京都の小さなパン屋、CHIPPRUSON（チップルソン）です

プロジェクトをご覧の皆さま、初めまして。京都で小さなパン屋、CHIPPRUSON（チップルソン）を営む斉藤ちえと申します。天然酵母パンを独学で学び、パン屋をオープンさせてから10年目となりました。素材はもちろん、酵母、作り方にもこだわったパンとお菓子を焼いています。

趣味で始めたパン作り。初めて焼いたパンの感動は、今も忘れることができません。パン屋になろう、と思ったキッカケは、どうしてもパン屋さんの機材を使ってみたかったから… 動機はそれだけでした。

パン職人の修行をすっ飛ばし、いきなり自営業でパン屋になってしまいまして… 無謀な挑戦だったな、と思います。プロの機材を使い毎日焼けば、自分のパンがどんな風に変わるのか、どうしても試してみたかったのです。

いきなりパン屋になって大変なこともありましたが、お客さまのご協力とご支持があり続けてこられました。そして、パンの味は素晴らしく美味しくなったと思います。

著書、京都「CHIPPRUSONの天然酵母パン」は、試行錯誤で実践してきた経験、視点から書かせていただきました。現在、台湾語にも翻訳されており、愛用してくださる皆さまから「パンが美味しく焼けるようになった」と、嬉しいお声を頂戴しております。

建物の老朽化により店舗移転を余儀なくされることに

そんなCHIPPRUSONに大きな転機が訪れたのは、昨年の夏でした。

築100年の建物が、長雨と老朽化で外壁が一気に崩れてしまいました。古い建物だった為、心配していたことが現実に起きてしまいました。大切な機材と酵母を早く出さなきゃと思い、次の日には物件を探し始めました。

そして、二ヶ月後。CHIPPRUSONは、京都市右京区嵯峨野に移転しました。2021年、12月よりパン工房として再開し、現在リニューアルに向けて準備中です。

国産小麦、古代小麦、有機素材を使用した「長期熟成パン」の開発をメインに、自家製ドライフルーツ、ジャム、加工品など、オーソドックスな味から一風変わったアレンジまで幅広くお作りしています。

「長期熟成パン」とは、たくさんの水分を小麦粉にゆっくりと馴染ませ、熟成、発酵させていくことにより、なめらかで口溶けがよく、素晴らしい香りのパンになります。これまでの天然酵母パンのイメージをいい意味で裏切ってくれるようなパンです。

こちらは人気商品のひとつ「長期熟成カンパーニュ」。ルヴァン種、サワー種のほのかな酸味が感じられ、ハードな食感を残しながらも、噛むほどに口の中で溶けていく理想的なパンです。出典：https://www.instagram.com/p/CHpKcZMMQL-/

加水100の長期熟成バゲット。古代小麦（オーガニックスペルト小麦）を35%に北海道産小麦でハード過ぎないように。酵母は、シンプルに小麦と水だけで起こしたルヴァン種を使っています。出典：https://www.instagram.com/p/CZfqdo_PtHA/

一人でも多くの方にパンを届けたい

今回、お一人でも多くの皆さまにパンをお届けしていきたい、と思いこのクラウドファンディングを活用させていただくことに致しました。

また、長年に渡る探求の末、学んできた知識と技術を共有して下さり、共に歩んでいける方とお仕事をしたい、と強く願うようになりました。ご支援下さる資金は、移転の時にかかった費用に充てさせていただき、たくさんの方にご支援いただけた際には、設備投資や人材育成に使わせていただきたい、と考えております。

スケジュール

2022年4月 クラウドファンディング開始

2022年7月 クラウドファンディング終了

2022年5月 リターン発送開始

パン作りの世界がより豊かに発展することを願い、お客さまへ感謝を込めて… とびきり美味しく幸せな気持ちになれるパンやお菓子を作り続けていけますよう、皆さまからのご支援をお待ちしております。

クラウドファンディングへの挑戦を通じて、新たなご縁が繋がっていく場となりましたら幸いです。