【はじめに】

外国人観光客受け入れ緩和が進む中、今回、私どもアラウンド・イノベーションでは、2021年3月に取得した特許を利用した「自国語同士で会話をする」ことを目的としたスマホアプリ(ボーダーレストークⓇ/borderless talkⓇ)の開発を進めています。

皆さまご存知の通り、現在、通訳や翻訳をテーマに多くの企業・機関が研究しています。今後はAI等の新しい技術を利用して、より高度な同時通訳機能へ進化しつつあります。一方、私たちには使いにくい一面がありました。

 具体的には、従来の自動翻訳は、双方の言語を事前に設定する必要があり、相手が何語を話すか知らないと利用できないことです。

 今回開発を進めているスマホアプリの最大のアピールポイントは、相手が何語を話すか分からなくても、お互いの自国語の音声で翻訳する機能特許で取得したことです。

 自動翻訳を利用する前に、目の前の人に「何語を話しますか?」と相手に伝わる言葉で確認するという難しいハードルをクリアすることが、言葉の壁を取り払う事になり、グローバル化の加速をすることに貢献できると考えます。


【実現したい事】

 初回開発では、日本国内在留外国人280万人中の240万人が使用している公用語に対応することを目標としています。これより、在留外国人の85%を超える人々と会話することが容易にすることになります。また、2022年で日本国内の普及率94%といわれるスマホで利用できるアプリの形式を取ることで、スマホユーザが平等かつ安価に利用できます。

このスマホアプリが普及すると、お互いの言語や文化、宗教、習慣を尊重し理解しながら共生していくことが出来るようになるはずです。

 コミュニケーションを容易に取れることで、それぞれの国の個人と個人が歩み寄り、国と国の友好関係を築けます。また、お互いが理解できるようになれば、SDGsなどの世界レベルの社会課題を解決し、経済を活性化することに繋げることも可能と考えます。


【サービスの概要】

・スマートフォン用自動翻訳アプリiPhone、Android

・利用者にやさしいインタフェース

相手が何語を話すか分からなくても音声で自動設定

・個人情報を守るために、クラウド上へ会話内容を残さない設定を採用

コイン(仮称)購入による有料サービス


【スマホアプリ画面イメージ】 

初期設定=この例では自国語=英語に設定

「このあたりに郵便局はありますか」と話しかける

自動的に日本語(音声)を英語に翻訳し、英語(音声)と英語(文字)で伝える


【プロジェクトをやろうと思った理由】

 今回のプロジェクトが実現すれば、ストレスを感じることが無くグローバルコミュニケーションを取ることが可能となります。これより、個々の活動を進めることが出来るようになり、今までより何倍も視野や選択肢が広がります。有意義でイキイキとした時間を共有することが出来ると感じることができると思います。このスマホアプリの社会的影響を考えると、実現して皆さまのお役に立てるようなものを提供したいと思いました。


【本プロジェクトに至るこれまでの活動】

 特許取得までの間、コロナ禍の中、2020年3月~5月のマスク欠品中の時期に、手作りマスクの販売を始めましたが、全国の方々にマスクを作っていただいた方がより早くマスクを普及させることが出来ると考え、ダブルガーゼ生地の販売を行い、結果としてガーゼ生地を約4km(マスク換算64,000枚)販売しました。

 開発費用は、起業時の特許取得等の知財管理とスマホアプリ開発を含め1000万円程度掛かっています。他の大手企業・機関の通訳アプリの開発規模は数億円~数兆円と高額である中、私たちは限られた予算で、スマホ(iPhone/Android)を持っている方向けに、誰でも利用しやすい身近なアプリを作るよう心掛けました。


【発案のきっかけ】

私がよく利用するコンビニでは、最近カタカナの名札をしている人が増えてきました。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、外国の方のようです。

店内で商品について聞きたいことがあっても「言葉の壁」が立ちはだかって、声がかけられません。

そもそもグローバル化が進んでも、「私が海外に行かなければ言葉に不自由なことがあるはずはない」と想定しておりましたが、これではまるで海外のコンビニに買い物に行ったのと同じことだと気づきました。それも、近くのコンビニでこのような状況は何カ所もあるのです。もう、「言葉の壁問題」は避けられないのです。

そこで、通訳アプリをダウンロードをして使ってみようとしましたが、見ず知らずの店員さんに「コミュニケーションは、何語がよいですか?」と何語で話しかければよいのでしょうか。その言語の設定を終えないと、コンビニの商品について質問ができないのです。

こういった状況を解決するために、私の特許の出番となります。


【特許取得へ】

特許を何とか、分厚い資料に起こし出願できたものの、一般的に出願から権利取得に2年半、この時点で費用は数十万でした。ちょうど新型コロナという名前が世に出始めた2019年年末のことでした。

さて、特許庁は、新型コロナの時期と重なり、勤務体制などからも制限される中ご多忙とのことで、なかなか審査の順番が回ってこないのではないかとの情報もあり、早期審査費用を追加してお早めに審査の請求をお願いすることとしました。とりあえず待つだけのはずでした。

ところが、なかなか聞かない「拒絶査定」。特許を申請しても特許にならないと拒絶の書面がとどきました。この時点で、手続きの費用は既に50万円を超えておりました。

冷静な判断では、50万円は拒絶されたことによりゼロリセットとなったと客観視できます。あまりのショックでしばらくの間放心状態となりました。あきらめるしかないと考えていたころ、担当頂いた弁理士の方から、「拒絶査定不服審判請求」をしてはどうかと提案がありました。

