はじめに

1995年1月17日に阪神淡路大震災が発生してから、2023年で28年の月日が経ちます。

震災で亡くなられた方々への鎮魂・追悼、また震災から得た防災、減災の教訓を未来の世代に伝えていくための場所を、被災地の神戸のみならず東京でも残し続けたいと願っております。皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。

2019年より神戸だけでなく東京でも「阪神淡路大震災1.17のつどい」を開催しておりましたが、ここ数年はコロナウイルス感染拡大を防ぐためにオフラインでの開催は見送り、オンラインでの開催をしておりました。2023年1月17日はコロナ禍が終息していると信じ、オフライン形式の開催を再度実現したいと思っております。

支援募集先であるNPO法人阪神淡路大震災1.17希望の灯り(HANDS)は阪神淡路大震災1.17のつどい実行委員会の事務局、1.17のつどいの企画運営、竹灯籠・紙灯籠の運営を担当しております。
http://117kibounoakari.jp/


「阪神淡路大震災1.17のつどい」開催目的:

1995年1月17日 午前5時46分。

阪神淡路大震災が発生し、私たちの大切なものを数多く奪っていきました。あの震災から、2023年で28年を迎えようとしています。

震災でお亡くなりになられた方を追悼するとともに、震災から学んだ「きずな・支えあう心」・「防災・減災の大切さ」・「地震だけでなく様々な災害に対する備え」を次世代へ語り継いでいくため、2023年1月17日(火)に「阪神淡路大震災1.17のつどい」を神戸のみならず、東京でも同時開催し「つどいの輪」を広げていきたいと考えております。


解決したい社会課題

「阪神淡路大震災1.17のつどい」の東京開催を企画している下村祐貴子と申します。


私自身も阪神淡路大震災の経験者の一人です。兵庫県芦屋市の自宅で激しい揺れに襲われた時を今でも覚えています。地震の恐ろしさ、変わり果てた大好きな街の光景、、、今でも思い出すだけで胸が締め付けられます。


あの日私たちの前には生きる道もそうじゃない道も等しくあったのかと思います。私には生きる道が続き、それが偶然にも私自身の誕生日の翌日であることにいつも何かを感じていました。誕生日をお祝いしてくださるメッセージを読んだ翌日、6000人以上の身近な方々の死を思う機会があることを考えると、やはり私は生きているうちは伝え続けなければと思っています。電車が分断されていたとき通学路の途中住吉から御影まで歩く道すがらたくさんのお花が供えられていた風景はいまだに鮮明です。


ただ、月日が流れると共に、人々の中で記憶が薄れてしまうのも事実です。また、被災地から離れた東京だと震災経験者が周囲に少ないため想いを共有するきっかけもなく、もどかしい想いを抱えておりました。「東京でこそ、追悼の場が必要」、「震災を経験していない方も含めて多くの方に震災を語り合い、防災への意識を高めて欲しい」。そんな強い想いから「阪神淡路大震災1.17のつどい」を2019年より神戸だけでなく東京でも同時開催しておりましたが、コロナ禍の影響でここ数年はオンライン開催となっておりました。


過去の会では、神戸で震災を経験した人やその子どもたち、その後の自然災害などで被災された人、被災地発生当時に現地を取材した報道関係者、開催を知った関東在住の方など、世代や立場を超えて多くの人が集まり、犠牲者の方々に黙祷を捧げました。また、会を通して、災害の教訓を未来の世代へ継承する重要性を再認識し、震災だけでなく様々な災害に対する防災・減災の意識を高めるきっかけになっておりました。


震災発生から28年目を迎える2023年1月17日、あと2年で30年です。
コロナ禍も終息していることを信じて、再度東京での「阪神淡路大震災1.17のつどい」開催にご協力をいただきたく、皆様に支援を募らせていただきます。

皆様と一緒にキャンドルを灯せ、語り会える日がまたきますように。それがまもなくやってくるであろう首都直下型地震への備えとしても、阪神淡路大震災を経験した私たちへの生涯の責務だと思っています。


皆様の温かいご支援よろしくお願いします。


応援メッセージ

希望の灯り代表 藤本真一

全国各地で自然災害が発生し、特に首都直下型地震や東南海沖地震の発生が間近とされている今、27年前の阪神淡路大震災という『失敗の経験』を出来る限り多くの方々に伝え、災害への備えと変えていくためには 東京という日本の中心で語らいの場を作ることの重要性を感じていました。 神戸から遠く離れた場所で、果たして人は集ってくれるのか?? 2019年、手探り状態ではありましたが日比谷公園にて呼びかけたところ、約300人の方にお越しいただき、共に黙祷、語り合いを行うことができました。 2020年は代々木公園に場所を移し、もっと沢山の方々と一緒に作り上げていこうとした矢先に新型コロナウイルス感染拡大によりこの二年間は開催できず、足踏み状態が続いています。 東京での語らいの場を、来年こそは復活させ、震災経験者はもちろん、震災を直接的に経験していない人たちも一緒になって震災・災害に対して想いを馳せる場所を作りたいと考えております。 皆さまからの温かいご支援を何卒よろしくお願い致します。


