インスタグラムで1.5万人のメディアを運営している、キャンプインスタグラマーのとつきゃんと申します。



この度、お店を始めることになり

当プロジェクトを開きました。


2014年11月、

兵庫県の猪名川町というのどかな場所に


“SUKIMA@zakka”


という小さなお店が誕生しました。


お店を立ち上げた安岡さんは、

3人の子どもを持つお母さん。

元から「雑貨屋さんを開きたい!」という夢が

あったわけでは無く、

所ジョージさんの世田谷ベースのような秘密基地

が欲しいと考えていた程度でしたが、

色々なタイミング重なり

SUKIMA@zakkaをオープン。



ただ、

安岡さんはこれまで看護師として働いてきたので、

店舗経営のノウハウはゼロ…。

全てを自分の力で解決しないといけない重圧に

負けそうになることも。


そんな右も左もわからない状態で試行錯誤しながら

お店をスタートしました。




約40年前に数十メートル離れた場所から

運ばれてきたこの倉庫。


農機具倉庫として使われていたこの物件を

少しずつ、自分の手で改装していきました。



家事や育児の合間を縫って

壁を塗り、仕切りを壊し・・・


来た人がホッとするような居心地のいい空間を

作り上げていきました。




主役である雑貨たちは手に取りやすく、

使いやすい。

そしてちょっとキュンとするようなものを

安岡さん自身が選んで買い付け。


頑張った自分へのご褒美に購入できる商品も置いて、平凡な日常がパッと明るくなるような品揃えを心がけました。


店内にあるレンタルボックスは、

安岡さんと同じく子育てに奮闘しながらも、

ものづくりに勤しむ作家さんの作品でいっぱい。

ハンドメイドならではの暖かさが、

作品を超えて店全体に広がります。




徐々に地元の方を中心に人気を集め、

常連さんの多い店になりました。

時には遠方から遥々来てくださる方も…。



その後、協力してくれる仲間も増え

主婦数名で運営する体制に。





元々周囲にはスーパーやコンビニしか無い地域。


いつしか、

ただの雑貨屋ではなく

地域の人がせわしない日常の”スキマ”に来て、

ホッと一息ついて心の”スキマ”を埋める場所に

なっていました。





しかし、オープンから7年が過ぎた今春、

様々な事情が重なり

お店を存続させることが難しくなりました。



一生懸命育ててきた愛着のあるお店。

それを手放さないといけないと考えると、

さみしさで涙が溢れてきました。





「本当はもっと続けていたい。」

「この空間にいる時間が本当に、楽しかった。」





とにかく、SUKIMA@zakkaが大好きだった。





気持ちの整理がつかないままに、タイムリミットは

どんどんと迫ってきていました。






そんな時、

隣町でキャンプグッズの製造販売や障害者施設の運営をしている株式会社FREE SIDEの社長(お店の常連さん)がお店の状況を知り、


「なんとかこのお店を残すことができないか。」


と、このプロジェクトがスタートしました。



元々就労支援に興味があった僕は、不思議な縁で

株式会社FREE SIDEさんと出会いました。


そして「是非見てほしい素敵なお店がある。」と

社長に紹介されたことがきっかけで、

初めてSUKIMA@zakkaに伺いました。



そこで僕は衝撃を受けました。




”この建物、愛されている…。”





“建物自体が生き生きとしていて、微笑んでいる”



言葉にはできないそんな不思議な感覚を、

生まれて初めて味わったのです。



「このお店はなんだ!」と猛烈に興味が湧き

店主の安岡さんにお話を伺ったところ、

先ほど書いたように


「自分たちの手でコツコツと作ってきた。でも、もう閉めないといけないかもしれない…。」


ということがわかりました。




僕は初めての訪問にして、


”この建物のためにも、地域のためにも、ここに集う人たちのためにも、このお店は絶対に残さないとダメだ”


不思議なことにそんなことを思ったのです。





店前の庭には生き生きとした金柑の木。



建物の柱には生命を感じるツバメの巣。



店内には屋根裏につながる梯子が。

布一枚で仕切られたその境目が冒険心をくすぐります。





”誰が来ても心穏やかになる”


そんなお店を残したい。

そして、もっと多くの人に広めていきたい。

気付けば僕は、

SUKIMA@zakkaを引き継ぐことを決心していました。





私は今年4月まで、

大阪市にある学童の保育長として働いていました。

全国でも珍しい"父母運営"という形で、

学童に通うお父さんお母さんと一緒に

子ども達の居場所を守ってきました。


ちょうど1年前、予算の関係上運営が厳しくなり、

住んでいた家を退去しなければいけなくなりました。



"なんとかして子ども達の居場所を守らないといけない"



そうやって大人達が力を合わせて、

やっとの思いで物件を見つけることができました。



しかしその物件は

築年数もわからないほどの古い建物。


子ども達が安全に、明るく過ごすには

少し難しい状況でした。




それでも「子ども達のためにもやるしかない」と

大人達が腹を括り、

そこからは予算が限られてる中で自分たちの手で

改修に取り掛かりました。

棚を作り、

壁や床を貼り直し、

トゲが手に刺さらないよう丁寧にヤスリがけ、、、



学童にいる子ども、親、指導員、

全員で自分たちの居場所を作り上げました。




完成して初めて子ども達を連れてきた時の

キラキラした表情は今でも忘れられません。


「頑張ってよかった。」


心からそう思いました。


だからこそわかることがあります。


それは、



"建物には命が宿る"



ということ。


前述した通りSUKIMA@zakkaも安岡さんたちが

自分たちの手で作り上げました。

そこにかけた労力と愛情って、

きっと建物が1番知っているんですよね。



もしかしたら僕も、その経験があったからこそ

SUKIMA@zakkaの建物に、人に、

心が動かされたのかもしれません。






また、仕事のかたわらInstagramで毎日

発信を続けていました。

朝にストーリーズで流す"キャンプあるある"では

ほぼ毎日更新し続け、300日を超えました。


「毎朝出勤する前に見るのが日課です」

「これを見ると頑張れます」


地道に続けていたら、

そんな言葉をいただくようになりました。



誰かの人生を幸せにすることはできなくても、

誰かの日常の中に

”ほんの少し”笑顔になる瞬間を作ることができる。



そう思えることが本当に幸せで、発信を続けています。



だからこそ、店舗を持つことで

もっともっとたくさんの笑顔を生みだしたい!

