!前にもお伝えしましたが、金額はもちろんのこと、皆様から頂いた温かい気持ちや、励ましのメッセージにたくさんの勇気をもらいました。このみなさまから頂いた想いを活力に変え、子...

  • 2023/02/23 06:21

    約1ヶ月前からチャレンジしているクラウドファンディングも終了まで残すところ3日となりました!お陰様で今のところ174%達成という当初は考えてもいなかった数字に!!!数字はもちろん、「たんQ教室の理念」を知ってもらえたこと、たくさんの応援の声を頂けたことが本当に嬉しいです!皆さんのお陰で、残り3...

  • 2023/02/16 07:00

    クラウドファンディング終了まであと10日となりました。たんQ教室も、体験会の開催、保護者説明会&入会手続きの準備、教材教具のブラッシュアップ、教室のリフォーム計画と大忙しの毎日ですが、皆さんの温かい励ましのおかげで日々頑張ることができています。そして、なんといっても無謀とも思われたネク...

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