「1.17希望の架け橋」代表希望の灯り藤原祐弥

「1.17希望の架け橋」代表の藤原祐弥と申します。 この「1.17希望の架け橋」という団体は、阪神・淡路大震災を経験していない世代が語り継いでいくという団体です。 もちろん、私は20歳で阪神・淡路大震災を経験していません。 メンバーの中には東京都在住の方が2名参加してくれています。 神戸だけでなく、全国各地でこういった意思を持った方がたくさんいます。 新型コロナウィルスの影響で上手く活動は出来ていませんが、これを機にどんどん活動の幅を広げていきたいと思っています。 皆さまの温かいご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。


阪神・淡路大震災被災者/1.17 東京の集いサポーター 岡本さやかさん

私は16歳の時に神戸市兵庫区で被災しました。幸い家族全員無事でしたが、同級生や幼い頃からよくしてくださっていた方々が亡くなりました。陥没した道路や潰れた家、黒煙を見て、自然災害の恐ろしさ、命あることのありがたさを感じながら、避難所の小学校で数日間過ごしました。私が住んでいた地域はライフラインの復旧に時間がかかっていたため、当たり前が当たり前でないことも痛感しました。

阪神淡路大震災の目に見える形での爪痕は復興と共に少なくなります。しかしながら、あの時感じた怖さや虚しさ、命の儚さは今でも強く心に残っています。過去の災害を通して学び、次につなげるために語り継ぐことは大切なことだと思います。風化させないために想いを共有する場所・時間はその学んだことを文化として定着させるためのものとなると信じています。

自然災害大国の日本。震災を経験した人も、そうでない人も、亡くなられた方に想いを馳せ、防災を意識するきっかけとして1.17の集いを東京で開催できればと思っております。


阪神・淡路大震災被災者/1.17 東京の集いサポーター 京町(みやこ)さん

1995年1月16日➰私は出産のために東京から神戸市兵庫区の実家を目指しました。翌日、花隈にある産婦人科で母親学級があったからです。池袋で急なお腹の痛みに耐えきれず産婦人科に電話したところ助産婦さんの都合で一週間延びたとのこと、私は新幹線には乗らずに引き返しました。翌日実家は店も工場も全壊。生き残りました。

東京で震災を伝えると「まだ阪神・淡路大震災?」と言われます。私は俳優として芝居や歌、そして防災士としての講演を通じて「あの日」からの人々の日々を伝えていきたいと思います。

あの後、神戸で生まれた息子はまもなく27歳になります。灯りの前で10年間フルートを吹き続け今は看護師となり二年前からはコロナ病棟にいます。毎年通った117の皆様に優しさを育てていただいたと思っております。「まだ阪神・淡路大震災?」と言われながら伝えて行きます!


資金の使い道

皆さまからのご支援は、震災から28年を迎える「阪神淡路大震災1.17のつどい」東京開催において主に経費として活用させていただきます。またキャンドルは東京イベントの際にお渡しし一緒に灯すこともできますし、遠方の方は家で灯していただくこともできます。もし郵送をご希望の場合は、備考欄にその旨記載をお願いいたします。

なお東京イベントについては、都内の公園にて行う予定です。過去2回の東京イベントにおいては、朝5時46分の黙祷にいらしていただくのは難しいので過去2回は日比谷・代々木公園にて17時46分に黙祷をしておりました。


実施スケジュール

・2022年3月11日プロジェクト開始

・2022年5月7日プロジェクト終了

・2023年1月 リターン発送

・2023年1月17日 「阪神淡路大震災1.17のつどい」東京イベント開催

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


チーム/団体/自己紹介・活動実績など

希望の灯り東京事務局 下村祐貴子

1980年兵庫県芦屋市生まれ。神戸大学卒。2002年に神戸に本社があるP&Gに入社。その後2016年にFacebook (現Meta)に入社し、広報統括およびダイバーシティリード。希望の灯りや全国各地のコミュニティとのデジタルによる震災復興コミュニティプロジェクトなどを共同で展開し、2019年からの1.17 希望の灯り東京開催に携わる。


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