そんな気持ちがあります。


それも、



愛の溢れるお店で。




建物に対して初めて感じた“愛”

素敵なお店だからこそ、

置いてある物(商品)にも“愛”を持ちたい。


そう思っています。


物は作り手がいて、初めて生まれます。

だからこそ、店内に置く物には

「誰がどんな想いを込めて作っているのか」

その裏側を知りたいと思っています。



そのためにオープンまでの期間は全国を飛び回り、

作り手さんに直接会って話を聞く旅に出ます。



「こんな想いでモノづくりをしている人がいるよ」

「この商品をお店に置いてほしい!」


そんな情報があれば、是非教えてください。

飛んで行きます。



資金の使い道については、

もっと心地よい空間にするための建物修繕費と、

“愛”のこもった商品の仕入れに使わせていただきます。


 ●内外装工事費:約350,000円

 ●什器・備品費:約120,000円

 ●商品の仕入れ・輸入費:約500,000円

 ●空調設備費:約220,000円

 ●電気水道工事費:360,000円

 ●広告宣伝費:約150,000円

 ●その他(リターン品、CAMPFIRE手数料)
 ※その他の金額は支援金額により変動


前述の通り、SUKIMA@zakkaの店舗は、古い農機具倉庫を改装した建物です。

今後も雰囲気を残すために大きな工事は入れず、

可能な限り自分の手で修繕していく予定です。


それでも修繕用の資材等、

かなりの金額がかかります。



そして建物と同様に、

これまでSUKIMA@zakkaを愛してくださっているお客様のためにも、取扱商品を全て一斉に入れ替えるつもりはありません。



ただ、お越しいただいたお客様の心の温度を

少し上げられるような、ワクワクする商品を

仕入れていきたいと思っています。


そのためにはどうしても、

まとまった資金が必要です。


皆様のご支援を通して、

これまでSUKIMA@zakkaが繋いできた

優しさの循環を続けることができたら

この上なく嬉しいです。





最後になりますが、僕はSUKIMA@zakkaを

“日本一ワクワクするお店”

にしたいと思っています。

前店主である安岡さんのこだわりを残しつつ、

大好きなキャンプの要素も取り入れる予定です。

お越しくださる皆様をワクワクさせるようなアイデアを考え出すと、夜も眠れません。



たとえば、お店で

キャンプ用品限定のわらしべ長者をしたら

どうなると思いますか?




1本のペグがスノーピークのテントに変わるかもしれない。

はたまたキャンプ場の経営権に変わるかもしれない。

そんなことができるお店があったら、

ワクワクしませんか?

僕は今からニヤニヤが止まりません。




インスタグラムなどで活動するインフルエンサー、うき(@uki_ki_)さん

以前からお互いの存在は知っていましたが、今回とつきゃんさんが猪名川町に来られると聞いてびっくり!

というのも私は猪名川町商工会の依頼を受けて、【いながわおでかけマップ】というマップを作成しているからです。(https://inasanpo.net/odekake/)

猪名川町は大阪や神戸、京都からもアクセスしやすく、自然が豊かでとっても穏やかな場所。

とつきゃんさんがこれから作っていく、新しいSUKIMA@zakkaもきっと、心落ち着く、優しい空間になるんだろうなぁと楽しみでいっぱいです!




オリジナルデザインのアパレルを中心に、

支援者の皆さんがワクワクするようなリターンを

ご用意しました!

シャツやシェラカップ等のオリジナルアイテムは、

一般販売の予定は無く、CAMPFIREのリターン限定デザインです。

詳しくはリターンのページをご覧ください!



4月23日(土)  クラウドファンディング開始

5月1日(日)~ 作り手さんに会う旅  

5月28日(土)  クラウドファンディング終了

7月上旬    リターン品順次発送

7月16日(土)  店舗オープン予定



拙い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。

日々インスタグラムで発信を続けているので、よろしければそちらも覗いてみてください。




<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/05/27 20:00

    昨日、約1ヶ月の旅を終え兵庫に帰ってきました。「絶景だった」旅を終え、この言葉が一番しっくりきます。全部、美しかった。まるで夢の中にいるかのような1ヶ月。この1ヶ月は一生忘れないな。それがわかってしまうような思い出。僕、この旅で、3キロ太りました。え?旅行してたん?いいえ、貧乏旅です。貯金なし...

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    クラウドファンディング終了まであと4日となりました。最後の追い上げとしてたくさんの方に支援・シェアしていただき支援の数が90を超えました。実は、僕が4月まで働いていた学童の子どもたちからも支援をいただいています。「どうする?と聞いたら”私もお金出す!”と子どもが言うので支援しますね」という内容...

  • 2022/05/12 20:39

    たくさんの支援をいただきありがとうございます。今回はクラウドファンディングの支援について僕が思うことを書きたいと思います。「支援」という欄に飛ぶと、支援してくれた方からのメッセージが見れます。そしてそこではメッセージだけでなく、その人が今までにどんな活動の支援をしたかが見れるんですよね。件数が...

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