実は、この特許を出すためには相当な時間を要すると考えた私は時間の確保のために、今までの収入のある仕事を辞め個人事業を立ちあげ、出願するための集中する時間を確保していました。そのため「拒絶査定不服審査請求」で掛かる費用70万の捻出に悩みました。そして資料の準備もしなければ・・・。

しかし、あきらめかけていた私の気持ちとは裏腹に、いつの日か申請までにご相談にのっていただいた方々の意識が結集して「不服審判請求を、やりましょう!」と答えていました。そのときから、私の意志だけではない何かの強い力を感じながら、世の中に羽ばたこうとするこのプロジェクトの存在を意識するようになりました。

そして、待ちに待った特許庁からの連絡が入りました。

「審決、本願の発明は、特許すべきものとする・・・・。」ついに、特許取得できたのです。

【特許取得が終わりではなかった】

特許が取れれば、どちらかの企業とロイヤリティ契約をして役立てていただこうと当初は考えていました。

では、アピールはどうすればよいのか。営業ド素人の私は、漠然と作っていただけそうな企業様におそるおそるメールを送りましたが、ほどんどは無視。数通はお断り。

そのあと、特許取得後のサポートしている方からのアドバイスで、企業へのアピールの仕方を教えていただきましたが、そちらも企業様より「開発のリソースが無い」「当社では開発の予定がない」等、ご丁寧なお断りをいただきました。

どこも、この特許で商品開発へ踏み出していただけるところはないと悟りました。

「こんなに便利で、すぐに自国語に訳してくれるシステムなのに・・。」

「仕方がない、自分が作るしかない!!」


【開発への道のり】

私の開発への知識は皆無ですから、まず開発できるパートナーを探さないといけません。この情報化社会を駆使して開発グループの数千社の集まりを見つけましたが、その管理をされている方から、「残念ですが、その開発は難しそうですね。」と返事をいただきました。それでもあきらめきれず、別の開発グループに募集をかけたところ、数社の方からお声掛け頂きました。

その数社の方々と打ち合わせを続け、気持ちをお伝えし、共感頂いたその中の一社の方々をパートナーとして開発が進むことになりました。


【資金の調達】

さて、開発には「人・物・金」が必要ですが、特許の出願でかなりの時間と費用がかさみ、予算もかなり上回ってしまいました。やっとここまでたどり着けたのに、あきらめない方法はないかと考えました。開発には百万や二百万ではありません。数百万という予算が必要でした。思い起こせば、当初からの費用の合計は一千万近くが必要だったのです。

明らかに足りません。まず補助金や助成金を調べましたが、調べても調べてもあてはまるものは無く、創業者をサポートするための補助金や助成金は特許審査でやり取りする間に創業の期間は終えており、考える余地はありませんでした。企業の補助金は、法人やNPO向け、知的財産関係のものは、大学や研究機関向けであり、個人事業では相手にされませんでした。この時には、「この商品を作れば、みんなが便利になるはず」という開発者を含め関わった皆さんの思いが加わり、さらに強い思いとなっていました。

結果的に金融機関で融資をお願いすることにしました。


【金融機関への融資依頼】

当たり前ですが、「事業計画を見せてください」とのこと。

資料作りは、有料で作っていただける業者はたくさんありますが、今後を考えると自力で何とかならないかと考えましたが、偶然、無料で相談に乗っていただける国のサービス機関を見つけました。

そして、何度も助言をいただき資料を手直ししながら、50ページを超える資料が完成しました。

金融機関に持参しました。全額は無理とのことですが、開発費用と広告宣伝の一部の融資を受けることに成功しました。国のサービス機関の方は、「貸さないのも本人のため」という納得の一言がありました。返済する時を考えると一円でも安い方がお互いのためなのです。


【スタート】

結局、十分な資金がある状況ではありませんが、スタートすることができました。この特許を利用して、言葉の壁が取り払われた世界を思い描くことも夢ではなくなりました。あと一歩まで来ています。このプロジェクトを、たくさんの方の思いをのせて成功させ、さらに良いアプリの開発・提供につなげたいと思います。


【資金の使い道】

今回開発する自動翻訳スマホアプリのプロジェクトを維持するための広告宣伝および運用費用

(内訳)

自動翻訳スマホアプリの 運用費(サーバレンタル費、翻訳エンジンSaaS利用料、スマホアプリ保守費 等)、自動翻訳スマホアプリの広告宣伝費用、自動翻訳スマホアプリの開発費用、Campfire手数料 等


【リターンについて】

お礼状に加え、ボーダーレストークⓇがお得にご利用できるクーポンコードオリジナルロゴ入りTシャツオリジナルロゴ入りトートバッグ等のノベルティグッズ、ネイティブスピーカーによる英会話レッスン弊社HPへのお名前掲載等を予定しております。


【実施スケジュール】

2月~6月 開発中

7月 スマホアプリ提供開始予定

※開発の進捗状況によりやむを得ず変更することがあります。


【最後に】

世界中の人々と、ボーダーレスにコミュニケーションを取れる世の中に貢献させていただくために、ご支援をお願いいたします。

つたない文章を最後まで読み進めていただき、大変感謝しております。この、たくさんの方の思いにご賛同頂ける方はぜひご協力をお願いいたします。そして、ご協力いただいた方々の思いも加えてご一緒に成功させたいと願っています。


*尚、文章中の曖昧な固有名詞や、金額は、関係者のご迷惑にならない程度の発言を考慮いたしました。ご了承願います。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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